2011年12月15日(木)19:00~
連続トークセッション「臨床するアート 2011」、第6回『トークカフェ――これからの暮らしをともに考える』を開催しました。
全6回のセッションも、ついに最終回。
今回は特にゲストをお呼びすることはせず、コーディネータの坂倉さんと会場であるエイブルアート・スタジオを運営しているNPO法人エイブル・アート・ジャパンの太田さんを中心に、参加者のみなさんと、これまでのセッションを振り返りながら、これからについて考える回としました。
まずは第1回から第5回まで、ゲストのみなさまから、どんなお話しを伺ったか、印象に残っている言葉、エピソードなどを参加した方にあげていただきました。
興味深いのは、同じ回に参加していた方でも、あげる点が異なること。
そこから、自分の興味――自分はなぜそこがひっかかったのだろうというようなことに気づくことになるのかもしれません。
印象に残っていることとして「それぞれのゲストに、言葉につまる瞬間があった」ということをあげてくださった方もいました。「そのときに、彼/彼女の胸に去来したものは何だったのか」ということを考えてしまうとのこと。言葉にならないことに対して、すごく豊かな何かを持っている人たち、、、そんな人の目をとおして見た、肌をとおして感じられた、震災後の社会に、私たちは触れていたのかもしれません。
また全セッションをふりかえって、「いろんな話を聞いて、ああ、こんな生き方もあるんだなと思う。一歩踏み出しているゲストの方々の話を聞いているうちに、自分も踏み出せるのかもしれないと思う」と話してくださった方もいました。
参加してくださったみなさま、ありがとうございました。
「臨床するアート」。来年もぜひ、継続して開催していきたいと思います。
今後の展開については、また決まり次第、たんぽぽの家HPなどでご案内いたします。
どうぞよろしくお願いします。
(報告:井尻貴子)