【参加者募集】Art for Well-being 伴走型実践プログラム(活動助成あり)

「Art for Well-beingプロジェクト」は、病気や事故、加齢や障害の重度化など、心身がどのような状態に変化したとしても、創作や表現など文化芸術活動を生涯にわたり可能にする社会づくりをめざしています。

本プロジェクトでは、障害福祉等の現場と〈技術者〉* が協働し、新たな表現活動(表現×ケア×テクノロジー)の実践事例を創出するための公募・伴走支援プログラムを実施します。

この度は、本プログラムに参加する〈技術者〉を募集します。

*〈技術者〉
本プログラムでは、テクノロジーを自在に解釈し自由に使いこなすアーティスト・デザイナー・エンジニアなどを指します。一般的な技術者の定義をひろげるために意図的に使用しています。


募集説明会

募集説明会をオンライン(Zoom)で開催します。
●ご参加のときは氏名や顔出しは不要です。名前変更、カメラオフしてご参加ください。
●ご質問はマイク音声またはチャットにて承ります。
●説明会の内容は録画して、アーカイブ配信します。
●事前にご質問いただきましたら、内容を確認のうえ説明会に反映させていただきます。
●説明会当日に参加できない方からのご質問も歓迎しております。
事前質問フォーム:https://forms.gle/STAcUvHdHxuvjUQx7

第1回 5月13日(火)17:00〜18:00
https://us06web.zoom.us/j/89372013122?pwd=x6qF6hKoXaan8ENvz6b7nYZ7QYRTul.1
ミーティング ID: 893 7201 3122
パスコード: 227623

第2回 5月15日(木)14:00〜15:00
https://us06web.zoom.us/j/81841489179?pwd=6oflOapzlHxUdE6sE9WGb8DgJLascR.1
ミーティング ID: 818 4148 9179
パスコード: 844670


募集内容

こんな方を募集します!

■障害福祉等の現場と表現×ケア×テクノロジーの実践に取り組みたい人や団体
■アート、デザイン、エンジニアリング等のスキルを福祉の現場で活かしたい人や団体
■これまでに障害福祉等の現場に関わった経験の有無は問いません

(例)表現×ケア×テクノロジーの取り組み


募集期間
2025年4月30日(水)〜 6月15日(日)17時まで


実践プログラム期間
2025年8月上旬〜2026年2月下旬


採択件数
2件


プログラムにおける〈技術者〉の役割

1)表現×ケア×テクノロジーの実践事例づくり
実践プログラム期間にわたり、障害福祉等の現場と協働して、表現×ケア×テクノロジーの事例をつくる

2)実践の記録、発信、共有
実践プログラムを通して考えられた課題や可能性などを記録、発信、発信する。

3)成果報告
2026年1月〜2月に成果報告会にて活動の成果を発表する(1回は活動拠点のある地域、1回は関西地域)。


伴走支援
一般財団法人たんぽぽの家事務局と本プログラムの全体監修を行う小林茂さん(情報科学芸術大学院大学 [IAMAS] 教授)が実施に伴走しサポートします。

①協働先の調整:応募者の活動地域における障害福祉等の現場およびコーディネーター*とのマッチングを事務局が行います。
②定期的なミーティング:コーディネーターとの定期的なミーティングを相談のうえ設定して、活動の進捗確認や相談などサポートを行います。
③専門家からのアドバイス:第一線で活動するアドバイザーから、実践に関する助言や意見交換の機会を提供します。

*コーディネーター:障害福祉等の現場と応募者の間をつなぎ、活動の立ち会いを行う人


アドバイザー(五十音順)
緒方 壽人(デザインエンジニア、Takramディレクター)
筧 康明(インタラクティブメディア研究者/アーティスト、東京大学大学院 教授)
徳井 直生(アーティスト、株式会社Neutone 代表取締役)


■活動費の助成
実践活動に必要な以下の費用を助成します。

制作活動費: 45万円(材料費、開発費、旅費交通費など)

※障害福祉等の現場と協議のうえ計画を作成していただきます
※報告会への旅費交通費は別途支給します


■スケジュール(予定)
6月15日(日)17:00:募集締切
 ↓ 
7月上旬:選考会を実施し、応募者の中から2件を選定
 ↓
7月中:応募者の活動地域で、障害福祉の現場およびコーディネーターを調整
 ↓
8月上旬:キックオフミーティング(オンラインまたは対面)
 ↓
8月下旬〜2025年1月:実践期間(障害福祉の現場との連携頻度は任意)
 ↓
2025年1月下旬:報告会①(実践した都道府県内)
 ↓
2025年2月下旬:報告会②(京都または奈良)


■選考基準
以下の点を総合的に考慮し、選考を行います。
・テクノロジーを活用したこれまでの活動実績(取り組みや作品など)
・障害福祉の現場との協働に関心を持った理由
・障害福祉の現場と取り組んでみたい具体的なアイデア(現時点での構想で構いません)

■選考委員
アドバイザー 緒方壽人、筧康明、徳井直生
プログラム全体監修 小林茂
一般財団法人たんぽぽの家 事務局

緒方 壽人
デザインエンジニア、Takramディレクター

デザイン、エンジニアリング、アート、サイエンスまで幅広く領域横断的な活動を行うデザインエンジニア。東京大学工学部卒業後、国際情報科学芸術アカデミー(IAMAS)、LEADING EDGE DESIGNを経て、ディレクターとしてTakramに参加。主なプロジェクトとして、「HAKUTO」 月面探査ローバーの意匠コンセプト立案とスタイリングなど。著書『コンヴィヴィアル・テクノロジー 人間とテクノロジーが共に生きる社会へ』。

筧 康明
インタラクティブメディア研究者/アーティスト、東京大学大学院 教授
*オンライン登壇*

1979年京都生まれ。博士(学際情報学)。2007年に東京大学大学院にて博士号取得後、慶應義塾大学、MITメディアラボ等での活動を経て、現在は東京大学大学院情報学環教授を務める。物理素材の特性や質感を起点に五感を通じて体感・操作できるフィジカルインタフェース研究や作品制作、インタラクションデザインに取り組む。その成果は、CHI、UIST等の国際会議、Ars Electronica、文化庁メディア芸術祭等のアートフェスティバルや展覧会など分野を超えて発表され、受賞も多数。主な共著に「触楽入門」(朝日出版社、2016年)、「デジタルファブリケーションとメディア」(コロナ社、2024年)。

徳井 直生
アーティスト、株式会社Neutone 代表取締役

AIを用いた人間の創造性の拡張を研究と作品制作の両面から模索。アーティスト、デザイナー、AI研究者/エンジニアなどから構成されるコレクティブ、Qosmo(コズモ)を率いて作品制作や技術開発に取り組むほか、23年7月設立のNeutone(ニュートーン)では、AIを用いた新しい「楽器」の開発を手がける。著書『創るためのAI — 機械と創造性のはてしない物語』。

(司会進行)
小林 茂
情報科学芸術大学院大学[IAMAS] 教授

オープンソースハードウェアやデジタルファブリケーションを活用し、多様なスキル、視点、経験を持つ人々が協働でイノベーションに挑戦するための手法や、その過程で生まれる知的財産を扱うのに適切なルールを探求。著書に『Prototyping Lab第2版』『アイデアスケッチ』など。岐阜県大垣市において2010年より隔年で開催しているメイカームーブメントの祭典「Ogaki Mini Maker Faire」では総合ディレクターを担当。


■成果物の権利について
・本プログラムを通じて〈技術者〉が制作した作品、開発したアプリケーションなどの成果物の著作権は、予め主催者(文化庁及び一般財団法人たんぽぽの家)の承認を受けた場合、〈技術者〉に帰属します。
・ただし、本プログラムの広報や報告、展示などにおいて、作品やアプリケーション、記録物(写真・動画など)を主催者(一般財団法人たんぽぽの家)が使用させていただく場合があります。
・そのほかの権利については実践プログラム期間中に協議のうえ決定する。

応募方法

応募フォームにアクセスのうえご応募ください。
https://forms.gle/sVZu9RqfJMmL2AQz8

■個人情報の取扱い
応募フォームに記載された個人情報は、一般財団法人たんぽぽの家の個人情報の保護に関する規定に則り適正に管理いたします。ただし、選考のためアドバイザー・プログラム全体監修者や外部有識者に提供することがあります。また、採択者の活動や一般財団法人たんぽぽの家のプログラムに関するお知らせなどをお送りする場合があります。

お問い合わせ

■主催
文化庁/一般財団法人たんぽぽの家
文化庁委託事業「令和7年度障害者等による文化芸術活動推進事業」

■お問い合わせ先
一般財団法人たんぽぽの家
Art for Well-beingプロジェクト 事務局
〒630-8044 奈良県奈良市六条西3ー25−4
TEL. 0742-43-7055 FAX. 0742-49-5501
MAIL art-wellbeing@popo.or.jp
WEB https://art-well-being.site/