たんぽぽ通信vol.98

韓国・京畿近代美術館でエイブル・アート展を開催!

 この夏、韓国・京畿道でHANAアーティストの作品が登場します。近年、韓国では「エイブル・アート・ムーブメント」への関心がたかまっており、昨年には京畿道水原市にアートセンターHANAをモデルにした「エイブルアートセンター」がオープンしました。障害者アートという視点だけではなく、社会と向き合う市民のアート活動という認識が強く、たんぽぽにもさまざまな分野で活躍する人たちが韓国から訪れています。
 

 今回、はじめて公立の美術館での作品展示になります。韓国・アメリカ・そして日本の障害のある人の表現を展示することとなり、日本の作品としてアートセンターHANAが選ばれました。5月に美術館の学芸員が来日し、準備をすすめてきました。山野さん、武田さん、伊藤さんのベテラン勢に加え、西ノ園さん、中村さんの若手の出展がきまりました。
 

 展示は3ヶ月ほどですので、もし韓国に行く機会があれば、ぜひお立ち寄りください!(岡部)

展覧会概要:
会期:2012年7月24日(火)~10月7日(金)
会場:Gyeonggi Museum of Modern Art(京畿近代美術館)
内容:エイブルアートセンター(韓国)、クリエイティブグロース・アートセンター(アメリカ)、アートセンターHANA(日本)の作品展示
HANA出展アーティスト(敬称略/順不同):山野将志/武田佳子/伊藤樹里/中村真由美/西ノ園有紀
協力:京畿文化財団

 

グラスアートワークショップ開催しました!

  6月19日にアートセンターHANAでケアサポーターの末永さんを講師として招き、「グラスアートワークショップ」を行いました。

  グラスアートとはステンドグラスのようなもので、短時間で安全に作品を作ることができるクラフトです。末永さんがその資格を持っているということで、この話を提案していただき開催する事になりました。富丸風香さん、中西正繁さん、松本悟さん、浜野宏子さんが参加し「夏のカフェを彩ろう」を合い言葉に制作。富丸さんはシュールなセミと夏の風景、松本さんは大きなひまわりとスイカ、中西さんは「真夏の悟くん」というテーマを描き、浜野さんはカラフルな花火を作ってくれました。gurasu1.jpg

  このワークショップでは普段の制作とはまた違った創作で、メンバーは新しい体験をする事ができました。今後も新しい事を楽しんで行えるような企画をたてていきたいと思います。(吉永)

 

  日本ボランティア学会2012年度北浦和大会
~東京の果て、東北のはじまり 境界を生き抜く~
 

  6月30日、7月1日の2日間埼玉県北浦和市で開催された大会に参加してきました。
 日本ボランティア学会は、1998年「ボランティアの魂と社会を洞察する知と実践する力を養い、人間の声に充ちた共生社会を立ち上げる」ことを目的として設立された団体で、財団法人たんぽぽの家に事務局をおいています。日常で紡いだ経験値を今回のような大会やフォーラムや研究の場に提起して相互的な学びや議論を行う場となっています。
 

  今大会の演目は自閉症の男性と彼の介助をしている男性の日々の持ち持たれつの日常をライブ紙芝居でパフォーマンスするという、斬新でユーモア溢れるオープニングでスタートしました。
 v.jpg

  2日目の分科会は、なんと!北浦和市にあるふれあい通り商店街にある建設中のお家が会場となりました。みなさんは“住み開き“という言葉を聞いたことがありますか?(住み開き:子供が独立してできた空き部屋や、改築によって生まれたスペースをカフェやギャラリーなどとして、近隣の人たちに自宅を開放すること。)この言葉を創り出したアサダワタルさんが進行する中、日本各地で地域の中で面白い取り組みをしている若者たちの経 験を聞くというものでした。
  今大会を通して、社会の中の様々な「境界」にいる自他を意識することができました。とても刺激的な2日間になりました。(浦)
 

 

 

 

甚八寿司さんと巻きましたsushi1.jpg

 先日、奈良にある江戸前寿司の甚八さん(奈良市四条大路)が、ボランティアでメンバーと一緒に巻きずしを作りに来てくれました!甚八さんは「巻きずしがどうやって作られるかみんなに知ってほしい」とおっしゃっていて、みんな夢中になって巻きました。
 当日は、かっぱ巻、おしんこ巻、サラダ巻、エビマヨ巻と色とりどりの細巻きと稲荷寿司を作りました。桶に盛り付けて、本格的なお寿司が完成しました!参加したメンバーの中西君は「めちゃめちゃ難しかった。まきすを使ったのは初めてで、しゃり(酢飯)が海苔からはみ出てしまった。でも味はおいしかった。またしたいです!」と感想をくれました。次はにぎり寿司づくりがしたいなぁなんて野望を抱いているスタッフの市川でした~。(市川)

 

 

 

くらっぷ「ゴドーを待ちながら」公開リハーサルのお知らせ

  8月3日(金)の公演(Libido展@鹿児島/http://www.shobu.jp/libido/index.htmlでのオープニングイベントに参加)にさきがけ、以下のとおり、公開リハーサルをおこないますので、みなさまぜひお越しください! 
 

日時:7月21日(土) 開場13:45 開演14:00(15:00終演予定)crap02.JPG
会場:たんぽぽの家シアターポポ(わたぼうしの家のホール)  入場無料
演出:もりながまこと
出演:岡本拓郎(マツジュン)、河口彰吾(カツカレー)、木村由有里(ポニー)、十亀史子(おねえさん)竹島遥香(つくし)、前田考美(あいちゃん)、八尾佑希子(チョコチップクッキー)、山野将志(シシマイ)
★今回のみどころ★
 「ゴドーを待ちながら」はこれまでも発表してきましたが、今回は演出にもマイナーチェンジが加わっています。前作までを見たことある方は、まちがいさがしのように、変わった部分を見つけてみてください。 「ここでこのキャラクターが!?」という場面もあるかもしれません。そして今回初共演となる、チョコチップクッキー役の八尾さん、シシマイ役の山野さんのコンビも、舞台上で炸裂の予感です…!(阿部)
………………………………………………………………………….
 【応援募金のおねがい】
  くらっぷの遠征や制作にかかる費用で、出演メンバーの自己負担金を減らすために、募金へのご協力をおねがいいたします。(一口 500円)
 リハーサル会場にて、または常時担当スタッフ(大久保)が受け付けていますので、お声かけください。集まったお金は主に、衣装・小道具費、鹿児島までの交通費にあてさせていただきます。

 

 

今年もやります! 可児市「エイブル・アート」展

  4年目の開催になる今年のテーマは、「アートはココロの冒険~ちょっとクラクラしてみる?」です。個性豊かな、東海地方在住に障害のある人の作品を紹介します。松阪にある「希望の園」、岡崎市の「藤花荘」、ゲストアーティストとしてエイブルアート・カンパ二ーから中原健太郎さんを紹介します。また毎年恒例の可児市支援学級の生徒の作品も紹介します。どの作品も、日常の中にありながら気付くことのなかった様々な視点に気付かせてくれます。遠いですが、ぜひ一度可児市まで足をお運びください!(阿部)
kani.jpg 

会場:可児市文化創造センター・美術ロフト
日程:2012年7月20日(金)~7月29日(日) 火曜休館 10:00~19:00
 

 

 

 

ZUMBA!ダンス教室のご案内zumba2.jpg

  たんぽぽ生活支援センターの月2回のダンスプログラムに来ていただいている村木麻由先生主催のダンスサークルが月1回土曜日シアターポポで開催されています!
みなさんZUMBAって聞いたことはありますか?ZUMBAとはラテン系の音楽とダンスを融合させて創作されたダンスフィットネスエクササイズです。速いリズムと遅いリズムの曲を組み合わせて行う、エキサイティングなエクササイズです。心肺機能を向上させるとともに、多くのカロリーを消費するので、高い脂肪燃焼効果が期待できます。ダンスの経験は全く必要ありません!是非みなさん参加してみてくださいね♪

申し込み・お問い合わせ先:村木麻由
電話番号:07055035598 
メールアドレス:pakukorojonny@gmail.com

 

 

ホームだより ~コットンクラブ開催!!ヘルシー焼き野菜パーティ~

 cotton1.jpg  コットンハウスで生活しているメンバーが、企画し開催するコットンクラブ。毎回、鍋パーティやバーベキューなど一年を通して、美味しい料理や楽しい話で盛り上がっています。
今回は福井希至子さんが企画した「ヘルシー焼き野菜パーティ」。野菜はもちろん、生活者の澤井玲衣子さん、伊藤樹里さんの手作り料理、畑中栄子さんの漬物なども加わり、また普段とは違った顔ぶれでの集いを楽しむことが出来ました。
  また、今回は地域の方も参加していただき、コットンクラブとしても実りのある回になったのでは、と思います。今後も継続して地域の方々との交流の機会を設けていきたいと考えています。
 

   最後に福井さんへのインタビュー!→「樹里さんの肉じゃが、玲衣ちゃんの野菜料理、とてもおいしかった。たんぽぽの近くの人が来て下さって、賑やかなクラブでした。」
次回のコットンクラブも、こうご期待です!(山本)

 

たんぽぽ人物図鑑

財団法人たんぽぽの家 スタッフ 武田(たけだ) 和恵(かずえ)

  山形県山形市出身です。大学では映像を専攻して、8ミリフィルムtakeda.jpg
の自家現像などにはまっていました。
  卒業後は、たんぽぽの家でボランティアをして、エイブルアートに触れたことがきっかけで、山形市の福祉施設で援助員を行っていました。そのころからずっと気になっていた、たんぽぽの家に導かれ、今年度から宮城県の被災地にある施設の支援に入っております。被災地の何もなくなった海岸沿いの広大な土地をながめて、ここでなにができるのかな~と空想している今日この頃です。
 

 

たんぽぽ生活支援センター・コットンハウス 兼任スタッフ 坂本(さかもと)千恵(sakamoto.JPGちえ)

  10年間高齢者の職場で勤め、去年一年かけて念願の世界旅行へいってきました!大好きな遺跡や聖地を巡り、憧れの先生のアーツセラピーのワークショップを受け、いろいろな人の優しさや自然の美しさに涙しながら今年帰ってきました。学生の頃からご縁のあったたんぽぽに今勤めだし、奈良に住むようになり、新しい生活のスタートにわくわくしています。
  いま、一番興味があるのは農業! 土、さわりたいです。いま、いちおしのマンガは“ナウシカ”(全7巻)、映画はマンガのさわり部分でしかなく、その世界観の深さに驚愕します。読みたい人はぜひ声をかけてください?