鳥の演劇祭5「カタルシス」無事終了しました!
台風が九州・西日本を縦断していた9月17日(月・祝)、鳥の演劇祭の一環として、公演「カタルシス」がおこなわれました。鳥の演劇祭は、鳥取県東部の城下町・鳥取市鹿野町で08年以来毎年開催されています。国内、国外問わず、演劇やダンス、サーカスなど魅力的な舞台が目白押しのイベントです。
「カタルシス」に出演したのはHANAメンバーの上野和子さん、伊藤樹里さん、語り部としてたんぽぽの家とも関わりのある福角幸子さん、それに音楽家の江崎將史さんです。
舞台は伊藤さんの憲法絵本で幕を開け、憲法を暖かく語りかける伊藤さんの声色とその内容に観客のみなさんも安心して聞き入っているようでした。つづく上野さんが語ったのは、梅雨のある日散歩にでかけた日のことを描いた自作の詩。語った内容もさることながら、黒い床のシンプルなステージに立つ上野さんの、佇まいや身振りが際立つようなパフォーマンスとなりました。
福角さんと江崎さん(トランペット)のデュオは、「パ」や「ラ」といった単純な一音を、あるルールに従って音に変換していくというもの。たっぷりと間をとったふたりのやり取りに息をのみつつも、ある時から突如「しりとり」に変わり、時折客席から笑い声がもれていました。そして最後にふたたび伊藤さんが登場します。いつも通りのタイガースのエプロンをつけ、三輪自転車に乗ってまずは舞台を一周しました。BGMはもちろん六甲おろし。ラジオ深夜便の音楽をバックに、「鳥のラジオセンター」として乳酸菌の話やとうふちくわの話、日の出の時刻などをお届けしました。最後はもちろんラジオ体操もやってきました!(中島)
宮城県石巻市の仮設住宅の大橋住宅に、浴衣を寄付しました!!
石巻で最大の仮設住宅である大橋住宅で、8月10日に夏祭りが開催されました。そこで着る浴衣がないという連絡が入り、さっそく呼びかけたところ、下記の浴衣や帯が集まりました。
「去年は着られなかったから楽しみです!」、「女性はおしゃれを楽しみ、男性は粋に、そして子供たちの可愛い浴衣姿を見たら、皆さん元気になると思います。」という感謝のことばをいただきました。協力していただきました皆様、ほんとうにありがとうございました!!(家令)
2012年6月22日 7月11日に送付した物品の報告
浴衣(大人用)68枚
浴衣(子供用)33枚
帯(三尺含む) 89本
(内20本は寄付金で購入)
下駄 10足
手提袋 1つ
手拭 4本
寄付金 一万円
笑って!宮城ツアー in 8月
去る8月8日から、10日にかけて「笑って!宮城ツアー」の8月チームが東北を訪問させていただきました。6月チームとはまた違った参加者が集い、2泊3日と宮城県を中心とした研修ツアーを行いました。
今回はチームに染織作家の寺川真弓さんが参加したこともあり、1日目は「まちの工房"まどか"」で繭から糸をひくワークショップを開催。参加したまどかのメンバーさんと共に参加スタッフも夢中になって、細く、それでいて力強い繭の糸をひきました。それはまるで津波の被害から立ち上がり、しなやかに力強く新しい地で活動を続けておられる、まどかのスタッフさん・そしてメンバーさんを表わしているようでもありました。
2日目は6月チームも訪問した山元町のイチゴとトマトのハウスプラントを見学。施設の見学中に養護学校の生徒さんが笑顔で作業の手伝いに来られていたことが印象的でした。そして2日目はそのまま「工房地球村」に移動し、わたぼうしコンサートを開催。酒井さん、中川さんの声とともに、地球村のスタッフさん・メンバーさんも一緒に「地球村の歌」を歌います。楽しい歌詞とサプライズプレゼントで盛り上がったところで名残惜しく思いながらも地球村を後にしました。2日目の最後は山元町の民俗資料館にて民話の
会の方々からお話を聞きました。
ご自分たちの体験を「大津波」としてブックレットにまとめ、全国に配布し続けた方たちです。これまで民話を語り継ぎながらも、「津波の話については本当に"伝えよう"という気持ちで語ってこなかった。"民話の中の話"として語ってきてしまった。」と日頃の備えの甘さや、語り継ぐこと、そして"民話"のこれからをひしひしと肌で感じる濃い時間を共有させていただきました。
2日目は「ハート&アート空間ビーアイ」にて、代表の関口怜子さんと参加メンバーが2日間の旅を通して感じたことや考えたことをそれぞれ語り合う時間となりました。
2泊3日という短い時間でしたが、私自身初めての東北訪問でもあり、非常に濃い時間を過ごさせていただきました。伺った施設はどこも震災から1年が過ぎ、そこから何とか立ち上がり、前へと歩みを進めていこうとしている印象を受けました。しかしそれは勿論被災地の一面だけであるとも感じています。そして今回の訪問が始まりだとも考えています。奈良にいるとそれだけで震災の記憶が薄れ、また自分たちの備えさえもおろそかになっている日常を感じます。被災地を見つめ続ける、奈良にあって寄り添い続け、未来をかたちづくっていくためにはたんぽぽの家として何ができるか。今回の旅はそれに気付き、考え続けていくきっかけを与えてくれる契機になりました。(山本)
奈良と京都で「秋さんぽ」~手織り巡回展、まもなく開催♪♪♪~
カラフルショール、やさしい風合いの草木染め、キュートなマスコット、個性派アクセサリー…などなど。アートセンターHANAの「手織り部屋」から生まれたオシャレなアイテムが、奈良町と京都北白川に大集結します!
『秋さんぽin奈良』
会場:奈良町物語館(奈良市中新屋町2-1)
会期:10/14(日)~10/20(土)10:00~17:00
※初日は12:00open、期間中は無休
『秋さんぽin京都』
会場:ちせ(左京区北白川別当町28)
会期:11/16(金)~12/2(日)10:00~18:00
※土日は19:00までopen、期間中は無休
手織り展にむけて制作に励むメンバーの声を紹介します↓
「毎日少しずつ織りました。たくさんの人に見にきてほしいです」(山口明子さん)
「かわいいベルト作ってます」(前田さん)
「着物にも合うようなショールを織りました」(石原さん)
「上手に織れるようになってきたよ」(田山くん)
「お母さんにみにきてほしい」(畑中さん)
「彰吾はタグつけ値つけ、がんばってるねん」(河口くん)
会期中はメンバーも店番に立ちます(※奈良展のみ) 散策がてらに、ぜひぜひ遊びにきてくださいね。(仲井)
「タイヨウプロジェクト原画展」
11:30?20:00 木曜定休
会場:VisqLOFT
大阪市西区立売堀4−7−25 Tel 06−6531−6210
http://www.visqloft.com
タイヨウプロジェクトは、赤い羽根「災害ボランティア・NPO活動サポート基金」助成事業です。
秋の展覧会 フェルト作品展 ~こきゅう~
11:00~17:00
11月3日(土・祝)ワークショップ開催
会場:アートセンターHANAギャラリー
(詳しくは http://tanpoponoye.org/hana/gallery/ まで)
どの作品も、「呼吸」と「姿勢」を大切に一点一点丁寧につくることを心がけています。他にもハンコケース、帽子やかばん、ストールなど展示をします。寒くなる前にフェルトのあったかアイテムをゲットしてください!
たんぽぽ通信9月号で紹介したフェルトマットも完成品を展示していますのでぜひ見に来てください!!!(市川)
楽食だより
教えてくださっているのは、楽食サービスの調理スタッフの平田さんです。平田さんの教えてくださるケーキは、手に入りやすい材料を使いますが、本格的なケーキです。教室は少人数制なので、一人ひとり丁寧に教えていただけます。出来上がったケーキをコーヒー・紅茶で頂く時間もあり、おしゃべりが絶えない楽しいひとときを過ごしています♪(柴田)
たんぽぽ人物図鑑
コットンハウス ケアスタッフ 中江(なかえ) 由子(よしこ)さん
たんぽぽと出会って17年。また新鮮な気持ちで7月からコットンハウスのケアスタッフとして勤務しています。どうぞ宜しくお願いします。
放課後等デイサービス pocketスタッフ アトリエサポーター
鈴村(すずむら) 温(のどか)さん
6月から金曜日に子供たちの放課後支援プログラムpocketに来ています。毎週個性豊かな子供たちとの活動がとっても楽しいです。アトリエのサポートにも入らせていただいていて、たんぽぽぽメンバーの創作活動や作品が大好きです。普段は造形大学の学生で、作品づくりをしています。たんぽぽでは、まだまだわからないことだらけなので、いつも緊張してしまいます。なのでいろんなことを教えてください。動物が大好きで、得意技は変顔です。よろしくお願いします。