ソーシャル・インクルージョン(社会的包摂)の視点から、多様な人が参加できるアートプロジェクトを行っています。また、コミュニティの文化の再生、アートを通した発展について考えるセミナーを実施しています。
エイブル・アート近畿〈ひと・アート・まち〉
アートをまちで人間的で豊かな空間にしようという、市民による実験的なプロジェクトです。近畿ろうきんと財団法人たんんぽぽの家の協働で2000年度からスタートしました。近畿2府4県を巡回するアートプロジェクトです。2006年には企業メセナ協議会主催「メセナアワード 2006」にて文化庁長官賞を受賞しました。- 開催履歴
- ひと・アート・まち奈良(2000・奈良女子大学ほか/奈良市)
- ひと・アート・まち京都「こんなアートにあえて、ほんとうによかった。うれしくて、うれしくて、この気持ちを誰かに伝えたい」(2001・京都芸術センターほか/京都市)
- ひと・アート・まち大阪「語りえぬもの 限定を拒み続ける無限の活動。」(2002・海岸ギャラリーCASO/大阪市)
- ひと・アート・まち兵庫「未来を変える新しい関係」(2004・そごう神戸店、神戸元町商店街ほか/兵庫県神戸市)
- ひと・アート・まち和歌山「アートの磁力」(2005・和歌山じゃんじゃん横丁ほか/和歌山市)
- ひと・アート・まち滋賀「アートの底力」(2006・大津市社会教育会館ほか/滋賀県大津市)
- ひと・アート・まち大阪「アートで極楽」(2006・大阪国際交流センターほか/大阪市)
- ひと・アート・まち京都「交差する感性」(2007・同時代ギャラリー、京都文化博物館ほか/京都市)
- ひと・アート・まち奈良「Good job!! アートを『天職』にする」(2008・奈良県文化会館ほか/奈良市)
- ひと・アート・まち神戸「人間が好きになる」(2009・神戸アートビレッジセンターほか/神戸市)
- ひと・アート・まち滋賀「明日へのチカラ」(2010・草津市本陣商店街周辺/草津市)
- ひと・アート・まち和歌山「アートクロール まちと泳ぐ」(2011・みその商店街、祝砲酒造資料館/和歌山市)
世間遺産プロジェクト
子どもたちが身近にある大切なものを発見し、写真にとって記録するワークショップを実施、世間遺産ワークショップを行う講師(写真家)の派遣や出張ワークショップも行っています。まちと撮った写真をインターネット上に登録し、共有する参加型の教材サイトも運営しています。
文化政策とCCDセミナー
グローバル化による生活や文化の画一化が進むなか、一人ひとりが自分の文化を大切にし、同時にコミュニティのつながりのなかで生きていくことができる社会が求められています。たんぽぽの家では、2008年度は各地のNPOや大学と協働で、全国6カ所で「持続可能な文化発展」をテーマに「文化政策とCCD(コミュニティ・カルチュラル・ディベロップメント:コミュニティの文化による発展)セミナー」を実施しました。
2009 | なら再発見!まちがミュージアム「プライベート美術館@奈良」「あなたのまちの世間遺産を探そう!」 文化庁「地域文化芸術振興プラン」 |
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1999 | ウインド・アート・フェスティバル 4月~9月に和歌山であった南紀熊野体験博にて「ウインド・ミュージアム」を開催した。個人、家族、仲間の「夢」をテーマにした、風にそよぐ「旗」を全国から募集し、作品を野外会場にて展示。また、自然との対話をテーマにした「地球の鼓動音楽祭」も開催。 |
1997 | エイブル・アート・イン・オリンピアード 長野で開催されたパラリンピック冬季競技大会の記念イベント「’98アート・パラリンピック長野」の企画として開催。 |