障害とアートの相談室では、障害のある人の表現を通し、誰もが自由に表現できる社会、誰もがいきいきと生活できる社会の実現をめざして活動をしてきました。
この1年ほどのあいだ、多くの人が社会的な状況の変化にその都度対応しながら日々を過ごしてきました。そんななかで、あらためて福祉や表現の現場がどうあってほしいか、全4回にわたってゲストを招き、参加者のみなさんと一緒に考えたいと思います。
*各回のトークの後半の1時間で「障害とアートのオンライン相談会」をオープンします!日頃の活動のお悩みや困っていることなど、お申込みフォームの欄に記入いただき、お気軽にお寄せください。各回のゲストやたんぽぽの家のスタッフが一緒に考えます。
プログラム内容
〇第1回 「からだであらわす」
3月19日(金)18:00~20:00
演劇やダンスといったパフォーミングアーツの分野では、障害のある人の身体がその場にあらわれます。さまざまな人がアクセスできるオンライン劇場の取り組みをしている篠田さんと一緒に、障害のある人が身体を通して表現すること、それをさまざまな人と共に楽しむことなどについて考えます。
ゲスト:篠田栞(THEATRE for ALL LAB編集長)、佐藤拓道(たんぽぽの家アートセンターHANA)
)、藏元徹平(たんぽぽの家アートセンターHANA)
〇第2回 「たのしむ、つたえる」
3月23日(火)18:00~20:00
活動をはじめてみて、おもしろいものができたり、おもしろい視点や行為を発見すると、誰かに見せたい、伝えたいという気持ちがわいてきます。他者とその魅力を共有するには、伝え方にもひと工夫があると、より共感を得やすくなるのではないでしょうか。「なんでそんなんプロジェクト」など、障害のある人の好きなことや日々の営みを、楽しみながらひろく伝えている中野さんと美術家の滝沢さんに、そのまなざしや工夫を聞きます。
ゲスト:中野厚志(株式会社ぬか代表)、丹正和臣(ぬかアートディレクター)、滝沢達史(美術家)
〇第3回 「はじめる、つづける」
3月26日(金)18:00~20:00
障害のある人と表現活動をしようと思ったときに、一体何から準備すればいいのでしょうか。そもそも、どうして表現活動をしようと思うのでしょうか。一番初めの動機や、スタートするまでの道のりなどをお聞きしながら、障害のある人と表現活動に取り組むことの意義や具体的な方法について考えます。また、そうした活動を継続していくための工夫や心がけについても話し合います。
ゲスト:妹尾恵依子(一般社団法人アートスペースからふる理事長)、吉永朋希(たんぽぽの家アートセンターHANAアートディレクター)、金澤優希(たんぽぽの家アートセンターHANAスタッフ)
〇第4回 「まもって、ひろめる」
3月29日(月)18:00~20:00
表現活動からうまれたものを発信して、その魅力をたくさんの人に知ってほしいと考えたときに、大切なのは、作品や行為、またその元にある障害のある人本人をまもるという視点です。まもりながら、表現を社会に広めていく、その両方を実現するためには、どのような意識や知識が必要なのでしょうか。知的財産権にかんする学びの機会をつくっている高島さんと考えます。
ゲスト:高島雄一郎(弁護士)、後安美紀(一般財団法人たんぽぽの家)
開催方法:オンライン配信(Zoom)
参 加 費:無料
主 催:一般財団法人たんぽぽの家
◎本事業は「令和2年度 障害者芸術文化活動普及支援事業」(厚生労働省)の一環として行います。
お申込み:お申し込みフォームに必要事項をご記入のうえ送信してください。
各回の開催日の前日に、お知らせいただいたメールアドレス宛に、ZoomのURLを送信いたします。もし開催日当日になってもメールが届かない場合は、お手数ですが下記までご連絡ください。
お問い合わせ:一般財団法人たんぽぽの家 障害とアートの相談室
Tel: 0742-43-7055 Fax: 0742-49-5501 Email: artsoudan@popo.or.jp