わたぼうし音楽祭40周年記念フォーラム
人間 こころ 音楽
◎日時:2015年7月7日(火)18:30-21:00(開場18:00〜)
◎会場/学園前ホール 西部会館3F
◎入場無料 ※お申し込みが必要です。締切・7/3(金)→お申込フォームへ
ひとは他者との〝相互依存〟で成り立っています。わたしの生も死も、存ることのわけも、そのつながりのなかにあります。こう訴えつづけてきた「わたぼうし音楽祭」が今年40周年を迎えます。
古都、奈良ではじまった障害のある人たちが書いた詩をメロディーにのせて、みんなで歌う小さなコンサート。ひとびとの優しい風に吹かれ、アジア太平洋へと飛び立ち、数々のドラマを生みました。商業主義の文化が圧倒的に支配するなか、スターもいない、アイドルもいない、大きなスポンサーもないこの音楽祭が、長きにわたり継続できたことは〝現代の奇跡〟と言っても過言ではありません。
「ともに生きることは大事」という市民意識から生まれた文化は、その精神を市民が支える、といいますが、みなさんの優しさにこころから感謝いたします。
そこで、私たちは40年を記念して「人間・こころ・音楽」をテーマにフォーラムを開催します。基調講演は気鋭の文化人類学者、上田紀行さんです。上田さんは大学院生のころ、〝わたぼうし〟と出会い、文化人類学の視点から評価した日本で最初の研究者です。
現代における〝わたぼうし〟のはたしてきた役割、それがひとびとのこころにどう響いたのか、その社会的な意味あい、そして未来にむかって何をめざすべきかを、みなさんと一緒に考えてみたいと思います。
■プログラム
18:00 開場、受付
18:30 開始
基調講演「人間・こころ・音楽」
上田紀行/文化人類学者、医学博士
東京工業大学リベラルアーツセンター教授 兼任・社会理工学研究科価値システム専攻
東京大学大学院博士課程修了。愛媛大学助教授(93〜96年)を経て、96年4月より東京工業大学大学院社会理工学研究科価値システム専攻准教授。2012年2月より現職。
国際日本文化センター助教授(94〜97年)、東京大学准教授(2003年〜2005年)を併任。
著書に、覚醒のネットワーク(カタツムリ社のち講談社)、生きる意味(岩波新書)、ダライ・ラマとの対話(講談社文庫)、生きる覚悟(角川SSC新書)ほか多数。
19:30 休憩
19:40 ディスカッション
21:00 終了
◎お申し込みはこちら→お申込フォームへ
40周年記念わたぼうし音楽祭事務局
〒630-8044 奈良市六条西3-25-4 奈良たんぽぽの会内
e-mail wataboshi@popo.or.jp http://tanpoponoye.org/