[終了しました]ケアする人のケアセミナー in こうち

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*「ケアする人のケアセミナーinこうち」配信はこちらでご覧いただけます。→配信を見る

「ケアする人のケアセミナーinこうち」
開催方法変更のご案内

私たちは、3月6日(日)高知県立ふくし交流プラザにて「ケアする人のケアセミナー in こうち」を開催する予定でしたが、 新型コロナウイルス感染拡大に伴うまん延防止等重点措置が高知県に適用されたことを受け、オンライン開催に変更させていただくことにしました。

皆さんと会場でお会いし、共に学び合うことできないのが残念でなりませんが、どうぞこうした状況をご理解いただき、引き続き暖かいご支援、ご協力を賜りますようよろしくお願い申し上げます。

また、参加方法及びプログラム内容の変更等の詳細につきましては、下記をご参照いただきますようよろしくお願い申し上げます。

2022年2月22日
一般財団法人たんぽぽの家
ケアする人のケアセミナー事務局


ケアする人のケアセミナー in こうち
オンライン開催

社会のなかで暮らすことや地域のなかで共生していくことは、誰かをケアし、誰かにケアされる経験の積み重ねです。

家族介護をしている人、病者を世話している人、医療や福祉にたずさわっている人、子育てしている人、誰かをケアしている人も、この世に生を受けたときから人と人との豊かな関係の中に生きています。

これからの地域社会は、助ける/助けられる、世話する/世話される、といった関係が分断することなく、多様な人々が助け合い、お互いに生き合うことが求められているのではないでしょうか。

このセミナーでは、ケアという関係を通して、地域と共に生きている人たちの実践から学び、語り合います。

■ 日時
2022年 3月6日(日)10:00~16:45

■ 内容
・オープニングセレモニー
・キーノートスピーチ
・講演1「誰もが自分らしく暮らせるまちづくり」
・講演2「生命体としての病院 ~ 痛みを希望に変換するアートの力 ~」
・「きっと明日はしあわせ色」コンサート
・分科会1 ケアとテクノロジー
・分科会2 依存問題と家族 
・分科会3 食卓共同体 ~食を通して人と人をつなぐ~

■ 会場 
オンライン開催
 ⇒ ライブ配信となります。詳細はこちら

■ 参加費
無料、事前申込は不要です。

※ただし「分科会2:依存問題と家族」は、個人情報など細心の注意を要する内容を伴うため、守秘義務を守っていただく必要があります。そのため、事前申込された方のみ視聴が可能になりますので、あらかじめご了承ください。
(視聴は3月9日まで可能です。)

→ 分科会2 事前申込フォーム

 

■ プログラム一覧 

*ライブ配信の時間は2月22日現在の予定です。また、一部プログラムを変更する場合があります。

 

■ タイムテーブル

10:00-10:10
オープニングセレモニー

YouTube配信を視聴するためのボタンです。参加する場合はこちらをクリックしてください。


 

10:10-10:30
キーノートスピーチ

ケアは本来、お互いの存在に根ざした関わりあいを意味します。人が人として生きていくうえで欠かせない、世話、配慮、いたわり、気づかいといった日常行為に置き換えることもできるでしょう。しかし、一般的にケアは介護や介助という意味に捉えられがちで、専門化、制度化の一途をたどっています。人が人として関わりあう、本来の「ケア」について考えたいと思います。

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播磨 靖夫はりま やすお
一般財団法人たんぽぽの家

新聞記者を経てフリージャーナリストに。わたぼうしコンサート、エイブル・アート・ムーブントを生み、1999年からケアの文化の創造をめざし「ケアする人のケア」に取り組む。平成21年度芸術選奨文部科学大臣賞受賞(芸術振興部門)

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10:30-11:30
講演/いのちの世話:その1
「誰もが自分らしく暮らせるまちづくり」

急速に進む少子・高齢化、単身世帯の増加等により、地縁・血縁などに基づくこれまでのコミュニティは失われ、地域力が弱まりつつあります。人と人のつながりは希薄になり、ケアする人もケアされる人も社会的に孤立しがちです。在宅での看取り、子育てなど、ご自身の経験をもとに、共助のまちづくりに向けて、今地域に何が求められているのかを 語ってもらいます。

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池田 牧子いけだ まきこ
高知県いの町 町長

旧伊野町役場に勤務するが一度退職、1993年夫の病気を機に再び職員となり、町の特別養護老人ホーム所長などを歴任。2016年よりいの町長、高知県内34市町村で唯一の女性首長。

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11:30-12:30
講演/いのちの世話:その2
「生命体としての病院 ~ 痛みを希望に変換するアートの力 ~」

医療とアートは対立するものではありません。父性と母性のように補完し合い循環させることで、そこにまだ見たことのない病院像が立ち上がってくると信じています。

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森 合音もり あいね
四国こどもとおとなの医療センター ホスピタルアートディレクター、NPOアーツプロジェクト理事長

大阪芸術大学写真学科を卒業、2005年富士フォトサロン新人賞を受賞、写真家として活動。2005年独立行政法人国立病院機構香川小児病院での壁画制作をきっかけにアートディレクターとして同病院勤務。2012年四国こどもとおとなの医療センター建設時、病院全体のアートディレクションを担当、現在ホスピタルアートディレクターとして同病院勤務。

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12:30~13:00
「きっと明日はしあわせ色」コンサート

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堀内 佳ほりうち けい
シンガーソングライター

高知を拠点に全国各地でコンサートを実施している四万十市生まれの全盲のシンガーソングライター。2012年、自伝的エッセイ「もーもの歌たね きっと明日はしあわせ色」が第57回高知県出版文化賞を受賞、また昨年度、人権意識向上に貢献し共生社会実現に向けた活動が評価され法務大臣表彰(ユニバーサル社会賞)を受賞する。高知県観光特使、四万十市観光大使。

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分科会  13:15~16:45
 ⇒ 3つの分科会をご覧いただけます。

13:15~
分科会1 「ケアとテクノロジー」

テクノロジーが飛躍的に発展している今、ケアの現場とテクノロジーの関係性があらためて問われています。この分科会では、現場で大切にしたいことを深く考えながら、技術を活用している人たちの実践的な取り組みから学び、これからのケアのありようについて語り合います。

●報告1 吉岡 由宇
●報告2 林 園子
●ディスカッション


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[報告1]吉岡 由宇よしおか ゆう
社会福祉法人福智会 特別顧問、Abstract合同会社 代表社員

物理学者から特別養護老人ホームに転身し、食事や入浴など介護記録を簡単入力できるシステム「Notice」を開発。「介護のありたい姿」を話しあいながら現場に技術を取り入れるプロセスは、技術を使う側の考えを深めている。


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[報告2]林 園子はやし そのこ
一般社団法人ICTリハビリテーション研究会 代表理事、
ファブラボ品川 ディレクター、作業療法士

3Dプリンタなどデジタル機器を備えた「ファブラボ」は世界1,500ヵ所以上のネットワークがある市民工房。ファブラボ品川は作業療法士がいる先駆的な工房でつくる楽しみとケアの新しい関係が生まれている。


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[コーディネーター]小林 大祐こばやし だいすけ
社会福祉法人わたぼうしの会
Good Job!センター香芝 スタッフ

アート・デザイン・福祉など領域を超えて仕事を生みだす「Good Job!センター香芝」に所属。デジタル技術×福祉のこれからの関係をつくるプロジェクト「IoTとFabと福祉」を全国の施設と協働している。

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分科会2「依存問題と家族」 
依存問題は、本人として家族として誰もが経験するかもしれないものです。問題の解決には、本人にも家族にも適切なケアが必要です。ここでは、依存問題を理解するとともに、私たちの課題として、何ができるのかを学び合います。

●報告1 NPO法人高知ダルク あや、さとちゃ
●報告2 秋永 恭良、田辺 司乃
●ディスカッション


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[報告1]NPO法人高知ダルク
依存症当事者スタッフ あや、精神保健福祉士 さとちゃ

高知ダルクは、依存症(主に薬物)からの回復支援を目的とし、当事者同士の共同生活の中で仲間と共に「使わない生活」を身につけ社会復帰を目指す中間施設です。


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[報告2]秋永 恭良あきなが やすよし
NPO法人高知県断酒連合会 南四国断酒会会員

アルコール依存症当事者。ピアサポート活動をベースに、依存症問題に関する様々な啓発活動に参加しながら、リカバリーの道を歩んでいる。


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[報告2]田辺 司乃たなべ しの
NPO法人高知県断酒連合会 南四国断酒会家族会員

夫のアルコール依存症罹患により断酒会に出会う。例会通いを続けるうちに、自分自身の心のケアの場所だとも気付く。


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[コーディネーター]西村 直之にしむら なおゆき
認定NPO法人リカバリーサポート・ネットワーク 代表理事

精神科医。診療と並行して依存問題の予防・回復支援をライフワークにしている。2006年よりパチンコ依存問題電話相談機関NPO法人リカバリーサポート・ネットワークを立ち上げ、代表理事を務める。

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※分科会2のみ守秘義務を守っていただくために事前申込みが必要です


 

分科会3「食卓共同体 ~食を通して人と人をつなぐ~」

核家族化やライフスタイルの多様化などによって、家族がそろって食事をする機会が減ってきています。また、一人暮らしの高齢者や共働きの家庭が増え、孤食は社会問題にまで発展しています。「食卓」はコミュニケーションの場、近年増えつつある子ども食堂やお年寄り会食などの取り組みを通して、「食」を通した人と人のつながりについて語り学び合います。

●報告1 曽我 懐愛
●報告2 上田 善道
●ディスカッション


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[報告1]曽我 懐愛そが なつめ
高知県高齢者福祉生活協同組合 専務理事

1997年より「寝たきりにならない、しない」「元気な高齢者がもっと元気に」「一人ぼっちの高齢者をなくそう」をスローガンに、配食事業、介護保険事業、宅老所事業の他地域活動を展開している。


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[報告2]上田 善道うえだ ぜんどう
NPO法人食と健康を学ぶ会 理事、
リハビリキッチン 部会長

高知県本山町では、地域の高齢者が集まりそれぞれができることを持ち寄って助け合いながら、食を介した地域の健康づくりとしてリハビリキッチンによる独自の地域づくりに取り組んでいます。それをつなぐ一番の役目はいっしょに食べることです。


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[コーディネーター]後安 美紀ごあん みき
一般財団法人たんぽぽの家スタッフ

2017年より一般財団法人たんぽぽの家のスタッフ。知的財産権を活用しながら障害のある人のアート活動を支えるプロジェクト等に従事。料理のレシピには著作権が発生しないことを知り、あらためて「食」の公共性を自覚する。

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■ すぐれものマルシェinこうち オンラインショップ

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セミナー当日には、会場で同時開催する予定だったマルシェ。高知県をはじめ、四国の障害のある人や福祉施設が生み出した魅力的なアート&クラフトをオンラインで販売します。ぜひご覧になってお買い求めください。

すぐれものマルシェ in こうち オンラインショップ

 

 お申し込み方法

オンライン配信のため申込不要ですが、分科会2のみ守秘義務を守っていただくために事前申込みが必要です。

「分科会2:依存問題と家族」は、個人情報など細心の注意を要する内容を伴うため、守秘義務を守っていただく必要があります。そのため、事前申込された方のみ視聴が可能になりますので、あらかじめご了承ください。
(視聴は3月9日まで可能です。)

→ 分科会2 事前申込フォーム

 

 

■ お問い合わせ先

「ケアする人のケアセミナー inこうち」実行委員会事務局
〒780-0822 高知市はりまや町3-16-8 アートセンター画楽内
電話 088-878-8765 Fax 088-878-8685

「ケアする人のケアセミナー inこうち」奈良事務局
〒630-8044 奈良市六条西3-25-4 一般財団法人たんぽぽの家内
電話 0742-43-7055 Fax 0742-49-5501 E-mail carecare@popo.or.jp

 

■ 主催者

一般財団法人住友生命福祉文化財団
当財団は、昭和35年に住友生命保険相互会社の寄付により、財団法人住友生命社会福祉事業団として設立、平成25年4月より一般財団法人住友 生命福祉文化財団に移行。社会の福祉及び文化の振興に貢献すべく、予防医学振興事業、福祉事業、音楽文化振興事業を展開しています。

一般財団法人たんぽぽの家 ケアする人のケアプロジェクト
「ケアする人が心身ともに健康であって初めて他者を気づかう支え合いの社会が実現できる」との考えから、1999年に「ケアする人のケア・サポートシステム研究委員会」を設立。2005年度からケアする家族を支える活動を中心に据え、全国各地で住友生命福祉文化財団と共催でセミナーを開催しています。

ケアする人のケア in こうち実行委員会
「共助のあるまちづくり」という趣旨に賛同し、さまざまな垣根を超えて高知県内の有志で組織した団体です。

 

□主催:一般財団法人住友生命福祉文化財団、一般財団法人たんぽぽの家
□運営主体:「ケアする人のケアセミナー in こうち」実行委員会
□後援(順不同)
高知県、高知県社会福祉協議会、高知市、高知市社会福祉協議会、特定非営利活動法人高知ダルク、特定非営利活動法人高知県断酒連合会、特定非営利活動法人食と健康を学ぶ会、高知県高齢者福祉生活協同組合、高知新聞社、朝日新聞高知総局、毎日新聞高知支局、読売新聞高知支局、産経新聞社、NHK高知放送局、RKC高知放送、KUTVテレビ高知、KSSさんさんテレビ、KCB高知ケーブルテレビ、エフエム高知