『わたぼうしコンサートを開催したいけど、どうしたらいいかわからない・・・』という皆さんへの案内ページです。わかりやすくするために、よくある質問をQ&A方式にまとめました。あなたのまちに、あなたの学校に、「わたぼうしコンサート」を呼んでみませんか・・・?
“わたぼうし”は、その名のとおり、たんぽぽの綿毛のようにいつでもどこへでも風に吹かれて飛んでいきます。
どんなところで開催していますか・・・?
最近は、学校からの依頼が増えてきました。高校からも呼ばれます。学校が主催する場合もあれば、PTAや生徒会が企画する場合もあります。目的も人権学習、障害者理解、ボランティア学習、芸術鑑賞などさまざまです。
変わったところでは、修学旅行で京都・奈良に来られた際に、ホテルや旅館で開催することもあります。会場としては、その学校の体育館で行うことが圧倒的に多いですが、人数によっては(全校生徒でなく学年単位で実施することがあります)視聴覚室や音楽室で、また、予算がゆるされるところは近隣のホールを借りて開催することもあります。
どんな内容のコンサートですか・・・?
障害のある人たちが書いた詩をメロディーにのせて歌います。
また、「わたぼうし語り部」が民話や創作童話を語ります。「歌」と「語り」、おしゃべりをとおして、障害のある人たちの生活のこと、バリアフリーのこと、ボランティア活動のことなどを伝えます。そして、障害のある人たちへの理解や共感を深めてもらい、差別や偏見のない社会をつくりたいと思います。
主催者の相談の上ですが、下記のようなプログラムを盛り込むことも可能です。
例えば…
- 手話のコーナーを設け、耳の聞こえない人たちとのコミュニケーションのあり方を考えます。
- 子どもたちから詩を募集し、それらの詩にメロディーをつけて発表します。
- 「わたぼうし語り部」とは別に、障害のある人たちのパフォーマンス(音楽、演劇、ダンスなど)を紹介し、障害のある人たちの存在を身近に感じてもらいます。
(※別途費用が必要です。)
そのほか、気軽にご相談ください。
誰が出演するんですか・・・?
「歌うボランティア」と呼ばれている、音楽が得意な学生、会社員、主婦らで構成しているアマチュアの音楽グループです。学校や仕事の都合をつけて活動しています。また、障害のある人自身が「わたぼうし語り部」として出演します。
「わたぼうし語り部」ってなんですか・・・?
障害や言語障害などを個性として生かして、民話や創作童話、自分史などに、自分の思いを重ね合わせて語る障害のある人たちです。自分自身のことや障害のこと、いのち、環境、やさしさなどをテーマに物語を語ります。主に、「たんぽぽの家」が主催する「わたぼうし語り部学校」の卒業生で、関西を中心に15名が登録されています。
時間はどのくらいですか・・・?
60分~90分です。主催者と相談のうえ決定します。
楽器の準備は必要でしょうか・・・?
楽器はすべて持ち込みます。ただし、コンサート会場内にピアノが設置されている場合はお借りすることがあります。
音響や照明はどうなりますか・・・?
会場が学校の体育館または500人前後までのホールであれば、当方手持ちの音響機材で行なうことができます。照明はなくても問題ありません。
開催費用について教えてください・・・。
学校やPTAの予算で行うこともあれば、教育員会や社会福祉協議会から補助金をもらったり、生徒ひとりあたり?円を徴収して実施するなどさまざまです。うれしいのは、はじめてコンサートを行なった学校が、毎年の恒例行事にしてくれたり、2・3年に一度呼んでくれたり、また、先生が転勤されてその転勤先の学校に呼んでくれたりすることです。費用は下記を参考にしてください。
- トークライブバージョン
1回公演 10万円/2回公演 17万円
歌うボランティアとわたぼうし語り部によるトークを中心としたコンサートです。 - 少人数バージョン
1回公演 15万円/2回公演 25万円
歌うボランティア3~4人とわたぼうし語り部によるジョイントコンサートです。 - フルバンドバージョン
1回公演 25万円/2回公演 40万円
歌うボランティア7~10人(ピアノ、ベース、ギターetc…)とわたぼうし語り部によるジョイントコンサートです。
※交通費、食費は別途実費でいただきます。
※これら出演料に相当する費用を「歌うボランティア」の協力で「わたぼうし文化基金」としてストックし、国内外の障害のある人の芸術文化活動の振興事業に充てさせていただきます。
お問い合わせ
わたぼうしコンサート事務局 担当/酒井靖
E-mail:wataboshi■popo.or.jp
酒井靖 E-mail:sakai■m3.kcn.ne.jp(■を@に換えて送信してください)