ケアの現場は、テクノロジーに
新たな生命をあたえる場所かもしれない。
「生と死の現場が見つめる技術のありよう」をテーマに、これからのケアとテクノロジーの関係性を深めて語りあうフォーラムを開催します。
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住友生命福祉文化財団 PRESENTS FORUM
ケアとテクノロジー
~生と死の現場が見つめる技術のありよう~
【日時】
2019年2月2日(土)
11:30~13:30 最新機器の展示会(デモ体験)
14:00~17:30 フォーラム
【受付会場】
国立オリンピック記念青少年総合センター
「センター棟」3階 309
〒151-0052 東京都渋谷区代々木神園町3-1
【参加費】
無料 要申込み 先着200名
※定員になり次第、申込み受付を終了させていただきます。
【タイムテーブル】
11:30~13:30 最新機器の展示会(デモ体験)
14:00~17:30 フォーラム
■基調講演「人の生き死にとテクノロジー」
■事例報告
①香りから考えるケアのあり方
②生のありたい姿と科学的介護
③つくるでつながる作業療法
【内容詳細】
基調講演
「人の生き死にとテクノロジー」
テクノロジーは、効率や利便性が問われ、それがどんな効果をもたらすかという経済的価値を求められます。一方でケアの現場は、人の生や死と深く向きあい、他者を気づかうことを求められます。
これまでテクノロジーは経済・産業とともに発展し、医療や福祉とともに挑戦してきました。ここではケアと経済の関係に目をそむけず、これからのケアとテクノロジーの弾力的な関係について考えます。
若林 恵 / わかばやし けい
黒鳥社 代表
『WIRED』日本版 元・編集長
世界で最も影響力のあるテクノロジーメディア『WIRED』日本版の元・編集長。現在は、いまの当たり前を疑いあらゆる物事について「別のありようを再想像(Re-Imagine)する」黒鳥社を設立。音楽ジャーナリストとしても活動し、音楽や映画、生活や宇宙、生と死といった人文知の視点からテクノロジーを見つめている。歴史家イヴァン・イリイチの概念「コンヴィヴィアリティ(自立自存)」に影響をうけ、新しいテクノロジーは果たして「自立自存の道具」となるのかを追究。著書『さよなら未来― ― エディターズ・クロニクル2 0 1 0 -2017』
事例報告
① 香りから考えるケアのあり方
持ち運びができるパーソナルなアロマディフューザー「A R O M A S T I C ( アロマスティック) 」。パニックになりやすい人が楽になるからとお守り代わりに持ち歩き、がんサバイバーが放射線治療に行くたびに使用されています。医療と香りの連携が進んでいるなかで、介護や看護などケアする人のケアにも注目されています。
先端的な側面とアナログな側面の両面から考えながら、新しい薬局の在りかた、これからの地域ケアの在りようを模索している現場でA R O M A S T I C が活用されています。なぜ活用しているのか。単に負担軽減や効率化だけではな
く、その先にある「人にとってケアとは何か」「ケアにとって大切なことは何か」など、その先に見据えている実践と哲学を学び考えます。
藤田 修二 / ふじた しゅうじ
ソニー株式会社 Startup Acceleration部OE事業室
多田 耕三 / ただ こうぞう
株式会社グリーンメディック 代表取締役
管理薬剤師
②生のありたい姿と科学的介護
結婚を機に、特別養護老人ホームの仕事に転身した物理学者。介護、医療、保育なども含め、はたらく現場と情報工学の間をつなげようとしています。食事や入浴など利用者のケアの記録を、職員が携帯端末を使って簡単に入力できるシステムを開発。
全国の福祉関係者の間でも注目を集める新しい“ 科学的介護” 。省力化だけでなく、介護のあるべき姿をイメージしながら技術・知識を活かした仕組みづくりを考えます。
吉岡 由宇 / よしおか ゆう
社会福祉法人福智会 特別顧問
Abstract合同会社 代表社員
③つくるでつながる作業療法
3 D プリンタなどのデジタル工作機械を備えた「ファブラボ」は世界に1 5 0 0 箇所以上のネットワークをもつ市民に開かれた工房です。なかでも、品川区にある「ファブラボ品川」は、作業療法に特化したユニークな場所です。
「つくる」を楽しみ、「つくる」でつながり、「つくる」で元気になる。現場にとって1 つの大切な道具となり得るデジタルファブリケーションとケアの実践について学びます。
林 園子 / はやし そのこ
ファブラボ品川 ディレクター
一般社団法人 ICTリハビリテーション研究会 代表理事
作業療法士
フォーラム・コーディネーター
西川 勝 / にしかわ まさる
臨床哲学者
看護師として精神病院や認知症介護の現場で働きながら哲学を志す。看護実践を臨床哲学によって振り返ることで、ケアの現場を言葉で紡ぐ。著書『ためらいの看護 ̶ 臨床日誌から̶』は、看護師としての20年以上の経験を踏まえて、当事者として生の危機と終末期にためらいつつ「人に寄り添う」「人間の尊厳」「愛」とは何かを綴っている。
[主催]
[後援]
渋谷区
[協力]
公益財団法人テクノエイド協会
川崎市経済労働局 ウェルフェアイノベーション推進事業
ファブラボ品川
NPO法人エイブル・アート・ジャパン
企業のみなさまへ
貴社製品・デモ機の出展ご協力願い
この度、「生と死の現場が見つめる技術のありよう」をテーマに、これからのケアとテクノロジーの関係性を深めて語りあうフォーラムを開催します。
そこで、フォーラムにご参加いただく方々が現代の技術・アイデアを知って体験する機会をつくるため、みなさまが開発・製造されている、ケア(介護・介助・子育て・教育など)の現場における機器を展示していただきたくご協力を依頼申しあげます。
下記の条件をご一読いただき、ご出展いただける場合は添付の申込書に記入し、メール・FAX・電話いずれかにてお申込みください。ご検討のほどよろしくお願い申しあげます。
展示概要・申込書
お問合せ先
一般財団法人たんぽぽの家 ケアする人のケアプロジェクト事務局(小林・後安)
〒630-8044 奈良県奈良市六条西3-25-4
TEL. 0742-43-7055 FAX. 0742-49-5501 MAIL carecare@popo.or.jp