表現すること、表現に触れること、表現しあうことは、よりよく生きていくことに必要です。たんぽぽの家では、これまでアートやケアを通して障害のある人の生きる力を高めること、誰もが生きやすい社会をつくることをめざして活動してきました。
Art for Well-beingプロジェクトでは、病気や事故、加齢、障害の重度化など心身の状態がどのように変化しても、再び表現活動をはじめることや表現活動を継続していくことができるように、さまざまな道具や技法、最新のテクノロジーなどを取り入れた実戦に取り組んでいます。
今回、YCAM では、プロジェクトを通してみえてきた課題、可能性などの成果を共有し、障害のある人やケアに携わる人、エンジニアやデザイナーなどのみなさんと、表現とケアとテクノロジーの関わりについて考えます。
みなさんのご参加をお待ちしています。
開催情報
⚫︎日時
2024年9月14日(土)
12:00-14:00 展示・体験会
15:00-17:00 フォーラム(受付:14時30分〜)
⚫︎会場
山口情報芸術センター [YCAM] スタジオC
(〒753-0075 山口県山口市中園町7−7)
アクセス / GoogleMap
⚫︎情報保障
自動音声認識システムを利用した字幕あり
⚫︎定員
80人(先着順)
⚫︎参加費
無料
⚫︎主催
文化庁、一般財団法人たんぽぽの家、
山口市、公益財団法人山口市文化振興財団
⚫︎企画制作
一般財団法人たんぽぽの家、
山口情報芸術センター[YCAM]
*文化庁 「令和6年度障害者等による文化芸術活動推進事業」
⚫︎参加方法
下記フォームからお申込みください。
https://forms.gle/xyT7j7qMizBvAt5K7
または事務局まで電話・メールにてお申し込みください。
電 話: 0742-43-7055
メール: art-wellbeing@popo.or.jp
⚫︎チラシをダウンロードする
プログラム内容
<展示体験会>(12:00-14:00)
Art for Well-being の取り組みを映像やパネルで紹介します。現実世界と仮想世界を融合させた世界のなかで波の動きを通して感覚を共有する「WAVE:なみのダンスとMR」、AIプラグイン「Neutone」などを、体験できます。
<フォーラム>(15:00-17:00)
「Art for Well-being-表現とケアとテクノロジーのこれから」
プレゼンテーション①
「Art for Well-beingプロジェクトについて」
小林大祐(一般財団法人たんぽぽの家)
プレゼンテーション②
「障害のある人の身体表現とVR、MRの取り組み」
緒方壽人(デザインエンジニア、Takrmディレクター)
プレゼンテーション③
「YCAMにおける表現とテクノロジーの取り組み」
会田大也(アーティスティック・ディレクター)
ディスカッション
進行:小林茂(情報科学芸術大学院大学[IAMAS] 教授)
登壇者プロフィール
緒方 壽人
デザインエンジニア、Takramディレクター
デザイン、エンジニアリング、アート、サイエンスまで幅広く領域横断的な活動を行うデザインエンジニア。東京大学工学部卒業後、国際情報科学芸術アカデミー(IAMAS)、LEADING EDGE DESIGNを経て、ディレクターとしてTakramに参加。主なプロジェクトとして、「HAKUTO」 月面探査ローバーの意匠コンセプト立案とスタイリングなど。著書『コンヴィヴィアル・テクノロジー 人間とテクノロジーが共に生きる社会へ』。
会田 大也
アーティスティック・ディレクター
2003年開館当初より11年間、山口情報芸術センター(YCAM)の教育普及担当として、メディアリテラシー教育と美術教育の領域にまたがるオリジナルワークショップや教育コンテンツの開発と実施を担当する。2014年より東京大学大学院ソーシャルICTグローバル・クリエイティブ・リーダー[GCL]育成プログラム特任助教。あいちトリエンナーレ2019ラーニング・キュレーターを経て、2020年現在、YCAM学芸普及課長を務める。
小林 茂
情報科学芸術大学院大学[IAMAS] 教授
博士(メディアデザイン学)。1993年より電子楽器メーカーに勤務し、2004年から現職。監訳書『デザインと障害が出会うとき』など。人工知能などのテクノロジーは自在に解釈できるものであると捉え、多様な人々が手触り感を持って議論に参加できる手法を探求している。「Ogaki Mini Maker Faire」(岐阜県大垣市)では2014年より総合ディレクターを担当。
小林 大祐
一般財団法人たんぽぽの家 Art for Well-beingプロジェクト事務局
京都大学大学院情報学研究科で「インクルーシブデザイン」をテーマに、人・モノ・自然の共生システムや協働のあり方について研究・実践を行う。2014年よりアート・デザイン・福祉などの領域を超えて仕事を生み出す〈たんぽぽの家・Good Job! センター香芝〉に所属。福祉×テクノロジーのこれからを考え実践するプロジェクトを、全国各地の福祉施設と協働しながら進めている。
関連企画
ドキュメンタリー映像 上映会
「とけていくテクノロジーの縁結び」(18:00-19:30)
ALSを発症した体奏家の新井英夫さん、ジャワ舞踊家の佐久間新さん、踊る手しごと屋の板坂記代子さん、インタラクション研究者の筧康明さんの4名がコレクティブとして取り組んだ「とけていくテクノロジーの縁結び」。ALSを患うことと踊ることの関わり、テクノロジーの関わりから、みえてくる表現と生きること。2023 年度に実施した公演のフルバージョンとリハーサル未公開部分を含めた映像作品。
上映時間: 70分
情報保障: 字幕あり
出演: 新井英夫、板坂記代子、筧康明、佐久間新
協力: 小日山拓也
映像ディレクション・撮影・編集: 丸尾隆一
撮影: 冨田了平、小林茂
監修: 小林茂
企画・制作: 一般財団法人たんぽぽの家
文化庁委託事業 「令和6年度障害者等による文化芸術活動推進事業」
上映会当日は、Art for Well-being プロジェクト全体監修の小林茂さん(情報科学芸術大学院大学[IAMAS] 教授)による映像紹介もあります。
⚫︎上映会 日時
2024年9月14日(土)18:00-19:30
⚫︎会場
山口情報芸術センター [YCAM] スタジオC
⚫︎入場料
一律 1,000円
※学生、障害のある人(と介助者1名まで) 無料
本イベントに関するお問い合わせ
一般財団法人たんぽぽの家
Art for Well-being事務局(担当:森下・小林・大井)
〒630-8044 奈良県奈良市六条西3-25-4
TEL. 0742-43-7055 FAX. 0742-49-5501
MAIL art-wellbeing@popo.or.jp