[終了しました]「もうひとつの見方」展

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もうひとつの見方

会期:2015年3月20日(金)~22日(日) 10:00~17:00(最終日は15時まで)
場所:東大寺総合文化センター 小ホール(地下1階)・入場無料

アートにはいろいろな見方があります。美術の歴史の中で評価される表現、社会の変化により評価が高まる表現。そして、暮らしのなかで生まれ、暮らしのなかで親しまれる表現。出会った表現をどう受け止めるかは人それぞれです。
この展覧会は、今こそお見せしたい、奈良の障害のある人たちの作品を紹介します。人はなぜ表現するのか。その表現を私たちはどう受け止めるのか。
展覧会とともにさまざまな立場の人たちのよるトークをとおし、多様な視点、「もうひとつの見方」の可能性について話し合いたいと思います。ぜひご来場ください。

出展者:伊藤樹里、澤井玲衣子、高田千惠子、武田佳子、中村真由美
藤田雄、古谷秀男、山崎康史、山野将志、若杦大介

◎厚生労働省「平成26年度障害者文化芸術活動支援事業」/この事業は、平成26年度厚生労働省(国庫補助)により全国5ヵ所でモデル事業として実施しています。

「もうひとつの見方」トークセッション (定員各回30人・要申し込み)

お申し込み先:一般財団法人たんぽぽの家 artsoudan@popo.or.jp 電話:0742-43-7055
※お名前、ご所属、連絡先、参加人数をお知らせください。入場料や参加費は無料

■3月20日(金)
13:00~14:30 報告「『障害とアートの相談室』から」
今年度取り組んだ奈良の障害のある人たちの創作活動の調査や相談支援について、関わったアーティストやスタッフが振り返ります。
・太田啓子(立命館大学衣笠総合研究機構客員研究員)
・岡崎潤(デザイナー)
・前川紘士(美術作家)
・森下静香(一般財団法人たんぽぽの家)

15:00~16:30 トーク「表現を伝える」
表現を社会に伝えるのに大切なことは?発信や共有に必要なことを、本展に関わった人たちとの具体的な事例から考えます。
・多田智美(編集者・MUESUM)
・森口ゆたか(美術家・NPO法人アーツプロジェクト代表)
・宮下忠也(アートディレクター)

 ■3月21日(土)
10:00~12:00  ワークショップ「こどものてつがく美術館」 ※小学生と保護者での参加15組まで
アートには何かを発見していく楽しみがあります。こどもたちと作品を見ながら、対話をとおして表現について考えます。
・ファシリテート:高橋綾(大阪大学コミュニケーションデザインセンター 招聘教員)
・阿部こずえ(一般財団法人たんぽぽの家)

13:00~14:30 トーク「個性が開く現場から」
障害のある人はどんな気持ちで作品と向き合っているのか。そのサポートはどんなものなのか。本展出展者とサポーターから話を聞きます。
・山野将志(アーティスト)、吉永朋希((社福)たんぽぽの家アートセンターHANA、高田千惠子(アーティスト)、小野寺聡((社福)在友会フレンズまきばあぐりアトリエ創佳舎)、藤田雄(アーティスト)、中谷有香((社福)青葉仁会)

15:00~16:30  「わたしにはこう見えます」
障害のある人の表現はどう見える?学芸員やギャラリスト、コレクターの視点から作品をどう見て、どう受けとめているのか、お話をうかがいます。
・平田剛志(京都国立近代美術館 研究補佐員)
・野村ヨシノリ(Gallery OUT of PLACE代表)
・川上文雄(奈良教育大学 教員)

■3月22日(日)
10:00~12:00 トーク「アートの可能性~教育・ケア・地域~」
障害のある人のアートの可能性とは何か。豊かな社会づくりに向けて、その役割を広げていく実践を報告します。
・安田奈津希(奈良東養護学校 教諭)
・西尾美也(アーティスト)
・岡部太郎(一般財団法人たんぽぽの家)

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障害のある人の表現活動を支える上での悩みや問題を共有する「障害とアートの相談室」をオープンしました!相談事業のほか、本展出展者の作品を収録している図録や、障害のある人たちのアート活動を支援するハンドブックを製作します。最新情報は、ウェブサイトをご覧ください。http://artsoudan.tanpoponoye.org/