企画展「はばたくつばさ」(11/5-11/16)@大分

障がいのある人々の個性や創造性を尊重し、自由な表現活動を支えている「やまなみ工房」(滋賀県)と「たんぽぽの家」(奈良県)。その先進性や独自性がここ大分で共鳴します。それはまるで大空を羽ばたくつばさのように新たな可能性や方向性を描き出し、大分で育まれてきた障がい者芸術の豊かな才能もまた、この二つの力強い翼に乗って未来へと羽ばたいていけるでしょう。それぞれの個性と情熱が織りなす作品たちは人々に感動と発見を与え、共生社会への温かい光となります。


おおいた障がい者芸術文化支援センター企画展 vol. 7 はばたくつばさ

会期:2025年11月5日(水)~ 11月16日(日)10:00~19:00
※金曜日・土曜日は20:00まで(入場は閉館の30分前まで)

会場:大分県立美術館1階 展示室 A、アトリウム

観覧料無料

主催:おおいた障がい者芸術文化支援センター[(公財)大分県芸術文化スポーツ振興財団]
協力:やまなみ工房、一般財団法人たんぽぽの家、たんぽぽの家アートセンターHANA、Good Job! Center KASHIBA、Able Art Company

後援:大分県教育委員会、社会福祉法人大分県社会福祉協議会、大分県障害者社会参加推進協議会、大分県民芸術文化祭実行委員会、NPO法人大分県芸振、大分合同新聞社、NHK大分放送局、OBS大分放送、TOSテレビ大分、OAB大分朝日放送、エフエム大分、J:COM大分ケーブルテレコム

この展覧会は、大分県から(公財)大分県芸術文化スポーツ振興財団が委託を受け、企画・運営しています。

チラシダウンロード_はばたくつばさ_2025

お問合せ:おおいた障がい者芸術文化支援センター
TEL 097-533-4505 (平日9:00~17:00)
FAX 097-533-4013
E-mail artbrut-oita@emo.or.jp


たんぽぽの家 Tanpopo-no-ye
「人と人のあいだからうまれるアート」

奈良を拠点に50年以上活動を続けてきた「たんぽぽの家」。
日々取り組んでいるアート活動やプロジェクトは、障がいのある人の個性を活かすだけでなく、人と人のあいだ、関係や対話からうまれました。
異分野の協働によるアートや、近年の高齢化・障がいの重度化といった課題を表現の機会に繋げるプロジェクトなどを紹介します。
また、市民芸術活動運動として取り組んでいるエイブル・アート・ムーブメントの30年の軌跡を振り返り、これからのアートと社会の未来を考えます。

01 ひとりひとりの声をきくことから表現がうまれる

「たんぽぽの家」・「Good Job!センター香芝」のアーティストの表現の変遷を紹介します。
作品のほか、表現がうまれた背景や周囲との関係から広がる取り組みも紹介します。

出展アーティスト:武田佳子(たんぽぽの家アートセンターHANA、黒野大基(Good Job!センター香芝)

武田佳子《涙とほほ笑み》
黒野大基《オウム》

02 Art for Well-being

加齢や病気・障がいの重度化などにより、心身がどのような状態になっても表現を継続できる方法を探るプロジェクトを紹介。
テクノロジーをとおし表現とケアのあり方を考えます。

ケアの現場での音色生成AIワークショップ 撮影:衣笠名津美

03 コラボレーションからうまれるアートと仕事

一人ひとりの表現の先にある創造的な協働の場、アートやものづくりをとおして多様な人たちが出会うアートプロジェクトを紹介します。

増谷瀬奈×チェン・スミン《友達(친구)》
韓国×日本 海外交流プログラム「aE.T.プロジェクト」

04 エイブル・アート・ムーブメント30年の軌跡

1995年にはじまった市民芸術運動「エイブル・アート・ムーブメント」。
貴重な資料やメッセージから、30年を迎える活動のこれまでとこれからを展示します。

たんぽぽの家(奈良県) https://tanpoponoye.org/

アートとケアの視点から、さまざまな事業を実施している市民団体です。障がいのある人が表現活動を仕事にする「たんぽぽの家アートセンターHANA」、アート・デザイン・ビジネスの分野をこえ、社会に新たな仕事をつくりだす「Good Job!センター香芝」などを運営しています。また、アートと社会の新しい関係をつくる「エイブル・アート・プロジェクト」や、障がいのある人との協働から生まれる新たなはたらきかたを提案する「Good job!プロジェクト」を行っています。


やまなみ工房 Atelier YAMANAMI
「やっぱりぼくにはわからん展2~やまなみ工房 施設長のホンネ~」

世界から注目される91名のアーティストが集う、滋賀県甲賀市の福祉施設「やまなみ工房」。
その作品群を、大規模に紹介する展覧会を開催します。
本展は、2020年に大分県立美術館で好評を博したエキシビションの第二弾。
常識や既成概念を覆す、圧倒的な表現のエネルギー。
わからない。でも、目が離せない。
ぜひ会場でご覧ください。

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【音声ガイドあり】ナビゲーター:竹中直人(俳優/映画監督)

やまなみ工房施設長・山下完和と、本展キュレーションを手がけたPR-y主宰・笠谷圭見に、俳優/映画監督の竹中直人さんを迎えた対談形式の音声ガイドです。
無料でご利用いただけます。ご自身のスマートフォンやタブレット端末・イヤホンをお持ちください。

竹中直人氏

やまなみ工房(滋賀県) http://a-yamanami.jp/

1986年、滋賀県甲賀市において開設したやまなみ工房には現在は91名が通所し、障がいのあるアーティスト一人ひとりがそれぞれの方法で表現活動に取り組んでいます。個性あふれる作品はこれまで国内外のさまざまな分野において高く評価され、各種展覧会への出展や映画、ファッションなど多種多様なプロジェクトやコラボレーションにより幅広いアートワークを世界に発信しています。敷地内にはアトリエやカフェ、ギャラリーやショップ、ライブハウスやミニシアター、パフォーマンススタジオがあり年間3,000人が訪れます。それぞれの人間的な魅力を生かしたやまなみ工房は一人ひとりのいろんな「大好き」や自分の「得意」が大切にされ、誰もが出会いと空間を楽しむことができる場所です。


挑戦のカタチ 大分の作家たち展

障がいのあるアーティストが企業等とコラボレーションすることで、社会で多様な役割を担い新たな価値を創出した事例を紹介します。

出展アーティスト:甲斐瞳、神田雅光、古城貴博、秦亮太朗、中島眞一、中野マーク周作、中野道人、姫野暁、藤田望人、真澄アキヒロ

©2025 and and plus corp.+ Masamitsu Kanda(ONE SPACE)

中野マーク周作《筆鬼》
姫野暁《ペンギン》
甲斐瞳《AIと歩むミライマチ京都の世界》
秦亮太朗《地図》

イベント情報 【参加料・観覧料 無料】

■トークセッション「障がいのある人のアートの現在地とこれから」 【手話通訳付き】

「やまなみ工房」施設長・山下完和氏と「たんぽぽの家」理事長・岡部太郎氏とのお二人によるトークセッションです。
一人ひとりと向き合いながら日々、日常を積み重ねられているお二人に、障がいのある人のアートの今と未来について語っていただきます。

出  演:山下完和(やまなみ工房 施設長)、岡部太郎(一般財団法人たんぽぽの家 理事長)
モデレーター:山出淳也(Yamaide Art Office株式会社 代表取締役)
日  時:11月8日(土)15:00~16:30 ※開場14:45
会  場:展覧会会場内イベントスペース
定  員:椅子席30名程度
申  込:下記URLよりお申込みください。 申込期限:10月24日(金)
https://forms.gle/rNkJtfzmYpkAye1KA

山下完和
岡部太郎

■ギャラリートーク 【手話通訳付き】

会場をまわりながら展示の見どころをご紹介します。
お気軽にご参加ください。

日  時:
(1)11月9日(日)14:00~15:00
(2)11月16日(日)10:30~11:30
案内人 :やまなみ工房+たんぽぽの家+支援センタースタッフ
集合場所:本展受付
定  員:制限なし
申  込:不要

■ワークショップ「MRゴーグルで体験する、表現と日常/非日常」

「たんぽぽの家」がArt for well-beingプロジェクトで開発したプログラムを体験できます。
MR※ゴーグルを装着し、会場内に出現する波の動きを感じながら身体を動かしましょう。
※MR=Mixed Reality(複合現実)

日時:11月15日(土)13:30~14:30
会場:展覧会会場内
申込:不要・当日先着順 当日13時から本展受付にて整理券を配布します。

撮影:清水花菜

■セミナー(1)
「表現をひろめるために守る~障がいのある人のアートと著作権」

障害のある人の創作活動を支援するためのセミナーです。
人権の視点でアーティストの表現を守るためのさまざまな権利や考え方について学びます。
障がいのある人、支援者、障がいのある人の作品とコラボしたい方もぜひご参加ください。

講  師:岡部太郎(一般財団法人たんぽぽの家 理事長)
日  時:11月9日(日)10:30~12:30 ※開場10:00
会  場:2F研修室
定  員:24名
申  込:下記URLよりお申込みください。
https://forms.gle/rNkJtfzmYpkAye1KA
申込期限:10月24日(金)

■セミナー(2)
「全ては幸せを感じるために~やまなみ物語~」

個性あふれる91名のアーティストたちが集い、国内外で高い評価を得ている「やまなみ工房」の活動を山下施設長から直接、ご紹介いただける貴重な機会です。

講  師:山下完和(やまなみ工房 施設長)
日  時:11月15日(土)15:00~16:30 ※開場14:30
会  場:2F研修室
定  員:30名
申  込:下記URLよりお申込みください。
https://forms.gle/rNkJtfzmYpkAye1KA
申込期限:10月24日(金)

■公募型舞台芸術ワークショップ&発表
「WAVE: なみのダンスとMR」

たんぽぽの家・ジャワ舞踊家の佐久間新さん・デザインエンジニアの緒方壽人さんとのコラボで制作したソフトウェア「WAVE」を体験します。
現実世界と仮想世界を融合させた世界のなかで波の動きを通して感覚を共有しましょう。
MRゴーグル(ヘッドセット)を装着予定ですが、装着が難しい方も参加可能です。
※MR=Mixed Reality(複合現実)

講師:佐久間新(ジャワ舞踊家)、水田篤紀(たんぽぽの家アートセンターHANAメンバー/ひるのダンス)
日時:11月16日(日)13:00~15:00
会場:展覧会会場内イベントスペース
※公募詳細決まり次第、ご案内します。

WAVE:なみのダンスとMR


同時期開催

第30回 ときめき作品展

県内の障がいのある個人や施設から集まった数百点の作品が一挙に展示されます。
来場者投票でその年の「ときめき大賞」が選ばれます。
ぜひあなたが気に入った作品に投票してください。

会期:11月5日(水)~11月16日(日)
会場:1階 アトリウム
主催:大分県・大分県障害者社会参加推進協議会
問合:大分県障害者社会参加推進センター(097-558-8797)

開催概要

  • タイトルおおいた障がい者芸術文化支援センター企画展vol.7 はばたくつばさ
  • 日時2025.11.05 – 2025.11.16 10:00~19:00(金曜日・土曜日は20時まで)※入場は閉館の30分前まで
  • 場所大分県立美術館 OPAM 1階 展示室A、アトリウム
  • 料金無料
  • 連絡先おおいた障がい者芸術文化支援センター [公益財団法人大分県芸術文化スポーツ振興財団] TEL:097-533-4505 FAX:097-533-4013 e-mail:artbrut-oita@emo.or.jp
  • 関連ファイル chirashi_artexhibition2025oita_habataku.pdf