群馬県前橋にてHANA展開催中です!

○ HANAのグッズが勢揃い!○

HANA展 群馬県前橋にて開催中です

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HANAのアーティスト、木村昭江・中村真由美・西ノ園有紀・山村晃弘の作品のほか、

おしゃれバードやbonbonなど、グッズが販売されています

催名:HANA展

会期:2013年3月16 日(土)~3月31日(日)

    12:00~20:00(14:00~15:00 休憩)

   火曜、第1・3水曜はお休み ※20日(祝・水)は営業

会場:Wandervogel

         〒371-0021 群馬県前橋市住吉町1-3-13  tel:027-288-0311

☆期間中、街中のカフェでも一部の作品を展示しています

 本町一丁目・カフェ / sokono cafe / ヤギカフェ / LIBERTY 

詳しくはWandervogelのブログをご覧ください

素敵な写真がたくさんありますよ!

http://www.e-intime.jp/wandervogel/blog/

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たんぽぽ通信 vol.106

アート化セミナー開催しました

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2月16,17日の二日間にわたり、平成24年度奈良県障害者アートボランティア人材バンク運営事業としてアート化セミナーを開催しました。県内外より多くの参加者がたんぽぽの家を訪れました。今回は「はたらきかたをデザインする!」ということで、「ものづくり」「地域活動やイベント参加が仕事やアートにつながるヒント」、「ブランディングとは」といった色とりどりのテーマに沿った講師の方々にお集まりいただきました。

最後の全体ディスカッションでは、参加者と講師、運営スタッフも一緒になってグループになって振り返りをしました。会場はすごい熱気に包まれ、このセミナーで縁がつながった人も多くいたようで、充実した時間となりました。(浦)

セミナー参加者のNPO法人まる(福岡)のスタッフ船津丸さんより感想をいただきました!

NPO法人まる(福岡)のスタッフ船津丸です。今回、セミナーを受けての感想を「仕事とは何か」という視点に立って書かせていただきます。

もともと、人は、自分の思い、考え、もっと言えば「生まれ持った本来の性質そのもの」を表現しながら生きていきたいと思う生き物ではないかと思います。

その行為そのものを「アート」であると仮定すると、仕事はそれを表現する一つの方法だと私は思います。そして、そういう人間の本質的な欲求が叶わないことが続くと、人は生きる意欲を少しずつ、少しずつ失っていくのではないかと思います。反対に、性質そのものが生かされ、更には人の役に立つ時、人は大きな喜び、働く喜びを感じるのかもしれません。今、これまでの働き方が一つの役目を終え、一人ひとりの豊かな働き方へと変化していこうとしています。障害がある人たちと共に、新たな働き方を社会に提案していくことが、福祉に関わる私たちのこれからの役割なのではないかと思います。

 

HAPPY SPOT NARA 報告

HAPPY SPOT NARAとは?

「生きることは表現すること、表現することは生きること」を合言葉に、奈良で個性豊かなアーティストたちが出会いました。ベッドサイドの小さなまなざしから、青空にはためく大きなフラッグまで。そこには、私たちが知らなかった生があり、私たちが出会えなかった表現があります。かけかえのない存在からうまれる表現に出会えることは、芸術の至福でもあります。奈良から日本へ、奈良から世界へ発信する芸術祭。

アートリンクプロジェクト ~出会いと関わりの中から生まれた作品~

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アートリンクは、表現活動をしたい障害のある人と、新しい表現を求めるアーティストの出会いから始まります。奈良県文化会館の会場には、出会ってからの関わりのプロセスやその成果が、9組それぞれのブースに分かれ、個性豊かに展示されました。お客さんは、作品に触ったり、覗き込んだりと、時間をかけて楽しみながら見て回っている様子が印象的でした。2月9日(土)に行われたアーティストトークでは、アーティストの方たちから「障害のある人と向き合うことで、その人の魅力を感じることが出来た」と充実した関わりの様子が語られました。(松本)

鹿の劇場

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2月10日、11日の2日間ならまちセンターにて「鹿の劇場」を開催しました。

車いすダンスやジャズセッション、ブルースハープなど、多彩なプログラムとなりました。伊藤さんは今回もラジオアナウンサーとして独特の語り口で観客を惑わし、上野さんの生き様が込められた語りでは、会場からすすり泣く声が聞こえてきました。ほかにも、韓国のスティービーワンダーの異名をもつチョン・ミョンスさんは、その名のとおりピアノ、歌、サックスとその才能を存分に披露しておられました。

両日ともにたくさんの方にお越しいただき、開場は熱気がむんむんたちこめていました。ご来場くださったみなさま、ありがとうございました!(中島)

プライベート美術館

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今年は作品を公募したことで、県内から164点もの作品が集まりました!障害のある人ご本人が、お願いします!と作品を持って来ていただくこともありました。12月に「お見合い」と題し、お店の方に飾りたい作品を選んでいただきました。真剣に選んでおられる姿が印象的でした。近鉄奈良駅、ならまち周辺の計44店舗にご協力いただくことができ、会期中は、たくさんの人がマップを片手に奈良を散策いただきながら、作品を見ていただきました。

また、作品を作った本人や関係者も見にまわられ、お店の方やお客さんと話したという声も聞くことができ、新たな交流があちこちで生まれていました!(阿部)

BIG幡

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HAPPY SPOT NARAの今年の新たな取り組みとして、奈良が世界に誇る東大寺に8本の「BIG幡(ばん)」がたなびきました。幡とは、重要な法要のときに使われる旗で、人々の平和を祈ったり魔除けの意味があるといわれています。奈良県内および東日本大震災で被災した岩手、宮城、福島の障害のある人たちから作品を寄せていただき、企業やデザイナーとの協働で制作されました。

2月6日に行ったオープニングセレモニーでは、東北から招待した13名を含む大勢の皆さんの前で色鮮やかな幡が大仏様に奉納されました。たんぽぽの家の新たな歴史が刻まれた瞬間でした。「役人生活20年のなかで一番感動している・・・」。杉田憲栄副知事のスピーチは、この催しに関わったすべての人たちへのねぎらいにも通じる言葉でした。(酒井)

 

ORIORI10、ご来場ありがとうございました!

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2/4から2/8までイトーヨーカドー奈良店にて、手織り商品の展示販売会「ORIORI」を開催いたしました。10回目の今年は、県内の11事業所が参加。会場じゅうを埋め尽くす色とりどりの手織り商品に、お客様からは「ステキなものがありすぎて目移りしてしまう!」との嬉しい悲鳴が聞かれました。ご来場くださったみなさま、本当にありがとうございました。(仲井)

 

厄除鬼の販売に行ってきました

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2月14日、たんぽぽの家メンバーの山野さん、木村さん、松本さんとともに長谷寺へ厄除鬼の販売へ行ってきました。長谷寺へは例年鬼追いの儀式「だだ押し」の日にあわせて行っています。「毎年買っているよ」という方や、鬼だけでなくたんぽぽの家へ興味を持ってくださる方もおられました。メンバーの熱心な呼び込みや接客の甲斐あって、今年から新たに加わった銀や白の鬼は飛ぶように売れ、あっという間に売り切れてしまいました。写真は夜な夜な鬼を製作している様子です。たくさんの人に喜んで購入していただき、大成功の販売となりました。山野くん、感想をひとこと!「たくさん売れました!呼び込みやお参りを頑張りました!」(中島)

 

第9回チャリティー手作り市 HANAまつり開催!

日時:2013年4月21日(日) 10:00~15:30
場所:たんぽぽの家

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手作りの品を通してたくさんの人とふれあいを楽しむ、「チャリティ手作り市 HANAまつり」を今年も開催します!

今年で9回目となる「HANAまつり」。地域の方々にも知られるようになって、毎年たくさんの人でにぎわっています。アクセサリー・かばんや布小物・陶器・木工など、個性あふれる手作り雑貨や、可愛いお花、心のこもった美味しい食べ物などのお店がたくさん集まります!また手作り体験コーナーもあり、子供から大人まで、気軽にものづくりを楽しむことができます。

hana3.JPG「アートセンターHANA」の中にあるギャラリーでは、一般から公募した作品展を開催します。思いもよらない素敵な作品と出会えるかも!?併設のカフェで美味しいコーヒーを飲みながら作品を見たり、おしゃべりしたり…春のひとときを、のんびり過ごしてみませんか?

ご家族や友人、ご近所の方などもお誘いあわせて、ぜひお越しください!(岩橋)

 

「アメニティーフォーラムinしが」に参加してきました!

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17回目となるこのフォーラムは福祉施設職員だけではなく、医療、行政、メディアなどあらゆる分野から福祉に携わる人が集まり、立場をこえて、これからの障害福祉や社会保障などについて議論をし、楽しく語り合う場として企画されています。

また、同じ会場内では、目や耳に障害を持つ人でも楽しむことができる「バリアフリー映画祭」、さらに、会場の廊下には各事業所による多数の出店ブースがあるなど、まさに「福祉のお祭り」とでもいうべき場でした。

フォーラムに参加させてもらい、新しい知識や技術の発見や、今まで曖昧だった自分なりの課題を再認識することができ、とても有意義で、楽しいフォーラムでした。(平松)

 

笑ってチャリティーコンサート2013

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3月1日にやまと郡山城ホール小ホールで開催した、東日本大震災復興支援プログラム「笑ってチャリティコンサート」には約200人の方にご来場いただき、おかげさまで無事に終了することができました。

コンサート当日の1部のステージでは、趣旨にご賛同いただいた奈良県出身のヴァイオリニスト・金関環さんとピアニスト・宮川真由美さんによる素晴らしい演奏が届けられました。また、金関さんが繰り広げる軽妙なおしゃべりに会場は明るい空気に包まれ、クラシックのコンサートってこんなに楽しいんだ!と感じた方も多かったはず。

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そして、2部。被災地・宮城県亘理郡山元町から「やまもと民話の会」の庄司アイさんと武田良子さんにお越しいただき、津波の被災体験など語っていただきました。まるで‘ノアの箱船’のようだった、と表現した津波体験。家ごと津波に流されながら、庄司さんは20年間民話の会で語ってきた幾つもの民話が頭をめぐったと言います。それは何百年もの間に起きた津波の体験を、先人たちが事実として語り継いできた民話たち。そして、それらの民話を「?だったんだってさ」という伝承ではなく、「だったんだよ」と事実として語っていかなければ、と流される家にしがみつきながら思ったそうです。そして、この自らのこの体験も次の世代へと語り継いでいくことがわたしの使命、と感じたそうです。

私はこのお話を2012年夏、山元町に行った際、まるでおばあちゃんのおうちのような資料館の囲炉裏端で聞かせていただきました。そして、この語りを奈良の人に聞いてほしいと思いました。語るべき世界をもつ人の語りって、ほんとうにすごい。日頃接する障害のある語り部たちがもつ魅力とはまた違った、語りの世界を改めて感じました。民話の会のお二人のあと、金関さんたちが再び登場、静かに演奏が始まりました。「人間は音楽を必要としています。人間に音楽が本当に必要な時はこころに傷をもった時です。そしてそんな時、音楽はずっと人を癒してきました。……震災があり私も心痛めた多くの中のひとり。だからこそ私は、自分が存在する意義を何とか感じようとするのかもしれない。」金関さんが少し涙でくぐもった声でお話されました。そのあとはアンコールも含め、目一杯素敵で楽しい曲が演奏され、あたたかな空気のなかコンサートの幕がおりました。

震災から2年、関西に住む私たちはともすれば震災のことを忘れがちになっているかもしれません。今回のコンサートが、音楽や文化をとおして被災地に思いを寄せること、そして被災した人たちの生の声や体験を聴くことをとおしてこの震災を忘れない、という思いを多くの人たちと共有するきっかけになっていたら幸いです。たんぽぽの家はこれからもアートや文化のちからを通じた復興支援活動を行っていきたいと思います。今後とも、どうぞご支援のほどよろしくお願い申し上げます。(竹谷)

*このコンサートを開催するにあたり、出演いただいた金関さん、宮川さん、「やまもと民話の会」の庄司さん、武田さん、そして宿泊のお部屋を提供くださったホテル日航奈良のみなさん、コンサート翌日に震災支援の番組として生放送してくださったならどっとFMのみなさん、そして支えてくださったすべてのみなさん。本当にありがとうございました。

 

今月のおすすめ“活動”「ゴミコロリ」

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※今回は、グッズやショップの紹介ではなく、とある活動を紹介いたします

近頃の私の心の支え、スウィング。スウィングとは、京都・上賀茂神社近くにある障害のある人が働く作業所。初めて買ったCDがRCサクセションという愛媛出身の木ノ戸昌幸さんが代表の、人間らしい営みが日々繰広げられている熱い場所。

さて、そんなスウィングでは月1回「ゴミコロリ」というものが行われているらしい。ゴミ拾いを今風に?アレンジしたゴミコロリでは、ゴミレンジャー(色は青)が町へ繰り出しゴミを2時間ほど拾います。暑い日も、寒い日も・・。そんなゴミコロリの記念すべき第53回が近く開催される!ということで、参加することに。 前日の夜は、まるで遠足前の小学生の気持ちでした。どきどき興奮して眠れない、皆さんもきっとご存知のあの気持ちです。

ゴミコロリの全貌はここでは省略しますが、簡単に感想を。ゴミコロリは、“ザッツエンターテイメント!”でした。のめりこみます。ほぼ町の景観を見ずに下の方ばかりを見てしまいました。ゴミを見つけたらラッキー!ポイントゲット!な気分。色あせた証明写真、KUMONの答案、へばりついたティッシュ、お菓子が入ってたメインじゃない方(切った方の小さい方、伝わるでしょうか?)、よく分からん長めのもの、など、色々拾いました。

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ゴミコロリの後はスウィングでゆっくり過ごし、帰り際には、アッキー(エイブルアート・カンパニーの登録作家でもあります)に、マッサージ(対話式の本格派です)まで施してもらうという、100点な一日を過ごすことができました。

みなさんも、レッツ・ゴミコロリ!

※「スウィング 京都」で検索すると1番目に、「スウィング」で検索すると6番目に、「Swing」で検索すると・・なかなか出てきません。(Googleにて検索 2013年2月調べ)

 

ホームだより ~コットンクラブ~

長いものシリーズ開催!!

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今回のメニューは…
・なが~いソーセージのり巻
・なが~いごぼうの和風パスタ
・ながいもスープ
・なが~い春雨サラダ
・なが~いポッキー入りパフェ

なんと!なが~~~~~いもの尽くし!!
コットンハウスが設立14年を越えることもあって、メンバーからの「今まで長い間ありがとう!これからもよろしくお願いします!」の思いも込めたコットンクラブとなりました。

みんなで巻いているのは…なんとなが~~~~いのり巻!何が一番おいしかった?と感想を聞くと、皆さん口々に「のりまき!」とのことでした♪

今後もコットンクラブでは色んな催しものを企画中です。皆さん是非来て下さいね♪(山本)

インタビュー番組「忘れないよ~3.11の記憶と記録~」

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東日本大震災が起こってから2年が経ちました。震災の記録や記憶を未来に伝えることが課題となっており、各地で震災を忘れないためのイベントや運動が起こっています。

2012年度、財団法人たんぽぽの家ケアする人のケア事業部は財団法人JKAの助成を受け、東日本大震災を経験した福祉施設、医療機関職員や家族介護などでケアする人の声や経験を記録するドキュメントプロジェクトを行いました。インタビュー映像を「ケアする人のためのインターネット放送局 ケアラーズジャパン」にて配信します。

 

東日本大震災直後、福祉施設、医療機関や家族介護などでケアする人は、自ら被災しながらもほとんど休みなく支援(ケア)にあたりました。そして現在も、ケアする人たちの献身的な活動は続いています。しかし報道される機会も少なく、その苦悩は社会に周知されていません。震災当時、被災地のケアする人がどのように行動したのか、現在の課題、想いなどのお話の中に、私たちが学ぶべき知恵や心のあり方を見出すことができます。被災地のケアする人の声を社会全体で受け止め、多くの人と共有したいと考えています。

 pdf= 東日本大震災復興支援事業ケアする人のケア東北ドキュメントプロジェクト概要

 

ケアする人のケア東北ドキュメントプロジェクト
インタビュー番組「忘れないよ~3.11の記憶と記録~」
2013年32513:00より(順次配信)

http://care-jp.tv/

☆なお、映像はせんだいメディアテーク 3がつ11にちをわすれないためにセンターからも配信される予定です(日時未定)。

インタビューについて

宮城県仙台市、石巻市、大崎市、山元町、南三陸町などで支援活動を行ってきた福祉施設職員や医療関係従事者などの11団体のべ14人の方々にインタビューを行い、震災直後どのように行動したか、また現在の状況や課題、想いなどについて伺いました。
[ご協力いただいた方々] 
①田口ひろみさん(社会福祉法人山元町社会福祉協議会 工房地球村施設長)
②小泉大輔さん(社会福祉法人山元町社会福祉協議会 山元町障害者地域活動支援センターやすらぎ作業所 相談支援専門員)
③中村れいこさん、他(特定非営利活動法人 住民互助福祉団体ささえ愛山元)
④藤本和敬さん(テラセン[おてら災害ボランティアセンター])
⑤滑川明男さん(仙台市立病院救命救急部医長)
⑥谷津尚美さん(特定非営利活動法人アフタースクールぱるけ理事長)
⑦近田真美子さん(東北福祉大学健康科学部保健看護学科精神看護学 講師)
⑧畠山光浩さん(社会福祉法人洗心会 のぞみ作業所所長)
⑨佐藤利憲さん(仙台青葉学院短期大学看護学科精神看護学講師/NPO法人子どもグリーフサポートステーション)
⑩大石春美さん、三浦正悦さん(医療法人心の郷 穂波の郷クリニック/緩和ケア支援センター“はるか”)
⑪庄司和弘さん(震災こころのケア・ネットワークみやぎ からころステーション 相談員)

[ケアする人の言葉から] 伺ったお話のなかから、一部ご紹介します。
「宮城沖地震が想定されていたので準備や訓練は日ごろからしていましたが…今回の震災では支援者の限界を感じました。支援の必要な人にも支援をする側にも『受援力』が必要です」(谷津尚美さん)
「がんばろうって言葉(ポスター)が嫌になるときがあった」「自分で語り直すことが大事。アウトプットしていかないと」(近田真美子さん)
「一緒に被災したスタッフは自分の意志で現場に留まってくれた」「地域のつながり、普段の関係を高めることが重要だと思います」 (畠山光浩さん)
「(被災地域に)精神科の病院・診療所がなかった」「福祉・医療の分野に限らず、幅広い連携が必要」(庄司和弘さん)


実施主体:財団法人たんぽぽの家
協力:山形国際ドキュメンタリー映画祭、せんだいメディアテーク 3がつ11にちをわすれないためにセンター
助成:財団法人JKA

 

この事業は、競輪の補助を受けて実施します。
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3/20ワークショップ報告

映像でつむぐ物語~報告上映会/ワークショップ~

3月20日(水・祝)、せんだいメディアテーク(仙台市)にて、東北ドキュメントプロジェクトの報告上映会とワークショップを行いました。

2011.3.11 当時のこと、支援のこと、セルフケアのこと

joeikai.jpg時間の都合もあり、収録した11団体うち4団体のインタビューのダイジェスト版を上映しました。ダイジェスト版は、NPO法人ささえ愛山元(山元町)のみなさんが津波に襲われた時のお話から始まり、在宅での緩和ケアを支援する、穂波の郷クリニック(大崎市)の三浦さん、大石さんらによる気仙沼での支援活動のエピソード、NPO法人ぱるけの谷津さんの「受援力」のお話、東北福祉大学の近田先生のセルフケアのお話で構成されています(現在1話ずつ分けて配信中です→映像はこちら)。
それぞれ2年前のことを思い出しながら、どのような支え合いやケアの活動があったのか、私たちにできる支え合いやケアについて学びました。

ゲストトーク 高野裕之さん

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高野さんの本業は建設業。被災地のがれきの撤去や建物の解体作業などを記録し、その映像はせんだいメディアテーク 3がつ11にちをわすれないためにセンター(http://recorder311.smt.jp/)に保存されています。 最初は離れて暮らすご家族にご自身のお仕事の様子を伝えたくて撮り始めたのだそうですが、やがて「記録を残さねば」という意識に変わっていきました。
拝見した高野さんの映像はとてもシンプル。津波で全部さらわれてしまっただだっ広い風景や崩れかかった建物の映像に、風や機械の音、現場にいる人たちの声が入っています。「記録」なのですが、そのなかにストーリーが自然に備わっているように思いました。 聞き手の北野央さん(せんだいメディアテークスタッフ)は、身近な人だからこそ撮れる映像、残せる情報があり、とにかく記録して共有していくことが大切、と話していらっしゃいました。 参加者からは積極的に質問や意見が出て、市民一人ひとりが記録を残していくことの意義や、記録映像の役割、効果などについて共有することができたと思います。

ワークショップ

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les contesの加藤文崇さんにレクチャーいただき、ペアになってインタビュー映像を撮ってみました。 お題は前半のプログラムに関しての感想や考えたことについてだったのですが、みなさんそれぞれに聞きたいことを質問して楽しんでいらっしゃいました。最後に全員で各インタビュー映像を視聴したのですが、一つひとつが本当におもしろい。カメラさえあれば簡単に記録でき、YouTubeにアップロードして共有する…映像の魅力と可能性を体感したワークショップでした。

 

 

[まとめ]
最後に参加者一人ひとりが感想を述べました。ワークショップを通してわかったのは、インタビューなど記録をとる以前の被写体との関係性が問われるということ。outputの大切さ、その効果について学んだことなどのお話が出ていました。みなさんに有意義な時間を過ごしていただけたようで、担当者の私はとても嬉しく思いました。それぞれの置かれた立場でみなさんが「語り部」となってくださることを願いいつつ、終了しました。
(佐賀優里香)

 

[ケアする人のケア]映像ワークショップ開催のお知らせ

ケアする人のケア 東北ドキュメントプロジェクト
映像でつむぐ物語~報告上映会/ワークショップ~

東日本大震災直後、福祉施設や医療機関で働く人、また家族介護やボランティア活動などにたずさわるケアする人は、自ら被災しながらもほとんど休みなく支援(ケア)にあたりました。震災から2年経った現在、ケアする人たちの献身的な活動は今なお続いていますが、報道される機会は少なく、あまり知られていません。
このような当たり前のこととして取り上げられることのない支えあいの活動の中に、たくさんの生きた知恵や学びがあります。語られる苦悩やつらさのなかに、私たちがこれからの社会を生きていく上で大切なことが含まれています。
福祉や医療に携わる人、介護をしている人だけでなく、誰かのことや地域のことをそっと気にかけているあなたもケアする人です。 見落とされがちになっている小さな声を記録し、未来へ残す意義や方法について学びませんか。

 

日時
2013年3月20日(水・祝)13:00?17:00 
会場
せんだいメディアテーク 7F スタジオB (仙台市青葉区春日町2-1)[地図を開く]
 
参加無料、要申し込み
対象
福祉や医療の仕事に携わる人、地域ボランティア、学生、ケアや支えあいの活動、市民メディアに関心のある人
主催
財団法人たんぽぽの家
協力
せんだいメディアテーク 3がつ11にちをわすれないためにセンター

プログラム

13:00-13:30
ケアする人のケア東北ドキュメントプロジェクト ダイジェスト版上映
「寄り添う 支えあう―被災地のケアする人々」

2013年1~2月、宮城県仙台市、石巻市、大崎市、山元町、南三陸町などで支援活動を行ってきた福祉施設職員や医療関係従事者などのケアする人へインタビューを行いました。震災直後どのように行動したか、また現在の状況や想いなどのお話をご紹介します。

13:30-14:10
「のこす・つたえる—市民の目線から」

市民の立場から、映像で復興の過程や体験の記録を残すことと情報を発信していくことの大切さについて、高野さんの映像を交えながらお話しいただきます。

【話し手】
高野裕之
東日本大震災以降、建物の解体、がれきの撤去作業の記録や震災当時についてのインタビューをとり続けている。震災後に映画でつながった仲間達と上映会チーム「映像サーベイヤーズ」を結成。 上映会の原点に返りつつ、新しい上映会づくりを目指す。
【聞き手】
せんだいメディアテーク スタッフ
14:10-14:20
休憩
14:20-17:00
ワークショップ
 
「誰かに伝えたいこと つむいでみる」

実際にインタビュー映像を撮ってみましょう。どんなお話を残したいでしょうか。 相手から聞き出すコツや映像を撮るときのポイント、インターネット上で見られるようにする方法などについて学びます。

【ファシリテータ】
加藤文崇(les contes)
 

※諸事情によりプログラムの一部を変更する場合がありますのであらかじめご了承ください。

申込方法

電話、FAX、Eメールにて、次の申込事項を添えてお申し込みください。(申込先着順)

  1. お名前(ふりがな)
  2. ご所属 ※勤務先、ボランティア活動先など。特になければ不要です。
  3. ご住所(ご自宅/勤務先などもお知らせください)
  4. 電話・FAX・Eメール

※お預かりした個人情報は、本ワークショップの受付事務においてのみ使用させていただきます。

申込先

財団法人たんぽぽの家(宮城事務局)担当:武田和恵
TEL&FAX:0223-37-0203(工房地球村内)E-mail:takeda★popo.or.jp

財団法人たんぽぽの家(奈良本部)担当:佐賀優里香
TEL:0742-43-7055 FAX:0742-49-5501 E-mail:saga★popo.or.jp

 

※Emailでお申込の場合は★を@に変換して送信してください。
件名に必ず「映像ワークショップ参加申し込み」と明記してください。

 word=チラシをダウンロード

■ケアする人のケア 東北ドキュメントプロジェクトについて

この事業は、競輪の補助を受けて実施します。
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フォーラム「こどものてつがく美術館」のご案内

フォーラム「こどものてつがく美術館」

「鑑賞から表現へ こどもたちと発見する美術/館の楽しみ方」

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「こどものてつがく美術館」プロジェクトでは、美術館の作品や美術館という場所を用いて、
哲学者とアーティストがこどもたちとワークショップを行ってきました。
キーワードになっていたのは「表現」「表現する」ということです。
従来、美術館は芸術作品を作品や作者についての知識を持って
「鑑賞」する場だと考えられてきましたが、
このプロジェクトでは、芸術作品を前に、感じたことを言葉で表現する、
音楽、視覚的、触覚的表現や身体表現で表現することを行いました。

美術館を、美術史的知識や正しい鑑賞の習得の場所だけでなく、
「表現」の場所として捉え直すことができれば、
美術館とこどもとの関係だけでなく、美術館と来館者、
美術館と社会の新たな関係を生み出すことにもつながるのではないでしょうか。

本フォーラムでは、このプロジェクトの活動を報告するとともに、
こどもと美術館、こどもと表現、表現力を育てることなどの観点から
その意義や可能性を探ります。

  日 時:2013年3月10日 14:00~16:30
  場 所:国立国際美術館 地下一階講堂 (大阪市北区中之島4-2-55)
  定 員:100名
  参加費:無料/要申込
  主 催:財団法人たんぽぽの家
  協 力:国立国際美術館、カフェフィロ
      こどもゆめ基金(独立行政法人国立青少年教育振興機構)助成活動

スケジュール

13:30~14:00   受付

14:00~14:40 [活動報告]
  京都、奈良、大阪の3つの美術館で、
  「てつがくの時間」「表現の時間」として4回のワークショップに取り組みました。
  こどもたちとともに生まれた豊かな表現や、活動の様子を報告します。

  報告者:高橋綾(大阪大学コミュニケーション デザイン・センター招聘教員)
      阿部こずえ(財団法人たんぽぽの家スタッフ)
  参加アーティスト:池田朗子(美術家)、光島貴之(美術家、鍼灸師)、佐久間新(舞踊家)

14:40~16:00 [ディスカッション]
  子どもたちとのワークショップから生まれた気づきから、
  鑑賞だけでなく表現力を育てる場として、
  より多くの人に開かれた新しい美術館のあり方をさぐります。

  進行:本間直樹(大阪大学コミュニケーションデザイン・センター/文学研究科准教授)
     高橋綾×池田朗子×光島貴之×佐久間新×朴鈴子(京都国立近代美術館研究補佐員)×阿部こずえ

16:00~16:30 [質疑応答]

 

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 4回全て                    10月28日(日)
 「てつがくの時間」講師 : 高橋綾      京都国立近代美術館「音楽の時間」講師 : 片岡祐介

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 11月10日(土)               12月22日(土)
 奈良県立美術館「つくる時間」講師 : 池田朗子  京都国立近代美術館「つくる時間」講師 : 光島貴之

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 1月26日(土)
 国立国際美術館「ダンスの時間」講師 : 佐久間新

 

◆国立国際美術館へのアクセス
 ○ 地下鉄四つ橋線肥後橋駅(3番出口)より西へ徒歩約10分
 ○ 地下鉄御堂筋線淀屋橋駅、京阪電車淀屋橋駅より西へ徒歩約15分
 ○ JR大阪環状線福島駅、東西線新福島駅(2番出口)より南へ徒歩約10分
 ○ 阪神電車福島駅より南へ徒歩約10分
 ○ 市バス53号・73号系統田蓑橋バス停より南西へ徒歩約3分
 ○ 京阪電車中之島線渡辺橋駅(2番出口)より南西へ徒歩約5分

◆地図 こちらをクリックして下さい 

 

◎お申し込み・お問い合わせ 
次の事項を添えて、下記まで電話・FAXまたはe-mailにてお申し込みください。
  1.お名前(ふりがな) 2.ご所属/ご職業 3.連絡先(電話番号またはE-mail) 4.人数 
        ※ 定員を超えた場合のみ事務局からご連絡いたします。
        ※ メールでのお申し込みの際は、
            件名に「こどものてつがく美術館【フォーラム】」と明記してください。

 財団法人たんぽぽの家(担当:阿部/森下)
 〒630-8044 奈良市六条西3-25-4 TEL:0742-43-7055 FAX:0742-49-5501
   E-mail:ableart@popo.or.jp  http://tanpoponoye.org/ 

 

◎詳しくは、こちらもご覧下さい。

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◎「こどものてつがく美術館」とは  

「こどものてつがく美術館」は、こどもたちが哲学者やアーティストと対話をしながら、
美術作品を鑑賞し、考えること・表現することを深めるワークショップです。
こどもが自分の気づきを他者と共有し、
豊かな人生のための生きる力を身につけることをめざしています。
財団法人たんぽぽの家は、市民の立場から、より多くの人に開かれた
新しい美術館のあり方を提案していきます。

東日本大震災復興支援プログラム「笑ってチャリティコンサート」

東日本大震災復興支援プログラム

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?ヴァイオリンと‘震災’を語る夕べ?

日時:2013年3月1日(金)18:30開演(開演18:00)

場所:やまと郡山城ホール小ホール(奈良県/近鉄郡山駅徒歩7分) アクセスはこちら⇒地図へ

料金:一般3,000円 高校生以下:1,500円(チケットのお申込はこちら ⇒申込フォーム

 

東日本大震災発生後、たんぽぽの家は文化を通じた復興支援プログラム「笑ってプロジェクト」を展開しています。

今回は、奈良県出身のヴァイオリニスト・金関環さんとピアニスト・宮川真由美さんによる素敵な音楽をお届けするとともに、宮城県・山元町から「やまもと民話の会」の庄司アイさんと武田良子さんをお招きし、震災の体験と山元町の民話を語っていただきます。

音楽や文化を通して被災地に思いを寄せること、そして被災した人たちの生の声や体験を聴くことをとおしてこの震災を忘れない、という思いを多くの人たちと共有したいと思います。

[出演]

kanaseki.jpg 金関環(かなせき たまき)ヴァイオリン ※詳しいプロフィールはこちらmiyagawa-pf.jpgのサムネール画像 宮川真由美(みやがわ まゆみ)ピアノ ※詳しいプロフィールはこちら

 

minnwa-no-kai.jpg  やまもと民話の会/左:武田良子 右:庄司アイ

1998年5月、「やまもと民話の会」を発足し、宮城県亘理郡山元町内に残る民話の再訪、再話。町内外の保育所、学校、施設等を訪問し、語り継いでいる。

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*東日本大震災後、『この大震災を、事実として語り継がなければ…。私たちがしなければ誰がするの』との思いで、聞き歩きを行い、2011年8月に語りつぐ・証言「小さな町を呑みこんだ巨大津波」を発行。早い時期に発行したこともあり、予期せぬ反響に戸惑いながらも増刷を重ね、2011年12月に第二集を発行。‘声なき声に寄りそう’をテーマに、聞き取りの範囲を広げた「鎮魂・復興へ」をテーマに2012年4月に第三集を発行。

 

logo.jpg  東日本大震災復興支援プログラム チャリティコンサートについて

このコンサートは、たんぽぽの家が中心となり実施している東日本大震災の復興支援プログラム「笑ってプロジェクト」の一環として行うものです。私たちは震災以降、岩手・宮城・福島を中心に国内外のNPOと連携し、アートや文化を通して支援活動を行ってきました。支援にむかうまなざしは共通して、支援が届きにくいところ、特別なニーズがある人のところです。本コンサートは文化の力を通じた復興支援プログラムのチャリティイベントとして、チケット1枚あたり、1,000円は「やまもと民話の会」の活動サポートおよび「笑ってプロジェクト」の活動に充てさせていただきます。

 

 

 

 

1/26大阪「こどものてつがく美術館」 報告

 今回も、博士こと高橋綾さんが講師。
舞踏家(ダンサー)の佐久間新さんと一緒に、踊りながら鑑賞をする回です。
美術館に集まった13名のこどもたちは、踊りながら見る?美術館でおどっていいの?と、
少し不思議な様子でした。

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始まる前から、クネクネと不思議に動き回る佐久間さんに、
こどもたちも興味津々の様子です。
自己紹介では、佐久間さんの話をじーっと聞いていました。

それぞれの自己紹介を終えて、いよいよ展示室へ!
さて、「踊りながら」とはどんな風に作品を鑑賞するのでしょうか・・・?

 

○てつがくの時間/ダンスの時間

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まずは、とっても強い光を放つ作品の前に集まりました。
最初は、近くで見ていると、どんどん、どんどん後ろに下がって行って、
目いっぱい遠くの方から眺め始める子が出現しました。
それにつられて、他のこどもたちも自分が見たい距離、目線を探し始めます。
しゃがんでみたり、寝転んだり、体が自然と動き始めました。
角度を変えてみたりする事で、作品の色や、その前に立っている人の姿の見え方が変わる
魅力的な作品だったようです。

そんな中、佐久間さんはというと・・・

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四つん這いになり、のしっのしっとまるで音が聞こえて来そうな格好で
光に向かって進んでいきます。
一緒になってこどもたちも四つん這いになり、
時には佐久間さんの上に登りながら作品に向かっていくのです。

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他にも、ブリッジをしてみたり、指の隙間からそーっと覗いてみたり。
色々な見方を発見する事が出来たようです。
作品の見え方も「色がなくなった」「体が細く見える」など、
口々に気づいたことを言っていました。

さて、そうして体を思いっきり動かして作品を見たあとは、
それぞれ、展示室にある作品を自由に見て回りました。

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レゴブロックで作られた大きな立体作品では、恐る恐る近づいて、下から覗いてみたり、
「何個ブロック使っているか数える!」と言って、一生懸命数えている子もいました。

激しいタッチで描かれた作品の前では、
「こういう感じで描いたんちゃう?」と、体を大きく揺らしながら
「パッパッパ」「ぬる~り」「ボトボトボト」と楽しげな擬音語を発しながら、
絵の具を塗った順番を体で表現していました。

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よーく見て、何に見えるか考えたり。見ながら思ったことが口をついて出てきます。
作品を見ていて思い出した、自分の経験を話してくれたりもしました。
一緒に鑑賞しているスタッフも、こどもたちの話に楽しく耳を傾けながら鑑賞しました。


○みんなで作品を見る時間

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2時間近く、展示室で作品を見たあとは、最後には、大きな作品の前でみんなで鑑賞をしました。
一人で見ていた時に気づいたことを紹介し合いました。
ハカセの「どんな事に気づいた?」という問いかけに
「みんな目が見えない」
「真ん中の人はいっぱい買い物してるからお金持ち」
「みんなお金ちょうだいーって言ってる」
などなど、思い思いに発言していきます。
「目にカメが付いてる」という意見に対して、
「あれは爆弾だよ」
「じゃあカメ爆弾!」など、一人が言った発言に対して
こどもたちからどんどん意見が出て、会話が続いていきます。

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この日は終始とってもリラックスした雰囲気の中、
鑑賞が進んでいきました。
体を思いっきり使って、動いて鑑賞することでリラックス出来て、
自由に発言する事を楽しめたのかもしれません。

 

福祉をかえる「アート化」セミナー@奈良[奈良県民版]

MENU 開催趣旨 1日目
プログラム
2日目
プログラム
申込方法 送迎案内
お申込の受付は終了いたしました。ありがとうございました。
会期
2013年2月16日[土]・17日[日]
会場
たんぽぽの家アートセンターHANA(奈良市六条西3-25-4)[地図を開く]
定員
各日100名 申込先着順
参加費
奈良県在住、在勤、在学の人は無料 
主催
財団法人たんぽぽの家、社会福祉法人わたぼうしの会
共催
特定非営利活動法人エイブル・アート・ジャパン
協力
特定非営利活動法人まる、株式会社ダブディビ・デザイン、エイブルアート・カンパニー

?はたらきかたをデザインする?

私たちは誰でも、仕事を通じて誰かの役にたちたい、自分の価値や存在を実感したいと願っています。はたらくことは社会とつながる、生きている喜びを実感できる、とても大切な行為です。

今、所得を保障し、労働の尊厳を獲得するという考えのもと、障害のある人が就労し、高い所得を得ることが奨励され、制度としても支援されています。しかし、障害のある人の仕事というと、製造業やサービス業を中心に限定されているという現状があります。

このようななかで、私たちはアートやデザインを通して、障害のある人の個性や表現、一人ひとりの可能性をいかす新しい仕事づくりにチャレンジしてきました。なぜなら、「アートはクリエイティブ・インダストリー」といわれるように、アートのような創造的な活動こそ、厳しい現状を打破する可能性があると信じているからです。

今回は、「はたらきかたをデザインする」という視点から、あらためて「障害のある人とともにどのような新しい仕事をつくっていくか」を議論します。そして、社会そのものをも豊かにするような仕事について考えてみたいと思います。みなさんにご参加をおまちしています。

1日目プログラム

2月16日[土]13:30-17:00

12:30-
受付
13:30-13:45
あいさつ・オリエンテーション
13:50-14:50

講演1「社会をかえるものづくり」

自分をいかし、関わる人をいかし、そして社会にとっても意味のある仕事とは。地域、産業、商店、町並み、そして暮らし方を良い方向に進展する流れをつくることをめざすスタイルジャパン研究所。「ビジネス」にとどまらない、生活や価値観、そして社会をかえるものづくりを考えます。

川野正彦(スタイルジャパン研究所代表/東京)ー「想いこそモノづくりの革新」をテーマに、ジャンルやスタンスにこだわらないブランディングやデザイン活動を行う。2006年から地方自治体の地域ブランド創りに関わる。[地産地消の活性化の為のブランディングTEIBAN展](奈良県)が、「2012年度グッドデザイン賞」を受賞。

15:00-16:00

講演2「はたらくこと・あそぶこと・いきること」

誰もが支え合い、働き、楽しみあう場として生まれたスウィングの理念、活動を紹介します。ゴミ拾いも、イベントの参加も、地域の人との交流も、もしかしたら仕事になるかもしれないし、アートになるかもしれない。働きながら遊ぶ、遊びながら働く。私たちの仕事の概念さえも変えていく取り組みについて考えます。

木ノ戸昌幸(NPO法人スウィング施設長/京都)ーNPO、演劇、祇園のスナック、遺跡発掘等々の活動・職業を経て「毎日笑える」をいう理由で知的障害のある人に関わる仕事につく。2006年にNPO法人スウィングを立ち上げる。趣味は映画・マンガ・読書・和太鼓など。

16:00-16:45

質疑応答、ディスカッション

16:50-17:50

たんぽぽの家アートセンターHANA見学(オプション)

18:00-20:00

交流会(オプション/3,000円)

2日目プログラム

2月17日[日]10:00-16:30

*選択A1~4はリレー形式の連続講座です。

*選択Bは、午前(10:00~11:40)は5・6、午後(13:10~14:50)は7・8のどちらかを選択してください。いずれも100分のプログラムです。

選択プログラムA
これから「アート化」に取り組む人のためのコース(リレー形式・連続講座) 

選択プログラムB
アートを仕事にするための人の実践プログラム(選択プログラム)

10:00-11:00

A-1
なぜアートに取り組むのか

・新川修平(NPO法人100年福祉会理事長 片山工房代表/兵庫)
一人ひとりの能力を最大限に活用できる方法を模索し、アート活動に取り組んできた片山工房。福祉の現場になぜアートが必要なのか。障害のある人がアートする意味とは何かを考えます。

B-5
魅力を伝えるブランディング

・鬼塚淳子(たいせつプロダクト オーガナイザー/福岡)

・田中万理(たいせつプロダクトデザイナー/福岡)
毎日の暮らしの中で「たいせつなもの」にこだわり、たいせつなものに包まれた生活を提案する「たいせつプロダクト」。クライエントも、ユーザーも、クリエイターもみんながしあわせになれる仕事をつくるブランディングについて考えます。

10:50-11:40

A-2
創造的なアートスペースをつくる

・中川直美(社会福祉法人ふたかみ福祉会 アトリエハピバールスタッフ/大阪)
魅力的な環境があることで、魅力的な作品がうまれます。モノづくりや場所づくりを大切にし、みんなが「Happy」になるようにとつくられたハピバール。障害のある人の個性や表現をいかす環境づくりを考えます。

B-6
楽しく働き、楽しく暮らそう?理念を伝える商品プロデュース?

・本多佳子(NPO法人あおぞら あおぞらポコレーション・ソラシード施設長/新潟)

・暮部達夫(株式会社クレコス 取締役副社長/奈良)

「障害のある人もない人も一緒に働き稼ぎ、楽しく暮らすこと」をめざすポコレーション。企業やデザイナーとの共働からうまれた、あおぞらリネンウォーターを通して、商品のプロデュース、販路開拓について学びます。

11:40-13:10 昼食
HANAランチをご利用いただけます(オプション/500円)
13:10-14:00

A-3
多様な表現をアウトプットする展覧会

・高橋法子(アトリエコーナス スタッフ/大阪)

美術館やギャラリーでの展覧会、町家やカフェなどのコミュニティスペースでの展覧会。一人ひとりの多様な表現、作品をいかす展示方法、空間の作り方、そして社会へ伝える考え方を学びます。

B-7
ものづくりと売る力

・里見喜久夫(株式会社はたらくよろこびデザイン室 コトノネ編集長/東京)
「いいもの」をつくるだけではなく、かってもらってはじめてその価値が伝わります。喜んでもらえる、また買いたいと思ってもらえるものづくりとは。東日本大震災を機に被災地の障害のある人、施設の復興を支援したいとの想いから創刊された『コトノネ』編集長をむかえ、生活者に伝わるものづくりと売る力について考えます。

14:00-14:50

A-4
商品づくりと販売へつなげる力

・井上 愛(NPO法人ひょうたんカフェ 副理事長/愛知)

障害のある人の特技や能力をいかして魅力的な商品をつくるにはどうしたらいいか。また販売してくれる店舗や顧客とどのような関係を築いていくか。対話から生まれる商品づくりについて考えます。

B-8
企業発!CSRの新しいかたち

・森 豊(株式会社西山ケミックス代表取締役/京都)

・柴崎由美子(エイブルアート・カンパニー本部事務局)

・一坂正和(株式会社ソフィア 代表取締役/大阪)

・藤井克英(たんぽぽの家アートセンターHANAスタッフ)

企業が利益を追求するだけではなく、社会に与える影響に責任をもつCSR(企業の社会的責任)は、企業にとって大切なテーマになっています。企業とNPOや社会福祉施設がそれぞれの強みをいかしながらアートを通して、社会に新しい価値を提案する事例を紹介します。

15:00-16:30

全体プログラム
全体ディスカッション

障害のある人の仕事をつくることは決して特殊な仕事をつくることではありません。2日間を振り返り、社会の多くの人と共有できる、社会にとって必要な仕事を考えます。

進行:樋口龍二(NPO法人まる代表)、柊 伸江(株式会社ダブディビ・デザイン代表取締役)他

対象

障害のある人のアート活動に関心のある人。また、アートによるプログラム開発、仕事の開発、アートスペースづくりに関心のある人。

参加申込方法 ※お申込の受付は終了いたしました。

  1. 参加費(オプション費用を含む)をお近くの金融機関からお振込みください。
    ※振込み手数料はご負担願います。
    銀行から
    南都銀行 西ノ京支店(普通)0297183 財団法人たんぽぽの家
    ゆうちょ銀行 一◯九(イチゼロキュウ)店(当座)0007812
    郵便局から
    001080-6-7812 財団法人たんぽぽの家
    ※通信欄に「セミナー参加費」とお書き添えください。

申し込み締切

2013年2月8日[金]
定員(各日100名)になり次第締め切らせていただきますので お早めにお申し込みください。

おことわり(キャンセル料について)

キャンセルには下記の通りキャンセル料を申し受けますのでご注意ください。

◎2月9日[土]?15日[金]…参加費の50%
◎2月16日[土]…参加費の100%

※やむを得ない事情により、プログラムの一部を変更させていただく場合があります。
※お預かりした個人情報は、本セミナーの受付事務においてのみ使用させていただきます。

送迎のご案内

近鉄奈良線「学園前」駅南口と、セミナー会場「たんぽぽの家アートセンターHANA」の間を結ぶ無料シャトルバスの運行を予定しております。いずれも、セミナー開催時間/終了時間にあわせた運行になります。

2月16日(土)

 [近鉄奈良線・学園前駅南口 12:00発 → たんぽぽの家]

 [たんぽぽの家 17:30発 → 近鉄奈良線・学園前駅南口]

 [たんぽぽの家 交流会終了後、随時 → 近鉄奈良線・学園前駅南口]

2月17日(日)

 [近鉄奈良線・学園前駅南口 9:30発 → たんぽぽの家]

 [たんぽぽの家 17:00発 → 近鉄奈良線・学園前駅南口]

 

関連情報

情報交流コーナー

会場に「情報交流コーナー」を設置します。全国から集まった皆さんと情報交換できるチャンスです。閲覧用のパンフレットや資料をお持ちください。
※掲示物は1団体につきA3サイズ以内でお願いします。

同時期開催

奈良県障害者芸術祭 HAPPY SPOT NARA2012-2013
「生きることは表現すること、表現することは生きること」を合い言葉に、奈良で2回目となる芸術祭を開催します。展覧会では多様な場での出会いから生まれた表現とその軌跡を紹介します。ぜひ、あわせてご参加ください。
■会期:2013年2月7日(木)~2月17日(日)
■会場:奈良県文化会館、東大寺、ならまち周辺ほか

たんぽぽ通信 vol.105

 アート化セミナー@福島開催しました

 1月18~19日に、たくさんの雪が降り積もる中、福島県郡山市でアート化セミナー@福島を行いました。今回福島県でセミナーを行った目的は、アートによる「生きる力の取り戻し」と「‘しごと’の復興」に関心をよせてくださっている人たちがいたからです。
 初日には、スタディツアーで、南相馬市の小高区を見学させていただきました。小高区は2012年4月まで警戒区域に指定されていた地域ですが、1年10ヵ月経過した今でも地震の影響で倒壊しそうな家屋や、津波によって流された自動車などが残されていました。今では、がれきの除去や上下水道等のインフラ整備が行われているところです。

 その後は、南相馬ファクトリーさんの事業所を見学させていただきました。南相馬ファクトリーとは、福島第一原発の周辺にある6つの作業所が集まった仕事起こしロジェクトの名称です。その中の1つでえんどう豆さんという施設を見学させていただきました。えんどう豆さんは、震災直後から利用者の皆さんと仕事の取り戻しのため缶バッジの制作をはじめられ、シンガーソングライターのやなせななさんや、ロックバンド・くるりさんといった方もプロジェクトに参加して下さっており、スタディツアーの参加者からも「可愛いね」といった声もあり、参加者の方もたくさんバッジを購入されておられました。そして現在までに約35万個という数が全国の人々の手に渡った人気の商品です。
 南相馬市から郡山市への帰り道は雪が凄く、高速道路も通行規制が布かれる中での帰路となり、予定よりも4時間遅れではありましたが車中では参加者の方々が、仕事の話しや雑談などをしており、とても盛り上がりを見せ、無事に帰ってくることが出来ました。
 2日目は10時から始まり、セミナーの講師として、「せんだいメディアテーク企画・活動支援」の甲斐賢治さん、「地域生活支援センターふっとわーく」の鈴木康弘さん、「JDF被災地障がい者支援センターふくしま」の白石清春さん、「南相馬ファクトリー」の佐藤定広さん、「工房地球村」の田口ひろみさん、「工房まる」の吉田修一さん、「アートセンターHANA」の岡部太郎がお話をしてくださいました。

 講演が終わってからは、被災地障がい者支援センターふくしま・被災地交流サロン「しんせい」さんの方へ場所を移し、セミナーの参加者や講師の方との交流会が行われました。交流会では、お料理自慢ボランティアさんによるケータリングをしていただき、おいしいおでんやご飯、お酒を準備していただきました。なんと、炭火の焼き鳥を大胆にも室内でされており、室内は煙で真っ白になっていました。その煙の中で密かに2月に奈良県で行われるアート化セミナーにJDF被災地障がい者支援センターの白石さんが来られた時には、一緒に入浴をするという男の約束が交わされていたそうです。hukushima.JPG

 今回福島県の現在の状況を自分の目で見るまでは、震災の復興はかなり進んでいると思っていたところがあったのですが、実際には倒壊しかけの家屋がそのままであったり、流された自動車が残されていたりと、地震や津波の脅威を改めて感じさせられ、もし自分が同じ状況に遭遇するとどうしているのか、と考えさせられる機会となりました。(濱田)

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 右の写真すてきですね!これは1月22日(火)から2月2日(土)まで大阪の中之島デザインミュージアム<de sign de > にておこなわれた「Good job!」の展覧会のもようです。Good job! プロジェクトは、「アート×デザイン」をキーワードに障がいのある人のアートを美術作品とは違った形で社会に発信しています。
 会期中は、川沿いのおしゃれなスペースの中に、さまざまな企業とたんぽぽの家との協働によってうまれた製品を展示しました。会場にならんだのは靴下、パンツ、ハンカチ、トレイ、傘‥どれもカラフルで、道行く人が思わず足をとめていました。
 これらの製品は、大阪市役所のロビーという重厚な空間での展示を経て、2月16日(土)から2月28日(木)まで、HANAギャラリーで展示されました。(中島)

 

 

関電コラボアート展

 かんでんコラボアート21とは障害のある人の作った作品を対象にした公募展。毎年全国からたくさんの作品が寄せられます。その中でたんぽぽのメンバーの澤井玲衣子さんが、最優秀賞を受賞したことは皆さんもご存じですよね。作品は「ピアニスト」、2001年に制作し2003年に受賞。大好きなピアノを描いた澤井さんの代表作です。

 今回かんでんコラボアートが10周年を迎えるということで、澤井さんも含めた過去の最優秀賞者の展示会が12月に行われました。会場は大阪のスカイタワービル。展示するのは受賞後の作品で、“受賞者のその後の活動をおう”というものがテーマです。出展作品は「leather jacket」という墨で描いた作品。澤井さんらしい日常の生活をテーマにした作品です。(このときはお気に入りのレザージャケットがあったんですかね。また気になる方は澤井さんにお伺い下さい。きっとおもしろいお話が聞けますよ。)
 また、その作品たちがHANAギャラリーにも巡回。年明けすぐのギャラリーに展示していただきました。その際に澤井さんの出展作品がプリントされている記念品もかんでん様から贈呈。ご丁寧にたんぽぽまできて下さり、澤井さんは胸を張って受け取られていました。
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 これからも、スタッフともどもメンバーとともに精進したいと思います。また、たんぽぽ通信でいい報告ができますように。(吉永)

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 羽織袴にサングラスの出で立ちで登場した、12月で20歳になったHANAメンバーの河野望(かわののぞみ)くん。
 今年も恒例の「成人の儀」をおこないました。クイズやスライドショーで彼の趣味や昔のことを知ったあと、さらに河野望ワールドに引き込まれました。
 「わたぼうし音楽祭」で入選した「僕が大きくなったら」他1曲をお母さんと2人で熱唱したり、語りで「くわずにょうぼう」を披露したりで、今まであまり知らなかった河野くんの世界をのぞくことができました。河野望くん、成人おめでとうございます。夢にむかって、突き進んでください。(三輪り)

 

 

?毎年恒例?厄除鬼の販売に行ってきました!

 今年も2月3日の節分の日に、東大寺・元興寺の方で、厄除鬼の販売をさせてもらいました。当日は、2月とは思えない陽気に恵まれ、また日曜日だった事もあり、節分の豆まきの行事をお目当てに東大寺・元興寺では、大勢の観光客で賑わっていました。oni2.jpg

 そんな賑わいの中、厄除鬼の販売の準備をしていると、カラフルな鬼を見て色々な人が足を止め、見に来てくれました。お客さんの中には、『今年は何色買おうかな?』とすでに知ってくださっている人がいたり、海外からの観光客、更にお寺の関係者の人まで様々な人が鬼の前に訪れてくれました。皆、真剣な顔で鬼とにらめっこをしている姿がとても印象的でした。今年から、新たに、金・銀・白(歌舞鬼)が登場し、これもめでたい色だと好評いただきました。

 おかげさまで、厄除鬼はほとんど完売し、今年も色んな人の元へ、鬼が福を届けに行く事ができました。これも、生地つくりから販売まで、心を込めて関わってくださったボランティアさんのお力添えのおかげだと思います。本当にありがとうございました。(三輪た)

 

 

sumi.JPG墨を楽しむ「ブラッシュ・アートワークショップ」開催中

 

 

  2012年8月から、障害のある人の墨の表現の開拓を目的に「ブラッシュ・アートワークショップ」を開催しています。このワークショップは書家の川尾朋子さんを講師に招き、月に一回土曜日に開催しています。川尾さんとは去年のHAPPY SPOT NARAで、地域の方々とこのワークショップを開催してから関わっていただいています。その内容が参加者から好評だったので、次はHANAのメンバーを対象にこのプログラムが立ち上がりました。
 このワークショップのポイントは墨と筆。墨を自分で擦るのはもちろん、こゆい墨や薄い墨をオリジナルで作ったりして自分だけの濃淡を楽しみます。筆も日用品や自然物を使って自分だけの筆を作るときもあれば、身体を筆変わりに使って描くときもあります。
 内容も様々。身体を使って魚拓ならぬ人拓(じんたく)をしたり、墨にシャボン玉を混ぜたもので干支の蛇を作ったり、日用品を使って2メートルの巨大筆を作り相撲をしたり…。字を書くものとされている墨の世界で、従来の表現にとらわれない取り組みをしています。
 WS中は和気あいあいとした雰囲気でスタッフともどもメンバーと遊んでいます(笑)。また、このプログラムはボランティアさんも募集中です。「何かおもしろいことがしたい」「芸術活動に興味がある」方など是非お問い合わせ下さい。sumi2.JPG
※WSボランティア募集中!!
ブラッシュ・アートWS担当:吉永朋希
TEL:0742ー43ー7055

 

 今月のおすすめショップshop2.jpg

 “マジェルカ”は東京・西荻窪駅を降りて線路沿いにあるお店。障害を持つ人のつくる魅力的なモノを集めたセレクトショップです。
 ナチュラルな雰囲気の店内にはアートなステーショナリーやアクセサリー、ガラスの花瓶や陶器など魅力的な商品がおしゃれに並んでいます。
 おしゃれバードやおしゃれにゃん、中村真由美さんのハリポテなど、たんぽぽの家のグッズもたくさん置いているんですよ♪
 マジェルカさんは他のお店やアートスタジオとの連動企画など、いつもおもしろそうな企画展を開催していますので東京にご旅行の際は覗いてみてはいかがでしょうか。(渡邉)



大神神社の一日(ついたち)募金bokin2.png

 たんぽぽの会では、大神神社でお正月3日間と毎月一日(ついたち)に募金活動をしています。この時使う募金箱などを預かって下さっているのが近隣在住の画家の芝様で、これまでもチャリティ絵画展を開いてたんぽぽの家に多額の寄付を下さるなど、何かとご協力くださっている方です。
 そしてこのたびは募金道具が40年の間に傷んできたのに見かねて、新しい道具一式を寄付して下さいました。これには「わしも協力するわ」という大工さんや素麺屋さんなど三輪地区の方の協力もあったということです。新しい道具を使っての今年のお正月募金、3日間で計22万7937円の募金が寄せられました。また、毎月立って下さっている重野さんはじめ多くの方が当番の協力をして下さいました。
 現在3月からの、一日(ついたち)募金のボランティアさんを募集中です。スケジュールのあいている一日(ついたち)がありましたら、どうかご協力ください。よろしくお願いいたします。(たんぽぽの会 伊藤洋子)

 

 

楽食だより ~インフルエンザに勝つために!!~

◆インフルエンザ予防に有効な食事innhuru.png

“栄養バランスの良い食事を心がけよう”
“ビタミンCの多い果物を食べよう”
“できるだけ温かいものを食べて、免疫力を上げよう”
“ネバネバ食材を食べて、腸内環境を整えよう”

 ここで、注目したいのは、ネバネバ食材です。ネバネバ食材にはムチンが含まれていて、このムチンは、人の体内では気管や消化管、目などの粘膜の表面をカバーし守ってくれています。このおかげで、風邪やインフルエンザなどの感染症からかかりにくくなります。
 インフルエンザが流行っているこの時期は、納豆・長いも・里芋・なめこなどを食べて、インフルエンザに勝ちましょう!!(柴田)

 

 

 

たんぽぽ人物図鑑

コットンハウス ケアスタッフ 栢(かや)原(はら) 智賀子(ちかこ)さん

 この度めでたくスタッフメンバーにデビューさせていただきました。まだ日も浅く日々???や戸惑いばかりですが楽しくお仕事しています。
 ボランティア(療育・傾聴)がきっかけで「やってみたい」のスイッチが入り今に至ります。心の状態に配慮して、笑顔のパワーをアイテムに私なりのヘルパーを目指してまいります。

東北ドキュメントプロジェクト レポートその2

東日本大震災で自身も被災しながら医療や福祉などの分野で支援活動をされた方々へインタビューし、記録を残す「東北ドキュメントプロジェクト」(財団法人JKA助成)。担当スタッフが事業や取材の概要、エピソードなどをご紹介します。

 

滑川先生インタビュー

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仙台グリーフケア研究会代表で医師(仙台市立病院)の滑川明男さんにお話を伺いました。

心臓外科医である滑川さんは、「治すだけではなくて、看とるまでが医師の仕事」と言います。死は特別なものではなく、誰にでも平等に訪れる。でもそれが突然であったり、不条理であったり、大切な人であればあるほど、また生前の関わりについて後悔があると、残された方はどうしようもない喪失感に襲われて深く傷つきなかなか立ち直れない。そのような人を支えるために、仙台グリーフケア研究会では「わかち合いの会」を県内各地で開催しています。滑川さんもファシリテータをなさるのだそうですが、「とにかく聴くだけ。自分が特別何かしているとは思わない」と淡々と話していらっしゃいました。
普段から死と向き合い死について考えることは、生を考えることであり人生を受け入れること――真摯に人の命に向き合う滑川さんの言葉が心に響きます。
現代の医療は人間を生理学的に、物理的に生き長らえさせることに重きを置いていて、人間のあり方・生き方が蔑ろにされていることが多々ありますが、それは死を忌避し、良くないものとして否定するところから起こっているのではないでしょうか。 滑川さんは専門医ですが、医師である前に人として、苦悩している人に寄り添っています。「本当のプロは、自分のプロ意識を捨てられる人だ」という鷲田清一さん(哲学者)のお話を思い出しました。

 

黄緑色のバッジ

取材中ずっと気になっていたのが、ジャケットに留められた黄緑色の「自殺対策リボンバッジ」。宮城県で作られました。自殺予防の活動や自死遺族を支える活動の印だそうです。

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仙台グリーフケア研究会 http://www.sendai-griefcare.org/
(ブログ http://blog.canpan.info/grief/)

インタビュー映像はこちら

 

東北ドキュメントプロジェクト
「忘れないよ~3.11の記憶と記録~」

ケアラーズジャパン http://care-jp.tv/

(担当:佐賀優里香)

 

この事業は、競輪の補助を受けて実施します。
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