
NEW TRADITIONAL(以下ニュートラ)は障害のある人とともに、伝統のものづくりをとおして新しいものづくりのありかたや、それらが息づく生活文化を提案するプロジェクトです。
これまで、商品の開発や展覧会、産地を訪れるリサーチツアーの開催、地域のミュージアムでのラーニングプログラムの開発等をとおして福祉×伝統工芸の可能性を考えてきました。
2022年度からは福祉・ものづくり・デザインといった分野をつなぐ人材育成をめざした「ニュートラの学校」をスタート。昨年度は「ニュートラの学校<実践編>」として、多様な人たちをつなげ、新しい視点でものづくりや地域の価値を高めることのできる企画を参加者が立案しました。「ニュートラの学校<実践編>」の2年目となる今回は京都にて開催。
参加者たちが 1月から京都でのフィールドワークを交えて地域やものづくりのニーズを読み込むリサーチの方法を実践的に学んだ経験をもとに、多様な人が体験・参加することのできるワークショップやツアーなどの企画を立案しました。クローズドの中間発表を経て、企画の最終案の発表会を一般公開の形で行います!
発表された内容にはアドバイザーからのフィードバックがその場で行われます。ぜひお申込みのうえご参加ください。
▼日時:2025年3月15日(土) 14:00~18:00(予定)
▼対象:
・福祉の分野で活動していて、地域とのつながりをもっと強めたい人
・福祉と地域とをつなげる取り組みに加わりたいと考えているデザイナー、ものづくりに関わっている人、地域活動をしている人
・福祉や障害のある人との仕事づくりに関心のある人
▼会場:FabCafe Kyoto(京都府京都市 下京区本塩竈町554)
▼参加費:無料(予約優先・途中入退室自由)
※お一人様お飲み物1点以上の注文をお願いしております。
▼申し込み
・webフォーム:https://forms.gle/ZmB75rTDerqgzCFx9
・電話:0742-43-7055(お名前、ご所属、参加人数をお伝えください)
・メール:nt@popo.or.jp(お名前、ご所属、参加人数をお伝えください)
▼定員:15名
タイムテーブル
(※それぞれの開始時間は目安のため、前後する可能性があります)
14:00~18:00 参加者による発表とアドバイザーからの講評・質疑応答
・発表者(五十音順)
岡本七海、左田野雅美・村上優芽果、志方克成、高橋慶成、武内美津子、常元将平、出口 萌、西原 秀倫、森島善則
14:00~
オリエンテーション
14:15~
キーワード:地域文化、生活文化
・志方克成(株式会社torinokoアシスタントデザイナー)
「つかってみるワークショップ」
・森島善則(近江八幡市地域おこし協力隊)
「『なにか』生まれるプロジェクト」
・武内美津子(「日の本のめぐみの襷」発起人、多角的表現者(バイリンガル詩人、女優、盲目の書家・画家))
「日の本のめぐみの襷」
15:00~
キーワード:ものづくりを通した仕事づくり
・左田野雅美・村上優芽果(つむぐ学舎こづかやまlaboratory)
「新らしいお香づくり」
・常元将平(nijigaoka,lab(ニジガオカ ラボ))
「ハレを解き、ケを敷く。」
・高橋慶成(YTRO DESIGN INSTITUTE)
「ぬる(かためる)からはじまるモノづくりのあり方」
・岡本七海(空と海)
「人と食をつなげる 紙漉きの器」
16:00~16:25
休憩
16:25~
キーワード:異分野との連携・交流
・出口萌(医療法人一祐会)
「街中に居られる空間を」
・西原秀倫(京都市役所)
「手間をかける」
17:10~17:30
講評まとめ
17:30~18:00
交流タイム
アドバイザー
井上愛(NPO法人motif代表)

1972年生まれ。障害者入所施設勤務時代に手織りを趣味として始め、手織り教室からNPO法人ひょうたんカフェを設立。手織りを仕事にするべくショップや作家、ブランドやメーカーなどに繋げる役割を担う。2020年8月NPO法人motifを設立。2021年6月、活動拠点となる生活介護事業所FLAMEを開所し、豊山町で、地域の特質や歴史・素材が使われているものに価値を見出せるようなものづくりを展開している。

大分県生まれ。多摩美術大学生産デザイン学科プロダクトデザイン専攻卒業。良品計画に12年所属し無印良品の生活雑貨のデザインや「いつものもしも」を立上げる。2015年-愛知県常滑市に拠点を置き地域の方々の生業や活動に伴走する。常滑市長三賞陶業展(42-45回)審査員 2016-2018年常滑市陶業陶芸振興事業推進コーディネーター 2017-2019年六古窯日本遺産活用協議会クリエイティブディレクター 2022年 常滑急須「chanoma」グッドデザイン賞 BEST100・グッドフォーカス賞 2023年 土を基礎とし領域を超えて繋がる集団「スベル」結成。2024年 京都芸術大学大学院芸術研究科准教授。
原田祐馬(UMA / design farm)

1979年大阪生まれ。UMA/design farm代表、どく社共同代表。グッドデザイン賞審査委員、第18回ヴェネチア・ビエンナーレ国際建築展キュレーター、花園近鉄ライナーズコミュニケーションディレクターなど。大阪を拠点に文化や福祉、地域に関わるプロジェクトを中心に、グラフィック、空間、展覧会や企画開発などを通して、理念を可視化し新しい体験をつくりだすことを目指している。「ともに考え、ともにつくる」を大切に、対話と実験を繰り返すデザインを実践。著書に『One Day Esquisse:考える「視点」がみつかるデザインの教室』。愛犬の名前はワカメ。
◯ご案内◯
公開企画発表会と同時期に、NEW TRADITIONALプロジェクトがKyoto Crafts Exhibition「DIALOGUE」に出展します。ニュートラで製作した商品を手にとって購入いただけます。あわせてぜひ足をお運びください。
会期:2025年3月12日(水)~15日(土)
*12日(水)と13日(木)はご招待の方のみ来場可、14日(金)と15日(土)はどなたでもご来場いただけます。 https://dialoguekyoto.com/
◎お問合せ:
一般財団法人たんぽぽの家 〒630-8044 奈良市六条西3-25-4
Tel: 0742-43-7055 Fax: 0742-49-5501
E-mail: nt@popo.or.jp
web: https://newtraditional.jp/
◎主催:一般財団法人たんぽぽの家
本事業は、「障害のある人の新しい仕事づくりを目指した、福祉と伝統工芸をつなぐ人材育成」として「公益財団法人パブリックリソース財団 野村グループみらい助成プログラム基金」の助成を受けて実施しています。