奈良の観光をインクルーシブデザインの視点から考えるワークショップ

ワークショップ 参加者募集

あなたと変える。奈良が変わる。

「奈良」といえば、「大仏」「鹿」「神社・仏閣」などの魅力的な観光資源がイメージされます。しかしそれらの魅力があまりにも大きすぎるがゆえ、奈良の新しい魅力を創造することには、あまり積極的ではなかったのではないでしょうか。また観光客も、「見てまわる」ことに精いっぱいで、「自分らしい楽しみ方」を実践されている方も少ないような気がします。なかでも、障がいのある人や体の不自由な高齢者は、観光環境の未整備ゆえに楽しみ方も限定されてしまっているのが現状です。

そこで今回、「高齢者や障害のある人が、奈良観光を主体的に楽しむには?」を出発点に、「インクルーシブデザイン」の手法を用いたワークショップを開催します。そして、そこから新しい奈良の観光環境をReデザインし、これまでの「奈良らしさ」に加えて「もうひとつの奈良らしさ」、すなわち新しい奈良の魅力を提案していきたいと思います。

旅行や観光について熱く語りたい人、奈良が好きで、奈良の新しい魅力を創りたい人、そんな皆さんのご参加を心からお待ちしています。

開催概要

日時
2010年2月18日(木)10:00~16:00(受付9:30~)
場所
奈良市ならまちセンター会議室3・4
定員
25名(要申込)
参加費
1,000円(当日申し受けます)、学生無料。昼食代は含みません。
申込締切
2月10日(水)※定員になり次第締め切ります。
対象
テーマに関心のある方であれば、どなたでもご参加ください。
例)観光業に従事する企業人、文化・観光政策に携わる行政マンや団体職員、観光ボランティア、まちづくりコンサルタント、ユニバーサルツーリズムやエコツーリズム等の研究者や学生、ほか
主催
財団法人たんぽぽの家
企画協力
奈良県立大学、Team再都Seeing、ヒューマンヘリテージ株式会社
後援(予定)
奈良市、(社)奈良市観光協会

プログラム

10:00
主催者あいさつ
10:10
イントロダクション「インクルーシブデザインによる参加型観光の可能性」
塩瀬隆之(京都大学総合博物館准教授)
11:00
グループワーク(1) 調査、フィールドワーク
チームにわかれ、車いすを利用している人や視覚障害のある人と一緒に「参加型観光」への気づきを集めます。座談やまち歩きなど、方法は様々です。
12:30
昼食
13:30
グループワーク(2) アイディア展開
午前中のグループワークをもとに、奈良の観光における課題を解決する、魅力的なアイディアを出し合います。
15:00
グループワーク(3) プレゼンテーション
新しい観光の提案をします。デザイン展開に至った気づきやプロセスもあわせて共有します。
16:00
閉会

会場案内

奈良市ならまちセンター 
奈良市東寺林町38 Tel:0742-27-1151
近鉄奈良駅より徒歩約10分、JR奈良駅より徒歩約15分
地図1を開く 地図2を開く

参加申込方法

  1. 次の(A)?(C)の必要事項を明記のうえ、Email、Fax、ハガキにて主催者までお申し込みください。「観光ワークショップ係」宛と明記してください。

    (A)お名前(ふりがな)、(B)勤務先または在学先名、(C)電話番号(緊急連絡先)

  2. 当日は直接会場にお越しください。定員超過等によりご参加いただけない場合のみご連絡させていただきます。

お申し込み先

財団法人たんぽぽの家 観光ワークショップ係
〒630-8044 奈良県奈良市六条西3-25-4
Tel:0742-43-7055 Fax:0742-49-5501 Email:inclusive★popo.or.jp(★を@に変換して送信してください)

インクルーシブデザインとは

高齢者や障害のある人など、特別なニーズをもっている人を包括し、かつ魅力的なデザインをめざすヨーロッパ発のデザイン概念であり、プロセスです。デザインプロセスの初期の段階で、特別なニーズをもつ人たちの意見を取り入れ、その人たちと一緒に新たなデザインをつくっていくことをめざしています。
関連書籍のご案内:
インクルーシブデザイン・ハンドブック
インクルーシブデザイン・ワークショップ

Team再都Seeing(奈良県立大学麻生憲一ゼミ)からのメッセージ

奈良といえば大仏?鹿?本当にそれだけ? 今までの奈良にプラスα!! 2月18日は「高齢者や障害者も一緒に楽しめる奈良」を考えようという1日です。「来てよかった!」「住んでいてよかった!」、そんなふうに思えるオリジナルな観光のカタチを創造していきましょう!

thumb_idhb.jpg