第44回わたぼうし音楽祭 「作詩・作曲の部」入選詩一覧

アイリス
作詩:akemi(奈良市・34才)
作曲:白川 凛(香川県坂出市・23才)

「傷ついた分だけ 優しくなれる」と 信じていた
そうでありたいと願っていた
誰も傷つけたくなかったし もう 誰にも傷つけられたくなかった
なるべく ひとが 傷つかないように 当たり障りのないように
なるべく優しく 接してきた「つもり」だった けれど
そうすることで 自分を守っていただけだった
どんどん本音は云えなくなって 愛想笑いだけ板についた
ひとを信じることができないから 誰のことも愛することができない
あたしは 誰も愛してはいけなかった それなのに
愛してしまった 或いは 愛だと信じたかった
優しいひとだった
あなたの優しさを 信じることができなくて
あなたをただ苦しめているだけの自分に苛立ち
愛がなにかもわからなくて 自分の身体を傷つけた
あなたはとても悲しい瞳をして
そのとき初めて 気がついた

「傷ついた分 優しくなれる」なんて ただの思い上がりだった
あたし 誰のことも傷つけたくなかったのに
いちばん 大切なひとを傷つけていた
自分を守ることだけに必死で あなたの悲しみにすら気がつかずに

やっとわかったよ
本当の優しさ 「自分が傷つくことを怖れないこと」
大切なひと 信じること 信じることは 愛だってこと
まだ間に合うかな あたし 優しくなれるかな
唯 ひとつだけの祈りは あなたが笑って幸せに生きてくれること

 

 

みんなといっしょ
作詩:來住安珠(滋賀県彦根市・18才)
作曲:井野口智詞(新潟市・27才)

みんなといっしょのことが できないぼく
みんなができることが できない
みんなといっしょのことが むつかしいぼく
みんなとおなじことが できない

みんなといっしょがいいの
みんなといっしょになりたいの
がっこうにいきたいの
おしごとがしたいの
みんなといっしょがすごいの
みんなといっしょにいきたいの
めいわくかけたくないの
やくにたちたいの

みんなができることを
ぼくはたすけてもらわないと いけない
たすけがいるぼくだけど
やくにたてることは あるのかな

みんなといっしょじゃないことが できるぼく
みんなができないことが できる
みんなといっしょじゃないことが とくいなぼく
みんなとちがうことが できる

みんなといっしょがいいの?
みんなといっしょになりたいの?
がっこうにいきたいの?
おしごとがしたいの?
みんなといっしょがすごいの?
みんなといっしょにいきたいの?
めいわくかけたくないの?
やくにたちたいの?

みんなができないことで
ぼくはみんなをたすけるの
みんなといっしょじゃない ぼくだから
みんなといっしょにいきて
やくにたてることがある

 

 

にじいろのようせいになりたい
作詩:酒井優和(長崎県西彼杵郡・8才)
作曲:井野口敏子(新潟市・63才)

こころがきずついた人がいたら
お日さまのようせいになって
こころをあたためてあげたいな
しょんぼりしている人がいたら
水のようせいになって
お花のジュースをあげたいな
ないている人がいたら
木のようせいになって
ことりとうたをうたってあげたいな
わたしは にじいろのようせいになりたい
小さなようせいだけど やさしいにじいろのようせい
わたしは にじいろのようせいになりたい

ころんでないている人がいたら
花のようせいになって
お花のみつでなおしてあげたいな
さむそうにしている人がいたら
くものようせいになって
くもであたたかくしてあげたいな
みちにまよっている人がいたら
光のようせいになって
うちまで光をてらしてあげたいな
わたしは にじいろのようせいになりたい
小さなようせいだけど やさしいにじいろのようせい
わたしは にじいろのようせいになりたい

さみしそうな人がいたら
雪のようせいになって
ゆきだるまをつくってあげたいな
なやんでいる人がいたら
星のようせいになって
やさしくかがやいてあげたいな
はなればなれになっている人がいたら
風のようせいになって
ふうせんをとばしてあげたいな
わたしは にじいろのようせいになりたい
小さなようせいだけど やさしいにじいろのようせい
わたしは にじいろのようせいになりたい

 

 

ママの本音ソング
作詩:三姉妹のママ(大阪府高石市・39才)

作曲:今井直人(東京都中野区・36才)

ねぇねぇちょっと聞いてくれる? うちの子の話 聞いてくれる?
女ばっかり3人で とにかくおしゃべり大好きで
夜になったらテンションあがる 何でも私に言いたがる
トイレにいっても話しかけてくる もう布団にくるまるしかない

「ママ!」「ママ!」って何回呼ぶの? ママはまだ忙しいの わがまま
いつもこっちが呼んだって 返事な~し!
食べるばっかりで 手伝いもさっぱりで がっかりで
何かちょっとでも手伝ってくれたらラッキー! ママハッピー! やねんけどな

ホンマにホンマにもう疲れるわ 毎日毎日しんどいわ
いろいろしゃべってすっきりしたわ 自分ばっかりしゃべってごめんね

ねぇまだちょっと聞いてくれる? うちの子の話 聞いてくれる?
毎日毎日 「お金ちょうだい!」攻撃 いやになっちゃうよ~!
たいやきじゃないんだし がまんでけへん
こんなに毎日怒っていたら 肌荒れ食べ過ぎエスカレーション
そんなママでもいいんですかね もっと気分リセット
自分にちょっとご褒美のさんぽリミット
今はちょっとはマシかなぁ 昨日よりちょっとは マシかもなぁ

ねぇねぇこれがウチの子見てくれる? 上の子の話きいてくれる?
最近上の子変わってきてん 下の二人に優しくなってきてん
大きな声で怒らんと ゆっくり話 聞いたりしてんねん

誕生日に これくれてん 流行りのブランドもん 買ってくれてん
使いやすくて気に入ってるし 私のことよう知ってるわ

ホンマにホンマに疲れるけど 毎日毎日しんどいけど
今はちょっとマシかなぁ 昨日よりちょっとは マシかもなぁ

ホンマにホンマにもう疲れるわ 毎日毎日しんどいわ
いろいろしゃべってすっきりしたわ 自分ばっかりしゃべってごめん さよなら
ありがとうママ!

 

 


作詩:林眞理奈(奈良市・26才)
作曲:吉田 洋(奈良市・53才)

わからないんです
恋愛も友情も
わからないんです
笑顔の作り方さえも
ちゃんとした生き方なんて
わからないんです
それでも楽しいんです
生きたいんです
まちがっているのかもしれないけど
それでも生きたいんです

わからないんです
夢も希望も
わからないんです
輪の入り方さえも
ちゃんとした生き方なんて
わからないんです
それでもうれしいんです
生きたいんです
くさっているのかもしれないけど
それでも生きたいんです

 

 

世界に叫べ
作詩:丸山真美香(長野県下諏訪郡・31才)
作曲:丸山 眞弓(長野県下諏訪郡・60才)

空にかかった虹のように 
みんなそれぞれ色がある
それを塗りかえることなんて
誰にも出来はしないんだ

ぼくにはぼくの 君には君の
追いかけて行きたい 夢がある

世界に叫べ
君の気持ちを 君の言葉で
そしたらきっと
誰かひとりは 聞いてくれるはず

畑に咲いてるひまわりは
みんな同じ方を向く
なのになんでいけないの
同じことをすることが

ぼくにはぼくの 君には君の
限りないいのちが あるのだから

世界に叫べ
君の気持ちを 君の言葉で
そしたらきっと
誰かひとりは 聞いてくれるはず

ぼくにはぼくの 君には君の
生きてきた証と名前がある

世界に叫べ
君の気持ちを 君の言葉で
そしたらきっと
誰かひとりは 聞いてくれるはず

 

 

2さい 
作詩:与那覇里美(大阪市・36才)
作曲:三木 祐子(大阪府茨木市・35才)

みぎて ひらひら  ひだりて ひらひら
「あか」「あお」「きいろ」
あなたの声が 手に乗ってやってくる
しらないでしょう
聞こえない ままが
こんなにうれしいこと

みぎて ひらひら  ひだりて ひらひら
「ちょうちょ」「花」「ひこうき」
あなたの目が 手に乗って語ってくる
しらないでしょう
聞こえない ままが
こんなに いやされること

みぎて ひらひら  ひだりて ひらひら
「いっしょ」「まって」「ちがう」
あなたの眉が 手に乗ってうごく
いつか知るでしょう
聞こえる あなたが
ままが 聞こえないこと

みぎて ひらひら  ひだりて ひらひら
「ありがとう」「ごめんなさい」
あなたが体ごと おはなししてる
聞こえない ままにも
ひびく そのこころ

おててで つむぐ こころと こころ
みんなが こんなふうに
いろいろな人と やさしくなれたら
聞こえても 聞こえなくても
きっと 笑いあえることでしょう

 

 

マイペース
作詩:渡辺美保(福島市・43才)
作曲:小林 仁美(東京都江東区・45才)

あなたは言った どんな私を見てもマイペースでいいよと
ありがたい言葉だった
無力さを感じ 昔の自分と照らし合わせ苦しくなっていたから
ありがたい言葉だった
温もりを感じ 今の自分にしか出来ないことを
少しずつと焦らなくなったから
ありがたい言葉だった
私がまだ もがいていることを知っているかのように
期待しないでいてくれるから

どんな私でも どんな姿でも どんな事をしなくても
生きているだけでいいよと言ってくれるかのように
マイペースという言葉が 私の心の中を癒してくれる
期待しないでいてくれるなんて ついその言葉に甘えてしまう
期待されることが多かった私 もう頑張りすぎない

あなたは言った どんな私を見ても マイペースでいいよと
ありがたい言葉だった
絶望を感じ 私の生きてきた意味もない 経験が白紙だから
ありがたい言葉だった
温もりを感じ 今の自分にしか出来ないことを
少しずつと焦らなくなったから
ありがたい言葉だった
私がまだ 暗闇の中だと知っているかのように 
期待しないでいてくれるから

マイペース 
それは 自分の人生の歩む速度を 自分で決めていいということ
出来ること 出来ないことも 自分で決めていいということ

どんな私でも どんな姿でも どんな事をしなくても
生きているだけでいいよと 言ってくれるかのように
マイペースという言葉が 私の心の中を癒してくれる
期待しないでいてくれるなんて ついその言葉に甘えてしまう
期待されることが多かった私 もう頑張りすぎない

[終了しました]期間限定ショップ「HUMORA」

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HUMORA(ユーモラ)は楽しくお買い物をしながら
実は社会貢献にもつながる、そんなお店です。
今回は「HUMORAが選ぶ100のおくりもの」をテーマに
大切なあの人にあげたい、心があったかくなるような
ユニークでかわいいアイテムをたくさんご用意しました。
あげてにっこり、もらってほっこり、
HUMORAを選ぶ100のおくりもの。
あなたは誰に、何を贈りますか?

期間限定ショップ HUMORA

期間:2018年1月16日(火)ー22日(月)10:00~21:00
場所:静岡駅ビルバルシェ2F特設会場「おたちよりひろば」

【終了しました】ケアとテクノロジー

ケアとソリューション フォーラム

ケアとテクノロジー

~ 人間らしい思いやりの技術 ~
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写真提供:石黒浩(左写真),NPO法人ファミリーハウス(右写真)

※チラシをご要望の方は、上の画像をクリックください。

 

お申込みフォーム

下記「お申込みフォーム」から必要事項をご記入ください。
※ご記入いただいた個人情報は、本セミナーの受付事務においてのみ利用させていただきます。

 お申込みフォーム 

 

開催情報

【日時】

2018年1月13日(土)13:00~17:45(受付開始 13:00)

【会場】
FORUM 8(エイト)6階 オリオンホール
〒150-0043 東京都渋谷区道玄坂2-10-7 新大宗ビル

【定員】
200名 ※参加費無料

【対象】
介護や看護、子育てなどケアに取り組む福祉施設・企業・学生など

【主催】
一般財団法人住友生命福祉文化財団
一般財団法人たんぽぽの家

【後援】
渋谷区

【協力】
川崎市経済労働局(ウェルフェアイノベーション推進事業)
NPO法人エイブル・アート・ジャパン

 

会場アクセス

FORUM 8 (エイト) 6階 オリオンホール
〒150-0043 東京都渋谷区道玄坂2-10-7 新大宗ビル

■ JR渋谷駅 徒歩5分
■ 東京メトロ渋谷駅1、2番出口 徒歩3分
■ 井の頭線渋谷駅 徒歩3分
■ 渋谷マークシティ 徒歩1分

 

フォーラム内容

 思いやりや気づかいに溢れているはずの家庭や福祉施設の中で、不安や虐待は増えつづけ、ケアの現場から“ 人間らしさ”が奪われています。「支える- 支えられる」という作業的な人間関係だけでは、複雑な感情のやりとりをする余裕もなく、介護疲れや育児ストレスなどを引き起こしているのが現状です。

 ケアの課題に対してこれまで、介護保険制度や地域包括ケアなど、家族の負担を減らす社会の仕組みや、地域のなかで支えあうシステムが進んできました。さらに今後は介護ロボットによる身体的・精神的な支援が発展していくなかで、その根底にある「人としての」ケアが問いなおされています。

 そこで医療・看護・福祉の垣根を超えて、幅広い分野の人たちが関わりあい、A I やロボットなどのテクノロジーと、これからのケアについて考え語りあうフォーラムを開催します。

 

基調講演

ロボットから見えてくる「人らしさ」

介護・介助や子育てなど、ケアの現場にテクノロジーが入りつつあり、「ケア」という気づかいや思いやりの行為が人の手から離れていくかもしれない現代だからこそ「人らしさ」が問いなおされています。ロボットと人の研究- 人の存在感とは一体何か、人とは何か- から見えてくる「人らしさ」ついて再考します。

lec-Ishiguro提供:大阪大学

石黒 浩 / 大阪大学 栄誉教授

これまでに人と関わるヒューマノイドやアンドロイド、自身のコピーロボットであるジェミノイドなど多数のロボットを通じて、人間を理解することを追究している。例えば「何が人間らしいのか」という疑問に対して、心理学や認知科学では説明しきれない部分でも、ロボットを使って実際に動かして理解する。主な著書に『ロボットとは何か』『アンドロイドは人間になれるか』など。
lec-Miyazaki

宮﨑 詩子 / 一社)ダイアローグ・メソッド・アソシエーション 代表理事
       (株)テレノイド計画 代表取締役

人形作家として活動する一方、約15年間、祖母の介護に没頭し、お洒落で楽しく幸せな介護を実現。その経験を社会資源にしようと一般社団法人ダイアローグ・メソッド・アソシエーション( D – M e t h o d s ) を姉妹で設立。在宅ケアの患者家族代表として活動し、これから介護と向き合う方々には最初から幸せな体験をしてもらいたいと思いノウハウを色々な形で事業化。著書に『老いを育てる―在宅介護のエトセトラ』

 

鼎談

「人らしいケア」とは何か?

石黒 浩 × 宮﨑 詩子 × 西川 勝(臨床哲学者)

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西川 勝 / 臨床哲学者

看護師として精神病院や認知症介護の現場で働きながら哲学を志す。看護実践を臨床哲学によって振り返ることで、ケアの現場を言葉で紡ぐ。著書『ためらいの看護 ̶臨床日誌から̶』は、看護師としての2 0年以上の経験を踏まえて、当事者として生の危機と終末期にためらいつつ「人に寄り添う」「人間の尊厳」「愛」とは何かを綴っている。

 

事例報告: これからのケアを生みだす人間の技術

人と人をつなぐロボット OriHime [ オリヒメ]

O r i H i m e は人工知能ではなく分身ロボットです。呼吸器をつけていて喋れなくても、精神的な理由で教室に足を運べなくても、介護や育児を理由に通勤できない人も、もう一つの身体を通して家族や友人との日常生活を共有します。人とロボットだけでなく、その先にある人と人の関わりを生みだすロボットの可能性を探ります。

lec-Yoshifuji

吉藤 健太朗 / オリィ研究所 代表

小学5年~中学3年まで不登校。高校の3年間、ものづくりの巨匠、久保田憲司師匠に師事し、行った電動車椅子の新機構の発明により、国内最大の科学コンテストJSECにて文部科学大臣賞、その後寄せられた相談と自身の療養経験から、孤独の解消を志す。著書に『「孤独」は消せる。:私が「分身ロボット」でかなえたいこと』

 

未来を考えるケアのデザイン

ケアプランを考えるとき、身体の状況を考慮して計画を作成する。入居者様の本当の思いはそこにあるのか? ライフマップは施設入居者が歩まれた人生「幼年期」「青年期」「仕事」「趣味」「家族」「友人」などの人生を共有することで、これからのケアプランではなく人生設計「ライフプラン」を施設入居者とケアマネジャーが一緒に作ることが出来るツールです。施設入居者、そして現場の変化について事例報告します。

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小林 さおり / 株式会社さわやか倶楽部 ケアマネージャー
石本 将宏(株式会社さわやか倶楽部 取締役運営部長)

ウチヤマホールディングスグループの株式会社さわやか倶楽部が運営する介護付き有料老人ホームで、ケアマネジャーとして11年勤務する傍ら、2014年から九州大学 平井康之氏と北九州産業学術推進機構(FAIS)との産学官で「高齢者の視点からのソーシャルインクルージョンCOI」に取り組む。その中で生まれた「ライフマップ」で、介護の現場に「デザイン」の発想を取り組み、「高齢者の安心と安全を守る施設」から「心身ともに若返り、生きがいを持って生活できる施設」に変貌させている。

 

助けあう・寄りそう仕組みづくり

難病治療にあたる大都市の専門病院は、多くが完全看護体制をとっています。親は子どもを病院に残し、ホテルなどに宿泊し、家に残した家族のことも気になり一人眠れない夜が続き、経済的負担も重くのしかかって来ます。「ファミリーハウス」の実践を通して、安定した気持ちで大切な<人に寄りそえる継続的な仕組みづくりについて考えます。

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江口 八千代 / NPO法人ファミリーハウス 理事長

「ファミリーハウス」は小児がん等の難病治療のために、地方や海外から大都市の病院に来ている子どもと介護する家族の精神的・経済的負担を少しでも軽減するため、ボランティアの力を結集して1991年に設立。子どもの看護に専念できるような「もうひとつの我が家」の考えで運動が始まった。

 

質疑応答 コメンテーター/コーディネーター 西川 勝

 

 

主催者紹介

一般財団法人住友生命福祉文化財団

当財団は、昭和3 5 年に住友生命保険相互会社の寄付により財団法人住友生命社会福祉事業団として設立、平成2 5
年4 月より一般財団法人住友生命福祉文化財団に移行。社会の福祉及び文化の振興に貢献すべく、予防医学振興事業、福祉事業、音楽文化振興事業を展開しています。

一般財団法人たんぽぽの家 ケアする人のケアプロジェクト

「ケアする人が心身ともに健康であってはじめて、他者を気づかう支えあいの社会が実現できる」との考えから、1999年に「ケアする人のケア・サポートシステム研究会」を設立。2005年度からケアする家族を支える家族を支える活動として、全国各地で住友生命福祉文化財団と共催でセミナーを開催しています。ユニークな支えあいの取り組みや団体を紹介する「HELP ON HELP」も運営。http://helponhelp.jp

 

 

お申し込み先・お問い合わせ

一般財団法人たんぽぽの家 ケアする人のケアプロジェクト事務局(担当:小林・後安)

〒630-8044 奈良市六条西3-25-4
TEL:0742-43-7055 FAX:0742-49-5501

E-mail:carecare@popo.or.jp

[終了しました]パフォーミングアーツを体感しながら学ぶ2日間 

Tetsuya Umeda @ Second Edition Festival  Stockholm / Sweden 9th of February 2017 Copyright by: Ziga Koritnik, 2017[photo:ziga Koritnik]

パフォーミングアーツを体感しながら学ぶ2日間

2018年1月20日(土)・21日(日)
会 場:たんぽぽの家アートセンターHANA(アクセス)
定 員:30名
対 象:福祉施設職員、パフォーミングアート活動に関心のある人、障害のある人の表現に関心のある人、アーティスト、デザイナーなど
参加費:2日間3,000円(学生1,500円) 1日のみ2,000円(学生1,000円)/交流会3,000円/21日(日)ランチ600円
申し込みフォームはこちら→ フォームへ

*チラシのPDFはこちら→チラシのダウンロード

障害とアートの相談室では、パフォーミングアーツの分野でジャンルを横断するような形で障害のある人と活動している方を招き、レクチャー・ワークショップを開催します。近年ではビジュアルアートだけはなく、演劇、音楽、ダンスなどのパフォーミングアーツなど、多様なジャンルで発信する機会が増えてきました。それにともない、それらの表現をどう見るか、どう見せていくのかという関心も高まってきています。また、形にのこらない作品、そもそも既存のジャンルを超えるような表現について考え共有していく場も必要です。
パフォーミングアーツについて知ることで、人間の表現の幅を感じ、身近な人の可能性を見出すことができます。
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日間にわたって、多様な表現を知り、体感し、考え、議論し、そこからそれぞれの活動に応用できるようなヒントを見つけていきます。実際に自分の身体を動かして、パフォーミングアーツの現在を一緒に体感したいと思います。みなさまのご参加をお待ちしています!

*このプログラムは、厚生労働省「障害者芸術文化活動普及支援事業」の一環で行っています。

 

 

2018年1月20日(土)13:30~18:00 *交流会 18:30~20:30

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トークセッション-いろいろな取り組みを知る

実践者から、活動をするうえで目指してきたことや気をつけてきたこと、これからの展望などを聞きます。障害のある人だけではなく、異分野や異なるコミュニティと関わるからこそ見えてくる舞台表現の役割や魅力を探ります。

 

 

 

 

13:3018:00 (途中休憩あり)

3つの事例をお話いただき、参加者のみなさんと議論を深めていきます。

コーディネート:大井卓也、中島香織(一般財団法人たんぽぽの家)

 

話し手①沼田里衣(大阪市立大学テニュアトラック准教授、おとあそび工房)

「いろいろな価値観を楽しむ即興音楽」

即興演奏を得意とするミュージシャン、音楽療法家、知的に障害のある人の出会いによって2005年にうまれたパフォーマンス集団、音遊びの会。設立から12年にわたり代表をつとめた沼田さんは現在、さらなる実験的な取り組みを展開しています。音楽にかぎらず、美術家やお笑い芸人など、他ジャンルの表現活動とのコラボレーションも積極的に行い、出会いからうまれた新しい音楽のかたちを共有します。

 

話し手②いしいみちこ(ドラマティーチャー、大阪府追手門学院高等学校表現コミュニケーションコース教諭)

「生きやすくなるための演劇教育」

教育の現場でドラマティーチャーを務めるいしいさんは、演劇界で活躍する演出家らと協働して、作品を送りだしています。福島県いわき市の高校で、飴屋法水さんとともに作り上げた舞台『ブルーシート』は岸田國士戯曲賞を受賞、大きな反響を呼びました。

 

話し手③森田かずよ(女優、ダンサー)

「身体を再発見するダンス」

コンテンポラリーダンスやフラダンス、演劇と、さまざまなジャンルに挑戦する森田さん。舞台の途中で義足をはずしておどる、代表作「アルクアシタ」など、つねに自身の身体の可能性を探求しながら表現を続けています。現在は、子どもたちにむけたワークショップも行い、だれもが異なる身体を持つことを伝えています。

 

18:3020:30

「国内外におけるパフォーマンスの映像上映&美味しいごはんを囲んでの交流会」

参加費:3,000

コーディネート:中川眞(大阪市立大学都市研究プラザ特任教授)

さまざまなパフォーミングアーツの映像記録をとおして、多様な取り組みを共有します。ひとりでじっくり鑑賞するのもいいですが、ここでは、集まった人とともに語り合いながら、一緒に楽しみたいと思います。

 

*期間中、Good Job! センター香芝から、Good Job Coffeeの屋台がやってきます。温かい飲み物でほっと一息つきながら、トークを楽しみましょう!

2018年1月21日(日)10:00~15:30 

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ワークショップ―じっさいに動いてみる

2日目は、「うごく」「えんじる」「きく」の3つの部屋にわかれて、ワークショップ形式で体験します。午後からは体験したことをことばにして、振り返っていきます。いつもとは少しちがう感覚で1日を過ごし、参加者それぞれのこれからの活動のヒントを探ります。


10:0012:00(ワークショップ)

①~③の部屋からひとつを選んでご参加ください。

講師(順不同)
①「うごく」佐久間 新(ジャワ舞踊家)・・・生活の動きから生まれる表現の素を共有し、即興的な動きから生まれる豊かな関係を体験することで、私たちがもっていた「ダンス」の概念をひろげます。
 
②「えんじる」佐藤拓道(たんぽぽの家スタッフ/俳優)・・・障害のある人とつくる演劇の可能性とは?たんぽぽの家のスタッフでありながら各地で俳優として舞台に立つ佐藤さんから、福祉施設における演劇の役割について、具体的に学びます。
 
③「きく」沼田里衣(大阪市立大学テニュアトラック准教授、おとあそび工房元代表)・・・他人の音に耳をすますことろから、コラボレーションははじまります。数々の公演やワークショップから得た経験やノウハウを共有します

 

13:3015:30(振り返り)

各部屋の参加者から何人か、午前中のワークショップで、「わたしの体験したこと」を話してもらいます。そのあと他の参加者や各部屋の講師とともに、感じたことや思ったこと、疑問に感じたことなどを共有します。

[photo:荻野亮一] 

特別企画「福祉施設をあそぶ」

福祉施設そのものを使って、多様な表現を実感する試みです。身近なものを使って、景色や人のふるまいをさりげなく、大胆に変えてきた美術家の梅田哲也さんの、現実を豊かに楽しむ視点を共有します。

参加アーティスト:梅田哲也(美術家)

お申し込み方法

2)参加費(交流会費含む)をお近くの金融機関からお振込ください。参加当日の受付時のお支払いも可能です。
*参加費:2日間参加/3,000円(学生1,500円)  1日のみ参加/2,000円(学生1,000円)
*1月20日(土)交流参加費 どなたも3,000円 *1月21日(日)ランチ どなたも600円

*振込手数料はご負担願います。
◆銀行振込み◆
南都銀行 西ノ京支店(普通)2078235
ゆうちょ銀行 一〇九(イチゼロキュウ)店(当座)0007812
名義:一般財団法人たんぽぽの家

◆郵便払込み◆
01080−6−7812 加入者名:一般財団法人たんぽぽの家
*通信欄に「パフォーミングアーツ 参加費」とお書き添えください。

[申し込み締切 2018年1月17日(水)]
定員(各日30名)になり次第締め切らさせていただきますので、お早めにお申込ください。

【終了しました】六条まちくさ物語展 

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日時:1月11日(水)~2月10日(土)11:00〜17:00 ※日・月・火・祝日は休み
場所:六条山カフェ店内(アクセス)

12月16日(土)に開催した「六条まちくさ物語vol.1」の作品展です。六条地区の住民の方、西の京高校生、たんぽぽの家のメンバーなど12名の参加者の作品と当日の様子を写真でご紹介いたします。
六条で見つけられ名付けられた「まちくさ」の物語をこの機会にぜひご覧ください。

 

「まちくさ」とは・・・

「まち」に生える「くさ」とその周辺環境(路肩のアスファルトや溝など)を一つの風景として見立て、そこへ独自の「名付け」や「物語」を想像することで新たな世界観を創造し、見慣れた風景を塗り替えていく体験です。

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*まちくさを通して皆さんに提案したいこと*
「想像力によって自分らしさを肯定する」という事。想像力を巡らすと、自分の世界観が現れます。自分の世界観を肯定すれば、自分らしさの基準ができることで心に余裕が生まれ、自分とは違った価値観も認めることができるのではないでしょうか。「自分の尺度」でこの世界を捉えることで、何気ない日常風景や当たり前だと思っていた世界が別の意味を持って語りかけてきます。人は、想像力によってこの現実世界をかたちづくり、繋がっていくのだと思います。そして、想像力があれば、どんな環境や状況でも豊かに生きていくことができると信じています。見慣れた地域を新たな視点で眺めることで地域の魅力を再発見する機会にもなればと願います。 (まちくさ博士・重本晋平)

行動援護従業者養成研修・受講生募集 @たんぽぽの家

行動援護従業者養成研修・受講生募集

行動援護従業者養成研修とは、行動援護(知的障害・精神障害・発達障害などで行動上困難があり、日常的に介護が必要な方への援護)に必要な知識・スキル習得をするための研修です。
制度見直しにより、従事する方は平成30年3月31日までに行動援護従業者養成研修を受講する必要があります。
対象者の方の楽しく穏やかな暮らしを実現するためには、ひとりひとりの障害特性をよく理解し、違いに寄り添う援助技術が求められます。
そのノウハウについて、私たちといっしょに、勉強しませんか。みなさまのご参加をお待ちしております。

日 時:平成30年1月13日(土)・1月27日(土)・2月10日(土)・2月24日(土)の4日間 *9:30~17:00
場 所:奈良市六条西3-25-3(社会福祉法人わたぼうしの会 たんぽぽ生活支援センター)
定 員:20名 ※定員に達した時点で締め切らせていただきます。
参加費:20,000円
申込方法:FAXかお電話でお申し込みください。(氏名、所属先、お電話番号をお知らせください)
TEL:0742-40-1030(江崎・浦・宮脇) FAX:0742-49-5523

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[終了しました]ひと・アート・まち奈良 @大和郡山

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人を愛でる。
まちを愛でる。
金魚を愛でる。
ここは「愛でる文化」のまち。

大和郡山を舞台に、障がいのある人もない人もアートによって地域の魅力を発見するワークショップや展覧会を実施します。
目に見えないちいさな感情や思いを愛で、他者に伝え交感することで、人の思いはアートになります。
日頃意識することのない感覚や人間関係、人とまちとの新しい関係を、アートによって気づき、再び考え直す場がうまれます。ぜひご来場ください!

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[終了しました]HANAギャラリー「番外編」展 

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番外編

会期:2017年10月31日(火)〜12月16日(土)11:00-17:00/日.月.祝日休み
場所:たんぽぽの家アートセンターHANAギャラリー(アクセス)
出展作家:上埜英世、武田佳子、富丸風香、濱野宏子、宿利真希、脇坂風香

『あるとき付箋が背中に貼られた。おれだけ?貼られてるのか?いや、みんなにも貼られてる?ちょっと様子をみてみよう。あるとき確信に!今日もきたきた。こっそりちっちゃなガッツポーズをきめる、ささやかな優越感。』
本展では、アートセンターHANA の日常を「番外編」と題しご紹介します。

[終了しました]アートミーツケア学会大会2017年度総会・大会

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アートミーツケア学会 2017年度総会・大会
2017.12.15[fri]-12.17[sun]  *参加申込フォームへ 
会場:京都市立芸術大学(アクセス) & 京都芸術センター(アクセス)

テーマ:「集団のアホーダンス:Re-imagining Others」

京都大会では、アートとケアについて、身体や個の表現からでなく、集団やコミュニケーションの視点から接近することに重点を置きます。
その為に、「アホーダンス」という旅芸人の一座のような造語をテーマに使用しました。そこには、ヒトが他者や環境を「妙なふるまい」で誘惑すること、立ち止まり、列を離れ、市場原理や効率化に包摂されることのない無根拠なふるまいの連鎖を生むという意味を込めています。それはまた、当事者として所属する現場から抜け出て、各人があらゆる異なった立場の視点から考えることを促す思考実験へと接続されるでしょう。
ひとりよがりのアートが、自律や健常への方向づけではなく、共に居ることを仕事とする「ケア」と出会うことで、「アートは誰のものか?」という不可避の 問いを経て「生きたアート」の探求へと発展することを期待しています。さらにまた、アートという不可解な謎が、「もう一つ」の迂回方法を問いかけることになればと思います。

 

12月15日[金] 

16:00-18:00 「不意の味」茶会
場所:京都芸術センター(南館4F)和室「明倫」
・第1回/16:00~16:30 ・第2回/16:45~17:15 ・第3回/17:30-18:00
(各回とも先着20名・要申込)
*「不意の味」茶会のみのご参加も受け付けております。

席主:鷲田清一 ほか   設え:たんぽぽの家、Good Job! センター香芝
内容:抹茶、菓子付き  参加費:500円
監修:森野彰人(京都市立芸術大学美術学部准教授/陶磁器)
共催:京都市立芸術大学、京都芸術センター

「不意の味」とは、既存の意味では捉えきれない微妙なニュアンスや、偶然の出会いへと心身を開く姿勢をさします。 茶室という場を集団のコミュニケーションという視点から捉える「不意の味」茶会では、障害のある人との協働による 作品・器をこの実験的な茶室の設えとして、コトバだけでなく、モノや環境への作法にも着目します。

 

12月16日[土] アートミーツケア学会総会 & 大会 
場所:京都市立芸術大学 大学会館交流室

11:00-11:30 アートミーツケア学会総会
11:40-12:40 受付
12:40-13:00 開会挨拶
13:00-13:45

「基調体操:Tracing Bodies」
本大会テーマの集団、コミュニケーション、アホーダンスをキーワードに、学会の会員が集合し、体と頭と心を動かすための「基調体操」を行います。

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場所:京都市立芸術大学 大学会館ホール+交流室
講師:砂連尾理(振付家・ダンサー) 西川勝(臨床哲学)ほか
助成:平成29年度文化庁「大学を活用した文化芸術推進事業」
制作:京都市立芸術大学「状況のアーキテクチャー」

14:00-15:30

シンポジウム「集団のアホーダンス:Re-imagining Others」
ヒトとヒトの創造的な相互行為を生み出す場について、現代アートにおける試みを例に考察すると同時に、異なる多様な現場へのモジュールの可能性を探ります。

14:00–14:20 プレゼンテーション① 「見届けることの大切さ」
保坂健二朗(東京国立近代美術館主任研究員)

14:20–14:40 プレゼンテーション② 「態度とデモンストレーション」
藤 浩志(秋田公立美術大学教授/美術家)

14:40–15:00 プレゼンテーション③ 「状況のアナーキテクチャー?」
高橋 悟(京都市立芸術大学教授/美術家)

15:00–15:30 パネルディスカッション 保坂健二朗 × 藤 浩志 × 高橋 悟

15:45-17:00 レクチャーパフォーマンス部門ー1
讃歌レクチャーパフォーマンス「会衆讃歌はセラピー?」

キリスト教の礼拝やミサにおいて、会衆讃歌は重要な位置を占めています。多くの信者が証言するそのセラピー効果は、果たして教会堂以外の場所、信者でない人々の間でも起こり得るものなのでしょうか。プロの教会音楽家たちの演奏に合わせて、実際に讃歌を歌ってみましょう。

場所:京都市立芸術大学 大学講堂
講師:山本毅(京都市立芸術大学音楽学部教授)
出演:山本毅(レクチャー/ソングリード)、落合庸平(歌)、 北あおい(ピアノ)、山本由美子(ヴィオラ)、山本善哉(チェロ)、山本依生(ギター)、伊藤朱美子(マリンバ)、伊藤多美子(マリンバ)

17:00-18:30 懇親会

場所:京都市立芸術大学 大学会館交流室
参加費:2,000円

 

12月17日[日] 

10:00-12:00 プレゼンテーション 場所:京都市立芸術大学 新研究棟 2F
12:10-13:45 ランチ交流会+ポスターセッション 場所:京都市立芸術大学 大学会館交流室
14:00-15:30 分科会
A生きづらさへのアートベース・リサーチの挑戦 ~エンパワー・アート・社会学
アートベースリサーチ(ABR)の実践を紹介しつつ、その意義や可能性についてディスカッションを行います。障害、不登校、女性に関わるテーマを足がかりとし、演劇やパフォーマンスなどのアート表現についても議論の射程とします。
岡原正幸(Keio アートベース・リサーチ研究会、慶應義塾大学文学部教授)
荻野亮一(慶應義塾大学大学院) 
中村香住(慶應義塾大学大学院)
B:病院における“音環境”創造のとりくみ ~1st step~
環境音楽家・音育家である小松正史氏の監修による、院内「音環境」に関する調査・研究について、昨年以降の経過と現状を報告します。実際に仕上がった楽曲を聴きながら、意見交換を行います。
小松正史(京都精華大学人文学部教授・作曲家・博士(工学))
室野愛子(耳原総合病院 アート・ディレクター/NPO法人アーツプロジェクト理事)
岩﨑桂子(耳原総合病院 内科医 アート委員会委員長)
C:アート・存在・仕事ー社会包摂の議論を出発点として
「文化芸術を通した社会包摂」を考えるとき、アートは、「就労」とどのような位置付けとしてありうるのだろうか。ここでは、アートの実践の紹介と理論的考察を行った上で、地域作業所での多様な実践経験を持つゲストを迎え、仕事とアートとの関係について、フロアを含めてディスカッションを行う。
企画発表:沼田里衣(大阪市立大学) 
     嶋田久美(日本学術振興会) 
     三宅博子(明治学院大学)
ゲストスピーカー:池田真典(日本福祉大学) 鈴木励滋(地域作業所カプカプ所長)
Dインクルーシブリサーチ・ワークショップ
「僕は0歳のときから自動販売機が好きでした」

さまざまな人と研究者が共同で調査研究を行うインクルーシブリサーチ。自動販売機の研究に取り組んできた野村順平さん(福祉型専攻科「ジョイアススクールつなぎ」3回生)の発表を受け、その研究にみんなで取り組み、さらに共同での調査や研究のあり方について考えます。
本間直樹(ほんまなほ)(大阪大学COデザインセンター)
谷美奈(帝塚山大学全学教育開発センター)
森口弘美(京都府立大学公共政策学部)
E医療環境のデザイン ~恵まれた医療環境の中で感じる満たされない”何か”について~
抑制されたコストで提供される日本の高度な医療環境にありながらも感じる満たされない「何か」とは?日常生活で享受される利便性の高さについて注目し、その問いを明らかにしながらより良い解決を実践例を交えて模索します。
辰巳明久(京都市立芸術大学美術学部教授/ビジュアルデザイン)
F焚き火カフェ
ヒトとヒトや自然を結びつけるツールとしての「焚き火」を囲んで飲食を楽しみながら、おおらかな繋がりの場を設けます。
小山田徹(京都市立芸術大学美術学部教授/彫刻)

G茶会「土星の環」
きれいな環をつないでいるようで、近づき目をこらしてみると、石、岩、氷のばらばらな破片が見えてくる。そんな土星の環のように、つながらなくてもええやんかの精神で、なんでもあり、無重力のコミュニケーションを楽しむ茶会です。たんぽぽの家や、Good Job! センター香芝のアーティストといっしょにお待ちしております。
永守伸年(京都市立芸術大学美術学部講師/哲学)ほか
茶室の設え:たんぽぽの家、Good Job! センター香芝
監修:森野彰人(京都市立芸術大学美術学部准教授/陶磁器)
場所:京都市立芸術大学 陶磁器棟 森野研究室

*各回とも先着3名・要申込
第1回/14:00-14:20  第2回/14:30-14:50  第3回/15:00-15:20

15:45-17:00

レクチャーパフォーマンス部門ー2 Tracing Voices: ラップ×ケア×アート
「生きたコトバ」をテーマにしたワークショップ。異なる感性、思考、リズムを持つ人達による「新しいコミュニケーション」の実験の記録と、その成果をライブ形式で発表します。

_NST6612-2場所:京都市立芸術大学 大学会館ホール
講師:Shing02(ヒップホップMC)×鷲田清一(臨床哲学)
出演:Shing02、contact Gonzo(参加予定アーティスト)ほか
助成:平成29年度文化庁「 大学を活用した文化芸術推進事業」
制作:京都市立芸術大学「状況のアーキテクチャー」

17:00

閉会のことば 鷲田清一(アートミーツケア学会会長 / 京都市立芸術大学学長)
場所:京都市立芸術大学 大学会館ホール

 

12月16日[土]・17日[日]*終日

設え公開茶室「 土星の環」
sogame1たんぽぽの家、Good Job! センター香芝で作品を制作するアーティストと京都市立芸術大学のコラボレーション
場所:京都市立芸術大学 陶磁器棟 森野研究室

十亀 史子「笑顔が似合う人」2013年 333×242 アクリル、キャンバス

 

参加申込方法

1. 参加申し込みフォームにご記入のうえ、お申し込ください。
2. 参加費(懇親会費、オプション代金含む)をご入金ください。郵便局の郵便振替をご利用ください。振込手数料はご負担願います。
振り込み用紙の受領証をもって領収証にかえさせていただきます。通信欄に「振込内容(内訳)」をご記入ください。
口座記号・番号:00920-4-252135  加入者名:アートミーツケア学会
3. お申し込み完了となります。

 

参加費

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申込期限

2017年11月30日(木)

*定員200名になり次第、締め切ります。
*いったんご入金いただいた参加費は、原則としてご返金いたしかねますので、あらかじめご了承ください。
*京都市立芸術大学の学生は、無料で参加できます。「不意の味」茶会(12月15日)、懇親会(12月16日)、ランチ(12月17日)をご希望の方は申込時に参加費をお支払いください。
*「不意の味」茶会のみ参加希望の方は500円のみご入金ください。

 

お問合せ/お申し込み先

アートミーツケア学会 事務局
〒630-8044 奈良市六条西3-25-4一般財団法人たんぽぽの家内
tel:0742-43-7055 Fax:0742-49-5501
E-mail art-care@popo.or.jp  http://artmeetscare.org/

 

会場案内

*京都市立芸術大学 アクセス

*京都芸術センター アクセス