たんぽぽの家とGood Job!センターでは、障害のある人と伝統工芸に関わる職人が互いの施設や工房等を行き来し、技術交流することを通して伝統工芸と福祉のこれからについて考え実践へと変えていく取り組みを行っています。
福祉と全国各地の伝統工芸や職人技術をつなぐリサーチシリーズの第一弾として、福井県鯖江市で「ろくろ舎」を主宰する、酒井義夫さんをGood Job!センターにお招きし、お話しを伺います。
轆轤(ろくろ)を用いて椀・盆などを作る木工職人「木地師(きじし)」の酒井さんは、伝統的な技術を継承しつつも“価値の再定義” をコンセプトに、素材や製法にとらわれないプロダクト製作を行っています。また木地師としての活動だけでなく、形と仕上げの好きな組み合わせを選んで自分だけのお椀がオーダーできる「オンリー碗」や轆轤(ろくろ)を車に担いで回る、移動式工房「ろくろ車」を構想するなど、オリジナリティあふれるプロジェクトに取り組まれています。
今回のリサーチシリーズでは、酒井さんが普段使っている道具をご紹介いただいたり、ろくろ舎の取り組みをご紹介いただきながら、持続可能なものづくりについてお話を伺います。また今後、奈良と福井を行き来しながら、障害のある人と木工、そしてその周辺の伝統工芸分野とも技術交流をおこなっていく予定です。関心のある方は、ぜひご参加ください。
プロフィール
酒井 義夫 /Yoshio Sakai
1980年生まれ 北海道小樽市出身
20代 沖縄、ニュージーランド、東京と各地を放浪
2007年 (有)山口工芸(hacoa)に入社を機に福井県鯖江市へ移住
伝統工芸師山口怜示氏に師事
同社退社後、フランスパン職人を経て伝統工芸師清水正義氏に師事
2014年 ろくろ舎を立ち上げる
2015年 2月 ててて見本市にて展示会初出展
2015年 6月 インテリアライフスタイル東京2015に出展
同見本市にてYoung Designer Award 2015受賞
一般社団法人PARK代表理事
ろくろ舎ホームページ
https://motion-gallery.net/projects/rokurosha
イベント情報
・日時:9月25日(土)10時~12時
・会場:Good Job!センター香芝南館 http://goodjobcenter.com/access/
・定員:8人(定員になり次第、締め切ります)
・参加費:無料
・お問い合わせ・申込先:Good Job!センター香芝
お名前・連絡先(メールアドレス)・参加人数を記載のうえgoodjob@popo.or.jpまで、メールにて
ご連絡ください。
お電話でお問い合わせの場合は、0745-44-8229までご連絡ください。
・主催:一般財団法人たんぽぽの家
・協力:Good Job!センター香芝
・助成:日本財団「障害のある人の表現と伝統工芸の発展と仕事づくり」