くらっぷ「羅生門」 公開リハーサル

鳥の演劇祭4・ショーケース 招へい作品

くらっぷ「羅生門」 公開リハーサル

とき
2011年9月17日(土)14:00開演(約1時間の作品です)
ところ
たんぽぽの家 シアターポポ
入場無料・要申込
※申込受付中! お名前、ご連絡先、人数をご連絡ください。
出演
岡本拓郎、河口省吾、木村由有里、十亀史子、竹島遥香、前田考美、山野将志
構成・演出
もりながまこと

たんぽぽの家を拠点に活動する、知的障害のある俳優を主体にした劇団「くらっぷ」が、昨年に引き続き、鳥取県で開催される「鳥の演劇祭・ショーケース」に出演します。

ショーケースには、フランス、フィンランド、韓国、イギリスのほか日本国内の劇団やダンスカンパニーが参加、一般の方々、そして、全国の公共ホールで自主事業のプロデュースを担当する方々の注目を集めています。くらっぷの活動のユニークさや可能性をたくさんの人に紹介し、活動の幅を広げる機会にしたいと思います。

鳥取公演に先立ち、たんぽぽの家にて公開リハーサルを開催します!
今回の新作「羅生門」、初公開です。みなさまぜひお越しください!!

本公演の詳細はこちら
<鳥の演劇祭4 公式ウェブサイト>
http://www.birdtheatre.org/engekisai/

くらっぷの活動を応援してください

演劇祭の出演料だけでは、公演の諸経費をすべて賄うことができません。
そのため、メンバーの自己負担を少しでも軽くするべく、募金活動を行っております。
みなさまのご支援、ご協力をよろしくお願いします!

<募金受付ページはこちら!>

※郵便振替をご利用の場合、「くらっぷ応援」と明記してお送りください。
その他の場合は、お手数ですがお振込後にご連絡いただければ幸いです。
公開リハーサル当日、会場でも申し受けます。

お申し込み・お問い合わせ

財団法人たんぽぽの家 (担当:三輪、大久保)
〒630-8044奈良市六条西3-25-4
Tel.0742-43-7055 Fax.0742-49-5501
E-mail clap★popo.or.jp(★を@に換えて送信してください)

【ご案内】 はじめてのアトリエひこ展

 先日、こちらのブログ 

http://tanpoponoye.org/ableart/blog/2011/08/post-8.html

でレポートした「松本国三×大江正彦 「日書日描」展(天音堂ギャラリー)」。

お二人が通う「アトリエひこ」さんから、ハガキが届きました。

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アトリエひこ17名の作品を、一度に展示するのは初めてとのこと。

 どんな作品に出会えるのか、、、楽しみです!

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はじめての アトリエひこ展

2011年10月7日(金)~12日(水) 会期中無休 午後1時~6時

会場:天音堂ギャラリー(大阪) 

天音堂ギャラリーへのアクセスはこちら→天音堂☆堂守コラム http://amanedo.exblog.jp/

(井尻貴子)

 

寄り添う般若心経 ?「空/くう」を感じる展覧会?

■会期:2011年9月15日(木)?10月8日(土) 11:00?17:00 ※日・月・祝日休館

□関連企画:トークサロン 9月15日(木)13:30?15:30 参加費500円 ※申込要(定員30名)

出展作家・小野庄一さんをゲストに迎え、「寄り添う般若心経」の制作エピソードから、何かを見つめ、向き合う時間がもたらす豊かさ、私たちの生活を潤すヒントについて伺います。

■場所:たんぽぽの家アートセンターHANA ギャラリー

■アクセス:http://tanpoponoye.org/access/

般若心経は、仏教の基本的で膨大な経典「大般若経」の思想を、“空”の1文字に集約して展開した短い経典です。般若心経の“こだわりを捨てなさい”と問いかける「空の思想」を、難解な宗教的な解釈ではなく、文筆家・松兼功の日常的な目線やエピソードを交えた詩と文、そして写真家・小野庄一が般若心経と関わりの深い霊場「四国八十八ヶ所」1400キロを、徒歩で巡って出会った、仏様、光、風、花などの写真とともに紹介します。般若心経に寄り添うだけで、生きることが随分と「楽」に思えるヒント、日常の不安をヒラリと受け流せるヒントがちりばめられています。 ※本展は、iPadのライフスタイル・有料部門で売上第1位を獲得したアプリ「寄り添う般若心経」を展示用に再編集いたしました。会場内でもiPadで体験していただけます。

◯作家紹介

・小野庄一 HP http://www.egao100.jp/  ブログ http://fujiyama3776.jugem.jp/

写真家。1963年岐阜県生まれ。AERA(朝日新聞)の委嘱写真記者を経て独立。1993年には満百歳以上の人々のポートレート「100光年」で第30回太陽賞を受賞。受賞作は写真集「百歳王」(新潮社)として出版。2009年には、横浜在住の百歳王を撮影して「百歳王 笑顔のクスリ(横浜編)」(八坂書房)として出版。現在は東京23区の満百歳王以上の人々を撮影するプロジェクトを実施中。また、iPhoneとiPadの旅行・有料アプリ部門で「富士山『天の力』」が売上1位を獲得した。

・松兼 功 ブログ http://d.hatena.ne.jp/isacom130/

文筆家。1960年東京都生まれ。出産時の酸素欠乏が原因で脳性まひによる四肢障害がある。大学卒業以来、言語障害と向き合い、鼻先でパソコンのキーボードを打ちながら、福祉や介護に関するテーマを中心に、エッセイスト、コピーライター、作詞家、脚本家として活動。16冊の著書を上梓し、日経新聞、東京新聞に長期連載も担当した。NPO法人エイブル・アート・ジャパン副代表理事、財団法人たんぽぽの家理事、精神障害のある人たちの生活と就労を支援するNPO法人思埜扉(しのひ)理事長なども務める。

(さらに…)

笑って基金がスタートしました

6月に入り、被災地の障害のある人たちへの仕事、遊び、心の支援プロジェクト-「笑って」プロジェクトが始動しました。それにともない、わたしたちの募金活動も「笑って基金」と名づけ銀行口座を開設し、改めてホームページ、パンフレット等を通しご支援をお願いしていくこととなりました。

これまで皆様からお寄せいただいた募金もこの笑って基金へまとめ、今後はプロジェクトを進めるための活動費に充ててまいります。

 

8月末までに基金にご協力いただいた皆様です。ありがとうございました。 

辻本明彦様、橋爪公志・悦子様、十亀光行様、中村潤子様、ウラヤマキョウサク様、近藤柚子様、伊沢さゆり様、  米村伍則様、奈良高校教職員研修会様

 

 

ご協力ありがとうございました

震災直後からたんぽぽの家でも自然発生的に募金活動が始まりました。障害のあるメンバーとスタッフが手作りの募金箱を施設内で数ヶ所におき呼びかけたところ、数日で5万円を超える募金が集まりました。これは緊急の義援金として3月22日、日本赤十字社へ送りました。その後もボランティアの皆様、利用者やスタッフのご家族、外国の関係団体など多くの方々から募金を寄せていただきました。毎年4月にたんぽぽの家でおこなわれるチャリティ手作り市  「HANAまつり」でもご協力をお願いし、47,473円が集まりました。

 

募金活動と並行して、支援物資の提供もおこないました。被災地出身のスタッフから、現地で衣類や子供たちの文房具が不足しているとの情報があり、急遽募金の一部でこれらを購入し宅急便で30箱ほどを送らせてもらいました。

 

これまでに募金や支援物資をお寄せいただいた皆様、また募金の呼びかけや支援物資の発送などでご協力くださった皆様、ほんとうにありがとうございました。たんぽぽの家はこれからも、被災地の障害のある方々とともに復興に向けてどのような手助けができるのかを考えていきます。

 
6月末までに基金にご協力いただいた皆様 
韓国エイブルアートセンター様、アンバサダー・オブ・ライト様(フィリピン)、竹谷直栄様、中村潤子様、伊藤洋子様、 たんぽぽの家 楽食サービス関係者
 
 
支援物資をご提供いただいた皆様
タビオ(株)様、ハーバー研究所様、(㈱)JAMMY様、都賀潔子様、かかしの家様、奥田久恵様、
山下ともやす様、関野昌子様、森垣カツエ様、宇尾野久美恵様、河原和子様、たんぽぽの家親の会様、
楽食サービススタッフ・ボランティアの皆様

たんぽぽ通信 Vol.88

01奈良の音楽の祭典!第36回わたぼうし音楽祭わたぼうし大賞は「空からのキャスティング」♪

7日に「第36回わたぼうし音楽祭」が奈良県文化会館国際ホールで開催し、無事に終了しました。
今回の音楽祭には「作詩の部」467作品、「作詩・作曲の部」234作品もの数の応募があり、その数ある作品の中から選ばれた8作品が発表されました。
オープニングでは「あなたの明日へエール」をテーマに、今年の3月11日に起きた東日本大震災で被災された方々への鎮魂をイメージに、松兼功さん作詩、後藤真吉さん作曲の「絆」が歌われました。この音楽祭から生まれた詩の力強さ、その言葉の持つ迫力、そして何よりも今の日本に必要となる、絆の大切さを改めて実感することができました。
wataboshi3.jpg第一部では発表作品の8曲はもちろん、ゲストとしてキッズダンスや去年韓国で開催された「第1回韓国わたぼうし音楽祭」で優秀賞を受賞した「監獄」も披露され、ステージを多いに盛り上げてくれました。第2部では大和郡山市にある「ひかり園」のみなさんとマリンバ奏者の松本真理子さんによる、マリンバの演奏と合唱も披露され、沢山の笑顔と元気な音色を届けてくれました!
今年のわたぼうし大賞に輝いたのは、小林聡さん作詩、ほんだすぐるさん作曲の「空からのキャスティング」でしwataboshi1.jpgた。「空から下りてきたキャスティングを僕は怨んではいない この役は僕にしか出来ないからだ」というフレーズは自分自身にも言われているように感じました。また、この詩を通して沢山の人にエールを届けられる、そんなわたぼうし大賞になったのではないかと思います。
さらに今年は、タイ・バンコクで20周年・11回目となる「アジア太平洋わたぼうし音楽祭2011 バンコク」が行われます。日本代表曲が35回、36回のわたぼうし大賞と文部科学大臣賞計4曲の中から選ばれ9月上旬に決定します!
日本代表団を応援する「わたぼうし応援ツアー バンコク 2011」も企画していますので興味のある方はぜひご連絡ください☆
最後になりましたが、作詩者・作曲者の皆様、ボランティアの皆様、当日ご来場いただいた皆様に心からお礼申し上げます。ありがとうございました。(浅井)

02つながるアート エイブル・アート展開催

ableart1.jpg可児市文化創造センター(通称ala(アーラ))にて、「エイブル・アート展」を開催しました。今年で3回目を迎えたala(アーラ)での展覧会ですが、今回はエイブルアート・カンパニー登録作家の森(もり) 豊和(とよかず)さん(岐阜県大垣市在住)の作品(ひとふでがきで、線が一本でつながっています!)を中心に"つながる"をテーマに展開、7月31日には森さん本人が来場し、来場者と一緒にワークショップに参加いただきました。会場は作品の精密さに驚く声や、ユニークさについつい起こる笑い声でなごやかな雰囲気でした。また「次はどんな作家や作品が登場するのか?」と来年への期待の声もあり、可児市でのエイブルアート展が地域のイベントのひとつとして定着しつつあるようです。(大久保)
※巡回展はHANAギャラリーにて8月20日~9月10日開催。

[出展者・団体]
 ヨナワールド(名古屋市)、アトリエ裸虫(名古屋市)、青い空(豊田市)、エイブルアート・カンパニー(森 豊和、阿山隆之、石田匠永)、可児市内支援学級の生徒作品 [来場者数]  962人

[関連企画]
 シンポジウム『障がいのある人の創造性と可能性』(8月5日にala(アーラ)の衛 紀生館長と播磨理事長の対談がおこなわれました。)

03タイヨウプロジェクト

場所:高島屋大阪店1階
期間:8月3日(水)?16日(火)
taiyou_p.jpg障害のある人のアートの力で、被災地の障害のある人の"しごと"の復興を支援する「タイヨウプロジェクト」。第1弾の、プロモーションイベントが、大阪難波の高島屋で開催されました。「タイヨウ」をテーマに、カンパニーアーティスト(エイブルアート・カンパニーの登録作家)が描き下ろした32人81点の作品が、Tシャツ、バッグ、缶バッジ、ポストカードなどの商品になり、店内を彩りました。たまたま通りがかった人、子どもさんの名前がタイヨウ君!というお母さん、新聞を見たという人など、どのお客様からも、各々の絵が持つ力に引き寄せられている様子が伝わりました。タイヨウプロジェクトは、秋からも各地を巡回していきますので、どうぞお楽しみに!(島)
詳細はこちらでお知らせします。→ http://www.ableartcom.jp/top.php

04 大盛況☆今年の夏ギフト!

natsugift.jpg全国の障害のある人がつくる"うまいもの"や"アートグッズ"をセレクトした「たんぽぽの家・夏のギフト」は、目標件数を大きく上回る237件の注文を頂き大盛況に終わりました。
北は北海道、南は広島まで全国9か所の施設でつくられる18品のラインナップでしたが、ダントツの1番人気は、京都府にある「つむぎ」の「野菜・果物100%ジュース」。丹後産の素材を使った栄養いっぱいの自然の甘みがお子様からご年配の方まで幅広い層に好まれました。
ご購入頂いた皆さま、興味を持ってくださった皆さま、宣伝にご協力して頂いた皆さま、ありがとうございました。次回はさらなる商品の充実をめざし、ものがたりを届けたくなるような冬のギフトをご用意します。冬のギフトは10/15受付開始予定です。お歳暮もどうぞよろしくお願いします。ご期待ください!(渡邉)

05「社会生活力を高めるプログラム くらし塾」開催しました!

kurashijuku1.jpg奈良西養護学校や奈良養護学校に通う障害のある若い人たちを対象に、8月4日(木)、25日(木)に開催しました。ファシリテーターは上田玲子さんにお願いし、2日間ともこぢんまりと和やかにすすめることができました。1日目は「先輩の話を聞いてみよう」と題して、一人暮らしをしながら就労や日中活動に参加している二人の先輩たちにお話を聞きました。ハローワーク奈良で就労されている三好善男さんの、「笑顔であいさつをしましょう。すなおに人の話を聞きましょう。」といったアドバイスが印象的でした。
2日目は調理実習と栄養士の柴田樹理さんによる栄養講座を行いました。みんなで決めたメニュー「にら肉いため、ポテトサラダ、ごはん」を作り、栄養講座ではそれらのおかずが栄養的にバランスが取れているかを塩山式手ばかりで検証しました。 参加者より「野菜の食べ方が勉強になりました」「ていねいに教えてもらって分かりやすかったです」などという感想をいただき、ここで得たものが参加者のみなさんの生活に少しでも役に立つといいな、と感じる2日間でした。(内山)

06「アートピクニック-美術をたのしむ」展始まりました!

関西在住の障害のある14名の作家の展覧会、芦屋市立美術博物館「アートピクニック-美術をたのしむ」展が始まりました。HANAからは、伊藤樹里さん、澤井玲衣子さん、山村晃弘さんの3名が出展しています。8月6日のオープニングには約100名の人が集まりました。ダンスパフォーマンス「うまれる」どきまぎする展開もありつつ、しかし激しく踊る佐久間新さんの横で、片手をゆったりとあげ、最後は満足そうに声をあげて笑う、たんぽぽの家メンバーの奥谷晴美さんの大胆なダンスに魅了されました。このパフォーマンスのように、緊張感あり、ぷぷぷと笑えるものあり、いろんな作品が見られる作品展です。(阿部)
開催期間:2011年8月6日~10月2日
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07寄り添う般若心経~「空/くう」を感じる展覧会~

hannya.jpg般若心経は、仏教の基本的で膨大な経典「大般若経」の思想を、 "空"の1文字に集約して展開した短い経典です。般若心経の"こだわりを捨てなさい"と問いかける「空の思想」を難解な宗教的な解釈ではなく、文筆家・松兼功の日常的な目線やエピソードを交えた詩と文、そして写真家・小野正一が般若心経との関わりの深い霊場「四国八十八カ所」1400キロを徒歩で巡って出会った、仏様、光、風、花などの写真とともに紹介します。般若心経に寄り添うだけで、生きることが随分と「楽」に思えるヒント、日常の不安をヒラリと受け流せるヒントが散りばめられています。(竹谷)

期間:2011年9月15日(木)~10月8日(土)11:00~17:00 ※日・月・祝日休館
場所:アートセンターHANAギャラリー(奈良市六条西)

*関連企画:写真家・小野庄一さんによるトークサロン
日時/9月15日(木)13:30~ 参加費/500円(事前申込要・定員30名)
*本展は、iPadのライフスタイル・有料部門で売上第1位を獲得したアプリ「寄り添う般若心経」を展示用に再編集いたしました。会場内でも、iPadで体験していただけます。

08今月のおすすめ商品!

osusume.jpgたんぽぽの家のアーティストである、小松和子さんの作品がちりめん風の小風呂敷になって新登場です。2種類の新柄となっています。青い一枚「君に見せたい青空」。上空にもくもくとたちあがる雲。遠くの低い空には、軽い雲がただよう。空の高いほうをふいていく風。ひろがりのある空間が瞬きごとに変化していくようでおおらかな気持ちにさせてくれます。風呂敷をつかって「包む」ときそれぞれの空の表情をたのしみながら包むことができます。もうひとつはピンクとグリーンの一枚。「いのちの水」です。しずかに水に浮かぶ睡蓮と泳ぐめだか達です。風呂敷の素材が光ってみえるのが、水と遊ぶめだか達が光っているようにも感じます。熱い思いで絵を描いている小松和子さんは、自作の詩と絵画を組み合わせた作品づくりをとおして感謝のメッセージを表現されています。たんぽぽの家のショップで販売しています。ご発送、ギフト包装も承りますのでお気軽にお申し付けください。(是永)

たんぽぽ人物図鑑

たんぽぽの家では6月から毎週金曜日の午前中、女性限定で「ネイルケアプログラム」を行っています。最近指先がキラっと輝いている女性メンバーが増えたと思いませんか。講師の方よりコメントをいただいていますので、ご紹介させていただきます!
jinbutsu.jpg松本実起です。(写真前列左)ネイルアートを通して、綺麗になって喜んでもらえると、とっても嬉しいです。メンバーさんの斬新な発想から、色んなアレンジを教えてもらうことも多いので、勉強になります。手を握ってお話しをしながらできるので、メンバーさんに対してとても親近感を感じています!これからもよろしくお願いします。
福井知恵です。(写真前列右)ネイルアートを始めて3年。まだまだ勉強中ですが、メンバーさんと出会えたことを大切に思い、一緒に指先のキレイを楽しみたいと思います。よろしくお願いします!

ホームだより~朗読ボランティア’もっちいず’さんが来られました~

home1.jpg7月に行われた「もっちいず」による朗読会、詩・童話・朗読劇と色とりどりでとても良い朗読会でした。メンバーリクエストの柴田トヨさんの詩は介護をしている時期を思い出し切ないような、懐かしいような気持ちになりました。 そしてコットンの語り部のお二人が「私たちも語りを」という嬉しいサプライズもありました。もっちいずの皆さまも「語りが聞けて勉強になりました。また機会があれば」とおっしゃってくださいました。メンバーたちからも「良かった、また来て欲しい」との感想が聞かれました。
(北垣内)

‘もっちいず’をお迎えして、メンバーからコメントが寄せられました
<山口広子さん>home2.jpg
私は本を読む力がありません。本を読んでもらいたいけれど、ケアスタッフの北垣内美津代さんが2月に’もっちいず’の講演に行ってチラシを持ってきてくれたので、それを見ると「どこでもボランティアで本を読みます」と書いてありました。私も読んでもらいたいと思って、一人で読むよりも皆で読んでもらうともっといいのではないかと企画しました。 ‘もっちいず’の人たちとは、どんな人たちかなと思って緊張しました。私の言葉も分かってくれたし、前からの友達みたいで良かったです。これからもこのような企画を年に2回できたらと思います。また開催の時には皆さん来て下さいね。
<上埜英世さん>
メンバーは5人ほどでこぢんまりとした会になりましたが、朗読の内容は感動するものもあり、とてもバラエティーに富んだ朗読でした。朗読が終わった後、思わず私も語りたくなって、小林さんに言うと、「是非語ってみては」と言われ語りをすることになりました。その朗読会に参加したケアスタッフにも、私がどのように語りをしているかを知ってもらう良い機会でもあり、’もっちいず’の皆さまにもプレゼントとして語りたかったのでやらせていただきました。 私が語った後、一緒に語りをやっている伊藤樹里さんも語ってくれました。語った後’もっちいず’の方たちが二人にむかって「あなたたちが後に語ってくれて助かりました。もし先に語って下さってたら私たちは皆さんの前で朗読を出来なかったでしょう」と言われました。私たちも良い経験をさせていただきました。これを機に近い将来’もっちいず’の方たちとコラボレーションできたらなと思いました。これを企画して頂いた小林説美さん、山口広子さん本当にお疲れ様でした。それに’もっちいず’の方々を紹介していただいたケアスタッフの北垣内美津代さんどうもありがとうございました。

 

つながるアート?愛知・岐阜のアーティストたち?

 

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つながるアート?愛知・岐阜のアーティストたち?

 

会期:2011820日(土)?910日(土)

   11:00?17:00 日・月は休館

会場:たんぽぽの家アートセンターHANAギャラリー

アクセス http://tanpoponoye.org/access/


気が遠くなるように描かれた線、絵のような文字、文字のような絵、おもわず笑ってしまう心霊写真、カラフルな人形・・・愛知、岐阜のアーティストたちによる作品を紹介します。アートでつながるふしぎな縁をお楽しみください。


 協力:公益財団法人可児市文化芸術振興財団、エイブルアート・カンパニー、NPO法人エイブル・アート・ジャパン

出展者:森 豊和(大垣市)、ヨナワールド(名古屋市)、青い空(豊田市)、アトリエ裸虫(名古屋市)


企画に関するお問い合わせ先

たんぽぽの家アートセンターHANAギャラリー(担当:岡部)

ビジュアル:森 豊和

 

 

彩葉サロン講演会 現代のお墓事情あれこれ

  現代のお墓事情あれこれ

 

私たちはまちがいなく100 パーセント“ 千の風に―。そうなる前に気掛かりなことのひとつに、お墓のことではないでしょうか。お墓の守り手がない、散骨や樹木葬など、いろいろな問題に「今」を見据えてお話をします。僧侶と気軽に話せる時間もあります。今をよりよく生きるために、大切なことを共に学びませんか。 “ つながり” が薄れてしまった社会、彩葉サロンに集う楽しさを味わってみてください。

 

日時
2011 年9月9日( 金) 13:30~15:40
場所
奈良市西部公民館 6 階 第1、第2 研修室
(奈良市学園南3-1-5 TEL: 0742-44-0101 近鉄学園前駅南改札口出てすぐ)
講師
橋本 純信さん(十輪院住職)
資料代
500円
定員
50名(要申込)
主催
財団法人たんぽぽの家
実施主体
彩葉(いろは)サロン実行委員会
後援
奈良市、奈良市社会福祉協議会

<お問い合わせ・お申し込み>
彩葉サロン実行委員会事務局(佐賀・松田)
〒630-8044奈良市六条西3-25-4財団法人たんぽぽの家内
TEL:0742-43-7055 FAX:0742-49-5501
E-mail:carecare●popo.or.jp(●を@に変えて送信してください。)

お申し込みフォームはこちら

pdf ICON   チラシをダウンロードできます

 

【報告】こどものてつがくアトリエ 芦屋市立美術博物館

芦屋市立美術博物館で8月27日に開催した「こどものてつがくアトリエ」。
遅くなりましたが、当日の様子をご報告します。
 
「こどものてつがくアトリエ」は、
絵から感じたことを話したり、みんなの言葉を聞きながら、絵の世界を一緒に探検してみよう!
と参加を呼び掛けた、ことばと目の想像力を引き出す対話型美術鑑賞 ワークショップです。
 
当日参加されたこどもは、9人。
講師は、大阪大学コミュニケーションデザイン・センター招聘教員の高橋綾さんです。

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高橋さんが手にしているのは、「コミュニティ・ボール」。
このボールを持っている人が話す、というのがルールです。
 
今回、鑑賞したのは、作品は3つ。
1つ目は、上の写真、右奥の大川誠さんの作品です。
「何が描いてある?」「みんなが、この絵のなかにどんなものを見つけたかな?」という高橋さんの質問に
「鳥居!」「漢字の田んぼっていう字がある」「動物が描いてあるよ」
など、いろいろな発見が出てきます。
ひととり、何が描いてあるか話したあとで、
「この絵は好き?嫌い?どうして?」と尋ねる高橋さん。
質問され、「どうしてか」と考えると、自分にとっての、好き・嫌いの判断基準がみえてくるように思います。

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元気いっぱいどんどん言葉が出てくる子、じっと絵を見つめる子、ぴったりの表現をじっくり考える子、と、ボールを持ったときの反応は、みんなそれぞれ。

質問にすらすら答えることではなく、考えてみること、他の人の意見をきくことそれじたいが、
大事にされ、すすむワークショップ。
参加してくれたこどもたちからは、
「楽しかった!」「(ほかの人の)想像力がすごいなと思った」「自分は気づかなかったことに気づいている人がいた」といった感想が寄せられました。
 
一緒に来ていたお母さのひとりは、
「初めて参加しましたが、おもしろいと思いました。親と一緒にいると、どうしても、大人の意見をおしつけてしまうことが多いです。これって、○○だよね、と言ってしまったり。
家庭や学校では、『それは違う、間違っている』と言われない環境で話すことは難しいので、
こういう時間は大切だと思います」
と話されていました。
 
きっと、大人にとっても、そんな時間は大切なはず。

9月11日(日)には、同じく「アート・ピクニック」展にて、鑑賞ワークショップ「見えない人が見える人のメガネになる!?」を開催します。見える人、見えない人、見えにくい人が、作品を前に対話しながらする鑑賞会。参加者募集中です!詳細、お申込み方法は、こちらでご確認ください。

芦屋市立美術博物館HP 

(レポート:井尻貴子)

第36回わたぼうし音楽祭、無事終わりました!

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ご支援ご協力、ありがとうございました!

2011年8月7日、「第36回わたぼうし音楽祭」を開催、無事に終えることができました。さまざまなご支援、ご協力いただきた皆さま、本当にありがとうございました。→舞台の様子を動画でご覧いただけます。

 

 ★作詩・作曲の部 発表作品 

全国から寄せられた701作品から入選8作品を舞台で披露しました。

♪わたぼうし大賞「空からのキャスティング」(作詩:小林聡さん 作曲:ほんだすぐるさん)

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♪文部科学大臣賞「生命(いのち)のハーモニー」(作詩:早川奈美江さん 作曲:森崎剛史さん)     inochi-no.jpg  

[お知らせ!]この2作品と昨年のわたぼうし大賞と文部科学大臣賞の計4作品のなかから1作品が、2011年11月16日にタイ•バンコクで開催される「アジア・太平洋わたぼうし音楽祭2011 バンコク」の日本代表曲として歌われます。現在、代表曲の選考中!→9月上旬に決定!

・アジア・太平洋わたぼうし音楽祭バンコク大会→ツアーのご案内はこちら

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♪ありがとうオパール?盲導犬オパール号に寄せて  ♪ふたりで         ♪買い物

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      ♪白樺の家           ♪先生の声        ♪言葉?ことのは?

 

 ★ゲストパフォーマンス 

 ◯韓国わたぼうし音楽祭 より korea01.jpg   korea-02.jpgのサムネール画像

 「第1回韓国わたぼうし音楽祭」で優秀賞を受賞した「監獄」を紹介。またジャズ風にアレンジした「幻想即興曲」も披露、会場を魅了しました。

 

◯ひかり園音楽隊

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 マリンバ奏者・松本真理子さん率いる「ひかり園音楽隊」が、元気な黄色いTシャツを来て舞台に登場!エネルギッシュな演奏と歌を力いっぱい届けてくれました。

 

 ★オープニング 

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「?絆? 笑って ニッポン」

このメッセージから、今年のわたぼうし音楽祭は幕をあけました。東日本大震災で被災された方たちの鎮魂と一日も早い復興への祈りをこめて、わたぼうしのスタンダードナンバー「絆」を歌いました。

 

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 そして、オープニングと曲間で、ストリートダンススタジオ「ピースクラブ」で活動する『BASS』と『Sal Pal CSY』のキッズダンサーたちが、ハイクオリティなダンスで舞台に花を添えました。また、関西文化芸術学院の学生さんたちも舞台演出などに関わってくれました。

 

 ★エンディング 

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エンディングは、テーマソング「わたぼうし」を大合唱。

来年もまた“わたぼうし”で、お会いしましょう!

 

アートリンクプロジェクト 参加者募集

[内容] 障害のある人とアーティストがペアとなり、お互いの感性や創造性を大切にしながら共働で作品を制作し、フェスティバルで発表します。
[会期]制作期間・・・平成23年9月~平成24年1月まで
    展示期間・・・平成23年1月25日(水)~2月5日(日)(予定)
[会場]制作場所・・・ご相談の上決定
    展示会場・・・奈良県文化会館展示室ほか
 [募集人数]障害のある人 10人?15人 アーティスト10~15人
 [募集〆切]平成23年8月31日(水)
 [参加の可否連絡について]応募いただいた方について、何人かのアーティストと顔合わせをし、マッチングができた人がプロジェクトにご参加いただくことになります。ご希望に添えず、マッチングができない場合もございますので、あらかじめご了承ください。
 [対象者]
・奈良県内に在住の障害のある人で、ご本人に参加の意志があり、平成24年1月まで継続してプロジェクトへの参加が可能な方
 [活動の流れ]
平成23年9月中旬
パートナーの決定
※パートナー候補のアーティストのプロフィールを障害のある人や団体に紹介し、関係者と協議の上でマッチングします。(原則1人対1人)
9月中旬?
平成24年1月中旬
約4か月にわたっての共同制作。どんな頻度で会い、どこで何を作るかは、パートナーやコーディネーターと相談し決めます。
平成24年1月25日?2月5日(予定)
作品およびプロセス(ドキュメント)を奈良県文化会館で展示します。
※謝礼と、期間中の諸経費(制作にかかる費用など)は主催者が用意します。
 
主催:奈良県・奈良県障害者アート創出事業実行委員会 
 
 [エントリーシート]必要事項をご記入の上、下記事務局までFAXにてお申し込みください。E-mailでお申し込みの方は、件名に「アートリンク参加申込」と記入し、下記項目内容をお知らせください。申込みを受け次第、折り返し事務局より連絡させていただきます。
  1.氏名(ふりがな) 2.性別 3.年齢 4.所属団体(個人の場合は不要) 5.連絡先 6.TEL 7.FAX 8.E-mail
 9.同行者氏名(参加者との関係) 10.障害の有無、また障害のある方はどのような障害があるか
 11.これまで何らかの創作活動の経験があればご記入ください。
 12.制作可能な日程、時間帯をご記入ください。(例:毎週月曜・金曜の17:00~)

 

[お問合わせ、申込み]

奈良県障害者アート創出事業運営委員会事務局(担当:岡部・阿部)

630-8044 奈良市六条西3-25-4 財団法人たんぽぽの家内

Tel.0742-43-7005 Fax.0742-49-5501

E-mail tanpopo@popo.or.jp

 

 奈良県では、平成23年度より、障害のある人とない人の交流の場の創出や障害のある人への理解を深めることを目的として、スポーツ及び芸術分野で新たな取り組みをはじめます。
芸術分野では、「人と人との関係性」をテーマに、障害のある人が様々な人たちと出会い、表現をとおして地域の人々との交流を深め、自らの表現力を高めるとともに、その表現力のすばらしさを広く理解してもらうことを目指し、平成24年1月末より約2週間にわたり開催する「障害者アートフェスティバル」を中心に、様々な企画を予定しています。
 

 

【レポート】松本国三×大江正彦 「 日書日描」展(天音堂ギャラリー)

 

文字とは踊るものなのか。       DSCF3976.jpg

そんなことを思ったのは、大阪・天音堂ギャラリーで開催中の松本国三×大江正彦 「 日書日描」展を観に行ったから。

 

普段私たちは、連なった文字を必死に追いかける。

文章から意味を読取るために。こんなにも文字に接しているのに、文字そのものを、見ることはほとんどない。文字の向こうの意味にばかり気をとられる。 

きれいに整列した文字は、意味伝達に徹するばかりで、踊らない。その姿は印象に残らない。

天音堂ギャラリーに並ぶ松本国三と大江正彦の作品は、そんな文字の、もうひとつの姿を私たちに見せてくれる。日めくりに書き連ねられた文字。囲まれたり、塗り込められたりした文字。 

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(左:松本国三さん作品 右:大江正彦さん作品)

それらは少し曲がり、カタチを変え、解読不能になっていく。わからぬままに眺めていると、その連なり、カタチ、色、そのものが、楽しくなってくる。
いつのまにか、意味を追うことを忘れ、見入ってしまうのだ。
それは、文字そのものに触れる体験であり、松本の、大江の、文字の経験に触れる行為だろう。

彼らによって、姿を表した文字、カタチは、意味を擦り抜けて、軽やかに踊っているように思える。いきいきと。

 
それは、きゅっとひかれた線が、ぎゅっぎゅっと塗られた色が、厚く重ねられ削られた絵の具が、そこで確かに画面に向かっていた作者の――そこに命を吹き込む人の、姿を思わせるからかもしれない。
そして、その作者に寄り添う人々の姿をも。

そう、それは、そこで、確かに行われたこと。日々の営みの、ひとつの表れなのだ。

 

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  松本国三×大江正彦 「 日書日描」展 8月23日~28日 

午後2時~7時 (ただし最終日28日は、午前11時~午後6時)

天音堂ギャラリー

関西ではじめて展示する作品も多数あるそうです。今週日曜日までです。まだ御覧になっていない方はぜひ!

天音堂ギャラリーへのアクセスはこちら→天音堂☆堂守コラム http://amanedo.exblog.jp/

(レポート:井尻貴子)