つかう人がしらべる・つくる人とみつける
医療や福祉等のケアの現場において、一人ひとりの患者や高齢者、障害のある人の生活史や文化を尊重した環境づくりが求められています。そのためにデザインには何ができるのでしょうか?
尊厳のためのデザインリサーチプロジェクトでは、ケアを利用している人やケアサービスに従事している人、さらには施設を訪れる人にとっても、自分らしくポジティブに生活できるために「尊厳」をキーワードにモノや環境、仕組み等のデザインについてケアの現場とデザイナーが協働で調査を行い、課題を発見し、デザインによる解決案を導き出しました。
本シンポジウムでは、1年にわたるリサーチのプロセスと成果を共有し、豊かなケア環境の創造についてみなさんと考えたいと思います。
- 日時
- 2011年11月19日(土)13:30‐17:00
- 会場
- 京都大学百周年時計台記念館国際交流ホール(京都市左京区吉田本町)
[アクセス]京都市バス「京大正門前」停留所で下車、徒歩約3分(JR/近鉄京都駅から206系統、阪急河原町駅から31,201系統、地下鉄烏丸線今出川駅から203系統、地下鉄東西線東山駅から31,201,206系統)、京阪本線「出町柳(でまちやなぎ)」駅で下車、徒歩約20分[地図を開く] - 参加費
- 1,000円(定員100名)
主催:財団法人たんぽぽの家
2010年度ファイザープログラム~心とからだのヘルスケアに関する市民活動・市民研究支援による助成「尊厳のためのデザインリサーチプロジェクト-ケアする人・ケアされる人を中心に」
プログラム・スケジュール
- 12:30-13:30
- 受付
司会進行:浅野翔・森村佳浩(CONNECT) - 13:30-13:40
- あいさつ:村上良雄(財団法人たんぽぽの常務理事)
- 13:40-14:00
- 講演:ケアの現場におけるデザインリサーチの可能性
医療や福祉の現場で過ごすケアを受けている人や日々忙しく動いているケアする人にも調査に参加してもらうには? 英国で行われている「患者の尊厳のためのデザインリサーチ」や本プロジェクトの経過からケアの現場における潜在的なニーズをより適切に引き出すデザインリサーチについて報告します。
水野大二郎(京都造形芸術大学講師) - 14:10-15:10
- 事例報告
医療や福祉施設等の3つのフィールドでの調査から課題の発見、デザイン提案にいたるまでの一連のプロセスやそこからみえてきた課題を報告します。
- 15:20-16:00
- ディスカッション
デザインリサーチ手法開発委員や現場で調査に関わった人たちとともに調査を振り返り、尊厳のデザイン、関係性を豊かにするデザインについて考えます。
塩瀬隆之(京都大学総合博物館准教授)
鈴木ふみ(デザインリサーチャー)
鳥海直美(四天王寺大学人文社会学部准教授)
水野大二郎(京都造形芸術大学講師)
コーディネーター:森下静香(財団法人たんぽぽの家事務局長) - 16:00-16:30
- 質疑応答
参加申込方法
次の[A]~[C]の必要事項を明記のうえ、ウェブサイトの申込フォーム、またはEmail/FAX/郵送のいずれかで主催者までお申し込みください。
[A]お名前(ふりがな)
[B]勤務先または在学先名
[C]電話番号
参加費(1,000円)は当日申し受けます。
申し込み締切:2011年11月12日(金)※定員(100名)に達し次第締め切らせていただきます。
お申し込み先
財団法人たんぽぽの家
〒630-8044奈良県奈良市六条西3-25-4
Tel.0742-43-7055 Fax.0742-49-5501
songen★popo.or.jp(★を@に変換して送信してください)
関連企画展
社会的包摂をめざすインクルーシブデザインの可能性を紹介します。尊厳のためのデザインリサーチプロジェクトの調査のプロセスや成果物も展示します。
会期:2011年11月16日(水)~12月4日(日)(休館:月・火曜日/平日、祝日にかかわらず)
開館時間:9:30~16:30(入館16:00まで)
会場:京都大学総合博物館(京都市左京区吉田本町)
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