会 期:2019年11月9日(土)10日(日)
会 場:鳥取文化センター 大会議室(アクセス)
対 象:鳥取県・近隣県の社会福祉施設職員、学生、アーティスト、デザイナー、そのほか関心のある人
定 員:各日100名
参加費:両日参加/3,000円 1日参加/1,500円 *交流会費/別途3,000円
●申し込み用紙はこちら→ 申し込み用紙(pdf) *申し込み締切:11月7日(木)
福祉をかえるアートの力
福祉の現場がクリエイティブになること、人が豊かに生きることをテーマに継続して開催してきたアート化セミナー。
今回のキーワードは地域とアートです。
近年、地域に開かれたアトリエを持つ福祉施設が生まれたり、障がいのある人と芸術大学がコラボレーションしたりといった、
アートを通じて様々な立場の人が出会ったり、協働したりする取り組みが少しずつ生まれています。
これからの取り組みの中では、アートは人と人をつなぎ、また、人が出会う場所をつくりだしていると言えるでしょう。
そこで、今回のセミナーでは様々な事例から、アートを通じて地域とつながり、
新しい価値を生み出していく可能性について考えてみたいと思います。
プログラム
1日目:11月9日(土)13:00-13:30 受付 13:30-13:40ごあいさつ
13:40-14:30 [50mm] |
事例紹介(1)「まちの表現と居場所」 武捨和貴(NPO法人リベルテ/長野) 長野県上田市にて、城下町の町家を改装したギャラリー&アトリエを運営している「リベルテ」。まちのなかにあるそのスペースでは、日々、障がいのある人たちが表現活動を通してはたらき、たくさんの人たちが訪れ、また、文化施設などとも協働しながら、福祉と地域の交差点が生まれています。そんなリベルテの取り組みから、まちのなかにひらかれた場をつくることについて考えたいと思います。 |
14:30-15:20 [50mm] |
事例紹介(2)「第三の場所としてのアトリエ」 岡崎潤(デザイナー、造形教室主催/大阪) 近年、福祉施設でのアート活動が盛んになりつつある一方、障がいのある人たちが地域の中で自由にアートを楽しめるような場所はなかなかありません。そういった場所の存在は障がいのある人たちの日々の息抜きにつながったり、居場所づくりになったりと様々な可能性を秘めています。職場でも自宅でもない第三の居場所としてのアトリエのあり方について、岡崎さんの主催する造形教室「アーピカル☆」、「オープンアトリエmirumiru」の実践を通じて考えたいと思います。 |
15:20-15:30 [10mm] |
休憩 |
15:30-16:20 [50mm] |
ゲームプレイ「知的財産権をたのしく学ぼう!」 ファシリテーター:一般財団法人たんぽぽの家 表現や情報を発信していく際に大切になってくるのが著作権や意匠権などの「知的財産権」(知財)です。一見すると複雑に思えてしまう知財の問題ですが、少し学べば自分たちの表現をより安全に発信していくことができますし、知財を知ることが自分たちの新たな表現の発見につながるかもしれません。そこで、たんぽぽの家が開発したカードゲーム「知財でポン!」をみんなでプレイし、知財とはどんなものか、その感触を学び合いたいと思います。 |
16:20-16:30 [10mm] |
一日のまとめ |
16:30-18:00 [90mm] |
オプションプログラム「見学ツアー:アートスペースからふる」 鳥取市の商店街のなかで障がいのある人たちがアート活動を行なっている「アートスペースからふる」。最近ではデザイナーと共同して商品を開発するなど、その活動を広げています。そんなクリエイティブな現場を実際に見に行きましょう! |
18:30〜 |
交流会 プログラム終了後、講師や参加者のみなさんとの交流会を開催します。美味しいご飯をかこみながら交流を深めましょう。参加をご希望の方はセミナーと合わせてお申し込みください。 |
2日目:11月10日(日)9:30-10:00 受付 10:00-10:10ごあいさつ
10:10-11:40 [90mm] |
事例紹介(3)「人と人をつなぐアート」 鳥取大学の木野彩子さんは地域の人たちと連携しながら「鳥取銀河鉄道祭」、「鳥取夏至祭」など、鳥取のまちなかで展開される様々なアートプロジェクトを実施しています。また、奈良のたんぽぽの家では京都市立大学とのコラボレーションのもと、様々なプロジェクトを展開しています。これらの大学と福祉施設や地域の人たちが出会うことで生まれる新しい表現や学びの可能性や、地域の資源としての大学のあり方について考えたいと思います。 |
11:40-12:30 [50mm] |
ワークショップ「ツミマショウヤ」 ファシリテーター:株式会社ぬか 生活介護事業所 ぬか つくるとこ 岡山の生活介護事業所「ぬか つくるとこ」では、やりたいことをやりたいときに取り組めることをテーマに活動を続けており、彼らの自由なふるまいからは様々なひとくせあるグッズやアート活動が生まれています。今回は、そんなぬかの日常から生まれた「ツミマショウヤ」(ものを積むワークショップ)を、ぬかのメンバー(ぬかびと)と一緒に体験し、表現を見つけ出す眼差しを学ぶとともに、身体・心をほぐしましょう。 |
12:30-14:00 [90mm] |
昼食休憩 |
14:00-14:50 [50mm] |
事例紹介(4)「しごとづくり:社会とつながるチャンネルをつくる」 原田啓之(医療法人清明会 障害福祉サービス事業所PICFA(ピクファ)/佐賀) 佐賀県にある共同作業所PICFAは障がいのある人たちの表現活動を仕事につなげる様々な取り組みを行なっています。その内容はグッズ制作から公共スペースでの壁画制作、ライブペインティング、企業とのコラボレーションによる日本酒づくりなど多岐にわたり、ただ単にアートをしごとにするだけでなく、施設と地域をつなぎ、彼らの存在を社会に広く伝えることにつながっています。そんなPICFAの取り組みから、しごとづくりのヒントを学びます。 |
14:50-15:50 [60mm] |
「障害とアートの相談室」 ファシリテーター:一般財団法人たんぽぽの家 セミナーの最後に、参加者のみなさんと一緒にアート活動に関するお悩みや相談事を話し合う「障害とアートの相談室」を開催します。人材や環境などの具体的なお悩みから、漠然とした不安まで、みんなで思いを共有し、考えあいましょう! |
15:50-16:00 |
おわりのごあいさつ |
16:00 | 終了 |
お申し込み方法
●申し込み用紙はこちら→ 申し込み用紙(pdf) *申し込み締切:11月7日(木)
●お申し込みは先着順とし、定員に達し次第終了いたします。セミナーおよび交流会参加費は、当日会場にてお支払いください。
お申し込み・お問い合わせ先
あいサポート・アートセンター *土日祝休み
〒682-0821 鳥取県倉吉市魚町2563
tel:0858-33-5151 fax:0858-33-4114 E-mail info.artcenter@ncn-k.net