ケアラーズジャパン、本格始動

7月よりプレ放送をおこなってきた「ケアラーズジャパン」がいよいよ本格スタートいたします。開局特番として、10月1日から3夜連続ライブ放送を実施します。肩肘張らない、顔の見える番組を作っていきたいと思いますので、皆様、お気軽にご参加ください。よろしくお願いいたします。

10月1日(土)
 
19:00?
介護をめぐるストレスとセルフケア講座
講師:石井京子さん(大阪市立大学大学院看護学研究科)
20:00?
お茶の間ケアラーズ#1
障害のある人の“アート活動”に関わる人の集い
10月2日(日)
 
19:00?
こんなときどうする?#1
はじめの一歩!介護のある暮らしはどんなふうにはじまる?
20:00?
お茶の間ケアラーズ#2
ケアする家族の集い
10月3日(月)
 
19:00?
こんなときどうする?#2
介護保険のしくみとさまざまなサービス
20:00?
お茶の間ケアラーズ#3
食を通してケアに関わる人の集い
21:00?
「ケアバカラジオ」をライブジャック!
広島より中継

※お茶の間ケアラーズはこのあと、毎月第1・第3金曜日の20:00よりライブ放送を行います。

 
 

【報告】 臨床するアート2011 第1回 枝元なほみさん 

2011年10月13日(木)19:00~

エイブルアート・スタジオ(東京)にて、「臨床するアート 2011」を開催しました。
「臨床するアート」は連続トークセッション。

第1回のゲストは、料理研究家の枝元なほみさんでした。

テレビや雑誌で活躍されている枝元さん。レシピが好き!という方も多いのではないでしょうか。

お話しは、枝元さんの自己紹介からはじまりました。

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26歳で劇団転形劇場の研究生になり、レストランで働いてはいたものの、本格的に料理の道に入ったのは、32歳のとき。「遅くはじめたなら、遅くまでやればいい」と思ってやってきたという枝元さん。

”料理”がいいなと思うのは、「みんな食べる/誰でもつくれる」こと。そして、「みんな価値観がちがい、好き嫌いがある、それでいい」ということ。

はじめて作った、小学校三年生のときのドーナツ。
はんぺんの蟹肉詰めフライ。どちらも失敗だったけど、何かをつくるのは大好きだったという枝元さん。

料理を習ったことはない。だから、失敗をする。失敗をするから、「こうするとうまくいかない」ということを
体験から知ることができる。習っていないと、「こうしちゃいけない」というのがないから、好き勝手にできる。

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 鍋のなかの素材は、そのときどきで本当に違う。個と個として、自分で向き合うしかない。

そんな姿勢が、「チームむかご」http://mukago.jp/edamoto/の活動にも表れているように感じました。

にこまるプロジェクトは、そんなチームむかごが取り組んでいる被災地支援事業。

最初は、クッキーを作って、届けていた。いまはシフトチェンジし、被災地の方々に作ってもらい、それを東京などで売ることで、わずかでも、作ったみなさんに利益を還元していくという活動を行っているそうです。

粉やお砂糖をかついでいって、一緒につくりましょ、と誘う。
粉をまるめながら、ぽろっとヘビーな話が出てくることもある。話をきいていて泣いちゃうこともある。

でも、とにかくドアをひらいて出てきてほしい。コミュニティをつくりなおし、人とつながっていくことが、とても必要とされていると思う、と話してくださいました。

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枝元さんが持ってきてくださった「にこまるクッキー」。参加者で、おいしくいただきました!

現在はこちらの販売店から購入できるとのことです http://mukago.jp/nicomaru/

「ちゃんとそこにいて、そこにいる人・ものにちゃんと出会う」ことを大切にされている枝元さん。

「食べることは生きることにくっつぃている。根源的なこと」と語る姿に、とても惹きつけられました。

 

参加者からは、

「元気でちゃいました」

「今日のお話しを聞いていて、もっとわかりやすく伝えればいいんだ!とたくさんヒントをもらえた気がしました」

「感受性の強い、人や素材との出逢い、組み合わせの奏で方がステキな人なのだと改めて思いました」

といったご感想をいただきました。

 

臨床するアート 次回は10月28日。ゲストは演劇制作者/ArtRevival Connection TOHOKUの事務局長の鈴木拓さん(仙台)です。

参加お申込み受け付け中です。定員に余裕がある場合は、当日でも受け付けますので、まずはたんぽぽの家0742-43-7055までお電話ください。よろしくお願いします!

(井尻貴子)

HANAギャラリー企画展 寄り添う般若心経

 寄り添う般若心経 ?「空/くう」を感じる展覧会?

■会期:2011年9月15日(木)?10月8日(土) 11:00?17:00 ※日・月・祝日休館

 

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□関連企画:トークサロン 9月15日(木)13:30?15:30 参加費500円 ※申込要(定員30名)

出展作家・小野庄一さんをゲストに迎え、「寄り添う般若心経」の制作エピソードから、何かを見つめ、向き合う時間がもたらす豊かさ、私たちの生活を潤すヒントについて伺います。

■場所:たんぽぽの家アートセンターHANA ギャラリー

■アクセス:http://tanpoponoye.org/access/

般若心経は、仏教の基本的で膨大な経典「大般若経」の思想を、“空”の1文字に集約して展開した短い経典です。般若心経の“こだわりを捨てなさい”と問いかける「空の思想」を、難解な宗教的な解釈ではなく、文筆家・松兼功の日常的な目線やエピソードを交えた詩と文、そして写真家・小野庄一が般若心経と関わりの深い霊場「四国八十八ヶ所」1400キロを、徒歩で巡って出会った、仏様、光、風、花などの写真とともに紹介します。般若心経に寄り添うだけで、生きることが随分と「楽」に思えるヒント、日常の不安をヒラリと受け流せるヒントがちりばめられています。 ※本展は、iPadのライフスタイル・有料部門で売上第1位を獲得したアプリ「寄り添う般若心経」を展示用に再編集いたしました。会場内でもiPadで体験していただけます。

◯作家紹介

・小野庄一 HP http://www.egao100.jp/  ブログ http://fujiyama3776.jugem.jp/

写真家。1963年岐阜県生まれ。AERA(朝日新聞)の委嘱写真記者を経て独立。1993年には満百歳以上の人々のポートレート「100光年」で第30回太陽賞を受賞。受賞作は写真集「百歳王」(新潮社)として出版。2009年には、横浜在住の百歳王を撮影して「百歳王 笑顔のクスリ(横浜編)」(八坂書房)として出版。現在は東京23区の満百歳王以上の人々を撮影するプロジェクトを実施中。また、iPhoneとiPadの旅行・有料アプリ部門で「富士山『天の力』」が売上1位を獲得した。

・松兼 功 ブログ http://d.hatena.ne.jp/isacom130/

文筆家。1960年東京都生まれ。出産時の酸素欠乏が原因で脳性まひによる四肢障害がある。大学卒業以来、言語障害と向き合い、鼻先でパソコンのキーボードを打ちながら、福祉や介護に関するテーマを中心に、エッセイスト、コピーライター、作詞家、脚本家として活動。16冊の著書を上梓し、日経新聞、東京新聞に長期連載も担当した。NPO法人エイブル・アート・ジャパン副代表理事、財団法人たんぽぽの家理事、精神障害のある人たちの生活と就労を支援するNPO法人思埜扉(しのひ)理事長なども務める。

 

福祉を変える「アート化」セミナー(新潟) 参加者募集中!

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福祉を変える「アート化」セミナー

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 アートには、一人ひとりの可能性に光をあて、人間を幸福にする力があります。
福祉施設にアートを取り入れることは、そこに関わる人やその現場をより魅力的にします。
本セミナーでは、アート活動に必要な仕組み、場所、道具、マンパワーなどについて、先駆的な取り組みを行っている現場の事例から学びます。いきいきとその人らしく生きることを支える「アート」。
その可能性を感じ、実践にいかしてみませんか。

■こちらからチラシ がご覧いただけます。

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■日時:2011年10月7日(金) ~ 10月8日(土)

   1日目13時30分~17時,
2日目10時30分~16時
■会場:新潟市美術館・講堂(新潟市中央区西大畑町5191-9)
■定員:100人(先着順、定員に達し次第、締切となります)
■参加費無料
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■プログラム
●7日
□講演「福祉施設をかえるアート活動の可能性」 
播磨靖夫 財団法人たんぽぽの家(奈良県)
□実践報告「アートスペースをつくる」
①葦の家/福岡県 村谷つかさ
②工房集/埼玉県 宮本恵美 ③やまなみ工房/滋賀県 山下完和
 
●8日
□各論 「障害のある人のアート活動を支える視点」
① 創作環境を整える~場所、材料・道具、支援者、仕組み
池永健介((特活)まる 工房まる主任/福岡県)
② 作品を商品化する~デザインの力
伊原亜希子(デザイナー、エイブルアート・カンパニー商品開発ディレクター/東京都)
③ アート活動を社会化する~アートマネジメントの視点
岡部太郎(財団たんぽぽの家/奈良県)
④ パフォーミングアーツ~多様な表現の世界
長津結一郎(日本学術振興会特別研究員(DC1)、東京藝術大学大学院博士後期課程/東京都)
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■お申込み方法
次次の事項を記載のうえ、9月20日までに「新潟市役所コールセンター」に電話または電子メール、ファックスでお申込みください。
1 セミナー参加希望の旨
2 住所
3 氏名
4 連絡先電話番号
5 所属団体(施設・学校)

■対象
新潟市及び近隣の社会福祉施設職員、ほか関心のある人 (学生、アーティスト、教員など)
*2日間の通し参加ができる方
*手話通訳あります。

■お申込・問い合わせ先
新潟市役所コールセンター
電話:025-243-4894 ファックス:025-244-4894
Eメール:
4894call@call.city.niigata.jp 

■主催 新潟市
■企画:財団法人たんぽぽの家

【報告】お茶の間ケアラーズ 障害のある人のアート活動に関わる人の集い

10月1日に本開局した、ケアする人のための参加型インターネット放送局「ケアラーズジャパン」。
開局記念として、三夜連続ライブ放送が実施されました。

そのコンテンツのひとつが「お茶の間ケアラーズ」

ケアに関わる多様な人が集う「お茶の間」をコンセプトに、ゲストを迎え、話を伺います。

第一回のテーマは「障害のある人のアート活動に関わる人の集い」

ゲストは、あおはにの家(奈良県)の稲實祐典さん、やまなみ工房(滋賀県)の棡葉朋子さん、たんぽぽの家の吉永朋希さん。

日々の活動の紹介とともに、現場で感じているあれこれ、ケアにおいて大事にしていることなどについてお話いただきました。

当日の放送は、アーカイブされていますので、こちらからご覧いただけます。

http://care-jp.tv/category/syakai/?id=487

「お茶の間ケアラーズ」は、今後、毎月第1・3 金曜日 20:00~21:00 ライブ放送にてお送りします!

次回10月21日(金)のゲストは、ジャワ舞踊家の佐久間新さん。

特別養護老人ホームの職員やお年寄り、障害のある人やない人と一緒に「ダンスする」佐久間さんが考える“ケア”とは??ぜひ、チェックインしてご参加ください。http://care-jp.tv/
 

(井尻貴子)

アジア・太平洋わたぼうし音楽祭 日本代表曲決定!

【お知らせ】「アジア・太平洋わたぼうし音楽祭2011バンコク」は、タイの洪水被害の影響で開催の延期が決定しました。 →http://tanpoponoye.org/info/2011/11/2011no-1.html

 

 2011年11月16日に「アジア・太平洋わたぼうし音楽祭2011•バンコク」が開催されます。この音楽祭は、アジア•太平洋地域から「WATABOSHI」を合言葉に障害のある人とボランティアが集う音楽の祭典です。この音楽祭に日本代表として出場する作品が、日本代表曲選考委員による選考の結果、決定しました。

 「アジア・太平洋わたぼうし音楽祭2011•バンコク」日本代表曲 

「半分ごっこ」 作詩・作曲 久保博揮(35回記念わたぼうし音楽祭 わたぼうし大賞受賞)

♪35回記念わたぼうし音楽祭での発表の様子→http://tanpoponoye.org/wataboshi_project/festival/35th_result.html

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 ♪日本代表曲に選ばれた久保さんたちを応援するとともに、アジア•太平洋地域のWATABOSHIの仲間たちと交流するツアーを実施します!ぜひ、バンコクに行って応援しましょう!

くわしくはこちら→ http://tanpoponoye.org/info/2011/09/post-51.html

 

information!

♪わたぼうしプロジェクト、twitterでつぶやいています。@narawataboshi

♪「アジア・太平洋わたぼうし音楽祭2011•バンコク」を主催するNMAD(Network of Music amd Arts of Persons with Disabilities)のウェブサイトもあります!(英語です。)

http://www.spotlight-inclusiveartsasia.org/networking/members/thailand.php

「アートピクニック-美術をたのしむ」芦屋市立美術博物館

 

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会期:2011年8月6日(土)?10月2日(日)

10:00?17:00 月曜休館(祝日の場合翌日休) 

会場:芦屋市立美術博物館 第1展示室/第2展示室

アクセス http://ashiya-museum.jp/access

 


観覧料:一般300(240)円、大高生200(160)円、中学生以下無料
*同時開催「三田谷治療教育院のあゆみ」展の観覧料も含む
*(  )内は20名以上の団体料金
*芦屋市内に居住する高齢者(65歳以上)および身体障がい者手帳・精神障がい者保健福祉手帳・療育手帳をお持ちの方ならびにその介護者の方は半額になります。


この度、芦屋市立美術博物館では特別展「アートピクニック-美術をたのしむ」を開催します。
身体的・知的・精神的に障がいがある作家が表現する作品を紹介する本展では、「色・かたち・線」をテーマに関西に在住する14作家約110点の作品を展示いたします。
本展の内容について詳しくは芦屋市立美術博物館ウェブサイトをご覧下さい。
http://ashiya-museum.jp/

*会期中、関連イベントも多数開催いたします。イベントについてのチラシはこちらからダウンロードできます。

主催:芦屋市立美術博物館 
後援:兵庫県、兵庫県教育委員会、兵庫県社会福祉協議会、NPO法人エイブル・アート・ジャパン
企画協力:財団法人たんぽぽの家、社会福祉法人三田谷治療教育院
出品協力:アトリエ・コーナス、アトリエひこ、片山工房、さをり工房ゆう、楽しい造形教室、たんぽぽの家アートセンターHANA、大和高原太陽の家、やまなみ工房、エイブルアート・カンパニー

 

「言葉のちから」プロジェクト、応援してください。

「言葉のちから」プロジェクト

東日本大震災で被災した人たちに

詩集を贈る活動にご協力ください。

 

A:詩集を2冊1セットで購入し、被災地に贈ることで応援してくれる人

B:詩集を被災地域の方に配布、もしくは入手を希望される人 を募っています。

★詩集「言葉のちから」 完成予定:2011年9月末  

税込価格:2冊1セット2,000円(被災された方には無料で配布します)

◯全国の障害のある人たちから寄せられた32編の詩を掲載します。

◯宮城県仙台市の「ハート&アート空間 Be-I」で活動する子どもたちの挿絵とともにお届けします。

[詩を選考してくださったみなさん]

 詩人/上田假奈代 美術家/関口怜子 詩人/もり•けん 詩人/和合亮一

 

★「言葉のちから」プロジェクトについて→http://tanpoponoye.org/waratte/2011/08/post.html

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 A:詩集を2冊1セットで購入し、被災地に贈ることで応援してくれる人

詩集は2冊1セットで販売します。うち、1冊は購入いただいた方の手元に、もう1冊は被災した人に届けます。贈りたい相手の方がいるときはお贈りください。もし、決まった贈り先のない場合は、事務局が代行します。1冊ずつの購入も可能です。

B:詩集を被災地域の方に配布、もしくは入手を希望される人

詩集をより多くの人にとどけるため、詩集を配布してくださるか、入手を希望される方を募集しています。東北や北関東などの被災地で活動するNPOや団体、グループの方、地震で被災された地域にお住まいの方、被災地域を離れ新しい土地にお住まいの方など、ぜひご協力ください。

★ご協力いただける方はぜひご連絡ください。→kotoba■popo.or.jp(■を@に変えてください。)

 

【報告】 アートと宇宙 芦屋市立美術博物館

 
 
9月3日(土)、芦屋市立美術博物館での展覧会関連企画として、講演会「アートと宇宙」を開催しました。
講師は、兵庫県の西の端にある、西はりま天文台公園研究員の高橋隼さん。
当日は、台風による大雨警報のなか、熱心な方たち約10人が参加してくれました。
 
こどもの頃から、宇宙への興味があって、どちらかというと絵を描いたり、などのアートは苦手。
しかし、大学卒業後にたんぽぽの家で働いていたときに、コミュニティアートのプロジェクトを担当し、「好きなこと/得意なこと」の延長に社会活動があるというアーティストのアートとのかかわりをみて、自分にとってのそれは、小さい頃から好きだった天文学ではないかと気づいたという高橋さん。
そこから「天文学を通して社会に何ができるのか」がライフワークになり、再び大学院で天文学を研究することになったといいます。
 
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「宇宙は秩序と混沌が入り混じる深淵な世界」
「星座を例にとってもわかるように、宇宙が人間の創造性を刺激してきた」
一見、宇宙とは私たちがいきている現実の生活とは遠いところにあるようですが、人間は空を見上げて、いろいろなことを想像し、またそれを表現してきたことを紹介してくれました。
また、高橋さんの研究テーマの一つである「地球照」を例にあげながら、空を見上げることで、外に目をむけていくことで、もっと自分の内面をみることができるかもしれない、ことを紹介してくれました。
 
参加者の方からは、「曼荼羅の宇宙観と天文学とのつながりはあるのか」などのユニークな質問が飛び交いました。
ふだん、星や宇宙の話に接する機会のない私としては、なぜかとてもなつかしい気がしました。
西はりま天文台公園には、公開用としては世界最大の「なゆた望遠鏡」があるそうです。
ぜひ、星を見にでかけてはいかがでしょうか。
 
講演会終了後、高橋さんに、今回の展覧会「アートピクニック」より、お気に入りの作品を選んでいただきました。
選んだ作品は井上亜希子さんの作品「小麦粉」。
文字だけでこんなに美しいこと、そして規則正しく文字を描いているようにみせながら、途中でまったく異なる文字をしのばせるユーモアに惹かれるとのことでした。
 
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展覧会は10月2日までの会期となっています。
まだの方はぜひ、足をお運びください!
 
(レポート:森下静香)
 

 

アートキャンプ in 東吉野村2011 参加者募集

  アートキャンプ in 東吉野村2011

 
 
緑いっぱいの森、澄みわたった川面、おいしい空気、そんな大自然に囲まれた東吉野村で「アートキャンプ in 東吉野村2011」を実施します。このプロジェクトは、奈良県が主催する「障害者スポーツ・アート創出事業」のプレイベントとして実施するもので、アーティストたちとともに五感をとおしてアートワークショップを楽しみます。またアートキャンプで生まれた作品や活動の様子は、来年1月下旬から開催する「障害者アートフェスティバル(仮)」で発表する予定です。アートを楽しんで、人と交流して、そして新しい自分に出会う。そんなわくわくどきどきの2日間を過ごしてみませんか? アートが好きな人もアートが苦手な人も、皆さまのご参加を心からお待ちしています! 
 
[会期]平成23年10月15日(土)、16日(日)1泊2日
[会場]ふるさと村(奈良県吉野郡東吉野村大字大豆生739)
    現地集合・現地解散
※ 奈良市内から車で約2時間、橿原市内から車で約1時間30分です。
※ 行き:榛原駅発10:12発→大豆生(ふるさと村)11:10着(奈良交通バス70系統)
   帰り:大豆生(ふるさと村)16:20発→榛原駅17:20着
※ 宿泊は屋内です。
 [参加費]無料(宿泊費・食費・現地での保険料は主催者が負担します)
      ※ 現地までの往復の交通費はご負担ください。
      ※ 主催者による送迎サービスは行いませんが、交通手段がない場合はご相談ください。
[対象者]奈良県内に在住、在勤の障害のある人で、ご本人に参加の意思があり、保護者もしくは、ケアスタッフの同伴が可能な方
  ※ 宿泊先のアクセスの都合上、車イスを利用されている方はご参加いただけませんのでご了承ください。
  ※ 未就学児など、ご本人の意思が確認が難しい場合には参加をお断りすることがあります。
  ※ アート活動の経験の有無は問いません。
[募集人数]20人
[募集〆切]平成23年9月20日(火)  →  26日(月)まで延長します
 [参加の可否連絡について]
エントリーしていただいた方について、先着順に事務局からご本人の障害の状況などを確認した後、参加していただけるかどうかの連絡を9月末日までにさせていただきます。
 
[参加アーティスト]佐久間新(ジャワ舞踊家)やぶくみこ(打楽器奏者/作曲家) 川尾朋子(書家) 家成俊勝(建築家)
 
 
アートキャンプスケジュール
10月15日(土)
11:00 集合、受付
11:20 オリエンテーション
11:40 ワークショップ01(屋外)「朝のピクニック 五感で自然散策」
12:40 昼食・休憩
14:00 ワークショップ02(屋内)「巨大な編み込みオブジェづくり」
16:00 休憩
16:30 ワークショップ03「世界にひとつの筆づくり」 
18:00 夕食、入浴など(温泉があります)
20:00 フリータイム
 
10月16日(日)
8:00  起床
830  朝食
9:30 ワークショップ04「自分の筆で描くブラッシュアートワークショップ」
12:00 昼食、休憩
13:30 ワークショップ05「午後のピクニック 即興舞台!?」
15:30 帰宅準備
16:00 解散
 
 
ワークショップ01 ワークショップ05
東吉野の深い自然のなかを歩きながら、気になる風景や音と出会うピクニックを楽しみましょう。
二日目にはみんなで即興ダンスと音楽にチャレンジします。
 
ワークショップ02
「編む」をテーマに自然素材や布などをつかってオブジェ作りをします。みんなのオブジェを組み合わせ、一気に組み上げます。完成の瞬間はハラハラドキドキです!
 
ワークショップ03 ワークショップ04
自然のなかで見つけた素材で世界に一つの筆をつくり、墨をつかってモノクロームの世界を描きます。シンプルな色彩のなかで無限に広がるイメージを楽しみましょう。
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ワークショップ01 ワークショップ05 講師
●佐久間新(さくましん)
ジャワ舞踊家。いつでも、どこでも、誰とでも、何とでも踊る舞踊家。
障害のある人のダンスのヒントを発見し、その人らしさを生かした即興ダンスを行っている。
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●やぶくみこ
打楽器奏者/作曲家。アラブの太鼓ダルブッカやジャワガムランを演奏する。演劇やダンスのコラボレーションや環境と対話する即興音楽を中心に活動中。
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ワークショップ02 講師
●家成俊勝(いえなりとしかつ)
建築集団ドットアーキテクツ共同主宰。大阪を拠点に建築を専門家だけのものとしてだけではなく、だれでもが関われる素材や方法について日々模索している。
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ワークショップ05 講師
●川尾朋子(かわおともこ)
書家。6歳より書を学ぶ。自家製墨による作品を国内外で発表するほか、ライブパフォーマンス、異ジャンルとのコラボレーションなどの活動を精力的に展開し、書の可能性を探求する。

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[エントリーシート]必要事項をご記入の上、下記事務局までFAXにてお申し込みください。E-mailでお申し込みの方は、件名に「アートキャンプ参加申込」と記入し、下記項目内容をお知らせください。申込みを受け次第、折り返し事務局より連絡させていただきます。
 1.氏名(ふりがな) 2.性別 3.年齢 4.所属団体(個人の場合は不要) 5.連絡先 6.TEL 7.FAX 8.E-mail
9.どのような障害がありますか?10.同行者氏名(参加者との関係)

[お問合わせ、申込み]

奈良県障害者アート創出事業運営委員会事務局(担当:岡部・阿部)

630-8044 奈良市六条西3-25-4 財団法人たんぽぽの家内

Tel.0742-43-7005 Fax.0742-49-5501

E-mail tanpopo@popo.or.jp

 

 奈良県では、平成23年度より、障害のある人とない人の交流の場の創出や障害のある人への理解を深めることを目的として、スポーツ及び芸術分野で新たな取り組みをはじめます。
芸術分野では、「人と人との関係性」をテーマに、障害のある人が様々な人たちと出会い、表現をとおして地域の人々との交流を深め、自らの表現力を高めるとともに、その表現力のすばらしさを広く理解してもらうことを目指し、平成24年1月末より約2週間にわたり開催する「障害者アートフェスティバル」を中心に、様々な企画を予定しています。

 

「わたぼうし応援ツアー バンコク2011」を実施します!

【お知らせ】「アジア・太平洋わたぼうし音楽祭2011・バンコク」は、タイの洪水被害の影響で開催が延期が決定しそれに伴い、応援ツアーも延期となりました。→ http://tanpoponoye.org/info/2011/11/2011no-1.html

 

「アジア・太平洋わたぼうし音楽祭2011・バンコク」

みんなでバンコクへ応援しに行こう!

11月16日に開催される「アジア・太平洋わたぼうし音楽祭」の日本代表を応援する旅「わたぼうし応援ツアー バンコク2011」を行ないます。バンコク市内にある観光スポットや王宮はもちろん、ユネスコの世界遺産に登録されている古都•アユタヤを訪ね、タイの歴史や文化を感じるとともに、WATABOSHIを全身で体感できる旅です。ぜひご一緒しましょう!

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[アジア・太平洋わたぼうし音楽祭2009・スウォン より]

*期 間:2011年11月14日(月)?18日(金)3泊5日

*料 金:大人1人 151,800円(2名様1室利用) ※料金内容については、下記もお読みください

*募集人数:40名(最少催行人数 30名)   *申込締切:2011年9月25日(日)

*旅行企画・実施:JTB西日本(奈良支店 tel 0742-23-2521 担当:下井、近藤、岡、勝部)

*企画協力:財団法人たんぽぽの家(tel 0742-43-7055 担当:浅井、竹谷、酒井)

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・ツアーに関するお問い合わせ、お申込はJTB西日本奈良支店まで。 

 もちろん、たんぽぽの家にもお気軽にお問い合わせください。

 

★主な旅行日程   

11月14日(月)  11:45 関西国際空港から、バンコクへ(タイ国際航空) 

           15:35 バンコク着 到着後、ホテルへ  

11月15日(火) アユタヤ観光、ショッピングなど 

        アジア・太平洋わたぼうし音楽祭 前夜祭参加 

11月16日(水) バンコク市内観光、チャオプラヤ川を渡り、

        「暁の寺」「ワットポー」「エメラルド寺院」「王宮」などを訪ねます。

        アジア・太平洋わたぼうし音楽祭を見ます。

11月17日(木) 終日自由行動(オプショナルツアーもご用意します)

        さよなら夕食会 夕食後、空港へ

        23:30 バンコクから、関西国際空港へ

11月18日(金) 7:00 関空着、解散

 

☆ご旅行料金について―ご旅行代金 大人1人 151,800円(2名様1室)

※「ご旅行条件」(詳細はJTB西日本にお問い合わせください)に記載されている以外の旅行代金に含まれるもの

 ・アジアエイド基金 ・音楽祭入場料 ・前夜祭参加費 ・ツアー事務局経費

※旅行代金に含まれないもの

 ・関空使用料2,650円 ・現地空港使用料3,050円 ・航空保険200円 

 ・燃油サーチャージ14,110円(8月1日現在)が別途必要になります

 ・1名1室利用の場合、19,500円が別途必要になります。

☆利用予定航空会社―タイ国際航空(エコノミークラス利用)

☆宿泊予定ホテル―バンコク/インペリアルクイーンズパークホテル

☆ヘルパーの資格をもったスタッフが同行し、障害のある方の旅のサポートをさせていただきます。障害のある方でケアが必要な方は、ご相談ください。

 

【ご案内】工房集 企画作品展「アンデパンダン展 生きる」

川口太陽の家 工房集さんから、ご案内をいただきました。

工房集 企画作品展「アンデパンダン展 生きる」。

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工房集の母体法人である「みぬま福祉会」全体から募った作品が、審査なし、選考なしで全て展示されるとのこと。
60名を超える出展作家、その表現。
圧倒されてしまいそうです。

会期 2011年9月23日~26日
10:00  18:00  会期中無休 全日カフェオープン
会場 工房集

工房集のアートディレクターであり、今回の展示のキュレーターも務める中津川浩章さんは、「臨床するアート2011東京セッション」にも登場します!


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臨床するアート2011東京セッション

第4回 11月18日(金)
時間と空間を届けるアートワークショップ

アートワークショップが多数行われるようになり、参加するだけでなく、企画開催したいと考える人が増えている。では、アートワークショップにおいて大切なこととは何だろうか。美術館、大学、養護学校、震災後のトルコなどで数多く講師を務めてきた経験から考える。

中津川浩章:美術家。国内外で個展やグループ展多数開催。アート、デザイン系の専門学校講師を務める(絵画、デッサン、美術史、立体造形)。美術館、大学、養護学校、東日本大震災の被災地などでも、レクチャー、ワークショップを行う。障害者施設・工房「集」(埼玉県川口市)アートディレクタ―。

*臨床するアート2011東京セッションは、2011年10月から12月にかけて、たんぽぽの家が開催する連続トークセッションです。

詳しくはこちらをご覧ください http://tanpoponoye.org/info/2011/12/2011-3.html
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(井尻貴子)