01 HANAに初お目見え!
HANAギャラリーでは、アートセンターHANAでうまれた作品を展示しています。奈良ではじめての展示となる、中村真由美さんの「ハリポテ」(動物シリーズの張り子作品)が一同に並んでいます!ひときわ大きな「ヒツジ」、立派な立髪をもつ「ライオン」、のっそりした出で立ちの「トカゲ」、カラフルな「トラネコ」などがご覧いただけます。
また、山野将志さんの動物シリーズ、木村昭江さんの「世界の民族」シリーズ、小松和子さんの「かっこいい男 夏編」など新緑の季節にぴったりの絵画をはじめとした、さまざまな作品を展示していますので、どうぞお気軽にお立ち寄りください。(藤井)
Infomation!
中村さんの「ハリポテ」とHANAの手づくりグッズが展示・販売されます!
「カタリコとハリポテ」
会期:2010年7月10日(土)?8月1日(日) 12:30?19:30 (最終日17:00まで) 会期中無休
会場:タピエスタイル
〒542-0081 大阪市中央区南船場4-4-17 B1
Tel.06-4963-7450 【地図を開く】
02 35回記念わたぼうし音楽祭 音楽祭への道Vol.5
去る5月22・23日に35回記念わたぼうし音楽祭、作詩・作曲の部の選考会が行われました。
僕は、今回が選考会デビューで作詩の部の入選詩にどんな曲がついているのだろうか、良い曲に巡り会えるのか・・・そんな思いを持ちつつ、ドキドキしながら選考することができました。選ばれた8曲は全て素晴らしいものでしたが、入選することが出来なかった曲も素晴らしいものが本当に沢山ありました。いろんな人の思いのつまったこの名曲の数々!発表される日が今から待ち遠しいです!!(浅井)
03 たんぽぽ春咲きバザール2010開催!ありがとうございました♪
天候にも恵まれ、心地よいそよ風に包まれながら、恒例の春咲きバザールを開催いたしました。両日とも大変多くのお客様にお越しいただきました。
そんな中、ひときわ目立っていたのは、やはりせんとくんでした。愛くるしい顔をしたせんとくんが、パワフルなダンスを披露してくれ、会場にいたみんなを、楽しさと幸せの渦に巻き込んでくれました♪せんとくん!遷都1300年祭で忙しい合間を縫い、たんぽぽにきてくれてありがとう!またどこかで会いたいものですね!!
おかげさまで、今回もたくさんの商品をご寄贈いただき、約180万円の収入がありました。今回のバザーから初めて担当をさせていただきましたが、毎日値付けに来てくださる親の会の皆様やボランティアの方々を見て、改めてこの協力がなければ毎回のバザーは成功していな
いだろうなぁという事を実感しました。
当日のお客様、寄贈してくださった方、ご協力いただいたボランティアのみなさん、色んな人に支えられ、バザー当日2日間とも事故もなく大盛況に終わりました。みなさん、本当にありがとうございました。(三輪竜郎)
04 播磨靖夫芸術選奨受賞記念パーティー(奈良・東京)報告
奈良パーティー(ホテル日航奈良/10.5.16)
この日のパーティーは、ガムラン演奏と大阪大学総長の鷲田清一さんのお言葉で始まりました。みなさんのお祝いスピーチにあった「播磨さんがやっと国に認められた」というお言葉どおり、播磨さんの今までの仕事が認められたことを、喜び分かち合い、会場中が幸せに包まれたパーティとなりました。(吉永)
東京パーティー(座・高円寺/10.5.23)
播磨さんの芸術選奨受賞を、関西だけではなく関東でも祝いたい、という声がたかまり、東京でパーティーを開催していただくことにな りました。呼びかけ人代表の立教大学名誉教授・栗原彬さんの挨拶にはじまり、播磨さん、座・高円寺の芸術監督、佐藤信さん、立教大学大学院教授の中村陽一さんとの鼎談(写真 左)、平田オリザさんや松兼功さんをはじめとするリレートークなど、たんぽぽの歴史に語り継がれる人物たちがオールキャストで出演しました。あらためて、多くの人にささえられて活動をしていることを実感しました。パーティー開催にご尽力いただいたみなさん、ありがとうございました。(岡部)
05 HAHAHA HA! Ah…. Creativity Tシャツ発売!!
「HAHAHAと笑い、HA!とひらめき、ah…. と感嘆する」クリエイティビティに必要な要素を凝縮したこのメッセージがプリントされたTシャツが播磨さんの芸術選奨受賞記念パーティーにあわせて制作されました。
これはフィリピン・AOL応援キャンペーンTシャツでもあります。今年のわたぼうし音楽祭にゲスト出演するThe Ambassadors of Light(AOL)は、視覚障害のある若者たちが、音楽をとおして可能性を開花・発展させることを目的とする、フィリピン初のNGOです。しかし、AOLのメンバーの生活は厳しいのが現状です。このTシャツの収 益はAOLメンバーに音楽教育を提供する奨学金制度の運営費となります。みなさまのご購入が支援につながります!<1枚2,500円 サイズS/M>お問い合わせ・ご注文はたんぽぽの家(酒井)まで! (井尻)
06 エイブルアート日韓展に参加しました
韓国の、京畿道(キョンギド)広域精神保健センターからの呼びかけで、日韓障害者アート展に参加してきました。
4月1日?6月13日まで、京畿道内13カ所を巡回し、それ以降、日本を巡回する予定です。日本からは高知の「心に平和を委員会」より3名、長崎在住の谷本光隆さん、そしてアートセンターHANAからは澤井さん、山野さんの作品を出展。澤井さんは、日本からの出展者として、4月3日(土)に展覧会場の水原(スウォン)青少年文化センターにて開催されたアーティスト トークに出席しました。
繊細で伸びやかな大胆さを感じる澤井さんの作品は、来場者の方たち のハートをキャッチ!「澤井玲衣子です。油絵を描いてます。」としっかりと自己紹介をされました。来場者からの熱心な質問が飛び交う中、生活や経験から創作活動が生まれていることや、個展から自立生活に至るまで、さまざまな人との関わりを持つ事で、こころも強く変化し、作風も変化してきたことを伝えることができました。「(作品を描くとき)どんな思いでいつもいますか?」という質問に、澤井さんは「楽しんでやってるな」と答えてくれました。スタッフとして、とてもうれしい言葉でした。(松田)
07 インドネシアの学校に手織り機をプレゼントしました!
5月14日~19日にインドネシアのバタム島にある障害のある子どもたちの通う学校Sekolah Luar Biasa(SLB)Kartiniへ、手織り機をプレゼントしに行ってきました。
このプロジェクトのきっかけは、昨年のわたぼうし音楽祭でインドネシアの団体がジャワ舞踊を踊ってくれた際、バタム島内外で病院や学校などの施設を運営するスリ・ソエダルソノさんが同行され、HANA内を見学中に手織り機を見て、入手方法を尋ねられたことでした。その後、播磨さんが「それなら、手織機をプレゼントして、手織り機の使い方を伝えるためにバタム島にスタッフを派遣しよう!」と、カンパを呼び掛けられ、みなさんの気持ちがお金に変わり総額252,031円という大きなカンパを受取り、私が行かせていただくことになりました。滞在期間中、手織り機の使い方を熱心な先生や生徒の皆さんに伝え、最後日には、手織り機の贈呈セレモニーをしていただきました。生徒さんが、インドネシアの伝統的な舞踊や、オリジナルダンスを踊ってくれ、3日間で伝えた手織りを披露してくれました。一緒にいた期間中に先生方の間で織り機を使った新商品の開発の話も聞けたので、今後バタムの文化の中で生まれる手織りの作品が楽しみになりました。滞在中はスリさんのお宅でお世話になり、お手伝いさんや、スリさんの学校の方、病院の方々に親切にして頂き、バタムの食事や生活を満喫してました。
最後に、こういった経験が出来た事を感謝しております。今後もたんぽぽがバタムとの関わりを持っていける事を願っています。(北野)
08 ケアを言葉にするサロンVol.2
「ケアを言葉にするサロン」を5月20日に行いました。昨年に引き続き2回目の開催です。日常のケアの中で楽しかったこと、嬉しかったことを話すうちに、皆さんのケアに対する思いが尽きることなくわき出てきました。今回は参加者の一人の田村さん(福祉ホームスタッフ)に感想を聞いてみました。(小林)
年齢層や勤務年数の異なるコットンハウスのヘルパーさん7名が集まり、日頃のケアで感じたこと・面白かったこと・嬉しかったこと・実は…というような、日々のケアの現場をふと振り返り、ゆったり向き直る素敵な時間を共有させていただきました。話が進む中で印象深く残ったキーワードがありました。
「(私達がコットンハウスで)長く働き続けられるのはなぜなのだろう?」
「(ヘルパーの)専門性とはなんだろう?」
ふと立ち止まり、話をすればするほど、ケアする側とされる側という立場を越えた労いや感謝にもとづく気持ちのやりとりが日常に散らばっていること、それによってお互いが変化を受けてきたことに気づかされました。ケアに関わる人だけではなく、さまざまな職種に置きかえてみても、ふと振り返る意義のある言葉だと思いますが、皆さんにとってはどうですか?このサロンを終えて現場に戻ると、相手の話や指示をきちんと聞き、それにできるだけ誠実に応えていきたいなと自然に思え、モチベーションが上がり、なんとも新鮮な感覚でケアに取り組む事ができました。
次回は是非、地域でケアを実践されている方々の話からも学ばせていただきたいなあと感じています。(田村敦子)
今回も最後に五行歌を作りました。一部をご紹介します。
長年かけて
できる信頼関係
私にもいつかは
来るかな
五月晴れ
(川村佑子さん作)
次回のサロンは7月に行う予定です。たんぽぽの家の方に限らず、いろんな方に気軽に参加していただけたらと思っています。興味のある方は是非、森口(財団)・内山(支援センター)・小林(コットンハウス)までお声かけください。
09 今月の楽食だより アスペルガー症候群について理解を深めよう!
4月26日(月)、NPO法人かかしの家理事長の向野幾世先生をお招きして、勉強会を開催しました。アスペルガー症候群は、社会適応にとって不利にも働くが、優れた特性を有利に活かせば、大きな成功をもたらすこともできる。対人関係の不器用さやこだわりの強さが、様々な摩擦を生んだり、生きづらさの原因となったりすることもあるが、それは、強力な武器にもなる。その不利をいかにカバーし、特性を活かすことができるかが勝負の分かれ目なのである。(幻冬舎新書「アスペルガー症候群」岡田尊司著 より) 先生は、「その特性を理解するために持つ知識は必要だが、あとは、いかに特性をわかりあい、一緒に歩めるか」が大切であると言われました。一人ひとりの同じ人間として、いかに理解しあえるかが、最初の一歩なんだと今更ながら思えた貴重な時間でした。(家令)