臨床するアート 福岡セッション

生を愛する・生を実感する

多くの人々が孤独を感じ、生きにくさをあじわいながら生きている現代。私たちのいのちが分断され、つながりが本来もっている豊かさを失ってしまっています。このような関わり合いが求められる時代において、アートはもう一度私たちの生の豊かさを恢復してくれる力をもっているのではないでしょうか。現代社会がもつさまざまな課題と向き合い、臨床の現場へとおもむくアートの実践を通して、もう一度いのちの根につながるアートの可能性を考えたいと思います。そして、おたがいにおたがいの生を愛しみ、よりよく生きようとすることを支えるアートのありかたについて考えます。 

[関連企画:臨床するアート 奈良セッションはこちら]  
[関連企画:臨床するアート 東京セッションはこちら]

日時
2011年3月5日(土)13:30~17:15
会場
九州大学  総合研究棟(バイオメディカル・リサーチ・ステーション)セミナー室105号・サイエンスカフェ/福岡市 
主催
財団法人たんぽぽの家
共催
特定非営利活動法人まる
協力
アートミーツケア学会 
平成22年度文化庁芸術団体人材育成支援事業

プログラム

13:00-13:30
受付
13:40-14:30

講演 「アートは病院をかえる」

病院におけるアート活動は、病院にどのような変化をもたらすことができるか。大阪市立大学病院では、「職員が元気に働いている病院が一番患者さんを元気にする」との考えのもと、アートプロジェクトに取り組んできました。病院というコミュニティに気づきや学び、変革をもたらすアートの可能性、そして病院でアートに取り組むための仕組みについて考えます。

山口悦子

大阪市立大学医学部附属病院安全管理対策室専任医師、大阪市立大学都市研究プラザ特別研究員。専門は、医療安全学、グループ・ダイナミックス(社会心理学)、小児血液腫瘍学。アート活動導入を医療の改善活動と位置付け支援する病院の委員会の委員も兼任。p>

14:40-15:40
事例報告

① 「地域に開かれた病院を創出する――やさしい美術プロジェクトの取り組み」

学生有志、アーティストとともにはじまったやさしい美術プロジェクト。病院や福祉施設との繰り返し行うやりとりで、広がりと深化をとげてきました。「生きること」「死ぬこと」に直にふれる現場でどのようにアートの可能性を開いているかを報告します。

高橋伸行

名古屋造形大学アートプロデュースコース准教授、やさしい美術プロジェクトディレクター。病院や発達障害支援センター等へのアートの導入に取り組む。2010年には瀬戸内芸術祭の一環として、ハンセン病の療養所に滞在し展覧会を実施。

② 「子どもと家族の生を支えるアートプロジェクト――子どもホスピスという可能性」

医療を受ける子どもたちの成長・発達を支える院生等の取り組みを紹介するとともに、重い病気や障害のある子どもの生を支える子どもホスピスとは何か、院生とのプロジェクトを紹介しながら、生きることこそがアートであり、それぞれの「生き方」にどう関わっていくかについて考えます。

濱田裕子

九州大学大学院医学研究院 准教授。医療を受ける子どもたちの成長・発達を支える院生等の取り組みを紹介するとともに、重い病気や障害のある子どもの生を支える子どもホスピスとは何か、院生とのプロジェクトを紹介しながら、生きることこそがアートであり、それぞれの「生き方」にどう関わっていくかについて考えます。

15:50~17:00

対談 「生を愛するアート・生を実感するアート」

人それぞれに、それぞれの事情があります。それぞれの諸事情によって何が美しいか感じるのは異なってきます。美が多様であると気づくとき、私たちは人間の生き方や心情もまた多様である事が実感できます。これこそアートの可能性ではないでしょうか。アートを介して人を、自然を、社会を、何よりも自分を知ること。それぞれの生き方や心情を伝え共有すること。そこから人と人の新しいつながりが見えてきます。

目黒実

1994年、日本初のチルドレンズミュージアムを福島県でプロデュース。その後、兵庫県篠山市で廃校になった中学校を、故河合隼雄氏とともに、チルドレンズミュージアムとして再生、沖縄県では、老朽化した「こどもの国・動物園」を、未来系の動物園と、ワンダーミュージアムとして再生する。現在は、九州大学大学院の統合新領域学府ユーザー感性学専攻の特任教授として、実践子ども学、子どもの居場所論、物語論を担当。また、絵本カーニバル、子どもの本のカーニバルを全国で実践活動し、グッドデザイン賞など多数受賞。
*著書
『チルドレンズミュージアムをつくろう』
『学校がチルドレンズミュージアムに生まれ変わる』

播磨靖夫

財団法人たんぽぽの家理事長。アートミーツケア学会理事。特定非営利活動法人日本NPOセンター前代表理事。芸術の社会化・社会の芸術化をめざし、エイブル・アート・ムーブメントを提唱。アートとケアをテーマにした人の生きやすい社会を提案している。

17:00-17:15

質疑応答

申込方法

①参加者名、②所属機関または肩書き、③連絡先(電話番号または、E-mailアドレス)をご記入のうえ、下記申し込み先に、Tel、Fax、またはE-mailにてご連絡ください。申し込みの連絡をいただいた時点で受付となります。Eメールでお申し込みの際は、件名に必ず「臨床するアート(福岡)参加申込」と明記してください。定員オーバーなどの諸事情によりご参加いただけない場合に限り、事務局からご連絡いたします。
 

■参加費 一般1,000円/学生500円
■定員 80人(定員に達し次第、締切となります)

お申し込み先/お問い合わせ

特定非営利活動法人まる 〒815―0041 福岡市南区野間3―19―26 
Tel:092-562-8684 Fax:092-562-8688 E-mail:marulab@maruworks.org

チャリティ手づくり市HANAまつり お店と作品 大募集

P1000814.jpg たんぽぽの家の手づくり市で、あなたの手づくり作品を販売してみませんか。
体験コーナーで手づくりの面白さを一緒に体験してもらったり、ギャラリーに大切な自慢の作品を展示してみませんか。
あなたの心のこもった作品で出会いの輪を広げ、手づくりの魅力を地域の皆さんに是非伝えてください。

 

チャリティ手づくり市HANAまつり

日時
2011年4月17日(日)10:00~15:30
会場
たんぽぽの家(奈良市六条西3-25-4) [会場アクセスはこちら]

 

出店者募集

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手作りのもの:手芸、工芸、園芸、食べ物など。あっと驚くような珍しいお店も大歓迎です。

 

募集ブース数
屋内40ブース(間口約2m_奥行約1m)
屋外(テント)20ブース(間口約2m_奥行約2m)
参加費
(出店料)
1ブースあたり2,000円+手数料
・手数料=(売上—2,000円)_10%
・福祉団体には割引あり。お申し出ください。
・参加費はたんぽぽの家の運営資金に充てさせていただきます。
参加方法
割り当てられたブースに対して、個人またはグループにて、作品等の搬入、展示・販売・搬出をお願いします。
机や棚はご用意ください。机・イスは1セット300円で貸し出しもいたします(数に限りがあるため先着申し込み順)。 屋外出店の場合は、テント持込も歓迎です。
搬入出
搬入=前日(4月16日午後 会場設営終了後 または17日当日の朝8:30?)
搬出=イベント終了後1時間以内

手作り体験コーナー募集

 P1000815.jpg手づくりの楽しさを体験できるコーナーをつくりませんか。「アクセサリーをつくろう」「コケ玉つくりワークショップ」「竹細工体験」など内容は自由です。出店者が体験コーナーを併設する場合は、出店場所のとなりに追加スペース(机1個とイス3客)を準備します。

 

ギャラリー展示作品募集

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HANAギャラリーにて作品展を開催します。絵画や立体、工芸作品など、ジャンルを問わず募集します。
とっておきの作品を出展しませんか。

 

展示期間
4月17日(日)?29日(金・祝)
搬入出
搬入=搬入=4月2日(土)?14日(木)
※3日(日)、4日(月)、10日(日)、11日(月)は除く
搬出=4月29日(金・祝) 15:00?16:00

 

出店・出展申込方法

申し込み用紙に必要事項を記入し、たんぽぽの家にFAX、メール、郵便でお送りいただくか、直接ご持参ください。
締め切り
3月4日(金)

それ以降のお申し込み分は、PR用チラシへの情報掲載が間に合わなくなりますのでご注意ください。
説明会
4月2日(土) 13:30?15:00

 

応募用紙はこちらからダウンロードできます

 

たんぽぽ通信 vol.82

01 3月の高島屋大阪店を見逃すな!

「ヨリコレミドリ 山野将志展」

3月3日(木)~15日(火)6階 ギャラリーNEXT

3日は終日、5,6,12,13日は午後、山野くんが会場に!
山野将志さんの2006年~2010年の近作約30点を紹介します。高島屋180周年記念事業として2年前から準備されてきた現代美術のギャラリーのオープニング展に、作家として選ばれ開催するものです。山野さんが生のなかで向かいあってきた大いなる自然、そして山野さんにとって大切な存在の現れとしての表現作品を、ぜひご覧ください。
会場では、図録(別冊プロフィールつき)も限定販売いたします。お楽しみに!

 

エイブルアート・カンパニー期間限定ショップ[HUMORA]

3月16日(水)~29日(火)  5階 特設会場

話題の[HUMORA]ショップが関西初登場!障害のある人のアートを仕事につなげるエイブルアート・カンパニー。店頭販売直後に売り切れ続出のタビオ製オリジナル靴下11種をはじめ、バッグやオシャレがまぐち、アクセサリーなどが登場。ぜひお早めに足をお運びください。期間中、ウィンドウにも作品が登場します。お見逃しなく。

(スタッフ柴崎のつぶやき・・)私は山野くんをはじめとする表現者たちが自分らしく活動ができる環境をつくりたいと願い、"アートを仕事につなげる"事業に取り組んでいます。山野くんの作品、そしてそれにむかう真摯な態度に負けないよう、3月後半は高島屋大阪店で、もうひとつの障害のある人のアートの舞台づくりに取り組みます。真剣に。

02 第36回わたぼうし音楽祭 作品募集のお知らせ

第36回わたぼうし音楽祭 作品募集のお知らせ 今年で36回目となる、障害のある人の詩をうたうわたぼうし音楽祭。その作品をただいま大募集しております。
今年のキャッチコピーは「夢、はじける。こころ、歌いだす。?この夏、ものがたりが始まる。?」です!あなたの夢や思い、社会への思いなどなどを託した詩をぜひご応募ください!思いを詩にすることが、あなたの今年の夏を一生忘れられない夏にすることが出来るかもしれません!また、同時に作詩・作曲の部も募集しております。夢や思いなどを託した詩にメロディーをつけてお送りください。ご応募お待ちしております!(浅井)

03「あの人の本棚 私の一冊」展 開催中です!

本がつなぐ人とひと。 あの人は、こんな本を読んでいるんだ!という発見から出会う本。今回のHANAギャラリーは「あの人の本棚 私の一冊」展。
エイブルアート・カンパニーの登録作家らの作品と関連する本や、たんぽぽの家のメンバーやボランティアさんたちが「私の世界をひろげてくれた」をテーマに選んだ一冊を展示します。来場者の皆さまに様々な本を手にとって、見ていただける、楽しい空間になりました。本から人へ、人から本へとひろがる世界を感じ、"知の冒険"を楽しんでいただければ幸いです。みなさま、ぜひお越しください。(井尻)

■期間:2011年2月19日(土)~3月12日(土)
11:00~17:00 日・月曜休み *2月20日(日)はオープンします。
■会場:たんぽぽの家アートセンターHANAギャラリー

・あの人の本棚:木村昭江(たんぽぽの家アートセンターHANA所属)、秦  美紀子(エイブルアート・カンパニー登録作家)、川上文雄(奈良教育大学教授)ほか、それぞれの方が選んだ10冊の本と、関連する作品を展示します。
・私の一冊:本が好きな人、そうでもない人、少し気になるという人・・・いろいろな方の「私の1冊」をコメントとともに展示します。< /p>

04 福祉を変えるアート化セミナー、開催しました!

1月29日(土)から30日(日)の2日間、たんぽぽの家にて「福祉を変えるアート化セミナー」が行われました。
北は北海道、南は鹿児島といったいろいろな所から、参加者・講師の方々にお越しいただきました!
1日目は、たんぽぽの家のロゴデザインも手がけていただいた、デザイナー奥村昭夫さん、鹿児島しょうぶ学園の福森伸さん、伊勢丹の上野拳さんのお話を聞かせいただきました。伝えたいことをかたちにするデザインのおもしろさや、その戦略について考えさせられる内容だったと思います。
2日目にも、さまざまな現場からお集りいただいた講師の方々に、実践報告をしていただきました。作品・商品が生まれてくる現場、社会に出して伝えていく人たち、みんなが出会った時、そこからまた新しいもの・コミュニケーションが生まれることを再認識したセミナーとなりました。
いつもたんぽぽの家を支えてくださっている皆様、家族や友達といった身近な人、これから出会う人たちとの関わりを大切にして、コミュニケーションの輪をまた広げていけたらと思います。(松田)

05 おめでとう!!成人の儀2011

 

成人の儀の集合写真

 

1月15日(土)、今年もたんぽぽの家で成人の儀が行われ、平井和樹さん、前田考美さん、富丸風香さんの3人が成人を迎えました。大変残念ながら、富丸さんは体調が悪く当日お休みされたのですが、他の新成人メンバーは、去年成人式をした田山さんに先導され会場に入場。スーツや振り袖を着て、とても凛々しい姿を見せてくれました。田山さんもウサギの仮装で会場を沸かせてくれました。
登場した後は、お母さん方に子供のころのことを写真付きで解説もしていただき、そのあとは普段の生活にまつわるクイズでとても盛り上がりました。特に盛り上がったのは前もって答えてもらったアンケートの、「富丸さんが思うたんぽぽで一番おもしろい人は誰ですか?」という問題で「北川さん」という答えが出たところです。最後に3人の20歳になった気持ちとこれからの目標、そしてお母さんへのありがとうの言葉を贈り、成人の儀は終わりました。
平井さん、前田さん、富丸さん成人おめでとうございます。(吉永)

06 土井清三郎さん、ありがとうございました!

 

長年にわたってたんぽぽの家を支えてくださった土井清三郎さんが、2月14日ご逝去されました。享年90歳でした。初代奈良たんぽぽの会事務局長であり、その後もならまちでの募金活動など、献身的にたんぽぽの活動を応援し続けてくださった土井さん。私たちもその思いを引き継ぎ、お互いを支え合い、生きていることを実感できる社会に向かって運動を続けていきます。
土井さん、本当に長い間、ありがとうございました。

07 韓国より、フィルさん来日!

2人で制作した作品をもつフィルさんと武田さん

 

1月11日(火)から31日(月)まで、韓国のゴ・ジェ・フィルさんがドキュメンタリー撮影のため、たんぽぽの家に滞在されました。
以前、韓国のエイブルアートセンター・スタッフと来局してから約2年ぶりの再会です。日本と韓国の障害のある人の表現活動や日常生活におけるドキュメント撮影を目的とし、 CJエンターテイメント文化財団の助成を受けての来日でした。
今回の撮影は、武田佳子さん、伊藤樹里さんの二人が中心。武田さんとは絵画制作もともにし、そこで明らかになったのは創作的なモチベーションの源は"恋すること"。また、前回来日時には、言葉が壁となって自身も障害を感じたそうですが、撮影したフィルム編集によって覚えたという日本語で、伊藤さんとのやりとりもなんのその。撮影した映像は配給会社を通して韓国で上映する予定ということなので、完成が楽しみですね。(藤井)

08 彩葉サロン+富雄北2丁目自治会 「富雄地域を人情長屋 に」大作戦!

1月30日(日)富雄北2丁目自治会にご協力いただき、富雄公民館元町分館にて彩葉サロンを開催しました。サロン実行委員と自治会の方々合わせて約20名の参加者でした。
この地域を管轄する二名地域包括地域センターの松浦健二さんに、介護保険など福祉の相談窓口である地域包括支援センターの活動や地域での支え合いについて、わかりやすくお話いただきました。その後、いつものようにグループに分かれて、近所づきあいについてや現在困っていることなど、ざっくばらんに話し合いをしました。
この地域に引っ越してきたばかりの30代の男性や、近所づきあいが少なくなっていた女性や高齢の方から、「地域の活動にこれからも参加したい」「おつき合いを始める良いきっかけになった」「またこういう会を開催してほしい」との感想をいただきました。遠慮しているだけで本当はつながりたいと思っている人はたくさんいるし、きっとつながることができるのだ!と希望を感じました。(佐賀)

09 今月のホームだより  食堂小春日和

食堂での澤井さん

長らくコットンハウスの食堂に展示してあったメンバー大西さんの写真を、澤井さんの絵に入れ替えました。昨年アートリンク・プロジェクトで制作した絵を中心に、可愛らしく味わいのある素敵な作品がずらりと並んでいます。
展示後通りかかった澤井さんに声をかけてみると、「見た見た見た!きれいやなぁ!」と満面の笑みで答えてくれました。
まだまだ外は寒いですが、食堂は少し早い春が訪れたように彩られています。また、廊下には海外の障害のある人の作品等を展示しています。どちらも来られた際は是非ご覧下さい!(松尾)

10 今月のおすすめ たんぽぽの家のチロルチョコ、新発売!

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9つのキャラクタ−には、名前とご利益があります。作者は、たんぽぽの家で活動する木村昭江さん。
おまもり代わりにもなるチョコレートを、ホワイトデーに、差し入れに、いかが?たんぽぽの家のショップ、CHIRORI(3月13日まで)でご購入できます。(島)

 

11 寄附をいただきました。ありがとうございました。

おがわ歯科クリニック 様
富士ゼロックス株式会社 様
富士ゼロックス株式会社端数クラブ 様
福澤 恒 様

ケアする人のケア札幌セミナー

元気の出るケア、希望のあるケア

一人ひとりの人生に寄り添う支援をしたい。そこから生きる希望を見い出したい。ケアを必要とする人を前にして、そう思えることは人間らしくあることの証です。それはまた、人が人として世話をすることの原点です。ケアする人もまた、傷つきやすく弱い存在だからこそ、他者の痛みや哀しみに共感するのでしょう。 このセミナーは、ケアに携わる人たちの癒しと回復のプロセスを、地域で、社会全体で、どのように支えてゆけるかについて考える機会にしたいと思います。「私は私のありのままでよい」と思えるセルフケア。それを支える、互いに生かされて生きる関係性のケア。それらを豊かにするヒントは、皆さんの経験知の中にこそあると思います。ご参加をお待ちしています。

 
参加無料!お申し込み方法はこちら
日時
2011年2月21日(月)10:20?15:00
会場
北海道立道民活動センターかでる2・7 かでるホール ほか
JR札幌駅より徒歩12分、地下鉄さっぽろ駅(10番出口)より徒歩7分[地図を開く]
主催
財団法人住友生命社会福祉事業団、財団法人たんぽぽの家
実施主体
ケアする人のケア札幌セミナー実行委員会
(社会福祉法人栄和会、社会福祉法人幸清会、特定非営利活動法人社会福祉振興会、日本認知症ケア学会北海道地域部会、認知症フレンドシップクラブ、特定非営利活動法人北海道総合福祉研究センター、一般社団法人北海道認知症グループホーム協会、北海道認知症の人を支える家族の会、特定非営利活動法人わーかーびぃー)
後援(予定)
北海道、札幌市、北海道社会福祉協議会、札幌市社会福祉協議会

プログラム

部分参加歓迎! ご都合にあわせてご参加ください。

10:00-
受付
10:20-10:30
開会あいさつ
10:30-11:15
講演1

生きる力と生かされるいのち ?自然農から生命のあり方を考える

中井弘和(社会福祉法人静岡いのちの電話理事長、清沢塾主宰)

高度サービス社会に生きる私たちは、ともすれば自律的に生きる力を見失いがちです。自分のいのちは自分だけのものではないという、関係性の中で生かされている感覚を、どうすれば思い起こすことができるでしょうか。自然農の実践を通して人と人、人と自然、人と社会のいのちのつながりを見つめ、自他の存在を慈しむ生命のあり方を考えます。

11:15-11:25
休憩
11:25-12:10
講演2

ケアリング・ソサエティ ?支え合いの地域社会

播磨靖夫(財団法人たんぽぽの家理事長)

人が人を必要とする時代が到来しています。にもかかわらず、私たちの社会において人間関係はますます希薄になっています。互いにケアしケアされることに価値を置く文化も脆弱です。ケアの現場の試行錯誤が「生きやすい社会」につながるために、私たちの小さな営みを紡ぎ合わせる視点を提案します。

12:10-13:00
休憩
お弁当をご注文いただけます。ご希望の方はお申し込み時にご注文ください。【税込600円】

ランチタイムコンサート(12:20-12:50)

吉川よしひろ(チェロ奏者)[オフィシャルサイトを開く]
13:00-15:00

選択プログラム

5つの会場に分かれて行います。会場は当日ご案内いたします。
選択1

映画『ただいま それぞれの居場所』

画一的な介護制度に疑問を抱く有志が、それぞれ理想の介護を実現させるための施設や事業所を立ち上げた姿を追うドキュメンタリー。設立23年の老舗の福祉施設や、2000年の介護保険制度施行以降に作られた新施設を訪ね、被介護者と家族のように接しようと奮闘する施設スタッフたちを映し出します。(大宮浩一監督作品、2010年、安岡フィルムズ配給)
[オフィシャルサイトを開く]

アフタートーク

  • 池田ひろみ(北海道総合福祉研究センター事務局長)
  • 宮崎直人(北海道認知症グループホーム協会会長)
  • 田辺毅彦(北星学園大学教授)
選択2
トークセッション

家族が家族であるために ?社会サービスと在宅ケアのこれから

ケアのニーズの多様化に応え、より個別的で質の高いケアを実現するうえでも、在宅ケア、地域ケアの割合はますます高くなってゆきます。高齢になっても障害があっても、家族が家族であり続けることは、セルフケアを支える大きな力です。そのために、ケアをめぐる家族と地域、社会サービスのこれからの関係をあらためて語り合います。

  • 西村敏子(北海道認知症の人を支える家族の会事務局長)
    北海道での介護家族の実態と、介護家族の抱えるさまざまな苦悩を紹介。それらを支える家族の会の活動事例から、地域社会や福祉施設との連携のあり方を考えます。
  • 内舘桂(花巻市長寿福祉課)
    介護家族を訪問してさまざまな相談に応じる「在宅介護者等訪問相談事業」の事例を通して、行政による在宅介護支援の成果や課題を紹介します。
  • 松坂優(特定非営利活動法人わーかーびぃー理事長)
    制度の情報なども知る機会がなく、地域の隙間で家族とともにひっそりと暮らしている方、親や兄弟も高齢化してやっとSOSを出してきた方。さまざな現実を、どう丁寧に受け止め、支えていくのか。本人や家族だけで抱えている生きづらさに対する苦悩の実態等を通じて、障がい児者とその家族を取り巻くケアについて考えます。
  • コーディネータ 笹谷春美(北海道教育大学教授)
選択3
トークセッション

ケアの幸福を求めて?ケアする人のメンタルケア

相手の気持ちに共感する、生きる意志に寄り添う。そんな目に見えないケアの行為によって、ケアする人もまたさまざまにゆらぎます。ケアする人がストレスと折り合い、自他のつながりを取り戻すためのヒントに ついて考えます。

  • 山村弘美(日本産業カウンセラー協会北海道支局 産業カウンセラー)
  • 斉藤悦子(特別養護老人ホームはっさむはる施設長)
  • コーディネータ 瀬戸雅嗣(社会福祉法人栄和会事務局長)
選択4
体験プログラム

タクティールケアを体験しよう〈締め切りました〉

認知症患者に対する緩和ケアのひとつとしてスウェーデンの医療の現場で用いられている「タクティールケア」を体験します。ケアの原点は、人と人とが直接触れあうこと。互いの身体のこわばりに手を添えることから、他者とのコミュニケーションを見直してみましょう。[定員30人]

  • 鈴木卓也(日本スウェーデン福祉研究所認定インストラクター)
  • 石川秀也(北海道医療大学教授)
選択5
体験プログラム

土に触れながら思いを巡らせてみよう

『なんとかなるさ あきらめず』。サラリーマンから一転、「命がけの仕事」として作家人生を選んだ小林さん。愛らしく飄々とした作品は多くの人に愛されています。ここでは、小林さんと一緒に土に触れながら、他者に心を贈るというケアの仕事(営み)の意味について共に思いを巡らせてみましょう。[定員30人]

  • 小林牧牛(陶人形作家)
  • 井出訓(北海道医療大学教授)
15:00
閉会

※諸事情によりプログラムの一部を変更する場合がありますのであらかじめご了承ください。

pdf ICONセミナーのチラシをダウンロード

お問い合わせ・お申し込み先

社会福祉法人栄和会
〒004-0063 札幌市厚別区厚別町山本750-6
電話:011-896-5010 FAX:011-896-2566
Eメールl:eiwasou★eiwakai.or.jp(★を@に変換して送信してください)
※Eメールでお申し込みの際は、件名に必ず「ケアする人のケアセミナー申込」と明記してください。

臨床するアート 奈良セッション  *送迎案内UP!

アウトリーチとインリーチ
――いのちの現場に向かうアートの可能性

医療や福祉などのケアの現場や地域コミュニティにアーティストを派遣するアウトリーチ活動がさかんになっています。これらの活動は芸術文化の新しい可能性を示すものとして、また公共文化施設の新しい役割として注目されています。しかし、派遣されたケアの現場や地域コミュニティでそれらの活動が実際どのように受け入れられているのか、またどのような質のプログラムが行われているのか、その検証は十分ではないのではないでしょうか。一方、公共文化施設において、多様な人を招きいれるためにもインリーチを充実させていくことも必要です。本セミナーでは、ケアの現場や地域コミュニティにおいて、また公共文化施設においてどのようにアートの循環をつくっていくことができるか、そしてそこから公共圏のなかのアートの可能性について考えたいと思います。 
[関連企画:臨床するアート 東京セッションはこちら]

日時
2011年2月19日(土)13:30~17:30
2011年2月20日(日)10:00~17:00
会場
たんぽぽの家アートセンターHANA(奈良市) [会場アクセスはこちら]
主催
財団法人たんぽぽの家
協力
アートミーツケア学会 エイブル・アート・ジャパン
平成22年度文化庁芸術団体人材育成支援事業

プログラム 2月19日(土)

12:30-13:30
受付
13:30-13:45
主催者あいさつ
13:45-14:45

講演 「アウトリーチはソーシャルマーケティング」

アウトリーチが形式的なもので終わらずに、確かなものとして根付いていくためには何が必要でしょうか。そのために、アーティストと中間組織、そして公共文化施設がどのようにミッションを共有し、アートによって地域社会の抱える課題を解決していくことができるのでしょうか。公共文化施設の役割、そして地域との双方向の関わりから、新しい価値を生み出すための考え方、方法について提案します。

衛紀生

可児市文化創造センター館長兼劇場総監督。十数地域の自治体文化行政にかかわる一方で、文化庁、財団法人地域創造、芸術文化振興基金、芸団協、芸術文化振興会議などの委員を務める。現在、公共文化施設の館長として劇場の社会化にむけた、新たな取り組みを実践している。

15:00-17:00
事例報告&ディスカッション(1)

「小児科病棟がミュージアムになる」

医療の現場をミュージアムのアウトリーチ活動の対象として広げていくこと。それによって、医療の側、ミュージアム側にどのような変化が起きているのでしょうか。先駆的な活動を行う病院、ミュージアム、NPOとともに、ケアとアートが出会うことによる、いのちを育む新しいアウトリーチのかたちを提案します。

丹後幾子

大阪市立大学医学部付属病院看護部副部長。大阪市立大学医学部附属病院では病院の良質医療委員会の下部組織としてボランティア活動ワーキンググループがあり、アートプロジェクトが行われている。2008年より看護部の代表としてボランティア委員会に参加、院内ディレクターをつとめる。

神田美子

京都大学医学部付属病院小児科ボランティアグループ「にこにこトマト」代表。娘の入院にともない付添生活を経験したことをきっかけに、1995年に「にこにこトマト」を発足し、「楽しく豊かな時間」を病棟にはこぶ。発会時より、事務局代表、コーディネーターとして現在にいたる。

西澤真樹子

大阪市立自然史博物館を拠点としたサークル「なにわホネホネ団」 団長。6才から60代までの約180名の団員と博物館の標本製作をサポートする。絵本『ホネホネたんけんたい』シリーズの製作やワークショップを通して、動物のホネ=形態の楽しみかたを普及中。病院にてもワークショップを実施している。

コーディネータ:高橋真理子

山梨県立科学館主任学芸主事、山梨県立大学非常勤講師。プラネタリウムにおける解説、番組制作、ワークショップの実施や市民コミュニティ「星の語り部」の活動支援など、「つなぐ」「つたえる」「つくる」をキーワードに、星を介してさまざまな分野や人をつないでいる。山梨大学医学部付属病院小児科病棟でも活動を行う。

17:30-19:00

交流会

たんぽぽの家自慢の「楽食サービス」の手料理メニューでみなさまをおもてなしします。ぜひ、ご参加ください。

プログラム 2月20日(日)

10:00-12:00
事例報告&ディスカッション(2)

「ケアに役立つ!?――ダンサーはなぜ福祉施設に向かうのか」

福祉の現場は、常にケアやサービスの受け手・担い手としての役割が固定されがちになります。働いている人たちも肉体的負担やストレスを感じていることがあります。そのような福祉施設にダンサーがおもむき、ダンスを踊ることにはどのような意味があるのでしょうか。多様な存在や異質なものが入りにくいコミュニティにダンスが与える影響と可能性を考えます。

佐久間新

舞踊家。1995年からインドネシア芸術大学に留学、ガムラングループ「マルガサリ」所属。04年からは奈良の福祉施設たんぽぽの家と共同して、作品発表やワークショップを行う。05年からは野外で即興するI-Picnicを結成し、インドネシア、日本、オーストリア、ハンガリーで即興パフォーマンスを行う。

砂連尾理

ダンサー・振付家。大学入学と同時にダンスを始める。1991年より寺田みさことダンスユニットを結成。近年はソロ活動を展開し、舞台作品だけでなく障害のある人やホームレス、子ども達とのワークショップも手がけ、ダンスと社会の関わりを探求している。

細川鉄平

祥の郷施設長。大学を卒業後、高齢者福祉施設に従事。特別養護老人ホーム、デイサービス、デイケア、グループホーム、主夫業等を経て、現在は大阪府堺市で、古民家を使ったデイサービス「祥の郷」に勤務。そこにつどう人たちとの「何もしない」時間を大切に日々を過ごす。

コーディネータ:西川勝

大阪大学コミュニケーションデザイン・センター特任教授。精神科病棟での見習い看護師を皮切りに、二十数年にわたって医療や福祉の現場での経験を積む。一方、関西大学、大阪大学大学院にて哲学を専攻。ケアのあり方をめぐる哲学的考察を行っている。

12:00-13:30

昼食

HANAランチをお申し込みいただけます。

13:30-15:30
事例報告&ディスカッション(3)

「公共文化施設の公共性をどう高めるか――文化施設のアクセシビリティ」

今の文化施設は本当の意味ですべての人に開かれているでしょうか。文化施設が障害のある人や高齢者を含め、多様な人がアクセスできる、市民一人ひとりのものになるためには、どのような意識、そして仕組みが必要でしょうか。文化施設のアクセシビリティについて提案します。

梅田亜由美

女子美術大学美術館学芸員。障害のある人、高齢の人、日本語以外を母語とする人など、誰でも心地よく美術館を利用できることをめざす「みんなの美術館プロジェクト」に実行委員として参加。横浜美術館で始まった「様々な人に開かれた美術館を目指して」にも共同で取り組む。

八巻寿文

せんだい演劇工房10-BOX二代目工房長。舞台照明の仕事、画家、美術家等を経て、(財)仙台市市民文化事業団職員。宮城県美術館での表現のためのワークショップや子どもをもつお父さんのためのワークショップなどを行う。

渡邉和貴

埼玉県福祉部障害者福祉推進課障害者芸術・文化担当主査。埼玉県では2009年から「障害者アートフェスティバル」を実施している。芸術性の高さをテーマに据え、埼玉県立近代美術館や彩の国さいたま芸術劇場とも協働することで、福祉、芸術双方の既成概念を覆す取り組みとしても注目されている。

コーディネータ:太田好泰

エイブル・アート・ジャパン事務局長。障害のある人たちのアートをとおして、多様な価値観をみとめあう市民芸術運動「エイブル・アート・ムーブメント」に取り組む。障害者アートを支えるセミナーやワークショップの企画運営や調査研究プロジェクトに取り組む。

16:00-17:00

オプション たんぽぽの家アートセンターHANAツアー

すべての人がアートを通じて自由に自分を表現したり、互いの感性を交感することができるコミュニティ・アートセンター。障害のある人たちが個性をいかしながらビジュアルアーツやパフォーミングアーツに取り組むスタジオ、今を生きる人たちの表現を紹介するギャラリー、コミュニケーションの場としてのカフェ&ショップ、アートの可能性について探求するインフォメーションセンターやミーティングルームがあります。

申込方法

1.お申込フォームに必要事項をご記入のうえ送信してください。定員各日80名(申込先着順)。

2.参加費(オプション含)をお近くの金融機関からお振込みください。※振込手数料はご負担願います。

 一般学生・メンター
両日参加5,000円3,000円
部分参加 2月19日(土)3,000円2,000円
部分参加 2月20日(日)3,000円2,000円
交流会 2月19日(土)3,000円
HANAランチ 2月20日(日)500円
郵便払込01080-6-7812
※通信欄に「セミナー参加費」とお書き添えください。
銀行振込ゆうちょ銀行 一〇九(イチゼロキュウ)店(当座)0007812
名義財団法人たんぽぽの家

3.ご入金を確認しだい、お申し込み完了のご連絡を差し上げます。

 

おことわり

※キャンセルには下記の通りキャンセル料を申し受けますのでご注意ください。
2月11日(金)~2月18日(金)…参加費の50%
2月19日(土)…参加費の100%

※やむを得ない事情により、プログラムの一部を変更させていただく場合があります。
※お預かりした個人情報は、本セミナーの受付事務においてのみ使用させていただきます。

お申込み、お問合せ

〒630-8044奈良市六条西3-25-4 財団法人たんぽぽの家内
TEL 0742-43-7055 FAX 0742-49-5501
Email: rinsyosuruart★popo.or.jp(★を@に変換して送信してください)
※Eメールでお申し込みの際は、件名に必ず「臨床するアート(奈良)参加申込」と明記してください。

たんぽぽ送迎のご案内

近鉄奈良線「学園前」駅南口から、セミナー会場「たんぽぽの家アートセンターHANA」まで、ピストンによる送迎を予定しております。
2日間とも、セミナー開催時/終了時にあわせた運行になります。

2月19日(土)
出発地出発時刻行き先
近鉄奈良線「学園前」駅南口12:00たんぽぽの家
たんぽぽの家17:30近鉄奈良線「学園前」駅南口
たんぽぽの家19:50近鉄奈良線「学園前」駅南口
2月20日(日)
出発地出発時刻行き先
近鉄奈良線「学園前」駅南口9:30たんぽぽの家
たんぽぽの家16:00近鉄奈良線「学園前」駅南口
たんぽぽの家17:20近鉄奈良線「学園前」駅南口

 

第36回わたぼうし音楽祭 作品大募集!

夢、はじける。こころ、歌いだす。 

 

この夏、ものがたりが始まる。

WORD ICON 応募用紙はこちらからダウンロードできます。

♪作品のご応募はこちら→ wataboshi■popo.or.jp(■を@にかえてお送りください)

 

作詩の部♪  ※「作詩の部」の応募受付は終了しました。

募集内容

あなたの夢や思いなどを託した詩をお送りください。
テーマ・形式は自由。詩集は不可。作品は未発表のものに限ります。

応募資格

障害のある人に限ります。

応募方法

規定の応募用紙に必要事項を記入し、作品を添えてお送りください。
E-mailでも受け付けます。

選考および結果発表

作詩の部の選考会で入選詩8編を決定し、入選者には入選通知をお送りします。
入選詩は4月下旬(予定)に毎日新聞紙上で発表します。
80円切手を同封のうえご応募くだされば、郵送で結果をお知らせします。

作詩の部で入選すると

  • 賞状と盾が贈られます

    8人の入選者には毎日新聞社より賞状と、奈良たんぽぽの会より記念の盾が贈られます。

  • 曲を公募します。

    入選詩は曲を公募します。入選詩が「作曲の部」でも入選すると、「第36わたぼうし音楽祭」に出場できます。

締めきり  2011年3月10日(木)消印有効

 


作詩・作曲の部♪  ※受付は終了しました。

募集内容

夢や思いなどを託した詩にメロディをつけてお送りください。
※作詩の部の応募作品は除きます。

応募資格

作詩は障害のある人に限りますが、作曲は障害の有無を問いません。

応募方法

1作品につき1本のカセットテープもしくはMD、CDに歌を録音し、必ず詩を添えてご応募ください。
※伴奏および楽譜のみの応募は受け付けません。規定の応募用紙に必要事項を記入し、作品に添えてお送りください。

締めきり  2011年5月12日(木)消印有効

 


作曲の部♪ ※受付は終了しました。

集内容

作詩の部の入選詩(http://tanpoponoye.org/info/2011/05/36-1.html)に、メロディをつけてお送りください。
 

応募資格

 

障害の有無を問いません。

応募方法

1作品につき1本のカセットテープもしくはMD、CDに歌を録音してご応募ください。
※伴奏および楽譜のみの応募は受け付けません。規定の応募用紙に必要事項を記入し、作品に添えてお送りください。

締めきり 2011年5月12日(土)消印有効

 

選考および結果発表(作曲の部、作詩・作曲の部とも)

作曲の部および作詩・作曲の部の選考会で入選8作品を決定し、入選者には入選通知をお送りします。
入選作品は6月中旬(予定)に毎日新聞紙上で発表します。
80円切手を同封のうえご応募くだされば、作曲者宛に郵送で結果をお送りします。

作曲の部、作詩・作曲の部で入選すると

  • わたぼうし音楽祭に出場!

    8組の入選者は「第36回わたぼうし音楽祭」に出場できます。
    作詩者と介助者1名、作曲者の交通費・滞在費は主催者が負担します。
    なお、歌唱者と演奏者の招待については、主催者と作曲者の協議のうえ決定します。

  • わたぼうし大賞、文部科学大臣賞などが贈られます!

    当日、発表される入選作品8作品には、わたぼうし大賞、文部科学大臣賞をはじめ各賞が贈られます。
    わたぼうし大賞の受賞者には、パナソニック株式会社より豪華な賞品が贈られます。またその他各賞にも賞状、盾、記念品が贈られます。

  • 「アジア・太平洋わたぼうし音楽祭2011」日本代表曲にノミネートされます!

    わたぼうし大賞、文部科学大臣賞に選ばれた作品は、2011年11月にタイ・バンコクで開催する「アジア・太平洋わたぼうし音楽祭2011」の日本代表曲にノミネートされます。

注意事項

  • 応募作品は返却いたしません。
  • 入選結果に関するお問い合わせはお答えできません。
  • 作詩の部の入選詩は、作曲の都合上、補作することがありますのであらかじめご了承ください。
  • 作詩の部のみの入選者には、招待券を2枚お送りします。(交通費・滞在費は自己負担願います)
  • 作詩の部の入選詩8編と当日発表する入選8作品の著作権は主催者に帰属します。

 


第36回わたぼうし音楽祭

2011年8月7日(日)
開場13:30 開演14:00 終演17:00

場所
奈良県文化会館国際ホール
入場料
前売券:一般2,500円 高校生以下1,500円 愛のシート2,500円
当日券:一般3,000円 高校生以下2,000円

作品のご応募、お問い合わせ先

第36回わたぼうし音楽祭作品募集係

〒630-8044 奈良市六条西3-25-4 奈良たんぽぽの会内
Tel:0742-43-7055 Fax:0742-49-5501
E-mail wataboshi■popo.or.jp(■を@に換えて送信してください)

□主催 奈良たんぽぽの会
□主管 財団法人たんぽぽの家
□実施主体 第36回わたぼうし音楽祭実行委員会
□助成(予定) 日本芸術文化振興会
□後援(予定)
厚生労働省/文部科学省/日本障害者リハビリテーション協会/奈良県/奈良県教育委員会/奈良市/奈良市教育委員会/全国社会福祉協議会/奈良県社会福祉協議会/奈良市社会福祉協議会/なら・シルクロード博記念国際交流財団/日本YMCA同盟/奈良YMCA/エイブル・アート・ジャパン/日産労連/国際障害者年記念ナイスハート基金/国際ソロプチミスト奈良/奈良パイロットクラブ/奈良県商工会議所連合会/奈良市医師会/奈良県ビジターズビューロー/奈良NPOセンター/奈良まちづくりセンター/奈良町座/パナソニック株式会社/関西電力株式会社/大阪ガス株式会社/オムロン株式会社/奈良交通株式会社/毎日新聞社/毎日新聞社会事業団/NHK奈良放送局/NHK厚生文化事業団近畿支局/近鉄ケーブルネットワーク株式会社

「憲法絵本と語りの会」を開催しませんか!

 

kenpo2011.jpgのサムネール画像

 

あなたの学校で「憲法絵本と語りの会」を開催しませんか。

2011年度 開催校募集中(5校限定・無料)

 主催:奈良弁護士会 共催:財団法人たんぽぽの家

※このプロジェクトは、奈良弁護士会と財団法人たんぽぽの家の恊働プロジェクトです。

 

□プログラム内容 (公演時間 約60分)

・あいさつー憲法絵本について(奈良弁護士会)

・語りー「ひとりぼっちのミミズ」(わたぼうし語り部・上埜英世

・憲法絵本ーわたぼうし語り部・伊藤樹里の語り&弁護士による憲法絵本のお話

 □公演にはこんな人たちがやってきます。

・弁護士(奈良弁護士会)

・わたぼうし語り部2名(上埜英世、伊藤樹里)+介助者2名

・舞台スタッフ数名

 

□「憲法絵本と語りの会」を開催するには

1)お申込はwataboshi@popo.or.jpまで、学校名、担当者名、学校住所と電話番号をご記入の上、メールをお送りください。

2)募集締切後、事務局にて協議のうえ、開催校を選定(県内5校)します。

3)開催校と打ち合わせを行い、日時、会場などを決定し実施します。 

・申込締切 2011年3月25日(金)

・「憲法絵本と語りの会」を開催するための経費は、すべて主催者が負担しますので、開催校の経費負担はありません。

※そのほか、開催に関するご質問等は、財団法人たんぽぽの家(担当:酒井靖、竹谷ゆかり)までお問い合わせください。

kenpo-image.jpg「憲法絵本と語りの会」が、生まれたのは、、、

 

 

奈良弁護士会には、憲法のことが大好きで、憲法のことをひたむきに研究している「憲法委員会」というグループがあります。憲法絵本は、この憲法委員会のメンバーによって企画・制作されました。

子どもから大人までだれもが憲法に親しめるようにと、憲法委員会のメンバーが憲法の各条文を、心をこめてやさしい言葉に変え、そして、たくさんの市民ボランティアの皆さんに協力してもらいできあがりました。

「わたぼうし語り部」は、障害のある人たちが、身体や言語などのさまざまな障害を個性として生かし、民話や創作童話、自分史などに自分の思いを重ね合わせ、聞く人たちの魂にはたらきかける表現活動です。

この「憲法絵本」と「わたぼうし語り部」が合体し、「憲法絵本と語りの会」が誕生しました。あなたの学校で、「憲法絵本と語りの会」を開催しませんか?

 

 

バレンタイン・チャリティコンサート

バレンタインの季節、ヴァイオリンとピアノの音色をお届けします。

仲良しの友だちと、大切な家族と、大好きな誰かと、、、。

たんぽぽの家であたたかな音色に触れてみませんか。

チケットのお求めはこちら→tanpopo■popo.or.jp(■を@にかえて、お送りください。お名前、ご希望の枚数をメールにてお申込いただければ、コンサート当日、窓口にてチケットをお渡しいたします。)

 

日時:2011年2月6日(日) 開場/午後1時  開演/午後1時30分

♪料金:一般2,000円 小中学生1,000円 幼児無料 ※当日は各500円増 ※お茶とケーキ付き

♪場所:たんぽぽの家シアターぽぽ(アクセスはこちら

♪出演者:金関 環(ヴァイオリン)、硲 千保(ピアノ)お二人の紹介はこちら→prof.pdf

    金関さんのHPはこちら→http://tamaki-kanaseki.web.officelive.com

kanaseki-web.jpg hazama.jpg

 

♪プログラム

・バッハ:G線上のアリア、モンティ:チャールダッシュ、サラサーテ:ツィゴイネルワイゼン ほか ※曲目は都合により、変更する場合があります。

◎主催:奈良たんぽぽの会

♪このコンサートの収益は、たんぽぽの家の活動に充てられます。

 

 

 

 

 

福祉をかえるアート化セミナー「アートの力とデザインの力」

わたしたちは、〈アートは人間を幸福にする〉という考えのもと、人間が可能性を十全に発揮できる社会と、人間が主体的に生きる福祉の実現をめざして、福祉をかえる「アート化」セミナーに取り組んできました。

なかでも障害のある人たちの創造活動が、いのちの貴さを感じ、心の豊かさを獲得する手段になるとして「アート化」を推進してきました。近年は、そこに経済的な豊かさを使え加えられないか、という試行をつづけています。

8回目を迎える今年のテーマは、「アートの力とデザインの力」。生きていることが幸福でありたいという感情にもとづくアートの本質を押さえつつ、障害のある人たちがアートを「仕事」にするにはどうすればいいのか。また、アートを社会化するためのひとつの道として、「デザイン」の力について考えていきます。

日 時
2011年1月29日(土)・1月30日(日) 全2日間
会場
たんぽぽの家アートセンターHANA(奈良市六条西3-25-4)[地図を開く]
定員
各日80名 申込先着順
対象者
障害のある人の表現活動に関心のある人。また、表現活動を軸にした製品開発や起業に取組みたい人。これらのテーマに関心がある人。福祉施設、福祉団体、NPO、中間支援組織、本人や家族、行政、企業、助成団体、学生、教員など。
参加費
一般15,000円  学生/メンター会員12,000円
主催
財団法人たんぽぽの家
共催
エイブル・アート・ジャパン、特定非営利活動法人まる
企画
エイブルアート・カンパニー

プログラム

1月29日(土)

12:30
受付
13:30
オリエンテーション
13:40
主催者あいさつ
13:50-14:40
基調講演「デザインの力」奥村昭夫(デザイナー/京都大学客員教授)
14:40-16:00
実践報告
デザインをキーワードに、〈人・商品・仕組み・福祉の現場〉の魅力を最大限に売り出している先駆事例を紹介します。

1)アートコネクトbyイセタンメンズの取り組み

 上野 拳(株式会社伊勢丹 MD統括部 紳士営業部 肌着靴下ナイティバイヤー)

伊勢丹新宿店メンズ館「アートコネクトbyイセタンメンズ」では障害のある人のアートを使用したステテコ、アンダーウェア、靴下など多彩な商品が開発・販売されている。テーマは、「好き、からつながる。つかって、つながる。」障害者アートは、デザインの力でどう変容したのかを報告します。

2)工房しょうぶ的"デザインの力"

 福森 伸(社会福祉法人太陽会しょうぶ学園施設長)

障害のある人たちのもつ創造性にこだわって「ものづくり」に取り組んでいたら、結局そのものが社会に一人歩きしている。工房しょうぶには決定的な"デザインの力"があり、またそのデザインの力によって施設が社会化しています。織・縫・木工・陶・食・農の仕事をはじめ、暮らしのすべてに宿る工房しょうぶ的"デザインの力"について語ります。

16:00-16:15
休憩
16:15-17:00
ディスカッション
18:00-20:00
交流会

たんぽぽの家自慢の「楽食サービス」の手料理メニューでみなさまをおもてなしします。全国の地場産品や授産品の差し入れも大歓迎!はじめて参加する方もリラックスした雰囲気で楽しめる人気の交流会に、ぜひご参加ください。

1月30日(日)

9:00-10:00
たんぽぽの家アートセンターHANA見学ツアー(オプション)
10:00-12:00
選択プログラムA(1?4のなかから1つ選択)

※分科会内容と会場の関係により定員設定のあるプログラムがあります。

  1. 「芸術と食」による地域コミュニティの再生 定員30名
    田野智子 (NPO法人ハートアートおかやま代表)
    私たちが暮らす地域で“産まれた”ものを、その地から“賞賛”し発信する。障害のある人たちのアート、食、観光の視点から少子高齢化が進む地方都市を結びなおし再生していく、アートで地域をつなぐNPOの実践に学びます。
  2. 施設の雑貨の魅力を引き出す~Rebornneの取り組みから 定員20名[締切りました]
    山口里佳  (エイブル・アート・ジャパンスタッフ)
    伊原亜希子 (有限会社トライトーンデザイナー)

    大量生産大量消費の時代にあって、施設で生み出される雑貨の魅力に注目が集まっています。「こんな雑貨があったらいいな」をテーマに、東京発!社会貢献型女子手芸部Rebornne[リボンヌ]が取り組んだ商品の改良事例を通して考えます。
  3. 情報をデザインする 定員20名
    中島厚秀 (宝塚メディア図書館理事)
    松本恭輔 (宝塚メディア図書館副館長)

    福祉はブランディングや発信力が弱いといわれます。ウェブサイト構築のプロセスを通して、福祉の場の魅力、アートや商品、団体のサービスなど、活動を社会に発信するためのデザイン戦略を考え、魅力をひきだすコツについて考えます。
  4. アートをまもるスキル~作品の保存と管理 定員10名[締切りました]
    エイブルアート・カンパニー事務局+アートセンターHANA
    アートを仕事につなげる、その前に作品の保存や管理は大切な視点です。材料の特質や保管についての具体的な技術やアイディアを実践的に学びます。
12:00-13:30
昼食 *HANAランチをお申し込みいただけます(オプション)
13:30-15:30
選択プログラムB(5?7のなかから1つ選択)
  1. 障害のある人のアートを仕事につなぐ仕組みづくり~エイブルアート・カンパニーの事例から
    樋口龍二  (エイブルアート・カンパニー事務局)
    柴崎由美子 (エイブルアート・カンパニー事務局)

    施設や作業所の片隅で眠ってしまっているイラストや作品群。いつでもだれでも作品にアクセスできるような仕組みをつくり、著作権を活用したことで、新しい仕事の創出につながりはじめました。エイブルアート・カンパニーの活動から考えます。
  2. 創造的なアートスペースをつくる
    池永健介 (工房まるスタッフ)
    藤井克英 (たんぽぽの家アートセンターHANAスタッフ)
    松田悠佳 (たんぽぽの家アートセンターHANAスタッフ)

    魅力的なアートスペース(施設)には、魅力的な作家と作品があふれています。また集う人も、流れる空気までもが魅力的に感じることがある。創造性を育む環境とは?その背景にあるデザイン戦略とは?
  3. ‘ねこの約束’~ヒット商品にかくされた面白戦略
    北川雄史 (社会福祉法人いぶき福祉会・第二いぶき施設長)
    まねき猫をモチーフにして、それぞれ御利益を冠した8つの味・色のマドレーヌ‘ねこの約束’が大ヒット中。どうつくるのか(地元施設が連携した製造)、どう売るのか(地域の土産物としての確立)、商品の背景にある緻密なデザイン戦略を紹介します。

関連企画

HANAギャラリー&ショップでは、“アートの力”と“デザインの力”を物語る、福祉施設の作品や商品の展示・販売を行います。
会場:たんぽぽの家アートセンターHANAギャラリー&ショップ

申込方法

1 次の申込事項を添えてお申し込みください。定員各日80名(申込先着順)
このページ末尾のボタンをクリックすると、申込フォームが開きますのでご利用ください。

  1. お名前(ふりがな)
  2. ご所属・活動内容など※勤務先、ボランティア活動先など。特になければ不要です。
  3. ご住所(□ご自宅/□勤務先等)
  4. 電話・FAX・Eメール
  5. このセミナーをお知りになったきっかけ
  6. 参加希望日程・区分
    下記のA~Cより参加日程を選んだうえで、区分(一般/学生・メンター会員)をお知らせください。
    1. 両日:一般(15,000円)、学生・メンター会員(12,000円)
    2. 部分参加(1月29日):一般(8,000円)、学生・メンター会員(6,500円)
    3. 部分参加(1月30日):一般(8,000円)、学生・メンター会員(6,500円)
  7. 交流会(3,000円): 参加or不参加
  8. HANA見学ツアー(1月30日)(無料): 参加or不参加
  9. HANAランチ(1月30日)(400円): 申し込むor申し込まない
  10. 選択プログラム(1月30日に参加される方)
    ・午前の部(1~4から選択)第1希望、第2希望をお知らせください
    ・午前の部(5~7から選択)第1希望、第2希望をお知らせください

2 参加費(オプション含)をお近くの金融機関からお振込みください。 ※振込手数料はご負担願います。

銀行振込
南都銀行 西ノ京支店(普通)0297183
ゆうちょ銀行 一〇九(イチゼロキュウ)店(当座)0007812
郵便払込
01080-6-7812
※通信欄に「セミナー参加費」とお書き添えください。
名義
財団法人たんぽぽの家

3 ご入金を確認しだい、お申し込み完了のご連絡を差し上げます。

おことわり

※キャンセルには下記の通りキャンセル料を申し受けますのでご注意ください。
1月21日(金)~1月28日(金)…参加費の50%
1月29日(土)…参加費の100%

※やむを得ない事情により、プログラムの一部を変更させていただく場合があります。
※お預かりした個人情報は、本セミナーの受付事務においてのみ使用させていただきます。

申込先

アート化セミナー事務局

〒630-8044奈良市六条西3-25-4 財団法人たんぽぽの家内
TEL 0742-43-7055 FAX 0742-49-5501
Email: ableart★popo.or.jp(★を@に変換して送信してください)

※Eメールでお申し込みの際は、件名に必ず「アート化セミナー2011参加申込」と明記してください。

 

※送迎のご案内

近鉄奈良線「学園前」駅南口から、セミナー会場「たんぽぽの家アートセンターHANA」まで、ピストンによる送迎を予定しております。
2日間とも、セミナー開催時/終了時にあわせた運行になります。

1月29日(土)
出発地 出発時刻 行き先
近鉄奈良線「学園前」駅南口 12:00 たんぽぽの家
たんぽぽの家 17:30 近鉄奈良線「学園前」駅南口
たんぽぽの家 20:20 近鉄奈良線「学園前」駅南口
1月30日(日)
出発地 出発時刻 行き先
近鉄奈良線「学園前」駅南口 8:30 たんぽぽの家
近鉄奈良線「学園前」駅南口 9:30 たんぽぽの家
たんぽぽの家 16:00 近鉄奈良線「学園前」駅南口

臨床するアート 東京セッション *申込み締切りました。

近年、アートの社会的役割が議論されるようになり、医療や福祉、さらには社会的な課題をかかえる地域コミュニティなどで、アートの力が活用されはじめています。それらは、アーティストや芸術団体からの積極的なかかわりや、地域の活性化や社会的な課題への対応といったように、アートの社会化を意識した先進的な取り組みです。しかし、アートの力を社会にいかす活動はこれまでになかった新しい動きであるばかりでなく、異分野との連携が必要なため、実際にマネジメントしていくうえで課題を抱えているのも現状です。これらの活動が広がり、根づいていくためには、あらためて活動の意義や可能性をしっかりととらえることが必要ではないでしょうか。この連続セッションでは、アートを社会にいかしていく現場で何が生まれているのか、そこにはどのような課題があるのか、そしてアートは私たちの生にどう向き合うことができるのかを考えます。

[関連企画:臨床するアート 奈良セッションはこちら]

日時
2011年1月19日(水)、2月3日(木)、2月16日(水)、2月23日(水)、3月2日(水)、3月17日(木)[全6回]
19:00~21:00(受付 18:45~19:00)
*申し訳ありませんが、定員に達したため、受付を締め切らせていただきました。
会場
エイブルアート・スタジオ(アーツ千代田3331 地下1階)[会場アクセスはこちら]
定員
1回40人(定員に達し次第、締切となります)
参加費
一般:6回連続 7,000円/1回 1,500円
ユース(25歳以下):6回連続 5,000円/1回 1,000円
主催
財団法人たんぽぽの家
協力
アートミーツケア学会 エイブル・アート・ジャパン
平成22年度文化庁芸術団体人材育成支援事業

 

プログラム

第1回 1月19日(水)
地域にひらかれた病院を創出する──アートとデザインの力

患者、家族、そして働く人にとって、病院という空間、コミュニティはどうあるべきか。医療の現場で、一人ひとりがその人らしく生きるために、美術やデザインは何ができるのか。さらには、美術系大学が地域の課題にどう取り組むことができるのか、そのマネジメントについても考える。

高橋伸行

名古屋造形大学アートプロデュースコース准教授、やさしい美術プロジェクトディレクター。病院や発達障害支援センター等へのアートの導入に取り組む。2010年には瀬戸内芸術祭の一環として、ハンセン病の療養所に滞在し展覧会を実施。

第2回 2月3日(木)
力を抜くことのチカラ──自分も他者も楽に生きる身体を探る

自他の身体を確かなものとして実感し、豊かな関係性をつくっていくために、ダンスや身体表現はどのような可能性をもっているか。そして、今なぜ教育や福祉など他者との深い関わりが求められる現場にダンサーが向かうのか。「もうひとつのダンス」がひらくコミュニケーションについて考える。

新井英夫

ダンスアーティスト、体奏家。演劇を経てダンスをはじめる。創始者野口三千三氏より、野口体操を学び、その「自然直伝に、力を抜く」身体観から大きな影響を受ける。自身の表現活動との両輪として、幼稚園、高校、大学などの教育現場や、市民参加型事業での身体ワークショップを行う。

第3回 2月16日(水)
医療・福祉におけるアーティストの役割

高齢者施設や病院においてアーティストはどのように存在し、どのような役割を果たすことができるか。高齢者施設での10年以上にわたるアーティストとしての実践を通して、ケアの現場におけるアーティストの役割、存在理由について考える。

藤原ゆみこ

美術家。群馬県立女子大学講師、アトリエプナン主宰。美術家として創作活動を行う一方、医療法人社団いばらき会が運営するデイケアセンターや高齢者福祉施設、病院などにおいて、年間を通して連続アート・ワークショップを行う。

第4回 2月23日(水)
生きづらさに寄り添う表現

現代社会のさまざまなひずみや、課題の前で生きづらさをかかえながら生きる人たち。人生の不条理や闇の部分を含めての厳しさ、喜び、生きることのリアルに向き合うメディアやアートなどの表現の可能性を考える。

坂上香

津田塾大学准教授、映像作家、特定非営利活動法人out of frame代表。暴力の加害・被害をめぐる映像制作を通して、新たな更生モデルを模索。また、薬物依存の女性やDV被害を受けた子どもらを対象に、写真、詩、身体表現などを使った自己表現の場をつくる。作品に「LIFERS ライファーズ~終身刑を超えて」など。

第5回 3月2日(水)
『障害/健常』をゆさぶる

最大限の情報にどれだけ早くアクセスできるか、そして結果を出すことができるか、そんな現代の目的至上主義のなかで、どのように私たちは自他の存在を肯定できる場をつくることができるか。「障害/健常」をゆさぶり、すべての人へ問いかけるための表現、アートについて考える。

鈴木励滋

栗原彬に政治社会学を師事。地域作業所カプカプの所長を務めつつ、ウェブマガジンwonderlandなどに演劇やダンスの批評を書いている。『生きるための試行 エイブル・アートの実験』(フィルムアート社)や劇団ハイバイのツアーパンフレットに寄稿。

第6回 3月17日(木)
社会に向き合うアートの実験

今、なぜ多くの人が孤独、生きにくさを感じながら生きているのか。効率化や競争化の社会のなかで、私たちのいのちも分断されていってしまっている。このような社会をアートはどのように変革していくことができるのか。社会を変える、未来を描く、社会デザインとしてのアートの可能性を考える。

津田広志

出版社フィルムアート社編集長/クリエイティヴスペースamuディレクター。2010年は、書籍『生きるための試行 エイブル・アートの実験』『編集進化論』『WindowScape』の編集から、イベント『sharing リトアニアへの旅』『東京工業大学CreativeFlow アーキテクチャ特集』などを行う。

播磨靖夫

財団法人たんぽぽの家理事長。アートミーツケア学会理事。特定非営利活動法人日本NPOセンター前代表理事。芸術の社会化・社会の芸術化をめざし、エイブル・アート・ムーブメントを提唱。アートとケアをテーマにした人の生きやすい社会を提案している。

コーディネータ(全6回)

坂倉杏介

慶應義塾大学グローバルセキュリティ研究所特別研究講師。三田の家LLP代表。芸術の共同制作過程の分析を通じて、コミュニティや個人の成長と「場」の関係について研究。また、キャンパス近郊で運営するコモンスペース「三田の家」「芝の家」での活動を通して、新たな大学地域連携のモデルを模索している。

※各回とも、講師より話題提供の後、コーディネータ・参加者とともにディスカッションを行います。

 

お申込み/お問合せ

財団法人たんぽぽの家

〒630-8044 奈良市六条西3-25-4
Tel: 0742-43-7055 Fax: 0742-49-5501
Email: rinsyosuruart★popo.or.jp(★を@に変換して送信してください)

たんぽぽ通信 vol.81

01 臨床するアート「アウトリーチとインリーチ――いのちの現場に向かうアートの可能性」参加者募集中!

ケアの現場や地域コミュニティにおいて、また公共文化施設においてどのようにアートの循環をつくっていくことができるか、そしてそこから公共圏のなかのアートの可能性について考えたいと思います。

本セミナーでは、「アウトリーチ」や、「小児科病棟でのミュージアム活動」、「ケアとダンス」、「文化施設のアクセシビリティ」をテーマに各分野の先進的な活動を行う講師のみなさまとともに、活発な議論を行います。お誘いあわせのうえ、どうぞご参加ください。
 

会場:たんぽぽの家アートセンターHANA

02 大神神社お正月募金 ご協力ありがとうございました!!

お正月募金の様子.jpg width= お正月募金の様子その2.jpg

今年のお正月も、大神神社にて募金活動を行いました。ボランティア、スタッフ、メンバーの家族らが2人ひと組で1時間半ずつ交代して行い、三日間の募金合計は28万5,387円にもなりました。これは「たんぽぽ運動」の始まった最初から、ずっと同じ場所で35年以上も続けてきたからこその結果でしょう。「たんぽぽさんなら…」と言って、入れて下さる方々のたんぽぽに対する信頼と、地域の方々からの応援メッセージを感じる活動となっています。
お正月の他、毎月1日にも行っており、一緒に活動してくださる方を募集中です!あなたのご協力をお待ちしています。
(奈良たんぽぽの会 伊藤洋子)

03 初もうでに行きました

年初めの2011年1月6日(木)に、メンバー、スタッフ、ボランティア総出で初もうでにいきました。場所は、ここ最近恒例になりつつある「薬師寺」です。たんぽぽの厄除け鬼の販売にもご協力いただいております。少しじゃりみちはあるものの、バリアフリーな造りになっており、車いすの人にやさしいお寺です。
少し寒かったですが、天気も良く、のんびりとお参りすることができました。「今年も元気に過ごせますように…」「今年こそは彼女を…」などなどそれぞれにお願いをしたり、お守りを買ったりとみんな新しい気持ちになりました。
本年もどうぞよろしくお願いします。(三輪)

ボランティアさんと初詣.jpg 薬師寺金堂の前で!.jpg

 

 

04 せんと・メリークリスマ~ス\(☆o☆)/

ボランティアさんがたくさんお越しくださいました!.jpgプレゼント、ゲット!!.jpg昨年還暦を迎えたお2人がボランティアの方に感謝状を贈呈!.jpg

2010年12月18日(土)、奈良を沸かせた「平城遷都1300年」をテーマに、クリスマス会を行いました。
メンバー、スタッフ、ボランティアのみなさんを合わせると100人以上がシアターポポに集まりました。
会場には、楽食のみなさんが心をこめて作って下さった、和洋折衷のすばらしいご馳走が並び、大極殿にそそり立つ"まほろばステージ"では、チーム対抗でさまざまな出し物が競われました。歌にダンスに仮装にと、それぞれ趣向をこらしたパフォーマンスの後は、メンバー・スタッフを代表して上野和子さんと桂さんよりボランティアの方々に感謝状贈呈。最後はサンタさんとせんと君からプレゼントをもらって、みんなニコニコ、思い出に残る楽しいクリスマス会になりました。(仲井)

出し物合戦で、演劇的ws「パソコン事件」の1場面.jpg The Angelic Voiceのみなさんがゴスペルを披露!.jpg

 

05 メリーツル吊るクリスマス展、無事終了!

みんなで作ったツリーハウス.jpg

2010年12月4日(土)から25日(土)まで、たんぽぽの家のギャラリーで開催された企画展「メリーツル吊るクリスマス展」の展示期間が無事に終了致しました。ゆらゆら揺れる沢山のモビールに、様々な模様のツリーハウスがギャラリーを不思議な空間に彩ってくれました。展示初日の4日にはツリーの点灯式を行い、その際には、近所の子どもや、ワークショップに参加してくれた子どもやその家族の方々、たんぽぽ生活支援センターを利用している地域に住む障害をもつ方など約30人の参加者がありました。また、展示期間中に、制作に関わった子ども達がお母さんと一緒に見に来てくれる姿も見られました。この企画展の行う目的である、“制作に関わってくれた人、障害のある人もない人も、子どもも大人も関係なく全ての人に開かれた企画展を行いたい“という思いを少しでも実現できたように思います。ご協力いただいた方々、ありがとうございました!(浅井)

武田佳子"みのりの時"展

「武田佳子"みのりの時"展」が開催され、武田さんの1990年代からの初期の油彩作品から、墨や水彩の最新作までの作品が展示されました。
入り口には、堂々とした書の看板が置かれ、ホールの前を通る学生さんたちも中が気になって見に来てくださったりしていました。展示の中には、奈良教育大学の学生さん達が、実際に武田さんに会い、彼女の作品や人柄に触れ、感じた事や考えた事を綴った文章がいくつも並び、その言葉の表現の深さに感動をいただきました。と同時に、私達にそう感じさせてくれる、武田さんの作品の魅力を再び考えさせられることとなりました。
どこかユーモラスで力強い作品に、武田さんに会ったこともない方たちも、きっと武田さんの人柄を作品のどこかに感じとってくださったのではないでしょうか。(松田)

 

07 山の辺の道の茶屋でケアを想ふ

彩葉サロン+ワールドカフェ「ケアと生き方のこと、考えてみる」報告

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2010年12月4日(土)、桜井にて「ケアと生き方のこと、考えてみる」ケアカフェを開催しました!
竹内奉正さん(「ナルク・エンディング・ノート」開発者)のゲストスピーチの後、2つの問いについてグループで語り合いました。人数は少なかったですが、30代~80代までの人たちが入り混じって、ゆったりとした時間を共有しました。会場はかつてのそうめん工場の蔵だったのですが、これまた雰囲気が良かったです。
次のケアカフェは御杖村を予定しています。もちろん北部でもいつもの彩葉サロンを展開していきます!ぜひ、お気軽にご参加ください!(佐賀)

 

08 12月の南船場、アートも買い物もクリスマスも楽しみました

プライベート美術館@大阪・南船場 開催報告

2010年12月1日(水)?12月25日(土)にかけて、エイブルアート・カンパニーのプロモーション活動の一環として、大阪・南船場のまちに「ブライベート美術館」がオープンしました。アパレルショップやカフェ、本屋さんや雑貨屋さん、さらには神社まで、いつもの場所にちょっと気になる作品が出現!
会期前に「お見合い」と称してそれぞれのショップのみなさんがセレクトしたのは、エイブルアート・カンパニーの登録作品です。まち、ショップ、集まるいろんな人たちのあいだに、アートを通じてあたたかい交流が生まれました。
南船場ならではこだわりのショップやカフェ、神社などに色とりどりの作品が並び、お買い物、お食事を楽しみながら作品と出会う人気プロジェクト。毎年恒例の取り組みに育てていきたいと思っています。(岡部)

 

主催:財団法人たんぽぽの家   特別協力:難波神社、Re:S
協力:エイブル・アート・ジャパン、船場アートカフェ、特定非営利活動法人まる
企画・構成:エイブルアート・カンパニー
アートディレクション:DAISUKE SUZUKI DESIGN

09 埼玉で「アート化セミナー」を開催しました

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2010年12月11日(土)・12日(日)と、埼玉県の第二回障害者芸術祭の一環として、浦和市にある埼玉県立近代美術館でアート化セミナーを開催しました。
50名の定員に100名を超える参加者が集まり、福祉におけるアート化とはどういう意義があるのか、活発な議論が行われました。アーティストの育成以前の"その人らしさをどのように表現活動としてとらえていくのか"という関係性のなかでのうまれる表現に話題が集まりました。それぞれのアートスペースの考え方や取り組みも個性豊かに事例が発表され、"自分たちに何ができるのか"ということを実感した2日間でした。(藤井)

10 「いのちの手ざわり からだ・殻だ・空だ・だから……」

アートミーツケア学会2010年度総会・大会in仙台 参加レポート

2010年12月11(金)から12日(日)にかけて、アートミーツケア学会2010年度総会・大会が開催されました。今年十周年を迎えたせんだいメディアテークが会場となり、全国各地から参加者が集まりました。大会ではアーティスト、病院、福祉施設などさまざまな現場で活躍する方たちが、独自の視点から"いのち"や"暮らし"が豊かになる取り組みを語られ、時には議論も繰り広げられる熱い二日間となりました。
また、学会前日には宮城県立子ども病院スタディツアーにも参加。建物は事前に見聞きしていたとおり、おとぎ話の世界のようで"かわいい!"の一言でした。ハード面、ソフト面どちらも病院という特殊な環境で不安を抱える子どもの目線に立ち、時間をかけて作られていて、感動すると共に自分の仕事に対する姿勢も考えさせられたツアーとなりました。(松本)

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11 今月のおすすめ

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今年も厄除鬼の季節がやってまいりました!
ただいま、陶芸室では厄除鬼の生産真っ只中です。2011年度の厄除鬼は少しシンプル、でもいつもの厄除鬼の雰囲気は壊さない、キュートで厳かな鬼に仕上がっています。
 毎年赤色の鬼が人気なんですが、今年はどうでしょうか?少し景気が悪くて、気持ちが下がる今だから、元気が出てきそうな赤色がまた人気なのかもしれませんね。今年も頑張って、たくさん厄除鬼を売っていきます。
 みなさんも2011年バージョンの厄除鬼、おひとついかがですか?(天野)

 

 

冬のギフト2011-04

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全国の障害のある人たちがつくる“うまいもの”と“アートグッズ”を紹介します。

お知り合いの方への冬のごあいさつとして、ご自身へのご褒美として、バラエティ豊かな贈り物はいかがでしょうか。

【お申込み締め切り】 2012年1月14日(土)

◎お申込み方法など→こちら

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【 ページ / 1 ・  ・  ・ 4 】

 (16)【ワークセンターなごみ/新潟県】

おからの焼きかりんとう 詰め合わせ…3,300円(8種/プレーン100g、そば95g、生姜95g、ピリ辛95g、甘酒100g、みそ95g、ココア95g、カレー95g)

*新潟県十日町産の生おからを使った焼きかりんとうです。ヘルシーなので、健康が気になる方にも安心しておすすめできます。バラエティ豊かな味が、ポリポリした食感でお楽しみいただけます。

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017-cookie_set.jpgのサムネール画像のサムネール画像(17)【たんぽぽの家アートセンターHANA/奈良県】

クッキーセット…1,260(30個・118g)

daibutsu_sakusaku.jpg a.大仏(パッケージイラスト:木村昭江) 

asyura_sakusak.jpg b.アシュラーパッケージイラスト:山野将志)

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c.クィクィパッケージイラスト:中村真由美)

 *たんぽぽの家アートセンターHANAのアーティストが描く「クィクィ(鹿)」「アシュラー」「大仏」のイラストがパッケージになり、この冬、新登場です。クッキーは滋賀県にある「がんばカンパニー」の手づくりです。奈良のおみやげにどうぞ。

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18-carender.jpg(18)【エイブルアート・カンパニー/奈良県】

2012タイヨウプロジェクトカレンダー…1,050円(20cm×20cm)

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*タイヨウプロジェクトは東日本大震災の復興支援プログラムです。障害のある人のアートを仕事につなげるNPOエイブルアート・カンパニーが中心となり、登録作家が描いた作品を使用し商品を製作・販売。その収益を被災地の障害のある人の“しごと”の復興に使います。[くわしくはこちら→http://ableartcom.jp/

 

【 ページ /  ・  ・  ・ 4 】

 

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◎「冬のギフト」の売上は、障害のある人の活動資金にあてられます。

◎ウェブに掲載の商品は、実際の商品と使用が異なる場合がございますので、あらかじめご了承ください。(価格はすべて税込価格となります。) 

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