東北ドキュメントプロジェクト レポートその1

 東日本大震災で自身も被災しながら医療や福祉などの分野で支援活動をされた方々へインタビューし、記録を残す「東北ドキュメントプロジェクト」(財団法人JKA助成)。担当スタッフが事業や取材の概要、エピソードなどをご紹介します。

「工房地球村」~山元町1日目~

山元町共同作業所「工房地球村」(宮城県亘理郡山元町)で相談支援専門員である小泉大輔さんと施設長の田口ひろみさんにインタビューさせていただきました。
山元町は宮城県の最南端にある、人口約1,600人の町です。震災当時、工房地球村は町の福祉を担う存在として様々な業務を抱えていました。施設再開に向けて動く田口さん、町の社会福祉協議会としての業務に追われる小泉さん。同じ施設の中ですが、立場の違うお二人からインタビューさせていただき、いろんな方向からの体験や考えなどを聞くことができました。

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「テラセン」~山元町2日目~

おてら災害ボランティアセンター(宮城県亘理郡山元町)、センター長の藤本さんにお話を伺いました。
始めはお一人で山元町の普門寺のお墓を直すことから手伝い、ボランティアが入ることができなかった線路より海側の立ち入り制限地域に住宅がある人々の生の声を聞き、寄り添いながらの行動をされてきました。お話を伺って、ひとつひとつの細かいところをコツコツと行なってきたこと、苦労や喜び、暖かさなどが伝わりました。お金には変えられない心のこもった活動だと感じました。

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「ささえ愛山元」~山元町2日目~

ささえ愛山元(宮城県亘理郡山元町)居宅、訪問介護、通所の介護保険事業と、宅老、移送、雑用代行の介護保険事業外の6つの事業を行っているNPO法人です。理事長の中村さん、 副理事長の佐々木さん、管理者の瀬戸さんにお話をお伺いしました。事業所自体も被災し、震災当時働いていたスタッフも被災しました。そんな中、「ささえ愛のジャージが残ったから」とそれを着てできることから活動したということ、ケアをする人の使命感、一緒に働く仲間の存在の大切さをお話をしながら実感しました。

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東北ドキュメントプロジェクト
ケアラーズジャパンにて3月配信
http://care-jp.tv/

(担当/文責:武田和恵)

 

この事業は、競輪の補助を受けて実施します。
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