エイブル・アート・ムーブメントは、財団法人たんぽぽの家とエイブル・アート・ジャパンが中心となり、進めています。
ヒストリー
- 1993年
- 障害者芸術文化ネットワーク準備委員会を結成。
- 1994年
- 日本障害者芸術文化協会(現:エイブル・アート・ジャパン)の設立。
- 1995年
- エイブル・アート・ムーブメントを始動。
「エイブル・アート・フェスティバル ’95」を開催(大阪)。
NIAD(全米障害者芸術機関)代表のエリアス・カッツ博士を招き、全国5カ所で講演。 - 1996年
- ものづくりにこだわる全国の福祉施設や作業所の“すぐれもの”を集めてネットワーキングをはかる「まほろば・楽市・楽座」を開始。
トヨタ・エイブルアート・フォーラムの全国展開がスタート。 - 1997年
- 障害のある人のアートでは、日本の公立の美術館で初の企画展となる「エイブル・アート ’97 魂の対話」展を東京都美術館で開催。
エイブル・アート国際会議を開催。
文化施設のバリアフリー化に関する調査研究事業を実施。「アクセシブル・ミュージアム」を発行。 - 1999年
- 東京都美術館で2度目となる展覧会「エイブル・アート ’99 このアートで元気になる」展を開催。
コミュニティとアートのかかわりを探る「障害者アート日英フォーラム」を全国7カ所で開催。
障害者芸術著作権等調査委員会を発足。 - 2000
- 芸術とヘルスケア全国研究集会、全国巡回フォーラムを開催。「芸術とヘルスケア」への関心の高まりをネットワークづくりにするため「芸術とヘルスケア協会」を設立。
「ろうきんグッドマネープロジェクト エイブル・アート近畿〈ひと・アート・まち〉」を実施。
視覚に障害のある人と晴眼者が、言葉で美術を鑑賞する市民グループ「ミュージアム・アクセス・グループMAR」が活動を開始。
「人権の視点から考える 障害者アートと著作権」を出版。
精神障害者の芸術文化活動に関する調査研究委員会を設置。 - 2001
- 世界8カ国の実践者が集まった「エイブル・アート国際フォーラム」を開催。
エイブル・アート英国展「魂の響き」を開催。 - 2002
- 福祉施設における「アート化」セミナーを開催。
- 2004
- 障害のある人の舞台表現の可能性を探る「明治安田生命社会貢献プログラム エイブルアート・オンステージ」が始動。
社会問題と向き合い人権文化を深めていくアートの意義を発信する「アートとソーシャル・インクルージョン」フォーラムを開催。 - 2005
- 愛・地球博「地球市民村」にて、「エイブル・アート・パビリオン」を運営。
一人ひとりに向き合うデザインプロジェクト「インクルーシブデザイン」に着手。 - 2006
- 豪日交流基金地域交流プログラムとして、たんぽぽの家アートセンターHANAのアーティストがオーストラリアでのアーティスト・イン・レジデンスを実現。
芸術とヘルスケア協会を発展解消し、アートミーツケア学会を設立。 - 2007
- アートを仕事にし、社会に発信する「エイブルアート・カンパニー」設立。
- 2010
- エイブル・アート・ジャパンが東京千代田区の「アーツ千代田3331」に移転、日本初の障害者アートのコマーシャルギャラリー「A/A gallery」およびショップ、スタジオをオープン。
- 2011年
- 芦屋市立美術博物館にて「アートピクニック~美術をたのしむ」の企画・運営を担当。奈良県で初めての障害者の総合芸術祭「奈良県障害者芸術祭 HAPPYSPOT NARA2011-2012」を開催。
賞歴
- 2001
- トヨタ・エイブルアート・フォーラムが(社)企業メセナ協議会主催の2001年度メセナ大賞「バリアフリー賞」を受賞。
- 2007
- ろうきんグッドマネープロジェクト「エイブルアート近畿〈ひと・アート・まち〉」が(社)企業メセナ協議会主催のメセナアワード2007「文化庁長官賞」を受賞。
- 2009
- 明治安田生命社会貢献プログラム エイブルアート・オンステージがメセナアワード2009「ベストコラボレーション賞」を受賞。
- 2010
- 財団法人たんぽぽの家理事長、エイブル・アート・ジャパン常務理事の播磨靖夫が、エイブル・アート・ムーブメントの日本における重層的な広がり、わたぼうしムーブメントのアジアにおける広がりを評価され、平成21年度 芸術選奨 文部科学大臣賞(芸術振興部門)を受賞。