シリーズ「存在と生活のアート」展覧会

sonzai_rogo150.jpgあるものはある。

ないものはない。

 

社会の基盤が崩れ、人間の存在そのものが揺らいでいる今、アートの分野から新しい概念が生まれ、「人間が生きる」をさまざまな形でみせる取り組みが始まっています。

 A/A galleryでは「知識と技術のアート」や「直観のアート」とは異なる、「存在と生活のアート」を紹介します。「存在と生活のアート」とは、存在のサインをアートで増幅した時にあらわれるもうひとつの見方、感じ方、気づきです。 表現された「モノ」だけではなく、そこから生まれる「コト」も含めて成立する世界。それらの多くは美醜を超えた語り得ぬもの。それらを語り得ぬままきちんと見せることが、これまでにないアートかもしれません。

それらと遭遇することによって、私たちが揺さぶられる中で錆(さ)びた知覚が目覚めるのです。新しい知と新しい美の地平から生まれるアートを楽しんでください。


◎日時:2012年9月?2013年3月(2012年度は5回開催)11:00~19:00 *木曜?日曜のみ開廊

◎場所:A/A gallery[東京都千代田区外神田6-11-14アーツ千代田3331#208] アクセスはこちら

◎主催:NPO法人エイブル・アート・ジャパン

◎企画:財団法人たんぽぽの家

 

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  関連企画 「障害とアート研究会」を開催します。

展覧会にあわせて、「障害とアート」に関するさまざまなテーマを深めます。施設職員、障害のある人、研究者、学生など立場の異なる人たちが集まり研究会を開催します。 詳しくは?こちら

 

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*Vol.1~5の展覧会は、木曜?日曜のみ開廊です。

Vol.01 「佐藤は見た!!!!!!?誰が何をどう見ているのか、どうしてあなたは言い切れるのかしら?」

福祉施設で日々起こるものごとを」わたしたちはどうみているのか?浜松市にある施設「アルス・ノヴァ」の豊かな日常を支えている職員の個人性に根ざした視点を、切り取り、伝えます。 

 01.jpgのサムネール画像のサムネール画像 2012年9月20日(木)?9月30日(日)

 協力:NPO法人クリエイティブサポートレッツ(静岡) 

 障害や国籍、性差、年齢などあらゆる「ちがい」を乗り越えて、人間が本来持っている「生きる力」を見つめる場を提供し、様々な表現活動を実現するための事業を行い、全ての人々が、互いに理解し、分かち合い、共生できる社会づくりを行うことをミッションとして、福祉事業、文化事業の両面から社会にアプローチを続けている。

 

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Vol.02 「アートと暮らし?誰もが芸術家?」 

「アートセンター画楽」では、普段の暮らしの延長線上にものづくりがあります。ミニチュアの恐竜ワールドや「西部警察」マニアのこだわり表現。「誰もが芸術家であり、想像することが人間の本能に基づく幸せな行動である」というメッセージとともに紹介します。

02.jpg 2012年10月4日(木)?10月14日(日)

協力:アートセンター画楽(高知)

2004年にオープンした、高知のデザイン事務所「ファクトリー」が運営するアートの拠点。障害のある人に対して自由に表現できる環境を整え、「楽しむ力」を持ち続けるための数々の提案をおこなっている。2007年から始まった「画楽プロジェクト」は作品の成果発表をする場として、共感してくれた県内外の作家と空間を共有している。

 

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Vol.03 「『あいだ』からうまれるアート?アートリンクの実験?」

絵を描くと思ったら、いつのまにかキャッチボールをしていた。「どうしょんど」のオフビートな世界観と、「金曜日の午後に」繰り広げられる静かな人間関係。「アートリンク・プロジェクト」で生まれた2組の作品を紹介します。

03*.jpg 2012年10月18日(木)?10月28日(日)

「どうしょんど」 森口敏夫 × 山村幸則 

「金曜日の午後に」藤田陽司 × 松井智惠 

協力:奈良県障害者アート創出事業実行委員会

 森口敏夫 幼い頃に大阪から奈良県磯城郡にある三宅町に引っ越す。三宅の移り変わりと共に歩み、今ではどんな路地でも自転車でめぐることができる。高等養護学校では野球部に所属していて、関西人でありながら巨人ファンだった。現在は、三宅町にあるひまわりの家で内職を中心に仕事をしている。年に何度か、‘森口組パーティー’を企画し、そのパーティーの最後にトランプ手品を披露し、みんなを盛り上げている。

 山村幸則 1994年大阪芸術大学芸術学部工芸学科陶芸コース卒業。2005年国立オスロ芸術大学芸術学部大学院修士課程修了卒業。C.A.P[芸術と計画会議]アトリエアーティスト、神戸芸術工科大学先端芸術学部美術クラフト学科非常勤講師。これまでノルウェー、アメリカ、タイ、イラン、ケニヤ、ドイツ、韓国、中国など諸外国に滞在しながら作品を制作。訪れた国の歴史や文化、そしてそこに暮らす人々との出会い、交流の中から作品を生み出してきた。

 藤田陽司 ー奈良県大和郡山市在住。奈良市にある地域活動センターぷろぼの高の原事業所に週3回通い、パソコンで絵を描いている。小学校4年生からプロ野球に興味をもったのがきっかけで、新聞のスポーツ欄を毎日読むようになった。スポーツの知識と漢字の多くは新聞から得たものである。自ら体を動かすことも好きで、月に2回、車いすホッケーに取り組んでいる。特別支援学校を卒業後はパソコンばかり触っていたが、描くこと、字を描く書くことが好き。

 松井智惠 ー大阪在住。1984年京都市立芸術大学大学院修了。1982年より、作品発表を始める。幼少より絵を描く。現在の作品は人の原風景として「風景と光景の間」をテーマに制作する。2000年以降、ビデオ作品を制作。空間での映像投影を組み合わせて、空間に架設する表現方法を用いる。一貫してドローイング作品を制作する。

 

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Vol.04 「JURIX WORKS」

「仕事」って、何?私の仕事は薬のカラを集めること、鉛筆を削り続けること、ラジオ体操をすること、日記を書くこと。仕事の概念を軽々と覆す伊藤樹里の仕事のすべてを見せます。

04-01.jpg 2013年1月10日(木)?1月20日(日)

 協力:たんぽぽの家アートセンターHANA

伊藤樹里ー1日4回のラジオ体操、紅茶づくり、「ニュース」書き、薬のカラ集め、鉛筆の削りカス集め、ラジオ深夜便を聞くこと…etc。好きなこと・やりたいことが彼女の仕事である。そのうち、「ニュース」の文字を‘筆’で書くことを発見してから、書が最も好きな仕事となった。毎日の気になるできごとや、覚えた自慢の漢字を、とめどなくしゃべりながら書く。 

 

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Vol.05 「SUPERPOSITIVE?世界への愛着?」

魂をこめて作る小さな箱、儀式のように画用紙の上に並べられる画材。なんとも名付け得ない、日々の行為の数々を積極的に肯定すること。揺さぶられるのは、私たちの常識です。

05-01.jpg 2013年3月14日(木)?3月24日(日)

 協力:宮下忠也

障害とアート研究会 開催します!

shogaitoart_rogo150.jpg

「障害とアート」に関するさまざまなテーマを深めます。

施設職員、障害のある人、研究者、学生など立場の異なる人たちが集まり研究会を開催します。

 

 第1回  2012年9月20日(木) ※終了しました。

      Guest:鈴木一郎太(NPO法人クリエイティブサポートレッツ ディレクター)

 第2回  2012年10月27日(土) 

      Guest:山村幸則(アーティスト)

 第3回   2013年3月14日(木) 

      Guest:宮下忠也(アートディレクター)

 

参加費:一般1,500円、ユース(25歳以下)1,000円  

    ☆お申し込みはこちら!→お申し込みフォーム

定 員:30名[※各回、定員になり次第、閉め切らせていただきますのでご了承ください。]  

会 場:A/A gallery (アクセスはこちら→アーツ千代田3331

開催時間:各回とも19:00~21:00

主 催:財団法人たんぽぽの家   共催:NPO法人エイブル・アート・ジャパン

 

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 関連企画  「存在と生活のアート」の展覧会をシリーズで開催します。

2012年9月?2013年3月にかけて、「存在と生活のアート」に関する展覧会をシリーズで開催します。

詳しくはこちら→「存在と生活のアート」

 

 

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クリスマス展「すごして・わたして・つながって-旅するこけサンタ-」

【過去展示】

 

タ」が

 

 

東北の名産であるこけしが、宮城県山元町にある「工房地球村」でクリスマスを祝うサンタに変身しました。

この「こけサンタ」は、人から人へ手渡され、奈良へ幸せを運んできます。

本展では、「こけサンタ」がともに過ごした人や風景を写真で紹介し、アートセンターHANAの

メンバーがつくった「こけサンタ」のお友だちも一緒にならびます。

クリスマスの日、たくさんのお友だちとお祝いをした「こけサンタ」は、宮城へもどりフィナーレを飾ります。

(協力:山元町共同作業所 工房地球村)

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会期:2012年12月11日(火)~2012年12月25日(火) 11:00~17:00 日・月・祝はお休み

 ※12月24日(月・祝)はワークショップを開催!

場所:たんぽぽの家アートセンターHANAギャラリー

 

★☆ワークショップ☆★

「こけサンタのお友だちをつくろう!」

日時:12月24日(月・祝)14:00~16:00

参加費:500円(材料費・お茶代)

定員:10名

こけサンタのお友だちをつくって、こたつを囲んでお茶でも飲みながら

「こけサンタ」が旅をしてきた東北のこと、のんびりお話ししましょう。

 

申し込み方法

メール、電話、faxにてお申込みください。メールでのお申し込みは件名を

【こけしワークショップ】としてください。

 

お問い合わせ・お申し込み先

 たんぽぽの家アートセンターHANAギャラリー(担当:中島・坂本・浅岡)
 〒630-8044  奈良市六条西3-25-4 たんぽぽの家アートセンターHANAギャラリー

 

 TEL:               0742-43-7055         /FAX:               0742-49-5501      
 E-mail:tanpopo@popo.or.jp

 

たんぽぽ通信vol.102

2012年秋晴れバザール開催いたしました!!
 

 10月13日・14日たんぽぽの家で1年ぶりとなる秋晴れバザールを開催しました。今年は例年と違い、年1回の開催となったこともあり開始1時間前から大勢のお客さんで長蛇の列ができました。近隣の福祉事業所かかしの家さんのつきたてのお餅、父母の会はあと日和さんのジャムの販売、飲食店のラーメンやからあげ、カレー等の販売などもあり、お昼時にはたくさんのお客さんが来てくださいました。
 

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 今回はアートセンターHANAも服や靴、鞄売り場に変身。バザーの入り口ともいうこともあり、たくさんの方が見てくださいました。子ども向けのおもちゃや、ぬいぐるみが置いてあるブースもたくさんの親子連れで賑わっており、元気な声がたんぽぽ中に響き渡っていました。日用雑貨売り場では溢れんばかりの商品がありましたがそれに以上にたくさんの方が来られて商品を見て回っていました。
 

 

 

 今回の商品寄贈件数は300件を超え、各ブースの配置も変えてみたところ例年より売り上げが大幅にアップしました。バザー開催にあたり、商品の寄贈をして頂いた方々、値段付けをして頂いた方、本当にありがとうございました。次回のバザーでも今回より大勢の方に来ていただけるようなバザーにしたいと思いますので、ご協力よろしくお願いいたします。(濱田)

 

 

 

アメリカ・ワシントンDCパフォーミングアーツの会議に参加してきました
 

houkoku2.png 9月11日~13日にワシントンD.Cで開催された、障害のある人のパフォーミングアーツに関する会議に参加してきました。この会議を主催したのは、「ジョンFケネディセンター」と、「VSA」という団体です。ジョンFケネディセンターはワシントンD.Cで最も大きな劇場やオペラハウスを運営し、ワシントン・ナショナル交響楽団の本拠地でもあります。VSAは、全世界50カ国以上に広がる、知的障害のある人を中心として、あらゆる障害のある人の芸術の機会をつくっている国際的なネットワークです。
 

 今回の会議はアメリカ、イギリスを中心とし、オーストラリア、ヨーロッパ、南米、アジアからシアターカンパニーの代表や演出家、俳優やNPOなどから、約50人が参加しました。聴覚障害のある俳優や演出家の参加も多く、会議は手話も交えて行われました。会議は、3日間朝から夕方までホテルのなかで、ひたすら議論・議論・議論でした。障害のある人のパフォーマンスの分野をどう広げていくことができるか、そのためにどのようなネットワークをつくることができるかがテーマの中心であり、今後アジアからも、もっと発信していくことが求められているということを実感しました。
 

 アジアから参加したのは、タイ、香港、そして日本の3カ国。欧米の参加者が特に関心をもっていたのは、欧米にはないアジア独特の文化のようです。これまでたんぽぽの家のメンバーが取り組んできたガムランの即興性や、奥谷晴美さんと佐久間新さんのダンスパフォーマンス「うまれる」などがもっている雰囲気には、宗教的なものを感じたようでした。

 

 会議が終わったあと、3日間滞在を伸ばし、病院でのアート活動を見学してきました。印象に残っている二つを紹介します。一つは、けがによってまたは精神的なダメージをおって軍人のための国立の病院です。最新のテクノロジーやアートセラピーによって、精神的な支援やリハビリが本人や家族に対して行われていました。今まで訪れたアメリカのなかで最もセキュリティが厳しかったのも印象的です。もうひとつはジョージタウンメディカルセンターの小児病棟です。アーティストや音楽家が画材や楽器をもって子どもたちの病室を回るのに同行させてもらいました。「もしよかったらアートしませんか?」と気軽な感じでアートの時間を届ける。そんな光景に、いつか日本でも、そして奈良でもそんなことが実現できればと思って帰ってきました。
 

 

 

 

cocoro no wa(ココロノワ)~優しいアートのある暮らし~

 全国4店舗の髙島屋で開催した期間限定ショップが、無事に終わりました。今回、髙島屋とエイブルアート・カンパニーのコラボレーション商品として、傘やエプロン、ハンカチ、ストールなどが発売されるなど、新しい取り組みもありました。yumora.jpg

 

~京都店での様子を報告します~
会場となったのは、アパレルショップが並ぶフロアで、もともとショップだった広いスペース。お客様からは、「常設店のように見えた」「2週間だけではもったいない」など、ありがたい言葉をいただきました。
 

 京都での開催ということで、地元施設の商品も販売。初日早々に京都の「Swing」の方々がご来店。中でも、Ackeyさん(エイブルアート・カンパニーの登録作家でもあります)は、たまたま居合わせた海外のお客様(ご夫婦)に自分のTシャツをひと押し。ご夫婦ともTシャツを買ってくれるという嬉しい出来事も。さすが!のアピール力です。他にラジオ深夜便(柴崎さん出演)を聞いて感動して2回も来た方など、リピーターもちらほらと見られました。今後も髙島屋での販売は続きそうですので、お楽しみに!  (島)

 

 

 

 

たんぽぽの家の取り組みを韓国で紹介してきました
?「発達障害者の文化芸術のインフラ構築について」シンkankoku.jpgポジウム?

 韓国・京畿道での韓・米・日の障害者アート展「違って独特」展にあわせ、9月21日(金)にソウルのE-roomセンターにて、韓国・アメリカ・日本の障害者アートの取り組みについて報告をするフォーラムが開催されました。
 
 
 主催は韓国文化体育観光部とアーツカウンシル・コリアで、将来的に韓国に障害者アートセンターを設立するべく、その可能性について模索するためのきっかけとして、このフォーラムが開催されました。アメリカからはトム・ディ・マリア「クリエイティブ・グロースの取り組み」、日本からは理事長の播磨による「障害者アートの可能性」として、アートセンターHANAの取り組み、岡部からは各地でのコミュニティアートの実践を「障害者アートとソーシャル・インクルージョン」というテーマで発表しました。韓国からは、おなじみの水原エイブルアートセンターだけではない、ジャンルをこえたさまざまな取り組みの発表がありました。今後の発展がとても楽しみです。(岡部)
 
 
 
 
 
 
 
 
 

大盛況!新潟アート化セミナー
 

art niigata2.png 10月26日・27日の二日間、新潟市にて『福祉をかえる「アート化」セミナー』が行われました。講師は総勢8名。南は福岡「工房まる」の代表樋口さん、北は宮城「工房地球村」の施設長田口さんまで日本各地でアートと福祉に関わっている方々をお迎えし、アートセンターHANAからもスタッフの藤井、松田が登壇しました。
 

  

 講師の方々が共通して語られていたのは障害のある人の幸せを徹底的に考え、アートを実践しながら地域や社会にたいして常に働きかけていくということでした。障害のある人が「明日を楽しく生きる」ために何をすべきか、何をしたいか考えなおす貴重な場となりました。
 参加者の方々は時に深く頷きながら聞いておられ、静かな熱意が会場に満ちていました。終了時間を過ぎても質問が途切れない様子や、ワークショップのあと参加者どうしが連絡先を交換しているやりとりを見て、1年後の新潟がどうなっているのか夢想しました。(中島)

 

 

 

 

奈良県障害者芸術祭HAPPY SPOT NARA情報


報告:いろんな生き物が、秋空にはためきました?日光写真画ワークショップ 

 11月3日(土・祝)、4日と、うだ・アニマルパークで「太陽の光で動物を描こう!」をテーマに、和歌山からアーティストの林憲昭さんを招き「日光写真」のワークショップを開催しました。
 午前中は、日光写真ができる仕組みを学んだり、動物をテーマに素材作りをして、午後には本番!感光材を塗った大きな布(魔法の布)に、草木を組み合わせたり、参加者自身が乗っかり、じっとすること5分。あっという間に真っ青な日光写真画が出来上がりました。
 両日合わせて80人ほどの参加。晴天に恵まれ、障害がある人もない人もともにアートを楽しめるワークショップになりました。(岡部)nikkou.jpg
 

 

 

 

 

 

 

告知:あなたの作品が東大寺に!ビッグ幡プロジェクト 作品募集
 

 「花鳥風月」をテーマにした絵を募集し、その絵をデザイン布地に仕立て上げ、大きな「幡[ばん]」を作成します。幡とは、寺院等の重要な法要のときに高く掲げて目印 や装飾として使われる「旗」で、東大寺では大仏殿前の芝生に立てられます。 人々の平和を祈ったり、魔除けの意味があるといわれています。みなさんから作品を集め、デザイナーが大きな旗に仕上げます。
 

 作成された幡は、奈良障害者芸術祭(平成25年2月7日~17日)にあわせて東大寺にて展示します。詳しい内容、申込み方法はたんぽぽの家の岡部・阿部までご連絡ください。奈良県障害福祉課のHPからもチラシがダウンロードできます。作品の募集〆切は、平成24年12月7日(金)となっております。みなさまのご応募お待ちしております!(岡部)

詳しくはこちら♪→http://popo.or.jp/happyspotnara/2012/11/post-10.html(HAPPY SPOT NARAのページにとびます。)

 

 

 

こどものてつがく美術館プロジェクト開催中!tetugaku.jpg

 今年度から新たな取り組みをはじめました。小学生を対象にした美術鑑賞プログラムです。哲学者やアーティストと一緒に、美術館に行き、描かれていること、自分が感じたことをみんなで話します。話していくうちに、「自分や友だちは、どうしてそう思ったのかな?」という気づきが生まれてきます。
 
 また言葉で鑑賞した後は、見た絵を音楽にしたり、身体で表現したり、ものづくりの時間もあります。関西中心に以下の会場で開催です。絵が好きな子もそうでない子も気軽に楽しめますので、関心のありそうな方がいればぜひお知らせください!(阿部)
 
 
? 2012年11月10日(土)奈良県立美術館 てつがくの時間+つくる時間(講師 高橋綾/池田朗子)
? 2012年12月22日(土)京都国立近代美術館 てつがくの時間+つくる時間(講師 高橋綾/光島貴之)
? 2013年1月下旬 国立国際美術館(大阪)てつがくの時間+ダンスの時間(講師 高橋綾/佐久間新) 
 
関連フォーラム:2013年3月10日(日)国立国際美術館
プロジェクトの報告と、こどもと美術館、市民と美術館をテーマに開催します。

 

 

 

 

今月のおすすめショップ♪

 今月のショップ紹介は、全国のアトリエや工房、施設などでつくっている商品を北九州から販売しているネットショップ「かちゃ」です。この「かちゃ」には、障害のある人たちがイラストの原画を描いたり、手捻りで陶器を作ったり、あるいは板から形を切り出したり、きれいにパッケージングした商品ばかりが並んでいて、そしてひとつひとつのモノがうまれたストーリーがあります。「かちゃ」さんが思わずひとに伝えたくなってしまったお話を紹介されています。
♪かちゃの店長、中村さんがかちゃログという日記を公開しています。
http://www.cacha.jp/hpgen/HPB/categories/1084.html

 ブログでは、「かちゃ」さんの仕入れているモノにまつわる裏話と、施設やアトリエを実際に訪問した様子を記されています。いろいろな施設の捜索の様子や作品の写真、施設の風景は一見の価値ありです。眺めているだけでも楽しめます。成長する(?)陶器の野草くんと店長の中村さんが育てているヒヤシンスや多肉植物も魅力的です。興味をもたれたら、ぜひご覧くださいね。(是永)
♪かちゃhttp://www.cacha.jp/

「かちゃ」取扱い商品:アートグッズ、文房具、陶器、雑貨(たんぽぽの家オリジナルグッズも販売しています)
 

 

 

 

ホームだより ~秋のバザーに出店!~ home baza.jpg

 

 今年の秋バザーにはコットンハウスのカルピスショップが出店しました!久々の出店と聞きましたが、どんな様子だったのでしょうか。生活者の皆さんにお話をお聞きしました。
 

《上埜英世さん》
初めはカルピスなんか皆飲んでくれないだろうなあと思っていたら、天候にも恵まれて、カルピスが逆に懐かしい味なのか分からないが午前中に完売となりました。もし来年も機会があれば出店したいです。
《山口広子さん》
自治会中心にやっていた出店を今年は実行委員会を自分達で作って、何を出店するか決めました。本番の時は気持ちも天気も青空で気持ちよかったです。地域の人たちと交流できるので、来年も出店したいです。

 盛況だったようですね。ボランティアで参加してくださっていた売り子の皆さんも素敵でした。皆さん本当にお疲れ様でした!

 

10/28京都「こどものてつがく美術館」報告

  DSC_0025.jpg

9時15分。
美術館に小学1年生~6年生までの14名の子どもたちが集まってきました。
「呼んでもらいたい名前」を書いてもらい、保護者と別れ、ワークショップが始まりまました。
まずは、講堂で自己紹介。
緊張している子もいれば、もう元気に友だちと来て遊んでいる子もしました。
 
 
最初は、てつがくの時間。
 
講師は高橋綾さんこと「はかせ」です。
鑑賞のルールは「毛糸のボールを持った人が発言をする。その他の人は、聞く」です。
さっそく展覧会場にうつり、作品シートにある7点の作品探しをしました。
その中で、どれが好きかをみんなで決めて、鑑賞する3点の作品を決めました。
作品を見るなんて、難しいかな、という思いとは裏腹に、一斉に手を挙げて、いろんな感想が上がりました。
元気な子がたくさん発言していましたが、ボールがまわってくると、
おとなしい子も小さな声で自分の意見を言ってくれました。
みんな元気すぎて、途中で美術館の方から作品に近づきすぎたらだめですよ
と注意が入るほど・・・
 
DSC_0098.jpg
 
 
 
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後半は、「おんがく」の時間。
 
 講師は、片岡祐介さんこと「ゆうすけ」さんです。
今みた絵を音楽にします。どの絵を音楽にしよう、という呼びかけに、
みんなが、「にや女!」という声があがりました。
稲垣仲静の『大夫』という作品ですが、
みんなで「にや女」というタイトルをつけました。
赤い着物で髪を結いあげ笑っている女性の絵です。
おはぐろをしていて、その笑顔はとてもインパクトがありました。
 
どうする?という声と同時に、いきなり「にや女」の歌を歌い出す子がいました。
その歌をもとに、みんなで楽器をつけていきます。
  
 DSC_0240.jpg 
 
「最初は静かに不気味に」
「途中で大きな音を出してにぎやかに」
「照明は落して暗くしよう」 
    など、次々に声があがりました。
 
完璧な演出と、曲と歌が出来上がり、最後に本番です。
みんなすごい集中力です。
 
DSC_0242.jpg
 
終わったと同時に拍手・・・といいたいところですが
終わったとたん、「やっぱり途中でリピートを入れたほうがいい!
という最後までこだわりの声があがりました。
疲れた、また~?という声もありましたが、最後の最後にもう一回本番をしました。
 
 
出来上がった曲がこちらです。ぜひお聴きください。
 ♪にや女 niyaonna.wav

 

10/28京都「こどものてつがく美術館」報告

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9時15分。
美術館に小学1年生~6年生までの14名の子どもたちが集まってきました。
「呼んでもらいたい名前」を書いてもらい、保護者と別れ、ワークショップが始まりまました。
まずは、講堂で自己紹介。
緊張している子もいれば、もう元気に友だちと来て遊んでいる子もしました。
 
 
最初は、てつがくの時間。
 
講師は高橋綾さんこと「はかせ」です。
鑑賞のルールは「毛糸のボールを持った人が発言をする。その他の人は、聞く」です。
さっそく展覧会場にうつり、作品シートにある7点の作品探しをしました。
その中で、どれが好きかをみんなで決めて、鑑賞する3点の作品を決めました。
作品を見るなんて、難しいかな、という思いとは裏腹に、一斉に手を挙げて、いろんな感想が上がりました。
元気な子がたくさん発言していましたが、ボールがまわってくると、
おとなしい子も小さな声で自分の意見を言ってくれました。
みんな元気すぎて、途中で美術館の方から作品に近づきすぎたらだめですよ
と注意が入るほど・・・
 
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後半は、「おんがく」の時間。
 
 講師は、片岡祐介さんこと「ゆうすけ」さんです。
今みた絵を音楽にします。どの絵を音楽にしよう、という呼びかけに、
みんなが、「にや女!」という声があがりました。
稲垣仲静の『大夫』という作品ですが、
みんなで「にや女」というタイトルをつけました。
赤い着物で髪を結いあげ笑っている女性の絵です。
おはぐろをしていて、その笑顔はとてもインパクトがありました。
 
どうする?という声と同時に、いきなり「にや女」の歌を歌い出す子がいました。
その歌をもとに、みんなで楽器をつけていきます。
  
 DSC_0240.jpg 
 
「最初は静かに不気味に」
「途中で大きな音を出してにぎやかに」
「照明は落して暗くしよう」 
    など、次々に声があがりました。
 
完璧な演出と、曲と歌が出来上がり、最後に本番です。
みんなすごい集中力です。
 
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終わったと同時に拍手・・・といいたいところですが
終わったとたん、「やっぱり途中でリピートを入れたほうがいい!
という最後までこだわりの声があがりました。
疲れた、また~?という声もありましたが、最後の最後にもう一回本番をしました。
 
 
出来上がった曲がこちらです。ぜひお聴きください。
 ♪にや女 niyaonna.wav

  

たんぽぽの家 フェルト作品展 ?こきゅう?

2008年にスタートしたフェルトプログラムが、4年間の活動を初めて発表します! 

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自助具を使用した制作
 
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巨大マット作り

 

 

会期:2012年11月2日[金] -17日[土]
 ※11:00~17:00 日・月・祝は休館、3日(土・祝)はオープン

会場:たんぽぽの家アートセンターHANAギャラリー/入場無料
(奈良市六条西3‐25‐4)
 

フェルトワークショップ

113(土・祝) 1330?1600 (ドリンク休憩あり)

 自助具(からだに合わせて使いやすく工夫した道具)を使用して

フェルトのブローチを作ります。

作品はブローチに仕上げてから、お送りします。 

参加費:1,000(材料費・ドリンク代・送料込み) 

定員:5(定員になり次第、締め切らせていただきます)

 参加条件:主に身体に障害がある方
(介助が必要な方は介助者同伴でお願いします。)

 申し込み締切:1025() ※お電話にてお申し込みください。

 

【お問い合わせ・ワークショップお申し込み】 

たんぽぽの家アートセンターHANA(市川・三輪)


〒630-8044 奈良市六条西3-25-4
Tel.0742-43-7055 Fax.0742-49-5501
E-mail 
tanpopo@popo.or.jp

URL http://popo.or.jpHANA日記更新中!) 

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

たんぽぽの家のフェルトプログラムは2008年にスタートしました。

わたしたちは、フェルトには誰もが楽しめる可能性があるとかんじています。

フェルトづくりはまず、カラーブレンドを行い、新しいオリジナルの色づくりを楽しみます。

そして、いろいろな自助具を使い、手で、足で、実際に作品をつくりあげていきます。

たくさんのカラフルな色が混ざり合ったときの奥深い色合い、ふわふわの感触、

できあがった作品はしっかりしていて、その工程はとてもワクワクします。

 

呼吸をととのえ、無理のない姿勢で身体と対話しながらつくる。

 

このことを大切に、フェルトの魅力と可能性に惹かれながら、ものづくりに取り組んでいます。

プログラムをはじめて4年目。これまでの活動の軌跡と、

これからの可能性にみちたフェルト作品をぜひご覧ください。

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー 

TOPICS!!

たんぽぽの家&全国の施設のフェルトグッズが登場します!!

たんぽぽの家アートセンターHANA(奈良)/社会就労センターこだま(滋賀) 

テンダーハウス(京都)/青葉仁会(奈良)ヨナワールド(愛知)、修光学園(京都)の商品も登場!

たんぽぽの家 フェルト作品展 ?こきゅう?

【過去展示】

 

2008年にスタートしたフェルトプログラムが、4年間の活動を初めて発表します! 

kokyu_front.jpg

 

 

felt_kokyu37.jpg
自助具を使用した制作
 
s_felt_ws1.jpg
巨大マット作り

 

 

会期:2012年11月2日[金] -17日[土]
 ※11:00~17:00 日・月・祝は休館、3日(土・祝)はオープン

会場:たんぽぽの家アートセンターHANAギャラリー/入場無料
(奈良市六条西3‐25‐4)
 

フェルトワークショップ

113(土・祝) 1330?1600 (ドリンク休憩あり)

 自助具(からだに合わせて使いやすく工夫した道具)を使用して

フェルトのブローチを作ります。

作品はブローチに仕上げてから、お送りします。 

参加費:1,000(材料費・ドリンク代・送料込み) 

定員:5(定員になり次第、締め切らせていただきます)

 参加条件:主に身体に障害がある方
(介助が必要な方は介助者同伴でお願いします。)

 申し込み締切:1025() ※お電話にてお申し込みください。

 

【お問い合わせ・ワークショップお申し込み】 

たんぽぽの家アートセンターHANA(市川・三輪)


〒630-8044 奈良市六条西3-25-4
Tel.0742-43-7055 Fax.0742-49-5501
E-mail 
tanpopo@popo.or.jp

URL http://popo.or.jpHANA日記更新中!) 

 

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たんぽぽの家のフェルトプログラムは2008年にスタートしました。

わたしたちは、フェルトには誰もが楽しめる可能性があるとかんじています。

フェルトづくりはまず、カラーブレンドを行い、新しいオリジナルの色づくりを楽しみます。

そして、いろいろな自助具を使い、手で、足で、実際に作品をつくりあげていきます。

たくさんのカラフルな色が混ざり合ったときの奥深い色合い、ふわふわの感触、

できあがった作品はしっかりしていて、その工程はとてもワクワクします。

 

呼吸をととのえ、無理のない姿勢で身体と対話しながらつくる。

 

このことを大切に、フェルトの魅力と可能性に惹かれながら、ものづくりに取り組んでいます。

プログラムをはじめて4年目。これまでの活動の軌跡と、

これからの可能性にみちたフェルト作品をぜひご覧ください。

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TOPICS!!

たんぽぽの家&全国の施設のフェルトグッズが登場します!!

たんぽぽの家アートセンターHANA(奈良)/社会就労センターこだま(滋賀) 

テンダーハウス(京都)/青葉仁会(奈良)ヨナワールド(愛知)、修光学園(京都)の商品も登場!

ケアする人のケアセミナー(富山県)

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 近年、家族力の弱体化によって、ケアをになう家族の負担が増大しています。また、地縁、血縁といったコミュニティはケアの支えになりますが、その“しがらみ”によってケアをになう家族が助けを求めにくくし、コミュニティとのつながりに苦悩するケースも少なくありません。 このようななか、支えを必要とする人の力になろうと、これまでにない新しい支えあいのコミュニティづくりが始まっています。ケアで孤立しがちな人たちが、社会のなかで居場所を取り戻していくために、地域に根ざしたいのちを支える取り組みが広がることは新しい時代の大きな希望です。 “わたし”から助けを求めること、“わたし”から手を差しのべること、そうした一人ひとりの支えあいから生まれる身近なコミュニティが、ケアすることに価値をおく社会の創造につながっていきます。 今回のセミナーでは、そのような社会の創造への道筋を探るため、支えを得るために声をあげること、それを受け止め支え手になること、そして支えあいの仕組みをつくることの意義や方法について、さまざまな実践を手がかりに学びあいます。

 

日時
2012年11月17日(土)10:20?15:30 (受付 10:00~)
会場
ウィングウィング高岡(富山県高岡市末広町1-7 高岡駅前)[地図を開く]
 
参加無料、要申し込み
主催
財団法人 住友生命社会福祉事業団、財団法人たんぽぽの家
企画
ケアする人のケアセミナー高岡実行委員会
(男性介護者の会 みやび、コミュニティハウスひとのま)
後援
富山県、高岡市、北日本新聞社、北陸中日新聞、NPO法人Nプロジェクトひと・みち・まち

プログラム

10:20-10:50
オープニングアトラクション
10:50-11:00
開会あいさつ
11:00-12:30
講演「看取りの家(ホームホスピス)― “とも暮らし”の地域へ」

核家族化した現代社会では、自宅で終末期を過ごすことが難しくなっています。家族が側にいないひとり暮らしの人が、孤独に最期をむかえることも少なくありません。また、家族が側にいても、周囲の助けが得られなければ自宅での看取りは難しい現状があります。肉親ではないけれど、寄り添い、生活をともにする“とも暮らし”の実践から、家族のあり方、専門職の役割、そして地域の未来について考えます。

【講師】
市原美穂(NPO法人ホームホスピス宮崎理事長)
海外のホスピスの視察を経て1998年から「ホームホスピス宮崎」設立に参画。 2000年に認証を受け、2002年から現職。その後、2004年に空いている民家を借りて「ホームホスピスかあさんの家」を開設。2006年に「毎日介護賞」(毎日新聞社)、2008年に「社会貢献者賞」(社会貢献支援財団)、2009年に「新しい医療のかたち賞」(医療の質・安全学会)を受賞。現在、宮崎市内に4軒を運営。
12:30-13:30
休憩
13:30-15:30
分科会
 
分科会1 「居場所の可能性―本人・家族・支援者の立場から」

誰でも気軽にやって来て、おしゃべりしたり、学んだりする地域のなかの「居場所」。人びとがゆるやかにつながる憩いの場は、お互いの存在を認め合い、自尊心を回復することで、生きづらさを越えていく力となっていきます。発達障害という生きづらさを抱える人をとりまく社会状況を知ったうえで、地域の中の「居場所」の意味や可能性、さらには社会の中に「居場所」を作るための考え方や方法について語り合います。

【話し手】
宮田隼、ほか(コミュニティハウスひとのま)
伊藤あづさ(ぶれいん・ゆに~くす代表)
コーディネータ:内山尚子(たんぽぽ相談支援センター相談員)
 
分科会2 「支え合いから仕組みづくりへ」

わが国の医療や福祉の政策は家族によるケアを基本に組み立てられています。だからこそ、ケアする家族が声を上げることは、地域を変え、制度を変えていこうとするときに大きな力になります。家族がぶつかる困難や苦悩はどのようなものか、家族会をはじめとした支えあいの場にはどのような可能性があるのか、さらには地域の小さな支えあいが制度や政策を変えていくための道筋について考えます。

【話し手】
平尾隆(男性介護者の会 みやび)
野入美津恵(NPO法人おらとこ理事長)
三富紀敬(静岡大学名誉教授)
コーディネータ:森口弘美(財団法人たんぽぽの家)
 
分科会3 「ケアする人のグリーフケア 」

ケアする人が抱える苦悩のひとつに、喪失の悲しみがあります。大切な人を亡くしたときに、大きな悲嘆とどのように折り合いをつけていくかは、介護を担う家族だけでなく、専門職にとっても大切なことです。悲嘆とどのように向き合ったらよいのか、心のいたみを抱える人にいかに寄り添うことができるかを学びながら、その喪失が人としての成長につながるためのケアのあり方について考えます。

【話し手】
市原美穂(NPO法人ホームホスピス宮崎理事長)
高橋聡美(つくば国際大学 医療保健学部 看護学科 精神看護学教授)
朴木節子、朴木由利子(富山市呉羽町 介護・看取り経験家族)
コーディネータ:小畑万里(日本社会事業大学非常勤講師)
 
分科会4 「体験しよう!アサーティブ・コミュニケーション」定員 30人

自分が本当に必要としている支えを得るためには、まずはそのことを誰かに伝える必要があります。しかしながら、大声で主張することを美徳としない日本社会においては、「困っている」「大変だ」「助けてほしい」となかなか言えない人も少なくないのではないでしょうか。アサーティブなコミュニケーションとは、相手の気持ちに配慮しながら自分の意見を率直に伝える技術です。言いたいことが言えず我慢してしまったり、逆に感情が先立って思いがきちんと伝わらないときに役立つ、さわやかな自己表現の方法を学ぶワークショップです。

【講師】
亀田紀子、越野誠子、戸瀬希久代、沙魚川万紀子
(ウィメンズカウンセリング富山)
15:30-16:30
交流会(希望者のみ・参加費500円)
お茶やジュース、軽食をご用意しています。セミナー登壇者、参加者がいっしょに感想や情報交換など自由に語らう場です。お気軽にご参加ください。

※諸事情によりプログラムの一部を変更する場合がありますのであらかじめご了承ください。

申込方法

次の申込事項を添えてお申し込みください。(申込先着順)

  1. お名前(ふりがな)
  2. ご所属 ※勤務先、ボランティア活動先など。特になければ不要です。
  3. ご住所(□ご自宅/□勤務先等)※10月下旬?11月上旬に受講票をお送りします。
  4. 電話・FAX・Eメール
  5. 分科会の選択希望 ※分科会1?4から、第2希望まで
  6. 弁当注文 要/不要 ※ご参加の場合は当日精算700円
  7. 交流会 参加/不参加  ※ご参加の場合は当日精算500円

※お預かりした個人情報は、本セミナーの受付事務においてのみ使用させていただきます。

申込先

財団法人たんぽぽの家

(担当:大久保・佐賀)

〒630-8044奈良市六条西3-25-4
TEL: 0742-43-7055/FAX: 0742-49-5501
Email: carecare★popo.or.jp(★を@に変換して送信してください)

※Eメールでお申し込みの際は、件名に必ず「ケアする人のケアセミナー申込」と明記してください。

  pdf ICONチラシをダウンロード

 

 

[おしらせ]
セミナーにあわせて、富山県内の医療・福祉情報を盛り込んだ『ケアする人のためのハンドブック』を発行・配布する予定です。

「にこにこトマト」展

 A|A gallery 第19回企画展

「にこにこトマト」展 京都大学病院小児科のボランティアグループの活動から

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☆期間 2012年11月1日(木)?11月11日(日) 11:00~19:00 ※木曜?日曜のみ開廊

☆場所  A|A gallery(東京都千代田区外神田6-11-14 アーツ千代田3331  アクセスはこちら

 

「楽しく豊かな時間」をプレゼントしている「にこにこトマト」。1995年からほぼ毎日、京都大学病院小児科に入院中の子どもたちに、ワークショップを開催しています。子どもや家族、スタッフの声が聴こえてくる写真や日々の活動記録をお届けします。

nicotoma-01.jpg「にこにこトマト」

ウェブサイトも見に来てね?!→にこにこトマト 

 

◎関連企画◎ 臨床するアート 第1回 11月1日(木)19:00~21:00  

・ゲストトーク:神田美子(にこにこトマト代表)

・参加費 1,500円 定員30名(要申し込み ableart@popo.or.jp 件名に「臨床するアート希望」と明記ください。)

「こどものてつがく美術館」プロジェクト [奈良]

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 ワークショップに参加したい人を、大ぼしゅうしています! 

「何(なに)をかいたのだろう?」「これっておもしろい」「どんな気持(きも)ちでかいたのかな?」「わたしには、◯◯にみえるよ!」 

絵(え)の世界(せかい)は、不思議(ふしぎ)がいっぱい。みんなで一緒(いっしょ)に、ことばやからだをつかって、絵(え)の中(なか)を探検(たんけん)する美術鑑賞(びじゅつかんしょう)ワークショップをします。哲学者(てつがくしゃ)の高橋綾(たかはしあや)さんと絵(え)をみてはなしたり、美術家(びじゅつか)の池田朗子(いけだあきこ)さんと一緒(いっしょ)に身近(みぢか)な素材(そざい)をつかって表現(ひょうげん)します。

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 ◎日程:2012年11月10日(土)9:00~12:00

◎場所:奈良県立美術館 『絹谷幸二?豊穣なるイメージ?』展

   (奈良市登大路町10−6 アクセスはこちら) 

◎対象:小学生1年生?6年生 20名 先着順  

◎参加費:無料(要申込) ※保護者が展示室をご覧の際は、入館料が必要です。

◎締め切り:11月3日(土) ※締切後も定員に達するまで受け付けます。お問い合わせください。

◎講師:てつがくの時間:高橋 綾(大阪大学コミュニケーションデザイン・センター招聘教員)

    創作の時間:池田朗子(美術家)

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☆スケジュール

 9時00分 うけつけ (美術館エントランスで受付します)

9時15分 てつがくの時間(絵をみてはなそう) 

10時15分 いどう・きゅうけい

10時30分 創作の時間(山や太陽をつくろう)

11時50分 おわり

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☆講師の紹介

takahashiaya.jpg 高橋 綾(大阪大学コミュニケーションデザイン・センター招聘教員) 

「普段使う言葉で哲学を」を合い言葉に各地で哲学カフェを開催する団体「カフェフィロ」代表。こどもと哲学対話を行う「こどものための哲学Philosophy for children」の実践に関心を持ち、海外の教室を訪問するとともに、自らも小学校や美術館でこどもたちと対話を行っている。→http://www.cafephilo.jp/index.html

 

ikeda.jpg 池田朗子(美術家) 

写真やビデオを使ったインスタレーション作品を中心に発表。大阪、名古屋をはじめデンマーク、スウェーデンなど海外での個展開催、「Very Fun Park2012(台北)」などグループ展参加多数。一方で近年、こどものためのアートワークショップなどの活動も行う。

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☆お申し込み・お問い合わせ   

次の事項を添えて、下記まで電話・FAXまたはe-mailにてお申し込みください。メールでのお申し込みの際は、件名に「こどものてつがく美術館[奈良県立美術館]」と明記してください。

1.お名前(ふりがな) 2.ご住所 3.電話番号 4.学年 5.今回の情報を何で得られたか

■財団法人たんぽぽの家(担当:阿部/森下) 

TEL:0742-43-7055    FAX:0742-49-5501    e-mail ableart@popo.or.jp   〒630-8044奈良市六条西3-25-4

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 ◎「こどものてつがく美術館」とは  

「こどものてつがく美術館」は、こどもたちが哲学者やアーティストと対話しながら、美術作品を鑑賞し、考えること・表現することを深めるワークショップです。こどもが自分の気づきを他者と共有し、豊かな人生のための生きる力を身につけることをめざしています。財団法人たんぽぽの家は、市民の立場から、より多くの人に開かれた新しい美術館のあり方を提案していきます。

kodomo03.jpgのサムネール画像 ◎こどものてつがく美術館プロジェクトは、次のところでも開催します。

 ・2012年10月28日(日)京都国立近代美術館 てつがくの時間+おんがくの時間(講師 高橋綾+片岡祐介)

・2012年12月22日(土)京都国立近代美術館 てつがくの時間+創作時間(講師 高橋綾+光島貴之)

・2013年1月下旬 国立国際美術館 てつがくの時間+ダンスの時間(講師 高橋綾+佐久間新)

◎関連フォーラム

プロジェクトの報告と「対話と美術鑑賞」「こどもと美術館」「市民と美術館」をテーマに開催します。 ※詳細はお問い合わせください。

2013年3月10日(日) 国立国際美術館

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主催:財団法人たんぽぽの家  

協力:奈良県立美術館、子どもゆめ基金(独立行政法人国立青少年教育振興機構)助成活動