01 たんぽぽの家に皇太子さまが来訪されました。
奈良市で20日に開かれた「第35回全国育樹祭」の式典出席のために来県された皇太子さまが、19日午後、たんぽぽの家に視察に来られました。
皇太子さまは、アートセンターHANAでギャラリーとアトリエを見学されました。ギャラリーでは山野将志さんや澤井玲衣子さん、小松和子さん、武田佳子さんらの作品を鑑賞。エでは中村真由美さんのデッサンをみて「すごく細かくて時間がかかりますね。これからもがんばって描いて下さいね」とお声をかけてくださいました。ショップで販売しているたんぽぽの家の製品をご覧になり、「とてもいいですね」とお褒めいただきました。
また、演劇グループ「くらっぷ」の「ゴドーを待ちながら」の練習風景も見学されました。演出家のもりながまことさんやメンバー、メンバーのお母さんたちにも「楽しいですか?」「みなさん楽しくしておられてよかったですね」などとお声かけいただき、短い時間でしたが、とても和やかな雰囲気の中、観劇していただくことができました。メンバーの十亀史子さんから「心配しているんですけど、天皇陛下のおかげんはいかがですか?」という質問も飛び出し、「心配していただいて、ありがとうございます。熱も下がりました」とお答えしてくださるという場面もありました。
皇太子さまは、視察後、宮内庁を通じて「障害を持った方々がそれぞれの可能性を力強く表現している様子に深い感銘を受けました」と感想を発表されたそうです。限られた時間の中で、ほんのわずかずつのご案内にも関わらず、たんぽぽの家の取り組みに関して深くご理解いただき、私たちにとっても有意義でうれしい気持ちを感じた皇太子さまのご来訪でした。(内山)
02 親守唄・歌会が行われました。~なら介護の日2011~
“なら介護の日2011”のイベントに関連し、11月5日、かしはら万葉ホール(奈良県)にて、子から親へ愛を贈る「親守唄・歌会」の入選作品発表および表彰がおこなわれました。
いのちを育んでくれた親、家族に向けてのメッセージを歌や朗読で発表する「親守唄・歌会」は今年で8年目をむかえ、全国から約80点の詩と曲が寄せられました。会場では選考会で選ばれた5作品が披露され、審査の結果、「伝えたいこと」を作詩作曲された吉田洋さん(奈良県)が親守唄大賞を受賞されました。選考会をはじめ、「親守唄・歌会」当日においても審査員の議論が白熱する力作ぞろいでした。この「親守唄・歌会」はインターネット放送局“ケアラーズジャパン”(http://care-jp.tv)でライブ中継されました。
詩や曲をとおして「家族の絆」の物語が生まれ、いつくしみの文化が育まれることを願います。(松田美紀)
03 楽食だより
~高齢者が楽しんで食べられる料理レシピコンクール・なら介護の日2011~
2011年度は71のレシピの応募の中から7つのレシピが選ばれました。食はいのちをつなぐものであり、また楽しみのひとつでもあります。高齢で介護が必要になってもそれは同じです。高齢者や介護をしている家庭でも食を楽しむことができ、それは生活の質を高めることになります。今年も介護の日に合わせて開催されたコンクールに応募のあったアイデア豊かなレシピの中から各賞の入賞者をご紹介します。
○若羽大賞「山芋の桜海老グラタン」 武藤 淑子さん
○アイデア賞「群雲羊羹」 中島 治子さん
○家族で楽しめるで賞「うどんのピザ」 村井 香枝さん
○栄養が満天で賞「具だくさん豆腐ハンバーグ」 竹山 道代さん
○カルシウムがいっぱいで賞「ヨーグルトでチーズ風味プリン」 君本 佳代さん
○介護賞「もやしボールのスープ煮」 有田 静さん
○お料理大好きで賞「肉巻き里芋の煮物」 松本 洋子さん
04 ケアする人のケアセミナーin徳島/広島 開催報告
ケアする人のケアセミナーを、11月19日に徳島県徳島市のふれあい健康館で、11月25日に広島県廿日市市のさくらぴあおよび廿日市市商工保健会館で開催しました。参加者数は徳島145人、広島203人でした。
徳島では、いのちのあり方や生きる姿勢、助け合う関係について学んだり再確認したりしました。広島では介護する家族の現状を取り上げ、ケアする人を地域でいかに支えていくかをともに考えました。
参加者からは「介護者が本音で話せる場が必要」「地域でつながりを作りたい」などの感想をいただきました。徳島の現地実行委員会からは「このセミナーで終わりにせず、継続してこのような学びの機会を作っていきたい」との声があがっています。「ケアする人のケア」の文化が着々と広がっているように感じました。(佐賀)
※財団法人 住友生命社会福祉事業団共催事業
05 小松和子個展 ~いのちと自然の力~報告
11月15日~20日、京都の堺町画廊で小松和子さんの個展を開催しました。今回の個展は「いのちと環境」をテーマに、生きること、自分が笑顔でいることの大切さを描き続けた近作の展覧会です。16日にはたんぽぽメンバーとボランティアさんの展覧会ツアー、最終日には小松さんによるアーティストトークとスズキキヨシさん(おんらく市場)によるライブも行われました。音楽療法や社会福祉施設での豊富な経験から奏でられる音楽はさまざまな人たちに”音楽の入り口”を提供していました。
個展開催を目標に頑張ってきた小松さんも「本当に開催できてよかった、色んな人に見てもらってよかった」と感想を述べておられました。(吉永)
05 Visq展開催
10月26日から11月27日に大阪・立売堀にある輸入アンティーク家具のお店【VISQ】で企画展「and you」を開催しました。今回の企画には、アメリカ・サンフランシスコにある障害のある人のためのアートNPO【Art WithOut Label】(AWOL)からも作品が出展され、11月3日のオープニングパーティにはAWOLスタッフが来日し、お互いの創作活動について意見交換などを行い交流しました。また、HANAの最新グッズとして、山村さん・西ノ園さんのiPhoneカバーなどが登場しました!(藤井)
06 笑ってチャリティーコンサート!
先月、11月30日、仙台フィルハーモニー管弦楽団の弦楽奏者による『笑ってチャリティーコンサート』を開催しました。会場はほぼ満席となり大盛況のうちに幕を閉じました。
ご来場いただいた皆様、またご来場いただく事が出来なくとも、コンサートの宣伝をしていただいた皆様には深く御礼申し上げます。
コンサートでは、グリエール:二重奏よりプレリュード、子守唄。ブラームス:ヴァイオリンソナタ一番ト長調。マスネー:タイスの瞑想曲。モンティ:チャルダッシュ。フォーレ:エレジー等が演奏されました。バイオリンとコントラバスによる演奏は、珍しいそうで、本来、バイオリンとチェロで演奏される楽曲をアレンジして演奏した曲目もあったとのことでした。どの楽曲も素晴らしく多くの方々に『感動した』とのご意見をいただく事ができました。演奏家の小池さん、村上さん、児島さんには深く感謝し、今後のご活躍をお祈りしたいと思います。
また、途中休憩をはさみ、“言葉のちから”の詩の朗読を県立奈良高校の生徒の方々に披露して頂きました。素晴らしい朗読を披露され、言葉のちからそのものを実感することができました。
ご協力いただいた皆様、本当にありがとうございました。(佐藤)
07 HANAギャラリー「あったか絵本展」始りました。
場所:たんぽぽの家アートセンターHANAギャラリー
期間:2011年12月9日(金)~12月24日(土)11:00~17:00 日・月・祝は休館
今年は東日本大震災、奈良県も豪雨災害に見舞われるという大きな悲しい出来事が相次いで起こりました。しかし、それとともに今年は日本中が人と人との絆やぬくもりを再確認す
る契機ともなりました。
今回の「誰かに読んであげたい、あったか絵本展」では、HANAギャラリーから寒い冬にぴったりのクリスマス絵本を皆様にお届けします。クリスマスという、平和や隣人を思う心を確かめ合うキリスト生誕の日にちなんで、どこか懐かしいぬくもりや誰かに思わず伝えたくなるようなあたたかさを皆様にお届けします。(浦)
12月18日(日)14:00~15:00 絵本読み聞かせ会 (対象6歳児まで)
要事前申し込み:たんぽぽ生活支援センター 担当 浦 TEL)0742-40-1030
08 今月のおすすめ商品!
【たんぽぽの家・冬のギフト】
はやいもので年の瀬ですね。大切なひとのとびきりの笑顔がみたくなったら、お歳暮の準備をはじめたいですね。年越し蕎麦は、蕎麦のように細く長く達者に暮らせること、蕎麦が切れやすいことから、一年間の苦労を切り捨て翌年に持ち越さないようにと願いをこめたのが由来と云われています。
自家製の蕎麦をひと粒、ひと粒石臼挽きして伝統をまもった技で練り上げ、コシと風味のある蕎麦に仕上がっています。(是永)
【岡山 製麺屋三座】a半生そばセット(そば2人前220g×4袋、つゆつき)、b蒜山高原そばセット(そば90g×6袋、そば茶100g、つゆつき)