わたぼうし語り部は、障害を個性として生かし、民話や創作童話、自分史などに自分の思いを重ね合わせて語る舞台表現です。1983年に初舞台を踏んで以来、25年、わたぼうしの語り部たちの語りは聴く人たちの心を揺さぶり続けています。 また多くの語り部たちが全国各地に誕生し、それぞれの地域で語り部としての活動を展開しています。今でも、障害のある人たちが語り部として自らを表現すること、そして舞台に立ち収入を得ることで社会のなかで自立することも目指しています。
わたぼうし語り部座
座長 岩井 菜穂美(いわい なおみ)
「わたぼうし語り部学校」。社会を風刺した自作の語りは必見・必聴の価値あり。92年より「わたぼうし語り部座」座長。現在、福岡・北九州市在住。地元では、ピアカウンセラーとしても活動中。
座員 上埜 英世(うえの ひでよ)
語り部として語りつづけるテーマは「やさしさ」。1980年、「たんぽぽ自由学校」でお話教室を受講したことがきっかけとなり、語りの世界と出会う。以後、障害のある語り部として舞台に立ち、[わたぼうし語り部]の世界を切りひらいた。現在、奈良市在住。
座員 遠藤 悦夫(えんどう えつお)
語り部座のメンバーでは黒一点。「わたぼうし語り部学校」1期生。語りのおはなし探しをするうちに、自ら童話を書き始めるようになり、自作のお話もレパートリーにしている。現在、大阪・堺市在住。
座員 金澤 季代子(かなざわ きよこ)
「わたぼうし語り部学校」1期生。普段は関西人特有のおしゃべりが止まらない。現在、大阪・交野市在住。地元では、ピアカウンセラーとしても活動中。
座員 南光 仁子(なんこう ひとこ)
「わたぼうし語り部学校」5期生。主婦業をおこないながら、小中学校や高校、地域のイベントなどで語りを披露している。現在、大阪市在住。
座員 福角 幸子(ふくすみ さちこ)
「わたぼうし語り部学校」1期生。語り部としてさまざまなアーティストとのジョイント、またダンスや演劇などその活動の幅は広がりつづけている。現在、大阪・堺市在住。
座員 古谷 妙子(ふるたに たえこ)
「わたぼうし語り部学校」3期生。おっとりとゆったりとした語り口調の持ち主。普段は、家族で営む洋裁店の看板娘をしている。現在、大阪・枚方市在住。
わたぼうし語りの会
たんぽぽの家の主催する「わたぼうし語り部学校」および「わたぼうし語り部塾」を受講した語り部たち自身による任意の会。年1回の合宿や通信などを作成し、語り部たちが自立的に互いの情報交換の場を設定しています。
わたぼうし語り部塾
わたぼうしの語りを学ぶ場であり、また同じ志をもつ仲間や語り部たちを支えるサポーターたちとの出会いの場。年3回のたんぽぽの家での合宿と4回の通信講座で1年間の完結型プログラム。
わたぼうし語り部のあゆみ
- 1989
- 俳優の故・沼田曜一氏を校長に「わたぼうし語り部学校」開校
- 1991
- 「わたぼうし語りの会」発足
- 1992.3
- 国際障害者年の十年を記念して「わたぼうし語り部芸術祭」を開催
- 1992.11
- 「第1回わたぼうし語り部コンクール」開催(旧 銀座セゾン劇場) プロの語り部一座「わたぼうし語り部座」を旗揚げ
- 1995
- 「ABLE ART FESTIVAL’95」の協賛事業として「わたぼうし語り部座・大阪公演」を開催(近鉄小劇場)
- 1996
- 「アジア太平洋の障害者の十年・中間年記念芸術祭」の記念事業として「わたぼうし語り部座・東京公演?語りの天粋?」開催(東京芸術劇場) 「わたぼうし語り部座・九州ツアー」実施(福岡・九州・諫早)
- 1999
- 「わたぼうし語り部塾」開催
- 2000.11
- 「わたぼうし語り部座・奈良公演?語りの森?」開催(奈良・桜井)
- 2001.11
- 「わたぼうし語り部座・京都公演?町家語り?」開催(京都)
- 2003.10
- 「わたぼうし語り部座・大阪公演?言霊?」開催(大阪)
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