財団法人たんぽぽの家が事務局をしている、奈良県障害者芸術祭 HAPPY SPOT NARAの新しいプロジェクト「BIG幡in東大寺」のご紹介をします。
たんぽぽの家の震災支援のつながりで、東北の障害のある方たちからも多数参加いただきました。
ぜひ芸術祭とあわせてご覧ください。
・奈良と東北をつなぐ、「花鳥風月」
「幡(ばん)」とは、東大寺の重要な法要のときに使われる「旗」で、大仏殿前の芝生に立てられます。
人々の平和を祈ったり、魔除けの意味があるといわれています。
今回の芸術祭の新しいチャレンジが「BIG幡」です。
奈良県内および東日本大震災の被災地域である岩手県、宮城県、福島県の障害のある人たちから
「花鳥風月」をテーマに作品をよせていただきました。
集まった作品は136点。
それぞれの思いをこめた作品が現代の「幡」になり、奈良の空にはためきます。
・作品にこめた祈り
岩手県、宮城県、福島県から応募いただいた方々の様子です。
![BAN.jpg](http://popo.or.jp/happyspotnara/assets_c/2013/02/BAN-thumb-141x150-2782.jpg)
![DSC02947.jpeg](http://popo.or.jp/happyspotnara/assets_c/2013/02/DSC02947-thumb-200x150-2785.jpeg)
![ban2.jpg](http://popo.or.jp/happyspotnara/assets_c/2013/02/ban2-thumb-200x150-2788.jpg)
東日本大震災の影響により、建物が壊滅したり、大切な人を亡くしたりと被災され、
仮設で活動を続ける団体や、仮設住宅に暮らしながらも、毎日施設に通い活動している人もいます。
奈良県に行ったことがない人も多いなか、
東大寺に飾られることを思い浮かべながら絵を描いてくれました。
そして絵を描くことにより、本人やまわりの人も自然と笑顔になっていきました。
・8本のユニークな幡たち
幡は全部で8本。それぞれは幅1m、全長約7mあります。
これだけのサイズでも、大仏さまの前では小さく見えるかも???
デザインは大阪を拠点に活躍されている有佐祐樹さん、
胴体のプリントについては奈良地元企業のナテック株式会社さま、
そして幡頭は株式会社GROUND ZEROさまに製作していただきました。
現代版「幡」がどんなはためきを見せるかは、見てのお楽しみです。
デザインイメージはこちらをご覧ください
東北の幡 ?ban_tohoku.pdf
奈良の幡 ?ban_nara.pdf
みなさまのご来場を心よりお待ちしております!
会期:2013年2月7日(木)~17日(日)8:00~16:00
会場:東大寺大仏殿前芝生周辺(入堂は16:00まで)
※BIG幡のある東大寺大仏殿内は入堂料が必要になります。
大人・高校生・中学生 : 500円 / 小学生:300円
障害者手帳所持者 大人 : 300円 / 小学生:150円
(介護者は1人に限り障害者手帳所持者と同額)
・速報!奈良県内、そして東北から作者が来場!「幡」が大仏様へ奉納されます!
2月6日(水)には、ご協力いただいている東大寺のご厚意により、
大仏様に「BIG幡」を奉納することになりました。
この日は奈良と東北から作者たちが来場し、
8本の幡のうちの1本をみんなで立てる予定になっています。
BIG幡についてのお問い合わせ:
奈良県障害者アート創出事業実行委員会 事務局
〒630-8044 奈良市六条西3-25-4
財団法人たんぽぽの家 内
Tel.0742-43-7055 Fax.0742-49-5501
E-mail happyspot★popo.or.jp(★を@に替えて送信してください)