「障害のあるアーティストも参加する(2009年のセミナー)」
「分科会ではテーマごとにディスカッションをする(2009年のセミナー)」
「オリジナル作品を使っての保存・額装の演習をする(2009年のセミナー)」
2002年より、福祉施設のアート化に興味がある人が毎年約100名ほど奈良に集まり、セミナーを開催しています。
「アートは人間を幸福にする」という考えのもと、たんぽぽの家はアートセンターHANAを拠点に障害のある人のアート化をすすめてきました。
全国的にも障害のある人の表現が注目されるようになり、各地の福祉の現場でもアート化をそれぞれの信念、方法でアート活動を進めたり、アートをキーワードにしたさまざまな取り組みがされるようになりました。この取り組みを、これから施設や地域でアート活動をしたいという人や、すでに活動を始めているが何らかの行き詰まりを感じているという人たち、学生、美術関係者、教育関係者など多様な現場の人たちと共有し、参加者が日々の活動に活かすことをセミナーの目的としています。
プログラムの内容はさまざま。「現代社会において『アート』はどんな意味や可能性をもっているか」という根本的な問いかけや、創作に必要な環境、体制、資金づくり、作品の保存やアウトプットの方法などを学ぶ機会を設けたり、近年では市場化、流通に関してその道のプロフェッショナルを招き、多様な視点で障害のある人と表現について考えてみるなど、参加者のニーズに合わせ、毎年トピックを変えながら運営をしています。
最近では嬉しいことに、初期のセミナー参加者が活躍の幅を広げ、講師として「伝える立場」になったり、参加者同士が意気投合して独自のプロジェクトに取り組りくむ、ということが起きています。
今年は飛躍の年でした。12月11日(土)、12日(日)と、埼玉県の第二回障害者芸術祭の一環として浦和市にある埼玉県立近代美術館でアート化セミナーを開催しました。50名の定員に100名を超える参加者が集まり、アート化にまつわる議論が活発に行われました。企画した私たちもその熱気に驚きました。
2011年1月にの奈良で開催するセミナーのテーマは「アートの力とデザインの力」です。
表現活動を社会にアウトプットしたり、商品化するときに「デザイン」は欠かせませんが、デザインを単に情報を整えたり見た目をよくするのではなく、「ものごとを解決する力」と考えるデザイナーの奥村昭夫さんから基調講演をしていただきます。実践報告として株式会社伊勢丹バイヤーの上野拳さん、鹿児島の工房しょうぶ施設長の福森伸さんから人、デザイン、仕組みについて具体的にお話を伺います。もちろんアート化に関する事例報告やディスカッションも盛りだくさんですので、ぜひともふるってご参加ください。
詳細はこちらからご覧ください。
2002年より、福祉施設のアート化に興味がある人が毎年約100名ほど奈良に集まり、セミナーを開催しています。 「アートは人間を幸福にする」という考えのもと、たんぽぽの家はアートセンターHANAを拠点に障害のある人のアート化をすすめてきました。 全国的にも障害のある人の表現が注目されるようになり、各地の福祉の現場でもアート化をそれぞれの信念、方法でアート活動を進めたり、アートをキーワードにしたさまざまな取り組みがされるようになりました。