[終了しました]東北ー奈良 つながりのフォーラム 震災から日本再生へ

tohoku-nara_A4flyer_omote.ai2015年7月17日[金]13:30-16:00(受付13:00〜)
会場:東大寺総合文化センター 金鐘ホール(アクセス)
  ※施設内に駐車場はございません。近隣の有料駐車場をご利用ください。
定員:300人(定員になりしだい、締切とさせていただきます ※申込みフォームはこちら
入場無料

 東日本大震災から4 年がたちました。被災地のみなさんの立ちつくすような思いや喪失感、関西に住む私たちの自分にできることは何かあるだろうかという焦りや無力感。その思いはそれぞれの人の間でどのように変化をし、そして実際に東北の地ではどのような復興の活動がおきているのでしょうか。
たんぽぽの家では、震災以降、宮城県仙台市に東北事務局を設置し、「支援がとどきにくいところ」「特別なニーズがある人たち」にむけて、被災の状況に応じた活動に取り組んできました。特に力をいれてきたのは、障害のある人たち自身がもつ力をいかすこと。そして、アートのもつ創造力や人を勇気づける力をとおして、人と人をつなぎ、新しい仕組みや仕事をつくりだしていくことです。
本フォーラムでは東大寺別当の筒井寛昭さん、また宮城県で復興に取り組んできたみなさんとともに、東北に生まれた震災後の文化、そしてこれからの私たちの社会のあり方について考えます。
みなさんのご参加をお待ちしています。

プログラム

13:00 受付

13:30 あいさつ  播磨靖夫(一般財団法人たんぽぽの家理事長)

13:40(20分)「助け合う心と仏教」 
筒井寛昭さん( 華厳宗大本山東大寺別当)
東日本大震災は甚大な被害をもたらしましたが、同時に現代に生きる私たちに対し、生きることの困難さだけではなく、人と人が助け合ってできることがあるということを示しました。仏教の根底にある慈悲の心、そして支援へ向かう人の心についてお話しいただきます。

14:00 (30 分) 「Good Job! 東北プロジェクト~創造する力を仕事へ」
柴崎由美子さん(NPO法人エイブル・アート・ジャパン代表理事/東京)
武田和恵(一般財団法人たんぽぽの家東北事務局/宮城)
アートを通して障害のある人の生きる力を取り戻す、そして東北の人とともにコミュニティに新しい仕事を創出することをめざしてきたGood Job ! 東北プロジェクトの4 年間を振り返り、これからのめざすべき復興のかたちを考えます。

14:30 休憩

14:40 (20 分) 東北からの報告(1)「障害のある人と描く地域の発展」
田口ひろみさん(NPO法人ポラリス代表理事/宮城)
宮城県山元町の特産品であるいちごをモチーフとした「いちごものがたりプロジェクト」。まちの人のこころの拠り所としてのコミュニティカフェ。障害のある人も地域の復興の担い手として、工房地球村がチャレンジしてきたアートやデザインによる仕事づくりと地域の再生を報告します。

15:00 (20 分) 東北からの報告② 「障害のある人とともに歩んだ復興」
畠山光浩さん(社会福祉法人洗心会 のぞみ福祉作業所施設長/宮城)
大きな被害を受けた宮城県南三陸町。すでに3度も施設を移転しながらも、障害のある人とともに新しい生活、仕事づくりをめざしてきました。障害の有無をこえて集うことや働くことを通して、障害のある人とともに歩んできた復興や、そこからみえた可能性を報告します。

15:20 休憩

15:30 (30 分) ディスカッション・質疑応答
柴崎由美子さん、田口ひろみさん、畠山光浩さん、寺川真弓さん(染織家/奈良)
コーディネート:森下静香(一般財団法人たんぽぽの家常務理事)
東北と奈良の交流を続けるなかで、実感してきたのは「支援するーされる」という関係ではなく、ともに新しい文化をつくる協同の学びがあることです。南三陸町に通いながら、繭をつむぐことを通して交流を続けてきた染織家の寺川さんにも加わっていただき、東北から生まれた知恵を共有し、これからの日本のあり方を考えます。

16:00 閉会

 

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奈良県障害者芸術祭(主催:奈良県)では2013年から東日本大震災の被災地域である岩手県、宮城県、福島県と奈良県の障害のある人の作品を募集。祈りの幡(はた)としてかかげる「ビッグ幡(ばん)プロジェクト」を実施しています。□協力:東大寺

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主催:一般財団法人たんぽぽの家/社会福祉法人わたぼうしの会
協力:NPO法人エイブル・アート・ジャパン