

本展では、詩や童話の創作、絵の制作、語り部としての活動など様々な表現に挑戦している上野和子さんのこれまでを、関わった人たちの語りや写真、和子さんの作品などをとおして、本人と一緒に振り返ります。「レガシー」には、一般的に「遺産」という意味がありますが、和子さんの物語は続きます。本展が、和子さんの物語の続きを、和子さんとともに生きる私たちの物語の続きを、一緒に想像することができる場になることを願っています。
会期:2022年5月17日(火)〜6月18日(土)11:00~17:00
*日月休み 5月22日(日)はギャラリートークのためオープン
会場:たんぽぽの家アートセンターHANAギャラリー (アクセス)
【関連企画】ギャラリートーク 5月22日(日)11:00~12:00
ギャラリートークをYouTubeにてライブ配信します。https://youtu.be/ov8l-bhOcSw
本展の主役でもある上野和子さんに登場いただき、展示についていろいろお話しましょう。
zoomでのご参加を希望される方は、前日の5月21日(土)までにお申込みください。のちほど、zoomのURLを個別にお送りします。 お申込み先:tanpopo@popo.or.jp
1998年、障害のある人が自分らしく暮らせる場所として福祉ホームコットンハウスがオープンしました。コットンハウスは必要なケアを受けながら生活できる場所でありますが、オープン当初は医療的なケアが必要な人が生活することは想定していませんでした。
オープン後20年を経過するなかで、入居されている方々が年齢を重ねるにしたがって、医療との連携が必要なことが出てきました。10年ほど前から、入居者の方が人工肛門(ストマ)を造設されたり、人工透析を始められたり、経管栄養による栄養摂取をされるようになりました。
医療的なケアが必要になったり、年齢を経るに従って体の状態がかわったりすることによって、ケアの内容が大きく変わることに、ご本人はもちろん、支える人たちは戸惑いを感じ、混乱することもありました。その試行錯誤を記録し、いろいろな人と共有することによって、障害のある人の老いや病を支えることの一助になるのではないかということが、この調査研究に取り組んだきっかけでした。
① 事例から学ぶ
コットンハウスに暮らす入居者2名に関する、本人と支援者へのヒアリング調査を行いました。これまでの生活歴や支援者のヒアリング調査などをとおして、コットンハウスでの試行錯誤を記録しました。
② 研究会の開催
「脳性麻痺と二次障害」「暮らしの場での高齢化への対応と看取り事例」「障害のある人が高齢化に伴い直面する権利擁護的側面での課題について」「アドバンス・ケア・プランニング(ACP)について学ぼう~障害のある人の暮らしの場でのACPについて~」の4つの研究会を行いました。
③ 施設見学
高齢化問題に直面したり、医療との連携に取り組んでいる3か所の施設を訪問し、ヒアリングを実施しました。
障害のある人の体、暮らしの状況はとても多様です。同じ状況になることはほとんどないと思います。それでも、個別の事例から学ぶことはたくさんあることに気づきました。
毎日現場で働いているスタッフからは、「毎日やっているといつのことだったのか覚えていないこともたくさんあって、まとめることで思い出したこともある」「コットンハウスのスタッフやパートスタッフの方にも読んでもらって感想を聞きたい。医療的ケアに対応するようになったときに議論はしたと思っているが、どこまで話を聞けていたか。その時々に精一杯できちんと話を聞けていなかったかもしれない」などの感想が寄せられました。
今後、ますます高齢化がすすむコットンハウスのなかで、入居者の方の生活をどのように守るかを改めて案が得る機会になりました。また、研究会を実施することで、障害のある人の暮らしを支える課題から、社会の問題を見直すきっかけをつくることができました。
障害のある人やその生活は人それぞれです。ケアの仕事は、障害のある人たちの日々の暮らしを支えるとともに、その暮らしからいろいろなことを学ぶことができます。私たちの取り組みに興味をもっていただいた方々と、情報交換など学び合う機会をつくりたいと考えています。ぜひご連絡ください。
調査研究報告書をご希望の方は、返信用切手(210円分)を同封の上、下記事務局まで郵送にてお申込みください。
〒630-8044 奈良市六条西3-25-4
社会福祉法人わたぼうしの会 たんぽぽ生活支援センター
※「調査研究報告書希望」とご記入ください
TEL. : 0742-40-1030
Email: genki@popo.or.jp
助成:日本社会福祉弘済会
たんぽぽの家のメンバーの新しい表現の可能性を広げることを目指し、絵画コンテストを実施しています。
記念すべき第1回のテーマは「植物」。本展では、たんぽぽの家とGood Job!センター香芝、たんぽぽ生活支援センターのメンバーから集めた応募作品をすべて展示します。初回にも関わらず、64点もの作品が集まりました。
のびのびと描かれた植物やカラフルに彩られた花々をぜひご覧ください。
どなたでも一人2作品まで、お気に入りの絵に投票できます。ぜひアートセンターHANAギャラリーまで足をお運びください。
4月28日(木)14:00~
審査員によって選ばれた作品を展示します。金賞、銀賞、銅賞そしてオーディエンス賞は誰の手に!?
コロナ禍において、あるいはコロナ禍を契機として、障害のある人たちとともに新しい仕事をつくりだしている取り組みを紹介する書籍を販売開始しました。
2020年11月から2021年8月にかけて、165件の多様な業種や業態、国内や国外の事例調査と分析を実施しました。本書は、そこで得られた知見をもとに「今ある事業を発展させる」「社会の声に応える」「異業種に挑戦する」など8つの視点から仕事づくりのヒントになる事例を紹介しています。
みなさんのこれからの活動の一助やご参考になれば幸いです。ぜひ、手にとってご覧ください。
① NPO法人Alon Alon
スマート農業と障害者就労をリンクさせた胡蝶蘭づくり
② 社会福祉法人みぬま福祉会
一人ひとりの個性と向き合う
表現を仕事にするための仕組みや環境づくり
③ 社会福祉法人進和学園
日頃のネットワークが生みだす仕事と活躍の場
④ マニュモビールズ
消費されるものではなく愛されるものを
製品を通じて作る新しい社会の循環
【コラム1】働くことは、競うことか
株式会社リ・パブリック 共同代表 田村 大
⑤ 株式会社if me
コロナ禍だからこそ、飲食業にチャレンジ
キッチンカー事業による新しい需要の開拓
⑥ 株式会社With You
Inclusion & Innovation 福祉とビジネスを結ぶ仕組み
⑦ NPO法人スウィング
何を、どう、伝えるか 固定概念にとらわれないメディア
⑧ はじまりの美術館
立ち止まって振り返る、
仕事や活動をアーカイブすることの意義
【コラム2】いかしあうつながり
NPOグリーンズ 代表 鈴木 菜央
⑨ 総社デニムマスク実行委員会
共感から広がった連携の輪
累計枚数30万枚のデニムマスク作り
⑩ あたらしい・はたらくを・つくる福祉型事業協同組合
福祉×産業の連携から広がる、魅力的な仕事の選択肢
⑪ NPO法人チア・アート
アートが修復する人と人の関係 医療現場の写真展
⑫ ダカラコソクリエイト/カラクリLab.
マイナスをプラスにするチャレンジを
がん経験者だからこそできる発信と場所づくり
【コラム3】人間を想う、という仕事
NPO法人エイブル・アート・ジャパン 代表理事 柴崎 由美子
⑬ Good Job! センター香芝
新たな仕事づくりと社会提案
⑭ 株式会社フォーオールプロダクト MINATOMACHI FACTORY
自分の仕事をつくりだす
機会と循環をつくる技術の使い方
⑮ Sandwishes Studio
アートとデザインがつなぐ人と社会の新しい関係性
⑯ Tohe
Playful as a child コロナ禍における社会企業の役割
障害のある人の個性や能力に目をむけながら、地域や社会と協働で仕事をつくっていく。さらには、コロナ以降の仕事や働き方を考えるきっかけとなり、新たな活動がはじまり、障害のある人の働き方の選択肢がひろがっていく。コロナ禍を契機として生まれてきた本書がその一助となれば幸いです。
※本書は『コロナ禍を契機とした障害のある人との新しい仕事づくり』に投稿した内容に加筆のうえ、書きおろしコラムも追加し、再編集して作成しました。
『コロナ禍を契機とした障害のある人との新しい仕事づくり』
一般財団法人たんぽぽの家 Good Job! Project
発行日 2021 年9 月30 日
発行元 一般財団法人たんぽぽの家
〒630-8044 奈良県奈良市六条西3-25-4
Tel 0742-43-7055 Fax 0742-49-5501
Email goodjob@popo.or.jp
URL https://tanpoponoye.org/
企画・編集 小林大祐、森下静香、岡部太郎、後安美紀、烏川淑子、奥田奈々子、中野温子(一般財団法人たんぽぽの家)
組版 鯵坂兼充、岡田尚子
装画 丹野杏香
製本・印刷 グラフ株式会社
協賛 吉川紙商事株式会社
※本書は休眠預金等活用法に基づき、公益社団法人日本サードセクター経営者協会から助成を受けて制作しています。
一般財団法人たんぽぽの家(以下当財団)は、障害のある人の表現や仕事づくり、創造性がうまれる環境づくりなどから学び、それまで出会うことのなかった人や活動をつなげることで、これからの社会に必要な考え方や方法を提案するチームです。「たんぽぽの家アートセンターHANA」や「GoodJob!センター香芝」といった、障害のある人が創造的に活動する現場と連携し、関西を中心としたクリエイター、デザイナー、編集チーム、研究者や実践者と協働しながら事業をすすめています。
当財団では、今年度事業を遂行するにあたって、プロジェクトスタッフ(アルバイト)を募集します。 チームの一員として、積極的に事業に関わり、一緒にプロジェクトを推進してくださる方のご応募をお待ち申し上げます。
*これまで行ってきた事業(参考)
障害とアートの相談室(https://artsoudan.tanpoponoye.org)
NEW TRADITIONAL(https://newtraditional.jp/)
障害のある人の表現とものづくり(https://gjkogei.shop/)
知財学習推進プロジェクト(https://chizai.goodjobcenter.com)
IoTとFabと福祉(https://iot-fab-fukushi.goodjobcenter.com)
若干名
~2023年3月末まで
5月6日(金) ※ただし、適任者が見つかり次第、締め切ります。
<活動内容の例>
・ワークショッププログラムやカリキュラムの企画立案、ファシリテーション
・調査の企画立案、実施(進行管理)、記録、まとめ
・セミナー、展覧会等のイベント運営(会場/機材の設営、進行管理、情報編集など)
・書類作成(会議録からイベント記録など)、報告書作成、翻訳作業
・相談対応(障害とアートに関する各種相談窓口業務)
・連絡調整(協力団体への連絡や会議日程調整など)
・広報(郵便物の発送作業、noteやFacebookへのアップ作業、ホームページの更新、広報物の制作など)
*特に以下の分野に関心・経験のある人を歓迎します。
・アートプロジェクト、展覧会や発表会の運営の経験のある人
・アートマネジメント全般(分野問わず)の経験がある人
・障害のある人の表現活動やものづくり、知的財産権の扱いなどに経験や関心のある人
・オンライン配信する際の会場/機材の設営、進行管理の経験のある人
・ワード、エクセルなど、事務業務の基本操作ができる人
・インターネットでの情報収集、発信にたけている人
下記の事業のほか、年間をとおして実施する事業が多数あります。業務内容に関しては採用後決定します。
目的:病気や事故、加齢や障害の重度化など、心身がどのような状態になったとしても、文化芸術活動を続けたい人が続けることができるように、テクノロジーを活用することの敷居を下げ、創作を楽しむことや新しい表現に挑戦することを継続できる社会をつくる。
内容: 1. 現代技術とアートの状況、障害のある人が技術を活用した創作・表現の事例調査/ 2. 障害のある人とアーティストやエンジニアなど技術力のある人とともにAIやIoTなどテクノロジーを活用した作品をつくる(先進事例づくり)/ 3. テクノロジーの敷居を下げるための勉強会や体験会、先進事例を社会に広く発信するためのフォーラムや展覧会の実施
目的:ものをつくる人、伝える人、つかう人が出会い、生活を豊かにする学びの場をつくることで、福祉と伝統工芸、さらに地域全体が相互に刺激しあい、これからの手仕事、ものづくりを発展させることをめざす。
内容: 1. 伝統工芸や伝統産業に関わるミュージアムにおけるエデュケーションプログラムの調査と実施/ 2. ニュートラの学校のカリキュラム検討と開校(プログラム実施)/ 3. 美術系大学の伝統工芸にかかわる領域と福祉の現場とのエクスチェンジプログラムの実施/ 4. ドキュメントブックの制作と報告フォーラムの実施
目的:障害のある人と伝統工芸に関わる職人が互いの施設や工房等を行き来するという技術の交流を通して、伝統工芸と福祉のこれからについて考え、実践へと変えていく。後継者問題をかかえる伝統工芸とやりがいのある仕事をもとめる障害者福祉の接点を見出す。
内容: 1. 全国各地のつくり手と福祉施設との間で技術交流を目的としたリサーチ&レジデンスの実施/ 2. 展覧会の開催/ 3. ウェブサイトでの発信/ 4. 海外への発信
目的:アート活動に積極的に取り組めていない施設、団体や、個人の作家がその表現を発信できるような場をつくることと、障害者アートの支援が不足している地域において、創作支援の試行を行うとともに、そのニーズを把握すること。
内容: 1. セミナーの実施(障害のある人の創作支援に関わる事例紹介、アート活動における知的財産権の基礎知識)/ 2. 障害のある人のパフォーミングアーツのショーケース公演の実施/ 3. 「高齢化、障害の重度化と表現活動のあり方」等をテーマにしたリサーチ事業「障害とアートの研究室」の実施/ 4. 障害の有無に関わらず参加できる創作の場「オープンアトリエ」を奈良県にて試行
・一般財団法人たんぽぽの家(奈良市六条西3-25-4)
・Good Job! センター香芝(奈良県香芝市下田西2-8-1)
・プロジェクト開催地(日本国内全国)
時間給1,000円~ (交通費実費支給) ※経験を考慮のうえ決定します
週3〜5日/1日8時間 応相談
*業務内容によっては一部、在宅での勤務も可能です。
電話での受付後、履歴書(写真付)に志望動機(自由記述)を添えて、メールableart@popo.or.jpか郵送にてご応募ください。また、過去の活動の資料などがあれば参考までに添付してください。いただいた資料は返却いたしません。
※応募書類は本募集目的以外には利用しません。
一般財団法人たんぽぽの家 (担当:中島、岡部)
〒630-8044 奈良市六条西3-25-4
Tel.0742-43-7055 Fax.0742-49-5501
E-mail ableart@popo.or.jp
URL http://tanpoponoye.org
応援、ありがとうございました。いただいたご支援は、大切に活用させていただきます。
○寄付金
FAITH GROUP CEO 小島真一様、城門眞由美様、竹内慎一様、たんぽぽケーキ部様、福澤恒様、松本寛子様
○寄贈品
乾真理(せいじゅん子ども食堂)様、おてらおやつクラブ(教恩寺)様、鏑木則文様、香芝市学校給食様、北岡博様、木下様、牛乳普及協会様、餃子の王将(都跡)様、五本木昌子様、全国子ども食堂ネットワーク(神戸物産様/ジャパンハート様仲介・アサヒグループ食品(株)様/日本みかん農協様)、NAROO MASK 代表 徳永正和様、ドミノピザ(学園前店)様、奈良県子ども食堂ネットワーク(株クボタ)様、奈良友の会様、フードバンク奈良様、細川商会様、吉川裕康様、吉田様
ー 社会福祉法人わたぼうしの会/一般財団法人たんぽぽの家/奈良たんぽぽの会 ー
当たり前だと思っていた日常のあらゆる場面を見直す機会が増えました。たんぽぽの家でもこれまで実施してきたイベントやセミナーを今年はオンラインにきりかえ開催しています。下記は、近日開催したオンラインイベントやセミナーをご視聴いただけるリンク集です(一部有料)。ぜひ、ご興味あるテーマからリンク先にご訪問の上、オンライン配信をお楽しみください!YouTubeのコメント欄からのご意見・ご感想もお待ちしています。
※ バナーアイコンをクリックするとプロジェクトの特設・イベントページにアクセスいただけます。イベントの詳細はリンク先からご覧ください!
題文字: 山野将志
第46回 わたぼうし音楽祭
“障害のある人たちの心を歌う” をテーマに、1976年から続く一般公募型の音楽祭です。2022年8月7日に開催予定の第47回作詩・作曲の部(詩と曲をセットで応募される方)の応募も開始しました(*締切:2022年5月13日必着)!
第46回開催のわたぼうし音楽祭の配信動画はこちらから
福祉をかえるアート化セミナー(有料)
開催第20年目を迎える今年は福祉施設関係者をはじめ、アートを中心とした各分野で活躍する専門家をゲストに迎え〈しごと・学び・コミュニケーション〉という3つのテーマに沿って、トークイベントを開催しました。こちらのイベントは終了しましたが、有料アーカイブ動画をご購入いただけます。
各日程の詳細・ご購入はこちらから(参加費 各回500円)▷ https://tanpoponoye.stores.jp/
パフォーミングアーツの広場
たんぽぽの家/ 障害とアートの相談室が運営する、障害のある人が関わるパフォーミングアーツ・プロジェクトや作品動画を紹介するプラットフォームサイト 「パフォーミングアーツの広場」が3/18(金) にオープンしました!サイトのリリースを記念して開催したオープニングイベントが下記のリンクからご覧いただけます。
関西展覧会レビュー
2021年度に関西で実施された展覧会の企画や運営に関わった人たちから、開催目的や実施に関してお伺いしていくという、展覧会の追体験を試みるトークシリーズの第一弾です。下記のリンクからご覧いただけます(無料)。
GoodJob!Project シリーズ
・知財学習推進プロジェクト
表現を社会に発信するために必要な考え方や表現をまもってひろめるという視点などトークセミナーやワークショップ、書籍などを通して考え伝えていくプロジェクト。3月に開催したトークシリーズのアーカイブ動画を下記で公開しています。各回をご視聴のうえアンケートにお答えいただいた方には書籍『身近な事例から学ぶ 知的財産50のQ&A』を差し上げます(先着順・配布上限に達し次第終了)。各回の詳細はリンク先からご覧ください(無料)
第1回 基礎編 https://youtu.be/EEc4GoVJDhs
第2回 実践編 https://youtu.be/lDNWCearivs
第3回 知財学習総括編 https://youtu.be/CIQ3fQghJpc
・福祉×伝統工芸プロジェクト
障害のある人と伝統工芸に関わる職人が互いの施設や工房等を行き来するという技術の交流を通して、伝統工芸と福祉のこれからについて考え実践していくプロジェクト。年1回の企画展覧会「わたしのニュートラ」の開催のほか、トークイベントなどを開催。動画は2022年3月にオンライン開催したトークイベントのアーカイブ動画です。詳細はリンク先からご覧ください。
ニュートラ談義 in 鳥取
①. https://youtu.be/1g1wbjhVCqM
②.https://youtu.be/0SOU5KtiYiI
ニュートラ談義
①. https://youtu.be/chBfVxMoU10
②. https://youtu.be/QUVkvO7_LAk
福祉と伝統のものづくりから考える、人・もの・地域の新しい関係
① https://youtu.be/pc-aC1aVhFI
福祉×テクノロジーの現在地を知り新たな技術も学びながら、これからの福祉とテクノロジーの関係性を考えるプロジェクト。2021年9月に開催したトークセミナーシリーズでは、デジタルファブリケーションなどを積極的に取り入れた活動を行う福祉施設と先進テクノロジーを活用したユニークな開発を行う企業担当者をゲストに招聘しお話しを伺いました。こちらのセミナーは有料にて、アーカイブ動画を購入することができます。詳細はリンク先からご覧ください。
DAY1「デジタルファブリケーションによる仕事づくり」[150分]
登壇者:ミナトマチファクトリー × 株式会社ミマキエンジニアリング、FLAME(フレーム)×TAJIMA、ファブラボ品川、ユニチカ株式会社
DAY2「IoTの活用場所をひろげる:ものづくりとケアの現場から考える」[180分]
登壇者:株式会社Nature Innovation Group、株式会社aba、ソニーマーケティング株式会社、株式会社ソラコム
エイブル・アートSDGsプロジェクト 2021
“誰一人取り残さない” 社会づくりをテーマに、地域でSDGsの課題に向き合いアートの視点からこうした社会の実現を目指すプロジェクト。「食べるをとおして社会がみえる」というテーマのもと、関西を中心に、食をとおした課題解決に取り組む団体を招き、セミナーとオンラインイベントシリーズを開催しました。こちらのイベントは終了しましたが、セミナーアーカイブ動画をご覧いただけます。イベント各回の詳細は特設ページからご覧ください。
エイブル・アートSDGsセミナー : https://youtu.be/yBZfuavH2WI
イメージ画 :Tadashi UEDA/Abigail
パフォーミングアーツの広場はたんぽぽの家アートセンターHANAが取り組む、演劇創作プログラム「HANA PLAY」の過去上演作をはじめ、障害のある人が関わる演劇・舞踊などの身体表現〈パフォーミングアーツ〉作品や活動、たんぽぽの家が企画するパフォーミングアーツにまつわるトークイベントや展覧会情報を紹介するプラットフォームサイトです。
▼パフォーミングアーツの広場▼
https://performingartsnohiroba.tanpoponoye.org/
3/18(金)のサイトオープンにあわせ、昨年2021年に公演されたHANA PLAYの最新舞台作品『贅沢な時間』[70分・日本語字幕]を含む、関西を中心に活動する、団体・個人のパフォーミングアーツ作品をオンラインにて公開(無料)。公開作品は下記の5作品。
「紫の夜が明けるとき」(劇団まちプロ一座/滋賀県) [演劇作品:68分・日本語字幕]
「僕の一日」(野澤大輔/和歌山県)[ミュージックビデオ:7分・日本語字幕/手話]
「音遊びの会ワークショップの記録 2021.7.25 2021.10.31」(音遊びの会/兵庫県)[ドキュメンタリー作品:41分]
「ひょっとして、白雪姫!?」(人形芝居ぬくぬく座/大阪府)[人形芝居:26分・日本語字幕]
「贅沢な時間」2021年、HANA PLAY (社会福祉法人わたぼうしの会/奈良県)[演劇作品:70分]
また、公開を記念して3/21(月・祝)には関連イベントとしてオンライントークイベントシリーズ「パフォーミングアーツの広場 オンライントーク ①〜③」を開催の予定(参加無料・各回要申込)こちらもお見逃しなく!
詳細:http://tanpoponoye.org/news/general/2022/03/592413693/
申し込み:https://forms.gle/9xnkxXfWZNWftMjH7①.舞台をどうやってつくる?―はじめ方・つづけ方について考える 飯山ゆい(音遊びの会/兵庫)、佐藤拓道(たんぽぽの家/奈良)トークホスト:鈴木励滋(生活介護事業所カプカプ)
13:30~15:00[90分]②.舞台をだれとどうやって観る?―アクセスについて考える 鈴木京子(ビッグアイ/大阪)、檜皮一彦(美術作家/大阪)15:10~16:40[90分]
③.舞台芸術ネットワーク会議 17:00~18:00[60分]
劇団まちプロ一座(滋賀)
障害というハンデがあると街ですれちがっても、なんとなく避けられがち。ましてや想いなど、なかなか伝わらず。障害を持っても、持たなくても舞台に立てば、ひとりの役者。台詞に気持ちを込めて、舞台に立てば、いろいろな人たちに出逢える…。それぞれの人生や心の内をありのままに伝えられる…。いつか、どこかのまち、どこかの舞台でいろんなあなたに出逢いたい。劇団立ち上げから、17年、そんな気持ちで演劇を続けている。
野澤大輔(和歌山)
和歌山県東牟婁郡在住、パン作りが趣味のシンガーソングライター。バンド「ハリケーン」として活動。オリジナル曲は4曲のレパートリーがある。「ワークショップゆう」でパンづくりの仕事に取り組み、休憩時間にギターを弾くことも。第46回わたぼうし音楽祭において「僕の一日」が審査員特別賞を受賞。
人形芝居ぬくぬく座(大阪)
1995年糸をかし(福祉作業所)は、開設と同時に様々なステージパフォーマンスに取組んできました。仲間と支援者で結成された「人形芝居ぬくぬく座」は障害のある人達の天性の持ち味を最大限に生かし、独自のスタイルで公演活動を展開しています。「生き生きはじけて変・身・心!!」をモットーに愉快に緩歩し続けている。
音遊びの会 (The Otoasobi Project) (神戸)
2005 年結成、知的な障害のある人たちを含む。アーティスト大集団。神戸をベースとし、 月二回の継続したワークショップで様々な表現を生み出している。関西を中心に、北海道、東京、水戸、島根、山口、宮崎、イギリスなど遠征公演多数。2013 年には英国ツアーの様子がNHKで特集される。 予定調和を許さないその音楽性は、見る者を釘付けにする。 2021年、大友良英プロデュースによる待望のスタジオ録音アルバム『音遊びの会 OTO』リリース。2022年春、映像作家野田亮によるドキュメンタリー映画公開予定。
HANA PLAY(奈良)
アートセンターHANA(社会福祉法人わたぼうしの会/奈良県)にて週1回、演劇創作を行う。2020年1月には『僕がうまれた日』を應典院本堂で上演。同作品は、(株)プリコグが運営するバリアフリー配信サイト「THEATRE for ALL」にてバリアフリー配信中。2021年12月26日には、最新作、近畿大学舞台芸術専攻生×HANA PLAYワークインプログレス公演「贅沢な時間」を上演した。
障害のある人たちのアート活動を発信する機会が年々増えています。オンライントーク「関西展覧会レビュー」では、2021年度に関西で実施された展覧会の中からピックアップしてご紹介。企画や運営に関わった人たちから直接お話を聞きます。なにを目指して、どうやって実施をしたのか、展覧会会場に訪れるのとは別の形で追体験をしたいと思います。
今回取り上げる展覧会は「ゆめやり展覧会」(和歌山)、「about me5」(大阪)、「共生の芸術祭 旅にでること、その準備」(京都)。コロナ禍でなかなか外出ができなかった、展覧会に行ったけど、どんな思いで運営されていたか知りたい。そんなみなさま、ぜひご視聴ください!
このオンライントークはシリーズ開催の予定です。4月以降も各地の展覧会を紹介していきますので、お楽しみに!
*参加費無料・申し込み不要
日時:2022年3月30日(水)18:00〜20:00
▼こちらのURLからご視聴ください(YouTube)
https://youtu.be/x6t4K6SkF-M
・「ゆめやり展覧会」(和歌山)
尾方千春、三木将矢、松下隆志(社会福祉法人一麦会 麦の郷「ゆめ・やりたいこと実現センター」)
・「about me5」(大阪)
鈴木京子(ビッグアイ)、中津川浩章(美術家、アートディレクター)
・「共生の芸術祭 旅にでること、その準備」(京都)
寺岡海、高野郁乃(きょうと障害者文化芸術推進機構 art space co-jin)
進行:岡部太郎(障害とアートの相談室/一般財団法人たんぽぽの家)
主催:一般財団法人たんぽぽの家
令和3年度障害者芸術文化活動普及支援事業(厚生労働省)
福祉をかえる「アート化」セミナー 2022
オンライン開催のトークイベントシリーズ!
[全6回開催]
開催第20年目を迎える今年は福祉施設関係者をはじめ、アートを中心とした各分野で活躍する専門家をゲストに迎え〈しごと・学び・コミュニケーション〉という3つのテーマに沿って、トークイベントを開催します。
日程:2/24, 3/2, 3/9, 3/16, 3/23, 3/29
時間:18:30~20:00
開催:オンライン [YouTube配信]
参加費:各回500円 要申込*
ゲストスピーカー:原田啓之(PICFA)、武田和恵(やまがたアートサポートセンターら・ら・ら)、滝沢達史(ホハル代表/アーティスト)、佐竹真紀子(美術作家/一般社団法人NOOK)伊藤光栄(エイブル・アート・ジャパン東北事務局)、西翼(運動会協会理事、山口情報芸術センター[YCAM] キュレーター)、菅原直樹(OibokkeShi)ほか
※ 本事業は「令和3年度障害者芸術文化活動普及支援事業」(厚生労働省)の一環として実施します。各回のオンライン配信に関して、赤い羽根共同募金の助成により実施します。
開催チラシはこちら→ pdf
下記のSTORESから必要事項を記入して参加費(各回500円)をお支払いください。ご入金を確認次第ご視聴に必要なURLをご案内いたします。
https://tanpoponoye.stores.jp/
※facebookイベントページへのリアクションでは参加申込みとはなりません。
「アート化」セミナー
オンライントークイベント今年のテーマ
当たり前だと思っていた日常のあらゆる場面を、見直す機会が増えました。福祉の現場は、人と人が相対して仕事や表現がうまれ、育まれる場所でもありますが、物理的にも精神的にも、人や環境との距離感が大きく変わってきています。
個人が社会とつながるきっかけは、他者との交流のなかにあります。人と出会って何かを共有したり、誰かに認められたり。これまでとは違う距離感に戸惑いながらも、社会とつながる道筋や実感は、アートによってより鮮明になるのではないでしょうか。このセミナーでは今あらためて、アートを通して個人が社会とつながることを考えるために、「しごと、学び、コミュニケーション」をトピックに、話し合います。
2月24日(木)18:30~20:00
「福祉だからこそできること」
ゲスト:原田啓之(PICFA)
企業や行政、大学など他分野と共同したプロジェクトを展開するPICFA。壁画の制作や宿泊施設への作品設置など、華やかにも見える活動の根底にあるのは、その場にいる人を軸に置くこと、そして福祉だからこそできることを大切にすることです。障害のある人と共に、どのようにプロジェクトを進め、さまざまな分野の人とつながりをつくることができているのか、原田さんに疑問をぶつけましょう。
聞き手:岡部太郎(一般財団法人たんぽぽの家)
3月09日(水)18:30~20:00
「つなぐ人を育てる」
ゲスト:武田和恵(やまがたアートサポートセンターら・ら・ら)
福祉施設がデザイナーやアーティストと共働する事例が増えています。他分野の人とつながることで、今までになかった仕事がうまれることがあります。そのときに必要なのは、異なる分野の人たちをつなぐコーディネーターの存在。「つなぐ」人であるコーディネーターはどういったことが求められるのでしょうか。東北で、福祉とアートをつなげてきた武田さんにお聞きします。
聞き手:坂野健一郎(NASC)
3月02日(水)18:30~20:00
「あそびとまなびを両立させる」
ゲスト:滝沢達史(ホハル代表/アーティスト)
障害のある人もない人も、大人も子どもも、ただ一緒にいられるような社会をつくることをめざす放課後等デイサービス「ホハル」。通ってくる子どもや、はたらくスタッフそれぞれが自分の意思をもって進むことを大切にしています。あそびとまなびを両立させる活動を実現させるには、どのような工夫や仕組みがあるのか、お聞きします。
聞き手:内山尚子(たんぽぽ相談支援センター)
3月16日(水) 18:30~20:00
「誰もが学び続けられる環境をつくる」
ゲスト:佐竹真紀子(SOUP[障害者芸術活動支援センター@宮城]、NOOK)・伊藤光栄(エイブル・アート・ジャパン東北事務局)
障害のある人が学校を卒業したあとも学び続けることのできる環境づくりが注目されています。誰もが孤立せずに社会のなかで、自身の興味を知ったり学びを深めていったり、そうしたことを話せる仲間を必要としているのではないでしょうか。多様な学びができるワークショップや勉強会を企画運営しているSOUPの事例をお聞きし、生涯学習と表現活動、文化芸術の関係について話し合います。
聞き手:森下静香(Good Job! センター香芝)
3月23日(水)18:30~20:00
「自分たちの手でつくる 未来の運動会」
ゲスト:西翼(運動会協会理事、山口情報芸術センター[YCAM] キュレーター)
人が密集したり接触してはいけない、大きな声を出してはいけない……、いわゆる運動会を行うには今の社会状況は完全な逆風です。自分たちの手に入るものから運動会種目をみんなでつくってきた「未来の運動会」ではそんな状況も前提に組み込みながら、オンライン版の「未来の運動会」を開催しました。人が集うことや、ひとつの出来事を共有すること、そうした時の身体感覚やコミュニケーションのあり方は、どのように変化したのでしょうか。たんぽぽの家でのIoTやFABを活用した活動事例の紹介を交えながら、与えられた条件の中で創造性を発揮する取り組みから考えていきます。
聞き手:小林大祐(Good Job! センター香芝)
3月29日(火)18:30~20:00
「老いや障害を捉えなおして共に楽しむ関係をつくる」
ゲスト:菅原直樹(OibokkeShi)
認知症の人の見ている世界を演劇体験として観客と共有するoibokkeshi。老いにともなう一見ネガティブに思えることも、視点をかえれば見え方が変わってくるのではないでしょうか。ここでは、たんぽぽの家での障害のある人との演劇創作についての報告も交えながら、演劇を通した関わりから、そうしたことをひろく発信・発表していくときに心がけることなどもお聞きします。
聞き手:佐藤拓道(たんぽぽの家アートセンターHANA)
原田啓之(PICFA)
2017年7月に医療法人清明会の鹿毛医院内に創作活動を行うことを仕事にする施設、「PICFA」を立ち上げる。2017年11月には、高齢者のリハビリ事業の一環をPICFAの事業として「TRAFA」を立ち上げ、福祉と医療とアートを軸に、コミュニケーションの創造に取り組んでいる。
武田和恵(やまがたアートサポートセンターら・ら・ら)
1977年山形県山形市生まれ。天童市在住。1999年、東北芸術工科大学デザイン工学部情報デザイン学科卒業。学生の頃、奈良県のたんぽぽの家にボランティアに行き、障害のある人のアートに触れ、「障害のある人に関わりたい!」という一心で山形市の福祉施設で働き始める。2012年から、一般財団法人たんぽぽの家、NPO法人エイブル・アート・ジャパンの東日本復興支援プロジェクト東北事務局として障害のある人の仕事づくり、芸術活動支援事業に携わる。その時に中間支援やコーディネートの重要性を実感。2018年から、やまがたアートサポートセンターら・ら・らコーディネーターとして従事。
坂野健一郎(新潟アール・ブリュット・サポート・センターNASCセンター長)
新潟県佐渡市出身新卒で(福)新潟県社会福祉協議会に入職。主に、ボランティア活動の推進や市町村社協との協働事業、生活困窮者自立支援事業などを担当する。2017年1月に(福)みんなでいきるに入職し現職。びっくりするぐらい不器用なので展示業務はできません。
滝沢達史(放課後等デイサービス ホハル代表)
山に登る、子どもと遊ぶ、快適を求む美術家。
佐竹真紀子(SOUP(障害者芸術活動支援センター@宮城)、NOOK)
美術作家。1991年宮城県出身、在住。武蔵野美術大学大学院修了。2018年よりエイブル・アート・ジャパンのSOUPの事業に参加、「アトリエつくるて」のファシリテーターや「スウプノアカデミア」のコーディネーターとして関わる。一般社団法人NOOKとしても活動中。
伊藤光栄(エイブル・アート・ジャパン東北事務局)
宮城県塩竈市出身。東北福祉大学卒業。2021年よりNPO法人エイブル・アート・ジャパンで働き始め、生涯学習事業「スウプノアカデミア」の運営を担当している。
西 翼(運動会協会 理事、山口情報芸術センター[YCAM] キュレーター)
2017年まで約5年、山口情報芸術センター[YCAM]でキュレーターとして在籍したのちにフリーランスとなる。2015年「YCAMスポーツハッカソン」、「未来の山口の運動会」の立ち上げをおこない、フリーランスとなった後も毎年企画運営に携わる。2017年から一般社団法人運動会協会理事。大阪、東京、京都、福岡など各地で「未来の運動会」を実施。2021年4月にYCAMに復職。
菅原直樹(OibokkeShi)
俳優、介護福祉士。「老いと演劇」OiBokkeShi主宰。平田オリザが主宰する青年団に俳優として所属。2010年より特別養護老人ホームの介護職員として勤務。2012年、東日本大震災を機に岡山県に移住。2014年「老いと演劇」OiBokkeShiを岡山県和気町にて設立し、演劇活動を再開。並行して、認知症ケアに演劇的手法を活用した「老いと演劇のワークショップ」を全国各地で展開。
主催・お問い合わせ先
一般財団法人たんぽぽの家
〒630-8044奈良市六条西3-25-4
Tel:0742-43-7055
Fax: 0742-49-5501
E-mail: artsoudan@popo.or.jp