「生きのびるためのアート 日韓展」およびフォーラム開催!

生きのびるためのアート 日韓展

「病」は、私たちに残された「人間らしさ」かもしれません。
 アジアでめざましい発展をとげる日本と韓国。その反面、社会のいたるところに歪みが生まれ、多くの人たちが生きづらさを感じています。
 それが時には病となり、病とともに生きることになります。その痛みは極めてプライベートな体験でありますが、その人が生を実感する瞬間でもあります。
 しかし、病にある人も自らの生を肯定し、その生を愛し、よりよく生きようとすることはできます。一人ひとりが自分の生を肯定し、無条件に愛することができるような社会をどうすればつくることができるのか。これが私たちの今日的な課題です。
 非情な現実と切実な自分の生のたたかい、それを描きつづけることによって生きのびている人たちがいます。その表現に私たちの心が打たれるのは、私たちに通底する孤独と痛みに響くからです。
 本展およびフォーラムでは、病と向き合うアートを通して、存在の揺らぎから生まれる表現と人間の文化について考えてみたいと思います。

日時
2010年8月7日(土)?8月29日(日)
日~木曜日12:00~19:00 金・土曜日12:00~20:00
休場日:月曜日、8月14日、15日
会場
アーツ千代田 3331 1階 ギャラリー
会場アクセスはこちら
入場料
無料
出展作家
韓国 キム・ドンギ/ジュ・ヨンエ/イム・ユナ/「精神健康祭」公募作品
日本 杉本たまえ/江中裕子/本木 健/名倉要造/奥村欣央/吾妻ひでお

杉本たまえ「カタルシス」
杉本たまえ「カタルシス」

キム・ドンギ「心の目」
キム・ドンギ「心の目」

「病と人間の文化」フォーラム

日時:2010年8月8日(日)13:00?16:30
会場:アーツ千代田 3331 コミュニティスペース1
参加費:一般=1,000円 高校生・大学生=500円 中学生以下、障がいのある人とその介助者1名=無料
定員:100人 要申込み

申し込み方法

参加者名、参加人数、連絡先(電話番号またはE-mailアドレス)を記入の上、下記の申し込み先にTel,FaxまたはE-mailにてご連絡ください。
ご連絡いただいた時点で受付となります。定員オーバーなど諸事情によりご参加頂けない場合に限り、事務局からご連絡いたします。
 

プログラム

13:00?13:05   はじめに/播磨靖夫(財団法人たんぽぽの家理事長)
13:05?13:15  挨拶/チャン・ビョンヨン(社団法人エイブルアート代表)
13:15?14:15 「病と向き合う魂」キム・ドンギ(本展出展作家)紹介/シン・ドングン(精神科医)
14:15?15:00 「心の杖として鏡として?平川病院造形教室の試み?」/安彦講平(平川病院 造形教室主宰)
15:15?16:00 ディスカッション・質疑応答
 ・ イ・ヨンムン(G-mind代表)
 ・ ユー・ミー(本プロジェクト韓国展キュレーター)
 ・ 安彦講平(平川病院 造形教室主宰)
 ・ 播磨靖夫(コーディネーター)
16:00?16:20 質疑応答
16:30 終了

・ フォーラム終了後、出展者によるアーティストトークあり

フォーラム申し込み先:お問い合わせ先

エイブル・アート・ジャパン
〒101-0021 東京都千代田区外神田6-11-4アーツ千代田3331#208
Tel. 03-5812-4622  Fax. 03-5812-4630
E-mail:info@ableart.org

主催・共催・協力・後援・助成

主催:アーツ千代田3331
共催:エイブル・アート・ジャパン、財団法人たんぽぽの家
協力:社団法人エイブルアート(韓国)、京畿道広域精神保健センター、京畿道 地域精神保健センター、韓国Art Brut
後援:アートミーツケア学会
助成:平成22年度 財団法人日韓文化交流基金 人物交流助成/日韓共同未来プロジ ェクト