ジャンル不問、障害のあるアーティストによるユニークなパフォーマンスを発掘する「S-1グランプリ」。1次予選を勝ち抜いた8組のパフォーマーがそれぞれの表現を舞台で爆発させます。新たなスターの誕生をお見逃しなく!
発表いただいたパフォーマンスには、審査員による審査を行いグランプリや審査員賞を決定するほか、観客のみなさまによるオーディエンス賞の投票も行います。
開催概要
日時:2026年1月23日(金) 13:30開場 14:00開演
会場:茨木市文化・子育て複合施設 おにクル きたしんホール(大阪府茨木市駅前三丁目9番45号)
定員:100名
事前申し込み制(お申し込みはこちら)
入場無料
※字幕と手話による情報保障を予定しています。
手話による情報保障をご希望の方はおそれいりますが、1月13日(火)までにお知らせください。
[S-1グランプリとは?]
障害とアートの相談室が取り組む、近畿圏で活動する障害のあるパフォーマーにスポットライトを当てるグランプリ企画。ジャンルや経験を問わず、既存の枠組みにとらわれないパフォーマンスを公募形式で募集し、発表することを通じ、新たなアーティストを見出すとともに、舞台芸術そのものを問い直すことを目指します。
出演者情報
一次選考を経て、ついに出場者8名が決定いたしました!自己紹介・意気込みコメントと共に、ご紹介します! *出演順(予定)
①CLOWNでん(クラウン(道化師)コメディ、クラウンの日常)

CLOWNでんちゃんです。ちょっぴりドジで、一生けんめい。恋占いなのに、なぜか自分が一番あたふた!?バルーンは小道具として使い、作品制作のバルーンアートは封印。表情と動きで、でんちゃんワールドへご招待!
テーマは『でんちゃんの恋占い』。花占いみたいに「好き?嫌い?」で恋心を占いながら、バルーンを小道具にワクワクを重ねて進む恋コメディ。くすっと笑って、きゅんとして、クラウンならではのコメディをお届けします!最後は客席も巻き込む“秘密のひとこと”で…会場をひとつにした〜い!
②KISEKI(バトントワリング)

【KISEKI】はダウン症のある社会人KIEと高校生 KOHEIのペアです。KIEは13年間バトンスクールに通い、振付を正確に覚え丁寧に演技することを大切にしています。一方KOHEIは憧れのトワラーの演技に刺激を受け、独学で技術を習得。得意なダンスを生かし、即興で自由に体を動かす表現を追求しています。長年スクールで培ったKIEの正確なバトンさばきと、ありのままの感性で自由な表現を得意とするKOHEI。個性の違う2人が織りなす唯一無二の世界をバトンとダンスを融合させた新しいスタイルで表現します。どうぞ宜しくお願い致します!!
③Kaz-You(ダンスとパーカッションの演奏)

生まれつき全盲の双子によるダンス&パーカッションユニットです。ダンサーKaz-maは、ダンスワールドカップ2025世界大会(スペイン)にて、3位入賞。パーカッショニストのYou-maは、ダンサーとの作品に数多く参加しながら、音楽バンドでも精力的にライブを開催。2人が心で紡ぐ瞬間をお楽しみください!2年連続のグランプリステージ進出、とても嬉しいです。この作品『together』は、普段は別々に暮らしている私たちが一緒に過ごす時の嬉しさ・楽しさを表現したオリジナル作品です。この一年間、私たちは様々な挑戦を続けてきました。バージョンアップした姿をお楽しみいただけるように頑張ります!
④くらもと(自作曲の弾き歌い)

ピアノやギターで自分の気持ちや感情を表現し、追求し続けています。
ジャンルは、クラシックからJ -pop、洋楽などノーボーダーです。耳で聞いた音をそのままピアノで表現します。追求しすぎて疲れてしまうこともあるけれど、僕の気持ちを一番表現してくれるのは音楽です。音楽に対する集中力と熱意が高く、こづかやまlaboratoryのスタッフから、今回のS―1グランプリを薦められました。丸1日迷いましたが、挑戦してみたいと言う思いが強く、エントリーすることにしました。
「言えばよかった」は僕のオリジナル曲です。この曲に込めた想いを感じて聞いてください。
⑤わたせとよつもと(朗読と即興演奏)

「わたせとよつもと」としては、今回のS―1グランプリが初めてのコンビ。日頃は、神戸市垂水区にある、「こづかやまlaboratory」という場所でのお昼の時間に音楽で遊んでいます。遊びの中から生まれたクセ強めの朗読と音楽、組み合わせてみるととても面白い!大好きな絵本の一つである「のろまなローラー」。その独特な節まわしは、朗読というよりも歌のように聴こえます。そして持っている本を回したり、上下に動かすなどし、踊りのようになっていきます。わたせとよつもとにしか作れない「のろまなローラー」の世界を一緒に楽しんでもらいたいです。
⑥ヤスイベント(ハーモニカ演奏)

20歳の時に交通事故で頸髄を損傷して手足が自由に動かせなくなりました。現在NPO法人ぽしぶるの当事者スタッフとして、また頸髄損傷者連絡会の役員として運営に携わりながらハーモニカの演奏活動を行い音楽イベントの参加やボランティア演奏などを行っています。音楽を通して、重度の障害があっても人生の中でいろいろ楽しめることがあるのだと知ってもらうため、一生懸命演奏します。
⑦一般社団法人暮らしランプ(即興系)

ポエトリー・ボイパ・ダンス・・・。
”息を合わせているのに、合わせていない”独特のテンポでバトンが回る変則ステージ。
ローテーションしながら、ひとつの世界を全員でつくりあげます。ジャンルが変わる瞬間の、「空気がひっくりかえる感じ」がクセになる!?本人たちも、次の一手をギリギリつかみ取るライブ感の中、メンバーならではの遊び心が垣間見えます。
⑧伊藤JURIX倉吉(JURIX WORKS)

「たんぽぽの家でおしごとしているNHK大阪放送局ラジオ深夜便・倉吉担当の伊藤です」
「手を動かせば、だいたいがんばれやすいですね」
審査員
武内美津子(バイリンガル女優、詩人、表現者)
多田淳之介(演出家、東京デスロック主宰)
塚原悠也(コンタクト・ゴンゾ、KYOTO EXPERIMENT 共同ディレクター)
常盤成紀(公益財団法人堺市文化振興財団 事業係長)
ゲストパフォーマンス
国内外で活躍する「湖南ダンスカンパニー」が滋賀からやってきます!

写真:大西暢夫(Nobuo Onishi)
湖南ダンスカンパニー
2004年創設。滋賀県の湖南圏域に在住する障害のある人とプロのダンサー、福祉施設のスタッフが、共に踊り舞台をつくるパフォーマー集団。その人の個性や習慣、ついはみ出してしまう行動を全てダンスとして肯定し、強制や矯正せずに共生する演出を信条としている。毎月2回のワークショップを「湖南音楽祭」と称して本番を積み重ね、小室等氏、坂田明氏、谷川賢作氏など日本を代表する音楽家と協働し、毎年の「糸賀一雄記念賞音楽祭」にて新作発表を行う。2017年10月「障害者の文化芸術国際交流事業2017ジャパン×ナントプロジェクト」に招聘され、初の海外公演を成功させた。これを機に、さらに総合的な舞台芸術集団を目指して「湖南ダンスカンパニー」の活動を開始。「障害者の文化芸術国際交流事業2018ジャポン×フランスプロジェクト」「おかやまインクルーシブフェスティバル」などに出演。一人一人のダンスの可能性と活動の場を広げている。
お申込み方法
フォームからお申込みいただくか、メール(artsoudan@popo.or.jp)・電話(0742-43-7055)にて「お名前、人数、電話番号」をお知らせください。複数名でご来場される場合は代表者様のお名前をお教えください。
昨年度の様子
ダイジェスト映像や各出演者の動画をご覧いただけます。
https://performingartsnohiroba.tanpoponoye.org/page001.html
会場までのアクセス
[電車でお越しの場合]
JR茨木駅・阪急茨木市駅からいずれも徒歩約10分
[バスでお越しの場合]
阪急・京阪・近鉄バス「茨木市役所前」バス停下車すぐ
[駐車場について]
おにクルにお客様用駐車場はありません。お車でご来場の際は、中央公園駐車場及び市役所駐車場などをご利用ください。
※市役所駐車場は混雑するため、中央公園駐車場のご利用をおすすめしています。
[駐駐輪場について]
自転車・バイクでご来場の方は、おにクルの駐輪場(無料)をご利用ください。
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主催:一般財団法人たんぽぽの家「障害とアートの相談室」
本事業は厚生労働省「令和7年度障害者芸術文化活動普及支援事業」の一環として実施します。
[お問い合わせ先]
一般財団法人たんぽぽの家
〒630-8044 奈良県奈良市六条西3-25-4
電話 0742-43-7055 / ファックス 0742-49-5501 / メール artsoudan@popo.or.jp





