ケアする人のケアセミナーin徳島

ケアする人のケアセミナーin徳島 心をつなぎ地域をつなぐ

 

現代は人が人を求める時代だといわれています。高齢社会を迎え、医療と福祉の制度やサービスは徐々に整えられてきました。しかし、それだけでは人が生きることを支えきれません。とりわけ、生きることに直に関わるケアを必要とする人や、ケアをになう人が、社会的に孤立化し無力感におちいっていることが問題となっています。本当に安心して暮らしていくためには、地域で暮らす人々が、おたがいに助けあう関係や支えあう仕組みをつくることが必要です。

ケアとは本来、おたがいの存在を大切にした関わりあいを、幅広く意味する文化的な営みです。ケアするしんどさ、わずらわしさ、心の乱れなどもありますが、その一方で人間的に成長させてくれる、心を豊かにしてくれるものでもあります。そのようなケアの精神が人と人をつなぎ、いのちの尊厳を尊ぶ社会づくりにつながってゆくのではないでしょうか。

このセミナーでは、さまざまな実践を学びあい、ケアに関わる家族や社会のあり方、地域での支えあいについて考えます。

 

日時
2011年11月19日(土)10:20?15:30
会場
徳島市生涯福祉センター「ふれあい健康館」(徳島市沖浜東2-16)[地図を開く]
 
参加無料、要申し込み
主催
財団法人 住友生命社会福祉事業団、財団法人たんぽぽの家
実施主体
ケアする人のケアセミナー徳島実行委員会
協力
医療法人倚山会
後援
徳島県、徳島市、徳島県社会福祉協議会、社団法人徳島新聞社、JRT四国放送株式会社、ケーブルテレビ徳島株式会社

プログラム

10:20
開会あいさつ
10:30-10:40
オープニングアトラクション

徳島文理大学音楽療法コースの学生による、ウェルカムソングです。

【出演】
徳島文理大学音楽療法コースのみなさん
10:40-11:30
基調講演「いのちの在り方を考える」

いのちは本来、相互提供的なものです。生かし生かされる関係の中に、いのちは輝くのです。自然農の実践を通して人と人、人と自然、人と社会のいのちのつながりをみつめ、自他の存在をいつくしむいのちのあり方を考えます。

【講師】
中井弘和(社会福祉法人「静岡いのちの電話」理事長、清沢塾主宰)
静岡大学名誉教授。NPO法人「自然農法文化事業団」技術顧問。「清沢塾」主宰。自然農法を通して農業の可能性を追求するとともに、稲や人のいのちのありようを探る。
11:50-12:20
講演「ケアリング・ソサエティ」

ケアされる人がケアし、ケアする人がケアされる。強いものが一方的に助けるのではなく、相互的な関係性の中でケアは成り立っています。支えあいの地域づくりをめざし、ケアの文化を創造する視点を提案します。

【講師】
播磨靖夫(財団法人たんぽぽの家理事長)
障害のある人たちの生きる場「たんぽぽの家」づくりを市民運動として展開し、アートと社会の新しい関係をつくる「エイブル・アート・ムーブメント」を提唱。「アートとケア」「ケアする人のケア」の研究を通して、ケアの文化の創造に取り組む。平成21年度芸術選奨文部科学大臣賞(芸術振興部門)受賞。
12:20-13:30
休憩
「食べて、語って、癒されて」
徳島の自然米と海の幸を使ったお寿司をご用意します。バイオリンの演奏とともに、楽しいひと時をお過ごし下さい。
※参加費はお一人様800円です。ご希望の方はお申し込みの際に、ご予約ください。
13:30-15:30
分科会
 
選択1 体験プログラム
「からだで感じるコミュニケーション―ダンスワークショップ」

コミュニケーションは、言葉だけではありません。多くは身振り、ふるまい、しぐさを通して心を通わせているのです。言葉にならない感覚をダンスを通して体感する、そして伝え合うワークショップです。

【講師】
佐久間 新
ジャワ舞踊家。伝統舞踊におけるからだのありようを探求する中から、ダンスの可能性を問い直している。2004年より、障害のある人とのワークショップ、また特別養護老人ホームなどでもダンスワークショップを展開。
 
選択2 トークセッション
「男性介護」

妻の介護をする夫、母親の介護をする息子……。仕事や社会との関係のなかで、孤立しがちな男性介護の問題を取り上げます。男性介護の社会化のために何が必要なのか。これからますます増加する男性介護について語り合います。

【話し手】
津止 正敏(立命館大学産業社会学部教授、男性介護ネット事務局長)
大下 直樹(認知症の人と家族の会徳島県支部代表世話人)
他1名
 
選択3 トークセッション
「食卓共同体―食から生まれるコミュニティ」

近年、一家団らんの習慣が少なくなり、家族が個別に食事をする「個食」の人口が増え、食を通じて人と人がつながることの大切さが見直されています。個食の実情も交え、食を通して地域のつながりを支える実践について語りあいます。

【話し手】
田野 道子(NPO法人あるでないで徳島理事)
山口 浩志(NPO法人どりーまぁサービス理事長)
家令 牧(たんぽぽ楽食サービスディレクター)
【コーディネーター】
古川 明美
(徳島文理大学保健福祉学部人間福祉学科准教授)
 
選択4 トークセッション
「震災といのちの世話」

東日本大震災で被災し、現場からツイッターで詩篇「詩の礫」を発表し続け注目を浴びた、和合亮一氏の詩集「詩ノ黙礼」の朗読と共に、ボランティアとして被災地に向かった人々と、厳しい状況のもとでの、いのちの世話(ケア)について考えます。

【話し手】
佐和 良佳(社会福祉法人美馬市社会福祉協議会事務局長)
前野 洋子(社会福祉法人海陽町社会福祉協議会地域福祉課長)
岩城 貞時(社会福祉法人三好市社会福祉協議会総務課長)
森本 しげみ(精神保健福祉士)
15:30-16:30
交流会(希望者のみ・参加費500円)
お茶、ジュース、軽食をご用意しています。セミナーの感想や情報交換など自由に語らう場ですので、お気軽にご参加ください。

※諸事情によりプログラムの一部を変更する場合がありますのであらかじめご了承ください。

申込方法

次の申込事項を添えてお申し込みください。(申込先着順)

  1. お名前(ふりがな)
  2. ご所属 ※勤務先、ボランティア活動先など。特になければ不要です。
  3. ご住所(□ご自宅/□勤務先等)※10月下旬?11月上旬に受講票をお送りします。
  4. 電話・FAX・Eメール
  5. 分科会の選択希望 ※分科会1?4から、第2希望まで
  6. 「食べて、語って、癒されて」参加/不参加 ※ご参加の場合は当日精算800円
  7. 交流会 参加/不参加  ※ご参加の場合は当日精算500円

※お預かりした個人情報は、本セミナーの受付事務においてのみ使用させていただきます。

申込先

美馬市社会福祉協議会

(担当:佐和・井口)

〒779-3610徳島県美馬市脇町大字脇町1303-3
TEL: 0883-55-0211/FAX: 0883-53-6490
Email: mimashi-msk★tokushim?a-shakyo.jp(★を@に変換して送信してください)

※Eメールでお申し込みの際は、件名に必ず「ケアする人のケアセミナー申込」と明記してください。

pdf ICONセミナーのチラシをダウンロード

※なお、セミナーにあわせて、徳島県内の医療・福祉情報を盛り込んだ『ケアする人のためのハンドブック』を発行・配布する予定です。

 

「尊厳のためのデザイン」シンポジウム

 

つかう人がしらべる・つくる人とみつける

医療や福祉等のケアの現場において、一人ひとりの患者や高齢者、障害のある人の生活史や文化を尊重した環境づくりが求められています。そのためにデザインには何ができるのでしょうか?

尊厳のためのデザインリサーチプロジェクトでは、ケアを利用している人やケアサービスに従事している人、さらには施設を訪れる人にとっても、自分らしくポジティブに生活できるために「尊厳」をキーワードにモノや環境、仕組み等のデザインについてケアの現場とデザイナーが協働で調査を行い、課題を発見し、デザインによる解決案を導き出しました。

本シンポジウムでは、1年にわたるリサーチのプロセスと成果を共有し、豊かなケア環境の創造についてみなさんと考えたいと思います。

日時
2011年11月19日(土)13:30‐17:00
会場
京都大学百周年時計台記念館国際交流ホール(京都市左京区吉田本町)
[アクセス]京都市バス「京大正門前」停留所で下車、徒歩約3分(JR/近鉄京都駅から206系統、阪急河原町駅から31,201系統、地下鉄烏丸線今出川駅から203系統、地下鉄東西線東山駅から31,201,206系統)、京阪本線「出町柳(でまちやなぎ)」駅で下車、徒歩約20分[地図を開く]
参加費
1,000円(定員100名)

主催:財団法人たんぽぽの家
2010年度ファイザープログラム~心とからだのヘルスケアに関する市民活動・市民研究支援による助成「尊厳のためのデザインリサーチプロジェクト-ケアする人・ケアされる人を中心に」

プログラム・スケジュール

12:30-13:30
受付
司会進行:浅野翔・森村佳浩(CONNECT)
13:30-13:40
あいさつ:村上良雄(財団法人たんぽぽの常務理事)
13:40-14:00
講演:ケアの現場におけるデザインリサーチの可能性

医療や福祉の現場で過ごすケアを受けている人や日々忙しく動いているケアする人にも調査に参加してもらうには? 英国で行われている「患者の尊厳のためのデザインリサーチ」や本プロジェクトの経過からケアの現場における潜在的なニーズをより適切に引き出すデザインリサーチについて報告します。

水野大二郎(京都造形芸術大学講師)
14:10-15:10
事例報告

医療や福祉施設等の3つのフィールドでの調査から課題の発見、デザイン提案にいたるまでの一連のプロセスやそこからみえてきた課題を報告します。

  1. 医療施設:大阪市立大学医学部附属病院
    中坊壮介(プロダクトデザイナー)
    西山明子(大阪市立大学医学部付属病院13階東病棟(耳鼻咽喉科)看護師長)
    osakashidaibyouin.JPG
  2. 高齢者施設:社会福祉法人三秀會特別養護老人ホーム甍
    笹岡周平(インテリアデザイナー)
    田邊和也(社会福祉法人三秀會特別養護老人ホーム甍施設長)
    iraka.JPG
  3. 障害者施設:社会福祉法人わたぼうしの会たんぽぽの家
    家成俊勝(建築家・dot architects主宰)
    成田修(社会福祉法人わたぼうしの会たんぽぽの家施設長)
15:20-16:00
ディスカッション

デザインリサーチ手法開発委員や現場で調査に関わった人たちとともに調査を振り返り、尊厳のデザイン、関係性を豊かにするデザインについて考えます。

塩瀬隆之(京都大学総合博物館准教授)
鈴木ふみ(デザインリサーチャー)
鳥海直美(四天王寺大学人文社会学部准教授)
水野大二郎(京都造形芸術大学講師)
コーディネーター:森下静香(財団法人たんぽぽの家事務局長)
16:00-16:30
質疑応答

参加申込方法

次の[A]~[C]の必要事項を明記のうえ、ウェブサイトの申込フォーム、またはEmail/FAX/郵送のいずれかで主催者までお申し込みください。

[A]お名前(ふりがな)
[B]勤務先または在学先名
[C]電話番号

参加費(1,000円)は当日申し受けます。
申し込み締切:2011年11月12日(金)※定員(100名)に達し次第締め切らせていただきます。

お申し込み先

財団法人たんぽぽの家
〒630-8044奈良県奈良市六条西3-25-4
Tel.0742-43-7055 Fax.0742-49-5501
songen★popo.or.jp(★を@に変換して送信してください)

関連企画展

社会的包摂をめざすインクルーシブデザインの可能性を紹介します。尊厳のためのデザインリサーチプロジェクトの調査のプロセスや成果物も展示します。

会期:2011年11月16日(水)~12月4日(日)(休館:月・火曜日/平日、祝日にかかわらず)
開館時間:9:30~16:30(入館16:00まで)
会場:京都大学総合博物館(京都市左京区吉田本町)
[地図を開く]

くらっぷ(創作演劇グループ)

くらっぷ(創作演劇グループ)
 

 舞台に現れた俳優たち。セリフらしき言葉を話す。叫ぶ。ときに、つぶやく。 2011年9月、鳥の演劇祭ショーケースに招聘された作品「羅生門」は、かの芥川龍之介の小説を原作とした。雨宿りをしている乞食。乞食の着物をはぎとっていこうとする盗人。それを止めようとする下人。傍らで、その一部始終を静かに見ている僧侶。不思議な調子で発せられる言葉。動き。つっこみ。舞台は、観客から笑いを引きおこしながら、まるで生き物のようなエネルギーですすんでいく。そしてそのやりとりは、「羅生門」をいつしか跳び越えて、「ある状況、人の行動に対する、人の反応」を示しだす。俳優たちは、いまの相手を受け止めたうえで、自分なりのまっすぐさで返していく。そうやって、互いにひとつの世界をつくっていく。それを観、笑う観客も、やがて気づくだろう。それはひとつの「関わり」のありかたで、観る者もまた、そのありかたを問われているのだと。 

(レポート:井尻貴子/財団法人たんぽぽの家 )

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公演「鳥の演劇祭4ショーケース 『羅生門』」より

 

くらっぷ
知的障害のある人たちを中心とした演劇創作グループ。2004年に社会福祉法人わたぼうしの会「デイサービスぶるーむ」のひとつとして活動開始。2005年2月、大阪・心斎橋の小劇場ウイングフィールドにて処女作「掟の門」を発表。デイサービス廃止後も、作品と発表までに至るその創作過程の重要性から、有志スタッフにより活動を継続。2006年からは財団法人たんぽぽの家が活動支援のもと、意欲的に作品を制作、発表している。
演出:もりながまこと
 

もりながまこと
1969年大阪府出身。奈良県生駒市在住。1990年、劇団「芽の気象(めぐみのきしょう)」を旗揚げ、主宰。戯曲の執筆、演出を担当。一貫して一人芝居の作品を発表し続ける。劇団解散後の2004年から「くらっぷ」の活動をはじめる。また知的障害や精神障害のある人のヘルパーとして福祉の現場にも従事している。

 

 

対等な立場で楽しむ、一緒に進む

もりながまこと

 2004年秋、大阪府豊能郡の山里にあるガムランのスタジオスペース天ではじめて愛2004年から障害のある人と一緒に演劇作品をつくる活動をしています。しかし、私は基本的には演出をする人間であり、先生ではありません。稽古場で一緒につくることを真剣に楽しみたいと思っています。人は楽しいと感じたら、顔に出るし、声も変わるし、目も輝く。参加者と、そういう時間を一緒に持ちたいと思っています。
 障害のある人に、いわゆる演劇のメソッドは通用しません。ですから、既存の方法論に頼るのではなく、どうすれば舞台で演じる人間(俳優)とそれを観る人間(観客)との間に何かが起こるような、つまり演劇ができるかを一緒に考え、意見を出し合い、やっていこうとしています。
 驚かれるかもしれませんが、参加者の中に「障害があるが頑張ってつくった演劇を見て欲しい」というような考えの人はひとりもいないんです。様々なからだの人が、この状況で、この役柄だと、私のからだではこのような表現になる、どうでしょう、といった意識がとても強い。それを演技という身体表現にするためにはどうすればいいかを対等な立場で一緒に考える。テキストからの状況設定や演出方法も問われてくるわけです。数値的な目標を設定し努力を強いるのではなく、このように向かっている方向を共有し一緒に進むということが大事です。そこに参加者も楽しさを感じているのです。

<「言語から身振りへ――からだを読み解く ケアする人のケアハンドブック」(発行:2011年3月 財団法人たんぽぽの家)より抜粋>

活動履歴
 

2004年5月
結成(社会福祉法人わたぼうしの会「デイサービスぶるーむ」のプログラムのひとつとして→2006年より財団法人たんぽぽの家に移管)
2005年
2月12日、13日(計3ステージ)
    公演「掟の門」(フランツ・カフカ原作)
    於:ウイングフィールド(大阪/心斎橋)
2006年
4月8日、9日(計3ステージ)
    公演「ファウスト」(ゲーテ原作)
    於:ウイングフィールド(大阪/心斎橋)
   ※明治安田生命社会貢献プログラム「エイブルアート・オンステージ」参加事業、ウイングフィールド提携公演。
2006年
10月25日、26日(計2ステージ)
    公演「掟の門」(フランツ・カフカ原作)
    於:タイニイアリス(東京/新宿)
2006年
10月27日(計1ステージ)
    公演「ファウスト」(ゲーテ原作)
    於:国立オリンピック記念青少年総合センターカルチャー棟小ホール(東京/代々木)
2009年
12月12日(計1ステージ)
     公演「ゴドーを待ちながら」(サミュエル・ベケット原作)
     於:たんぽぽの家 シアターポポ(奈良)
2010年
9月17日、18日(計2ステージ) ※鳥の演劇祭3招へい作品。
    公演「ゴドーを待ちながら」(サミュエル・ベケット原作)
      於:鳥の劇場・議場劇場(鳥取/鹿野町)
   
2011年
9月30日、10月1日(計2ステージ) ※鳥の演劇祭4招へい作品。
     公演「羅生門」(芥川龍之介原作)
      於:鳥の劇場・しかの心(鳥取/鹿野町)

 

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公演「ファウスト」より ?2006 Makio Yamada + Tanpopo-no-ye Foundation

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公演「掟の門」より ?2006 Yumi Himesaki + Tanpopo-no-ye Foundation

(さらに…)

第30回わたぼうし橿原コンサート 作詩の部入選作品決定!

 「第30回わたぼうし橿原コンサート」作詩の部 入選作品

・ありがとう(作詩:井上和哉)

・亡き父との思い出(作詩:上田美智代)

・私の気持ち(作詩:永原房子)

・あきらめない(作詩:前田直子)

・誇りを持って生きるため(作詩:吉川雅之)

◎くわしい募集内容はこちら→ http://tanpoponoye.org/info/2011/11/30.html

 

 ありがとう (作詩:井上和哉) 

この地球(ほし)で生まれて

現在(いま)を生きている

ありきたりな言葉だったけど

ただ「ありがとう」の気持ちを伝えるよ

 

この世界は「命」と言う絆で繋がっている

この街で生まれてきたんだ

心の痛みを知ったとき

ふと涙が溢れてきたよ

 

最後まで思いつかなくて「ありがとう」の言葉が言えなくて

ただ素直に「ありがとう」が話せたら

どんなに世界が変わるんだろう?

 

この地球(ほし)で生まれて

この街で君と出会ったんだ

夢をみていた この大空を飛びたいと

そう願って この町で僕は育ったんだ

 

翼が折れそうな この想いを抱えながら

この想いを持って さぁ行こう

 

夜空の向こうに

生まれ行く あの地球(ほし)を超えて

心の奥にはあの日の悲劇が胸を打つ

 

あの頃の僕を支えてくれた

君や みんなにありがとう

いつか笑顔で会える日が来ると願っていたんだ

 

夢を追いかけて ただ追いかけて

幸せを求め 探していたんだよ

 

この大空に祈りを込めて「ありがとう」の言葉を伝えたい

 

ずっとずっと変わらない想いを忘れない

ただ「ありがとう」の言葉を忘れない

みんなの想いを このバックに詰め込んで

君やみんなにありがとう

 

時代を超えて 未来を超えて

みんなの想い出をバックに詰め込んで

夢の中へと ずっと向こう側まで旅立つのさ

ありがとう……!

 

 

 亡き父との思い出 (作詩:上田美智代) 

 

小鳥が庭の木にとまっている

なんてのどかな風景

亡き父の思い出の庭

私はしゃくなげの花が

咲くのを見るのが大好きでした

かんざしのように咲くピンク色の花

亡き父とは 生前

そりが合わず

いつも口論になった

でも私、今 五十路になって

やっと亡き父の言葉が

ひとつひとつ

かみしめられる歳になりました

気性は荒かった

でも本当は私の事

可愛かったのでしょう

怒りっぽいワンマンな父親だったけど

私と妹を育ててくれた人

守っていてくれた人

私 今、病気ですと言ったら

父は、なんと答えるかな?

もう1度 父に

会いたくなる時もある

それはいつも

病気でしんどくなった時

不安 イライラ

重なった時『河内のおっさんの唄』

を思い出す

まるっきりあの言葉使い

亡き父にそっくりだから

やっぱり私は

亡き父 好きだったのかも知れない

この頃 フッとそう思う

亡き父は天国から

エール送ってくれるよね きっと!

  みちよ くじけるなと

  力強く 生きよと

  またいい事あると

亡き父の言葉信じて

何事においても

亡き父の生前の頃の言葉

想いおこして

生きて生きて生きてみよう

 

 

 私の気持ち (作詩:永原房子)

 

苦手なことが 少し多いだけで

自分は 人とは違う

でも 得意なこともある

頑張っているのは みんな一緒

悩んでいるのも みんな一緒

あなたが思うより 広く夢を見ればいいから

 

あなたと会話をするだけで

前を向いて歩いていける

ときどき何も出来ないとすねてしまう

頑張っているのは みんないっしょ

悩んでいるのも みんないっしょ

何もかも忘れて 大きな夢をみればいい

 

少しだけ大人になれない自分がい

下ばかり見てても すすめない

一歩ずつ歩いていきたい

 

やりたいことは たくさんあるけど

自分にとって 大きな夢はなんだろう

これからも 悩みながら

大きな夢をかなえていきたい

 

明日に向かって とびたとう

時間がかかってもいいから

自分をみつめあいながら頑張ろう

あなたが 思っているより

可能性は ずっと広いはず

 

 あきらめない (作詩:前田直子)

 

今日、念願の玉のれんが出来た。

やっと、やっと出来た。

途中で、何度も何度ももうやめよう もうやめようと思ったし、

OTの時間にみんなといっしょに始めた玉のれん

それなのに、みんなは、どんどん次から次へと、作品を作って行く…

私だけだ、一人追い抜かされて、悔しい思いもした。

でも、あきらめないでよかった。

ここにいる証を残す事ができたから…

こんな私だけど、まだまだ出来る事があるんだよね。

これからも、私のみちは遠く険しいけど、そして私の歩みは遅いけど、自分を信じて歩みます

私にとって、この1年と1ヶ月は、けして無駄な時間ではありませんでした

何も言わずただ、まっててくれた人達へ感謝こめて…ありがとう。

 

 誇りを持って生きるため (作詩:吉川雅之)

 

介護保険値上げされても

障害年金値下げされても、私にはプライドがある

苦しいけど、煙草値上げになった

今日から煙草の本数へらす

僕らが消費しなければ、世の中変わらない

食費、衣類費節約、煙草は私達には貴重な物

税金のかたまりだけど喫ってる。

やめたいと思っても、すぐには無理、

光熱費かからなく生活何かに取りかかる時思案煙草喫う

私にはプライドがある。世の中に貢献したい

バイク乗り回し、ガソリン消費している

バイクがあるから施設へも通所できる

「ひきごもり」にならない用皆んなの所行く

胸はって生きぬきたい、命のあるかぎり食事を摂る

あとわずかしかない人生、胸はって障害年金

もらいたい、胸はって歩きたい、買物もしたい

誇りを持っていきるため

第30回わたぼうし橿原コンサート 作品大募集!

 「第30回わたぼうし橿原コンサート」発表作品大募集!  

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障害のある人たちの書く詩には、普段私たちが忘れがちないのちの尊さや生きる喜び、生きることのすばらしさが込められています。「わたぼうし橿原コンサート」は、障害のある人たちのメッセージをメロディにのせて伝えていくコンサートです。人の可能性を引き出し、人と人とのつながりを大切にし、誰もが心豊かに住みやすい社会をつくることを目指しています。

 

第30回わたぼうし橿原コンサートでは、当日舞台で発表する詩・曲を募集しています。

奈良・橿原の地元ならではのコンサートで、あなたの想いを歌にして、たくさんの人に伝えてみませんか。ご応募おまちしております。応募用紙

【お問い合わせはこちら→wataboshi■popo.or.jp ■を@に変えてメールをお送りください。】

応募用紙はこちらからダウンロード → 30-kasicon.doc 

【作詩の部】締切は終わりました。→ 入選作品はこちら

あなたの夢や思いを込めた詩をご応募ください。

・応募資格ー奈良県在住の方。障害のある人に限ります。

・応募方法ー応募用紙に必要事項を記入し、作品に添えてお送りください。e-mailでも受付ます。

*「作詩の部」選考会で入選作品数点を選出、入選詩は「作曲の部」にて曲を公募します。「作曲の部」でも入選すると、「第29回わたぼうし橿原コンサート」に出場できます。

 

【作曲の部】募集中です締切:2011年11月18日(金)必着

「作詩の部」の入選詩に曲をつけてご応募ください。→ 作詩の部入選詩一覧

・応募資格ー奈良県在住の方。障害の有無は問いません。

・応募方法ー歌をカセットテープもしくはMD、CDに録音してお送りください。また応募用紙に必要事項を記入し、作品に添えてお送りください。

・入選した場合、自演するか、演奏を委託するかを応募用紙に明記してください。

*「作曲の部」「作詩・作曲の部」選考会で入選作品数点を選出します。

*入選者は「第30回わたぼうし橿原コンサート」に出場できます。

 

【作詩・作曲の部】募集中です締切:2011年11月18日(金)必着

夢や思いを込めた詩に曲をつけてご応募ください。

・応募資格ー奈良県在住の方。作詩は障害のある人に限りますが、作曲は障害の有無は問いません。

・応募方法ー歌をカセットテープもしくはMD、CDに録音して必ず詩を添えてお送りください。また応募用紙に必要事項を記入し、作品に添えてお送りください。楽譜のみの応募は受け付けません。

・入選した場合、自演するか、演奏を委託するかを応募用紙に明記してください。

*「作曲の部」「作詩・作曲の部」選考会で入選作品数点を選出します。

*入選者は「第30回わたぼうし橿原コンサート」に出場できます。 

 

たとえばこんなご応募、大歓迎です!

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・家族やヘルパーさんに対する感謝の気持ち

・仲間と共に経験した苦労や喜び

・社会のなかで感じた人と人とのつながり

・日常生活での喜怒哀楽

 ・音楽のもつ素晴らしさや感動

・将来に対する夢や希望

※注意事項

・応募作品は返却しません。

・入選者には実行委員会より連絡させていただきます。

・選考結果についてのお問い合わせにはお答えできません。80円切手を同封の上、ご応募いただければ郵送で結果をお知らせします。

・入選した場合、当日舞台で発表する作品の著作権は主催者に帰属します。

・「作詩の部」の入選詩は作曲の都合上、補作することがあります。

・入選作品は「第36回わたぼうし音楽祭」(2011年8月7日奈良県文化会館国際ホールで開催)の「作詩・作曲の部」に応募させていただきます。

 

【第30回わたぼうし橿原コンサート 開催概要】

日時:2012年3月4日(日)開場13:30 開演14:00

場所:かしはら万葉ホール 

料金:一般 1,000円 中高生800円 小学生600円(当日は200円UP)

主催:奈良たんぽぽの会  実施主体:わたぼうし橿原コンサート実行委員会

お問い合わせ先:奈良たんぽぽの会 TEL0742-43-7055  FAX0742-49-5501 e-mail wataboshi@popo.or.jp 〒630-8044 奈良市六条西3-25-4

わたぼうし語り部塾、塾生募集!

 「わたぼうし語り部塾」は

障害のある人が‘語り’と 自分の新しい可能性に出会う学び舎です

【塾生募集中!】

※わたぼうし語り部 とは?→ http://tanpoponoye.org/wataboshi_project/telling/

■応募条件―障害のある人で、1)「語り」に関心のある人 

              2)「語り」をとおして自分を表現したい人

              3)障害を個性として生かしたい人    

                 ※原則、年3回の合宿に参加できる人が対象

■募集人数ー若干名

■内 容ー年3回のたんぽぽの家(奈良市)での合宿、年4回の通信講座

■受講料―10万円(講師料、宿泊費、食費、事務局費、会場費、教材費 ほか)

   ※見学および体験等を希望される場合、別途実費請求させていただきます。

   ※締め切りを過ぎて申し込みを取り消された方は、キャンセル料をいただく場合があります。

■応募方法ー所定の用紙(WORD ICONkatari-form.doc←ここをクリック)をダウンロードし、必要事項をご記入の上、事務局までお送りください。e-mail   wataboshi@popo.or.jp

■応募締切ー2011年11月15日

 

 

☆合宿日程 ※スクーリングおよび宿泊場所の基本は、たんぽぽの家(奈良市)

[合宿1]テーマ『出会う』 2011年12月17日(土)午後2時?18日(日)午後4時

発声や呼吸法など基本トレーニングをとおして、生まれもつ可能性や感性を引き出し、自分自身を再発見します。

[合宿2]テーマ『つかむ』 2012年4月6日(金)午後4時?8日(日)午後2時

技術や芸を学ぶだけでなく、語ることの意味や「表現」するとはなにかを考え深め、自分にとっての「語り」のスタイルをつかみます。

[合宿3]テーマ『みせる』 2012年6月上旬

1年間のトレーニングの成果を発表します。作品、舞台、自分自身を演出し表現します。

■講師 中川直子(わたぼうし語り部塾インストラクター) ほか

 

■お申込みおよび、お問い合わせはこちら → wataboshi@popo.or.jp

 

【報告】臨床するアート2011 第3回天野秀昭さん

2011年11月10日(木)19:00~

連続トークセッション「臨床するアート 2011」第3回を開催しました。

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今回のゲストは、NPO法人せたがやプレーパーク理事の天野秀昭さん。

日本ではじめて、プレーパークのプレーリーダーを職業とされた方です。

プレーパーク(冒険遊び場)は、こどもが「やってみたい」と思うことを自分の手で実現できる環境を保証しようと作られた遊び場です。イギリスでの取り組みをもとに、日本で最初の「冒険遊び場」ができたのは、1975年。高度経済成長の時代でした。時代の変化に伴い、遊び場がどんどんなくなっていく東京の街。こどもの挑戦する気持ち、冒険する気持ちを満たせるようにとつくられた「遊び場」は、こどもたちの支持をうけ、場所や運営主体を変えながらも、今日まで続いてきました。

天野さんは、1980年、羽根木プレーパークの初のプレーリーダーになりました。

プレーリーダーは、「こどもの横に立って、一緒に歩いていく」存在といいます。

「こどもの「やってみたい」に歩調をあわせながらも、大人の知恵や技術をところどころで伝授していく。そんな大人の関わりによって、こどもの遊びにハリと奥行きが出てくる」という天野さんは教育に対し、遊育という考えを提唱しています。

教育は教える側が主体であるのに対し、優育は自分(=こども)主体。自分で育とうとする作業。やりたい/やりたくないという主導権がこどもにあるのです。

天野さんが現在力を入れて取り組んでいる活動のひとつに、気仙沼での遊び場づくりがあります。

「こどもの遊びは、魂の叫び」。その子の経験や思いなどが全部出てくるといいます。

阪神大震災被災地での遊び場の活動経験から、今回も早い段階から被災地にはいりました。

こどもは自分自身を癒す力を持っている。遊びのなかで自分を癒すということをこどもは日常的にやっている。被災した直後はなおさらそれが必要。その力を発揮する場としての「遊び場」づくりだということ。

その子の「やりたい」世界は、この世でひとつしかない。だからこそ、それを大切に、その「やりたい」が尊重される場を一緒につくっていく。

そんなプレーパークの取り組みは、子どもたちにとって、まさに生きる力を得る場所になっているようです。

最後にみた、気仙沼の遊び場でこどもたちが「虹」という歌をうたう姿が、なによりもそのことを物語っていました。

NPO法人せたがやプレーパークのHPはこちらです。

http://www.playpark.jp/toppage.html

*臨床するアート 次回は11月18日(金)「『時間』と『空間』を届けるアートワークショップ」と題し、中津川浩章さんにお話しいただきます。参加申込受付中です!

(報告:井尻貴子)

 

【報告】臨床するアート2011 第2回鈴木拓さん

2011年10月28日(金)19:00~

連続トークセッション「臨床するアート 2011」第2回を開催しました。

今回のゲストは、仙台からお越しくださった鈴木拓さん。

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舞台制作者であり、現在はArtRevival Connection TOHOKUの事務局長を務めています。

ArtRevival Connection TOHOKU、通称ARC>Tは、東日本大震災を機に、その復興に向けた諸活動にアートを通じて寄与するため、また、それに必要なネットワークづくりのために設立された団体。

5つの活動―調査・出前・創作・招聘・仕事―を展開しています。

たとえば、「出前部」は、「誰でもできるからだをゆるめるコツ/ゲームで楽しむコミュニケーション/はじめての演劇体験 …etc」といった「こんなことができます」ということを、チラシやHPで案内し、要望があったところに赴くという活動。おしつけるのではなく、求められたときに行く。現在は107名、30団体が登録し、ニーズにあわせて、「できること」を提供しているとのことです。

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鈴木さんは、仙台在住。

高校の演劇部で演劇と出会い、大道具、舞台監督、企画制作といった立場から関わるようになったそうです。

20代後半は、仙台駅近くに小劇場をつくる計画に取り組み、その後、「杜の演劇祭」の話に出会い、企画書を提出、事務局を担うことになったそう。仙台市内のレストランなどを会場に行われる朗読劇は、お店やお食事、演劇作品、俳優それぞれの魅力を味わえる企画としてとても好評で、3回目を迎えた昨年は1200席が初日前にすべて売り切れてしまったそうです。

 

鈴木さんは「震災直後、すべて一回壊れて、フラットになってしまった」といいます。

「目にみえるものだけでなく、価値観や、いままでよいと思っていたことなども、すべて変わった。既存の社会システムがなくなってしまったいまなら、ここから、誰もみたことがないものが生まれても不思議はない。そんな可能性があると思える」。

それは、とても自由であると同時に、とらわれていない恐怖感を抱かせるものでもあるかもしれません。

でも、鈴木さんは、震災前にもどるのではなく、いま、よいと思うことを信じ、すすんでいくことが重要だといいます。

「いまやっていることは、この土地の未来をつくること。」

「もし、またどこかでこういう地震がおきたら、自分たちがモデルケースにならないといけないという使命感をもって活動している。」

「人を癒せるのは人だけ。自分たちがやろうとしている活動は、まさにそうあるべき。」

そういった鈴木さんの言葉、お話しに、

参加者からは「自分の今の生活の中で、普通に給料をもらって普通に生活する中で、震災とか、被災地のこととか、どんどん薄れているような気がしています。そんな中で、同じ時に、違う場所ではパラダイムがシフトしていくことを日常として生きている方がいること、自分の今の生活も本当は変わっているのではないかということ、いろいろなことを考えることができました」といった感想をいただきました。

ARC>Tの団体詳細や活動については、こちらの公式ウェブサイトをご覧ください。活動への支援も、ぜひ!

 http://arct.jp/

*臨床するアート、次回は11月10日「遊ぶことは生きること」をテーマに、天野秀昭さんにお話しを伺います。当日でも、ご参加いただけます!ご連絡ください。詳細はこちら http://tanpoponoye.org/info/2011/12/2011-3.html


なら介護の日2011

ご存知ですか? 11月11日(いい日、いい日)は、介護の日。

なら介護の日2011

私たちは、支え合いの地域づくりをめざして「なら介護の日2011」を開催します。
そして、家庭や施設などで介護をしている人たちを元気づけるとともに、介護を支える地域の力を育みたいと思います。

2011年11月5日(土)
かしはら万葉ホール
地図を開く
◎近鉄畝傍御陵前駅・JR畝傍駅下車徒歩15分
入場無料

イベントステージ
12:30?16:15(開場12:00) @ロマントピアホール
要申し込み

12:30-12:45
開会セレモニー
12:45-12:55
オープニングコーラス
“まなび処 結”で活動する高齢者のコーラスグループが爽やかな歌声を披露します。
12:55-13:50
奈良介護大賞の発表と表
家庭や施設などで介護をしている人たちを力づけるとともに、介護を支えるコミュニティの力を向上させることをめざし、支え合いの地域づくりにつながる介護の実践を表彰します。
高齢者が楽しんで食べられる料理レシピ
入選者の発表と表彰

食はいのちをつなぐものであり、楽しみのひとつでもあります。高齢者が家族と共に楽しんで食べられるレシピのアイデアを表彰します。
14:00-15:15
記念講演 島田洋七
「家族の絆」?佐賀のがばいばあちゃん?

笑いあり、涙あり、抱腹絶倒! 型破りの講演会、その充実感・爽快感は、明日への活力になる事間違いなし!!

島田洋七:漫才コンビB&Bとして1980年代の漫才ブームの先駆者となる。NHK漫才コンテスト、上方漫才大賞、読売テレビ・上方お笑い大賞など数々の賞を受賞し、『もみじまんじゅう』のギャグは一世を風靡する。現在は、漫才師としての活動の傍ら、講演、執筆活動にも精力的に取り組む。自分の人生論や経験、おばあちゃんとの生活などをもとに語る講演会は各方面で高い評価を得ている。
15:25-16:10
親守唄・歌会
自分を育ててくれた親に贈る詩および曲を発表します。家族のつながりの物語が生まれ、慈しみの文化が育まれることを願っています。
16:10-16:15
グランドフィナーレ

ロビーでは、奈良県食生活改善推進員による、低栄養を予防するレシピの配布やパネル展、県内の施設・ 作業所の手作りグッズ、パンやクッキーなどの販売も行っています。

介護なんでも相談、福祉用品相談・展示コーナー
11:00?16:00 @5Fレセプションホール

福祉・介護の就職フェア、財産管理・遺言などに関する法律相談、リハビリテーション相談、介護にかかる 雇用管理・能力開発相談、認知症相談など、専門家による無料相談が受けられます。
また、福祉機器・介護用品の相談、展示も行っています。

主催:奈良介護の日実行委員会

お問い合わせ 奈良介護の日実行委員会事務局

〒630-8501奈良市登大路町30番地 奈良県健康福祉部長寿社会課内
Tel: 0742-27-8524 Fax: 0742-27-3075
E-mail: choju★office.pref.nara.lg.jp(★を@に変換して送信してください)

お申し込み

次の内容をFax、Eメール、郵送、お電話等で事務局(上記)までご連絡ください。
定員になり次第締め切らせていただきます。

  1. お名前(ふりがな)
  2. お電話番号
  3. ご参加人数
  4. 備考
    よろしければ、活動先や活動内容などをお書きください。特になければ記入は不要です。

※ご記入いただいた個人情報は、なら介護の日2011の受付事務においてのみ使用します。

実行委員会構成団体
(財)介護労働安定センター奈良支所/(公社)成年後見センター・リーガルサポート奈良支部/(財)たんぽぽの家/(特活)奈良NPOセンター/(社)奈良県介護福祉士会/奈良県言語聴覚士会/奈良県作業療法士会/(社福)奈良県社会福祉協議会/(社)奈良県社会福祉士会/奈良県住民参加型在宅福祉サービス連絡会/奈良県障害者福祉連合協議会/奈良県食事サービスネットワーク/奈良県食生活改善推進員連絡協議会/奈良県地域包括・在宅介護支援センター協議会/奈良県老人福祉施設協議会/奈良県老人保健施設協議会/(社)奈良県理学療法士会/(財) 奈良県労働者福祉協議会/(社)日本福祉用具供給協会奈良ブロック/(社)認知症の人と家族の会奈良県支部/ヒューマンヘリテージ(株)/奈良県
後援(予定)
(特活)奈良県介護支援専門員協会/(社)奈良県看護協会/なら地域ケア研究会/奈良弁護士会/橿原市/(社福)橿原市社会福祉協議会/奈良新聞社/朝日新聞奈良総局/毎日新聞奈良支局/読売新聞奈良支局/産經新聞奈良支局/NHK奈良放送局/奈良テレビ放送(株)/近鉄ケーブルネットワーク(株)
協賛
奈良信用金庫/大和信用金庫/奈良中央信用金庫/日本フルハップ/青丹学園/(財)森田記念福祉財団

HANAギャラリー企画展「丸○な日常」開催!

 
 

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HANAギャラリー企画展  な日常
 
 
会期:2011年10月15日(土)~30日(日) 
    11:00~17:00(日・月・祝日休館)最終日の30日(日)は開館
 
会場:たんぽぽの家アートセンターHANAギャラリー
 
作家:富丸風香・平井和樹・宿利真希
    (たんぽぽの家アートセンターHANA所属)
 
 
あいさつがわりの歌、お昼ご飯の満足な笑顔、しごとに向き合う充実感。
(ムゲンダイ)なHANAの日々。
描くこと、つくることのとなりにあるユニークでこだわりに満ちた生活を、私たちは“丸○な日常”と名付けました。
 
「ダンボール製のぼこん♪ぼこん♪アルファベット」、「シュールな丸○新聞」、「米粒ぎっしりTシャツ」などの◎○な作品とアートグッズを制作エピソードとあわせて紹介します。
 
 
 【展覧会に関するお問い合わせ】 たんぽぽの家アートセンターHANAギャラリー(北野、吉永)
 
 
 
予告 会期中に開催します。展覧会とともにお楽しみください!
「たんぽぽ秋晴れバザール2011」(雨天決行)
10月29日(土)10:00~15:00
10月30日(日)10:00~13:00
 

「アジア・太平洋わたぼうし音楽祭2011バンコク」開催延期のお知らせ

 2011年11月16日、タイ・バンコクで開催が予定されていた「アジア・太平洋わたぼうし音楽祭2011 バンコク」の開催が延期されることとなりました。

現在、バンコクをはじめ、タイ国内は広範囲にわたり、50年に一度と言われる洪水により甚大な被害に見舞われ、多くの人々が困難な状況におかれています。この影響をうけ、「アジア・太平洋わたぼうし音楽祭2011バンコク」の主催団体である、NMAD(Network of Music amd Arts of Persons with Disabilities)は、このほど音楽祭の延期を決定しました。

また、外務省より「バンコクへの渡航の是非を検討せよ」との情報が発令されたことをうけ、「わたぼうし応援ツアー・バンコク2011」の企画会社であるJTBも、10月24日?11月15日までのタイツアーの実施を控えることとなりました。これにより、誠に残念ながら、「わたぼうし応援ツアー2011バンコク」も開催を見合わせざるを得なくなりました。

現在、NMADは音楽祭の延期日程について、各都市との協議をおこなっております。新たな日程などさまざまな動きが決まり次第、改めてご報告させていただきます。

たんぽぽ通信 Vol.89

01 鳥の演劇祭4/くらっぷ 「羅生門」を発表しました!

tori4.jpgたんぽぽの家の演劇集団、"くらっぷ"が「鳥の演劇祭4(鳥取市鹿野町にて開催)」で9月30日(金)と10月1日(土)それぞれ1回ずつ 、新作「羅生門」の公演をおこないました。
会場のまわりには人けが少なく「お客さんは来てくれるだろうか…」と不安もありましたが、2回とも70ほどの客席は満席。お客さんには 肩を寄せ合ってもらいながらご観劇いただきました。
劇の中では、だれにも予想できないやりとりが次々となされ、そこから巻き起こる笑いや、ただよう緊張感に会場は釘づけ。その雰囲気を 俳優たちも楽しみながら演じていたようです。また、会場からは「何のシーンかわからないけれど、次に何が起こるのか、だれがキーパー ソンなのかを想像するのがおもしろかった。」などのtori3.jpg声もあり、演劇の魅力や表現活動そのものについての思いをめぐらせる機会になった のではないかと思います。
みなさま、シアターポポでおこなった公開リハーサルへのご来場や募金、声援をくださり、本当にありがとうございました!みなさまの応 援のおかげでこのたびの公演を無事終え、大成功をおさめることができました。次の発表の機会に向けて、作品にみがきをかけていきたい です。 (大久保)

02 「言葉のちから」で被災した人たちに元気を贈ります!

みなさんは、たんぽぽの家が行なう東日本大震災復興プログラム「笑ってプロジェクト」をご存知ですか。
このプロジェクトは、これまで取り組んできた市民活動をベースにkotoba.jpg、東日本大震災で被災した人たちの"生きる力の取り戻し"を支える ためのプログラムです。支援が届きにくいところや、特別なニーズがある人たちへの支援を大切に活動しています。
このプロジェクトの一環として、私たちは障害のある人たちの「言葉(=詩)」のちからで、被災した人たちに元気を贈る「言葉のちか ら」プロジェクトを行っています。
これは、36年にわたり、障害のある人たちの詩を歌ってきた"わたぼうし"がベースになっています。 "わたぼうし"の活動のなかで 、私たちは「言葉のちから」で自分を表現し、社会に参加していく多くの障害のある人たちと出会ってきました。そして、その「言葉のち から」によって励まされ、元気づけられた多くの人たちに出会ってきました。こうした伝えるべきものをもつ言葉の達人の仲間たちからの 言葉(=詩)を、1冊の詩集にまとめました。
この詩集には、年齢も住んでいる地域も障害もさまざまな人たちから寄せられた、149作品の中から選ばれた31編と参考作品1編を加えた 32の詩を掲載します。この詩に、宮城県仙台市の「ハート&アート空間BEI(ビーアイ)」で活動する子どもたちが挿絵を描いてくれまし た。そして、詩の選考に関わってくださった詩人の、もり・けんさん、上田假奈代さん、美術家のビーアイの関口怜子さん、そして震災後 、ツイッターで詩をつづったことで話題になった詩人・和合亮一さんからのメッセージも掲載されます。
多くの人たちの思いがつまった詩集は、約100ページ・フルカラーで10月上旬の完成をめざしています。みなさんのお手元に「たんぽぽ 通信」が届くころ、詩集もきっと完成していることと思います。
この詩集は、2冊1セットで販売し、1冊は購入したあなたに、もう1冊を被災した人に贈ります。詩集を贈りたい相手のいる方は、ぜ ひあなたから贈ってあげてください。詩集を贈る知り合いがいないけれど詩集を購入することで応援したい、と思ってくださった方は、た んぽぽの家が東北のNPOなどを通じて詩集を被災した方にお届けします。
「私には何もできない」でも、「詩を書くこと、表現することでなら応援できる」と思った障害のある人たちの思いを詩集にのせて元気 を贈る「言葉のちから」プロジェクト。あなたの"できること"の1つとして、一緒に応援してもらえたらうれしいです。(竹谷)
☆ こんな詩が掲載されます。(一部抜粋)・ 3月11日/午後2時46分/奇数の月日と/偶数の時間が/みちのくの/海岸をおそった/授業と仕事と/海の男と/園児のバスと/おと しよりの昼寝を/家族・住まい/学校・職場/漁船・車/牛馬・田畑/すべてをうばった/地震よ津波よ/人々に/何か罪があったのです か?/おだやかな波は/何も答えてくれない(「託された夢のために」大家涼・神奈川県秦野市・17歳)・ 南西から/ほかほか前線おくります/なみだをぽかぽか/かわかしてください/だんだんあったかくなっていくので/東北につくころ には/ほかほかのきもちが/あふれているでしょう/手から手へつないでいく/ぬくもり/どうかうけとってください(「東北へ」木下美 樹枝・佐賀市・35歳)・ 暗闇に浮かぶ小さな光が広がって/新しい明日を照らしますように(「つながり」小林聡・大阪市・45歳) ・……みなさんの作品には何よりも、この震災の一つ一つを映し出そうとする鏡があった。同じ呼吸と心があった。たとえ遠くに離れてい ても、まるで隣にいるかのように、心の通い合う不思議さと親しさが見えてきた。これが言葉の、詩の力なのだ。(詩人・和合亮一)

03 人生の秋を安心して生きるために・・・彩葉サロン講演会「現代お墓事情あれこれ」

さる 9月9日(金)、西部公民館で彩葉サロン実行委員会を実施主体とした講演会が開催されました。講師は十輪院住職の橋本純信さん。参加者はスタッフを含め、51名でした。
iroha1.jpg現代のお墓やお葬式についての傾向と対策(散骨など遺骨の取り扱い、儀式のスタイル)など実際的、具体的なことから、仏教の歴史など も交え、私たちが仏教について誤解していることや、信仰の大切さをお話しいただきました。後半の質疑応答では、参加者からさまざまな 質問や悩みごとの相談が投げかけられ、橋本さんが丁寧に回答しておられました。
参加者から、「(自分や家族の葬式について)参考になった」「考えていくきっかけになった」「ありがたい」などの感想をいただきまし た。(佐賀)

04 ばんざいサマー☆お料理大好き!

今年も、たんぽぽ生活支援センターでは夏休み支援プログラム"ばんざいサマー"を7月21日から8月31日まで行いました。大きな事故や怪 我もなく、無事終了することができました。
さて、ばんざいサマーの室内プログラムは毎年人気で、『お料理』もその中の一つです。8月19日のメニューはハヤシライスとポテトサラ ダでした。野菜を切ったり、材料をまぜる作業はみんなお手のもの!友だち同士で協力する場面も見られ、とてもおいしくできました。
来てくれたみんなの笑顔がキラキラ輝いた1カ月間でした。また来年も、たくさんの笑顔に出会えることができたらいいなと思います。( 戸上)

05楽食だより 第3回 高齢者が楽しんで食べられる料理レシピ募集

2011年度もレシピの募集をしたところ、70レシピの応募がありました。
一次審査を通られた15人の方のレシピを始め、惜しくも落選されたレシピのどれもがおいしそうな心のこもったレシピばかりでした。10月 3日に二次審査を実施し、最終5~7レシピが選ばれます。
「食べる」ことは「生きる」ことへつながり、「楽しく おいしく」食べることは人が生きていく上で、欠かすことのできない大切ないと なみです。
私たちは、心のあるレシピを一つでも多く開拓し、誰もが使いやすく実用的なレシピ本を作ります。今回選ばれた作品は、次回以降で、是 非紹介させていただきます。ご協力ありがとうございました。(家令)

06 HANAギャラリー企画展 『丸○な日常』展を開催します。

10月のギャラリー企画展は、たんぽぽの家の若手メンバー富丸風香さん・平井和樹さん・宿利真希さんの3名の作品を展示いたします。
この3名の、好きなこと・面白い視点・何気ない会話など、まさに『日常』から生まれた作品たちを、制作エピソードと共に、皆様にご紹 介したいと思います。あわせて、人気商品であるおしゃれバードなどのHANAグッズを、商品の物語と一緒に展示販売します。
楽しくおかしな日常を皆様に感じていただきたいと思っていますので、是非お越し下さい。(三輪竜)

marumasu.jpg会期:2011年10月15日(土)?30日(日) 11:00?17:00
         日・月・祝日は休館 ※最終日の30日(日)は開館
会場:たんぽぽの家アートセンターHANAギャラリー
作家:富丸風香 平井和樹 宿利真希(たんぽぽの家アートセンターHANA所属)

07 スカイクロスを発表!障害者スポーツ指導者協議会主催 スキルアップ研修会

skycross.jpgアートセンターHANAのプログラム「なんでもからだ」では、2009年からボランティアの山田穣さんと共にスカイクロスというスポーツをし ています。スカイクロスとは、軽量化されたフリスビーで高齢者や障害者でも安全に楽しめる競技です。たんぽぽの家では障害が重くても みんなで一緒に楽しめ、競い合えるルール作りをしました。
8月28日に長居障害者スポーツセンターで行われた障害者スポーツ指導者のスキルアップを目的とした研修会で、このたんぽぽの家で考案 したルールを発表しました。今回は、メンバーの山口広子さんも同行し、スカイクロスを実演してもらいましたが好評を得ました。(吉永 )

08 たんぽぽ人物図鑑

jinbutsu1.jpgたんぽぽ生活支援センター ケアスタッフ 西橋 頼香(にしはし よりか)
私の息子は聴覚に障害を持っています。ですが、色々な方から見守って頂けている事で、毎日笑顔で過ごしてくれています。息子のために 一生懸命に関わって下さる方々を見て素敵なお仕事だと感じた事がこのお仕事を選んだきっかけです。まだまだ力不足ですが、皆様に笑顔 で楽しんで頂けるようにお手伝いさせて頂きたいと思っていますので宜しくお願いします。



jinbutsu2.jpgたんぽぽ生活支援センター ケアスタッフ 濱田 仁人(はまだ きみひと)
若さと元気が取り柄の21歳です。まだまだ経験不足ですが、これからたくさんの経験を積んで成長していきたいと思っています。これからもご迷惑をかけるかもしれませんが一生懸命頑張りますのでよろしくお願いします。

09 おすすめ商品

Sakusaku(サクサク) hanasaku(ハナサク) クッキーセット が発売されます!
「アートなパッケージ」のクッキーセットはいかが?奈良を代表する「シカ」、「アシュラー」、「大仏」がオリジナルイラストのパッケージになって新登場します。UFOとシカの不思議な出 逢い、包み込まれるような表情の阿修羅像、どことなくゆったりたたずんだ表情の大仏さまの3種です。
また、クッキーは滋賀県にある「がんばカンパニー」の素材にこだわったやさしい味の手作りクッキーです。「たんぽぽの家 冬ギフト 2011」、HANAショップほか、奈良の物産店での販売を予定しています。(渡邉)