震災から2年が経ち復興が進むなか、熊本の地では、人と人が支え合うことが希望の光となる活動が続けられています。
困難を抱えながらも誰かに寄り添うことに力を注いできた人、どんな状況にあっても自分を表現することで人とのつながりを広げてきた人、支える人支えられる人という関係を超えて、おたがいの強さと弱さをつなぎあう実践です。
介護・介助、子育てに関わる活動や、人の痛みに向き合う表現活動の実践から、愛着のある地域で、さまざまな人がともに幸せに暮らすことのできる、支え合いの文化づくりに向けて学び合います。
日時:2018年2月10日(土) 10:00~16:30(9:30受付開始)
場所:熊本市男女共同参画センター はあもにい・多目的ホール(アクセス)
定員:200名
参加費:無料(要申し込み・先着順)→申し込みフォームへ
*チラシをダウンロードする→チラシをダウンロード
主催/一般財団法人住友生命福祉文化財団、一般財団法人たんぽぽの家
協力/熊本県福祉作業所連絡協議会
後援/熊本県、熊本市、社会福祉法人熊本県社会福祉協議会、社会福祉法人熊本市社会福祉協議会
9:30 | 受付 |
10:00 | 主催者あいさつ |
10:15 |
オープニング トーク&スライドショー
|
10:45 |
基調講演 「なぜ人は助けるのか」苫野一徳(哲学者・教育学者/熊本大学教育学部准教授) |
11:45 |
老いに寄り添うコンサートむたゆうじ(シンガーソングライター/グループホーム喫茶去代表) |
12:30 | 昼食休憩 *お弁当をご希望される方は事前にお申し込みが必要です。(1月31日締切。お茶付き600円/当日受付にて支払い) |
13:30~15:00 |
分科会1「復興とケア 〜ケアを支える文化〜」地域のつながりに大きく影響を与える震災後、再び地域の人とともに立ち上がるにはどのような取り組みが必要なのか。宮城県、熊本県のアートを通した実践などから社会的に弱い立場に生きる人たちとともに再生するコミュニティについて語り合います。 報告1)田口ひろみ(NPO法人ポラリス代表)
報告2)黒田恵子(カルチュラル コーディネーター)
コーディネーター:播磨靖夫(一般財団法人たんぽぽの家理事長) |
分科会2「ケアする家族をどう支えるか」ケアする家族のいちばんの苦悩は、社会的に孤立してしまうことにあります。そしてこうした孤立の問題は、制度やサービスだけで解決することはできません。「住まい」をキーワードに、家族という枠を超えた支え合いについて考えます。
報告1)堂園春衣(NAGAYAタワー事務局長)
コーディネーター:森口弘美(京都府立大学 公共政策学部 実習助教) |
|
分科会3「てつがくカフェ 〜希望を編む〜」 *満席になりました震災から2年が経とうとしている今、ケアの現場から見えてきた課題、そして希望があります。熊本の今とこれからについて、誰もがともに支え合い生きていくために、一人ひとりができることを語り合います。 ファシリテーター 西村高宏(福井大学医学部 准教授) ファシリテーション・グラフィック 近田真美子(福井医療大学 准教授) *てつがくカフェとは、私たちが通常当たり前だと思っている事柄からいったん身を引きはなし、「そもそもそれって何なのか」といった問いを投げかけ、ゆっくりお茶を飲みながら「対話」を通して、自分自身の考えを逞しくすることの難しさや楽しさを体験するものです。 |
|
分科会4「私たちが福祉施設で踊るわけ」 *満席になりました高齢の人や障がいのある人との身体を通したコミュニケーションは、周りにいるスタッフにも変化をもたらします。「いつでも、どこでも、誰とでも踊る」佐久間新さんと一緒に身体を動かしながら、ダンスとケアの可能性を一緒に考えます。 佐久間 新(ジャワ舞踊家) 森下静香(Good Job!センター香芝 センター長) |
|
15:30 | まとめ 〜それぞれのプログラムで何が語られたか〜 各分科会でどのような話がされたのか、内容や疑問点を参加されるみなさんとともに共有します。 |
16:15 | クロージングスライド |
くまもと未来マルシェ(9:30~17:00 予定) 会場:食のアトリエ
熊本県内の美味しい食べ物、個性的なグッズ、いろいろ集めて販売いたします。皆様どうぞお立ち寄りください!
・熊本県内の障がい者就労施設等で作られた物品の販売
・登壇者の書籍販売コーナー
・熊本在住の切り絵・折り葉作家 渡邊義絋さんの即興パフォーマンス
・お弁当(事前申し込み)の引き換え など
◎お申し込み方法◎
申し込みフォームに必要事項をご記入いただき、送信してください。
◎主催紹介◎
一般財団法人住友生命福祉文化財団
当財団は、昭和35年に住友生命保険相互会社の寄付により財団法人住友生命社会福祉事業団として設立、平成25年4月より一般財団法人住友生命福祉文化財団に移行。社会の福祉及び文化の振興に貢献すべく、予防医学振興事業、福祉事業、音楽文化振興事業を展開しています。
一般財団法人たんぽぽの家 ケアする人のケアプロジェクト
「ケアする人が心身ともに健康であってはじめて、他者を気づかう支えあいの社会が実現できる」という考えから、1999年に「ケアする人のケア・サポートシステム研究委員会」を設立。2005年度からケアする家族を支える活動として、全国各地で住友生命福祉文化財団と共催でセミナーを開催しています。ユニークな支えあいの取り組みや団体を紹介する「HELP ON HELP」も運営。
◎セミナーに関するお問い合わせ先◎
一般財団法人たんぽぽの家
〒630-8044奈良市六条西3-25-4 TEL0742-43-7055 FAX0742-49-5501 E-mal carecere@popo.or.jp
ケアする人のケアセミナーin熊本 実行委員会事務局
〒860-0848熊本市中央区南坪井町1-17(UMU内) TEL/FAX 096-221-9326
E-mail care.care.kumamoto@umu2014.com